2000-08-05(土)
■ Namazu、rbnamazu
さて、Namazuを入れた上にメールのインデックスまで作ったのに、ぜんぜん使っていなかったので、これをブラウザから参照できるようにします。しかしPCの熱で暑い。とっとと済まそう。
Namazuにはnamazu.cgi
というCGIがついてくるからそれを使えばいいんだけど、Ruby派ならrbnamazuを使うのがスジというものであろう。これなら自分でいろいろ改造できるからな。現時点での最新版は0.3。rbnamazu.rd.jaが日本語ドキュメントなので、読みながら設定をする。ライブラリは/usr/lib/ruby/site_ruby
に、CGIは/home/httpd/cgi-bin/mail
に入れた。
.namazurc
ってのがなかったけど、これはNamazuの設定ファイルだということが判明したので、/etc/namazu/namazurc
をコピーして書き換えることで事なきを得る。書き換えたのは、Index
とReplace
、Lang
の部分。Index
には、Namazuのインデックスを作ったディレクトリを、Replace
には発見したドキュメントのパスをHTTP経由で読み出させるための書き換え指定。今はApacheの設定を見直すのも面倒だし、いずれメールヘッダを整理したするCGIを作るつもりなので、http://〜
のかわりにfile:/〜
を使うように設定。
でもって、ブラウザからhttp://spc15/cgi-bin/mail/namazu.rb
を開くと……エラー。あうあう。Apacheのerror_logを見てみると、CGIのパラメタにquery
ってのがないかららしい。いきなり検索キーワードを指定しなきゃいけないってか? それじゃあ、ってんでhttp://spc15/cgi-bin/mail/namazu.rb?query=sample
を実行してみたら、OK。いやー、動いた動いた。暑いから今日はここまで(をい)
。
2001-08-05(日) 812歩
■ 2000円
下界は暑いから箱根に涼みに行こう、という予定でいたのに、下界も涼しいというのはどういうこっちゃ。でも行ったけど。やっぱ、仙石原の泉質が一番好みだな。
という話はさておき、高速の料金所で生まれて初めて2000円札をもらっちゃって、もー、ヒデキカンゲキ(誰がヒデキだ)。いやぁ、人のを見せてもらったことは何度かあるんだけど、自分が直接受けとったのは発行以来ほんとうに初めて。
これでもう思い残すところはないので、発行を打ちきってもいいです(笑) >造幣局 あっても使いづらいだけだしさ。
■ ruby-dev
で、帰ってきてメールを読み始めたらruby-devが爆発していて、それを読むだけで気力が尽きた。GUIをVMに突っ込むという発想が理解でけん。完全にレベルの違う話を混ぜてるよな。
2002-08-05(月) 7552歩
■ 停電
出社したら、夕べ、雷の影響で停電があったらしいということで、個人用Kondara鯖が落ちていた。何ごともなく復帰していたみたいだけど、コイツはext2だから怖いなぁ。なにしろSushiベースのAyakaだし。
アップデートしたいんだけど、こういう状況だと入れるディストロがないという……うぅむ。
■ tDiary: HEAD
テキスト保存形式の性能向上をはかる。parserの構文木(でもなんでもいいけど)をキャッシュ可能なインタフェースを追加。さらにデータの変更フラグを日記・ツッコミ・リンク元で別々に。
ベンチマークはしてないけど、かなり速くなった。キャッシュにヒットすれば体感的には従来と変わらないし、保存が必要な状況でもそんなに待たされなくなった感じ。これなら使えるかな……。
しかし、キャッシュが二段階、本文・ツッコミ・リンク元はぜんぶ別々のフォーマットで保存できる……という、このぐちゃぐちゃになりつつあるAPIを整備しないと、じきに誰にも理解できなくなってしまう(笑)。←自分を含む
2003-08-05(火)
■ 暑い!
つーか、蒸し暑いのなんの。今日は涼しくなるんじゃなかったんかい。
出社してきたflipperが、エアコンが壊れたと言って死んでいた。去年買ったものだというので、思わず「SONY製か?」と聞いてしまったよ(SONYのエアコンなどない)。
◆ たけうち [たださんもSONY嫌いですか。確かきたさんもですよね。じゃ、LLでVAIO U3を使うのはダメですか、やはり(笑)]
◆ ただただし [もし、1年たっても壊れなければ、それは「良いSONY」ですよ]
◆ suzune [ぢゃ、私の買ったものはすべて「良いSONY」だったってことだすね(笑)]
◆ smbd [長年壊れなければ良いSONY 保証期間内に壊れればマシなSONY 保証期間ちょい過ぎに壊れたらいつも通り(ダメダメ)..]
◆ flipper [修理は週末・・・雪枕@類似品で急場を凌いどります(^^; ビーバーはやめて、松下だかの酸素エアコンにちょっと惹かれ始..]
◆ えぐぞせ [4年経っても壊れなかったVHSビデオデッキ、「良いSONY」だったのか「betaではなかった」からなのか、未だに判断..]
2004-08-05(木)
2005-08-05(金)
■ 日本版iTunes Music Store(2)
で、ゆうべ帰宅してからイロイロと物色してみたわけだ。100万曲並べられて「さぁ、買っていいよ!」って言われると、かえって何買っていいのかわからなくなるなぁ。チョイ古めの懐かしいアルバムが2000円だったのを、念のためAmazonで調べたら1500円だったりして、いろいろ危険な面もある。
曲単位で買うってことは、何が欲しいのか具体的なイメージがないといけないってことなんだ。じゃあってんで、ちょうどTVで「電車男」のドラマがかかってたので「あのオープニングいいよね」と思い、「Electric Light Orchestra」を探したら(「ELO」では検索できず)、アルバム2枚出てきたけど肝心の「Twilight」は入ってなかった。おいおい、旬を逃してるぞ! >Apple
けっきょく、スチールドラムの曲をてきとーに4曲ほど見繕って買ってみた。600円。まぁ、ご祝儀だな。購入操作自体は簡単。何のトラブルもなかった。
iTMSを話題にしているウェブログを読んでいると、洋楽好きは「洋楽がぜんぜんない!」と嘆いているし、邦楽好きは「150円の90%って洋楽のことじゃないの」なんてこぼしている。おれたちの世代が懐古趣味に走りそうな80年代の歌謡曲もあんまりないし、こうしてみると、100万曲じゃぜんぜん足りないということがわかる。つまり、ロングテールを取り込もうと思ったら、もう一桁上に行かないとダメなんだ。ということは、iTMSよりさらに一桁少ない他の国内サービスなんて、てんでお話にならないわけで、SMEはとっとと軍門に下ってください。おれに久保田早紀を買わせろ。
あ、そうそう。ゆうべIRCで「iTMSにもアフィリエイトがあればいいのに」「そうだねー」的な話をしていたんだけど、あるそうだ。実体はLinkShareだが。試しに「tDiary.Net」で登録してみた。Google AdSenseやAmazonと同様、運営費の足しにできるといいな。登録されたらプラグインを書かなきゃ。
追記
上のアフィリエイトのリンク、いまクリックしてもiPod+iTunesのページの飛ばされるだけになっている。実は、LinkShareのアカウントを取った後、iTMSに申し込もうとしたのに見当たらなくて、Appleの問合せ先にメールしてみたのだが:
iTunes アフィリエイトプログラムは近日中に開始予定となっておりますが具体的な日程につきましてはまだ公表しておりません。
だってさ! Appleにしては珍しく勇み足? すでにあちこちで報道されちゃってるのにねー。
■ ソーシャルブックマークサービスが落ちているとクリップする気も起きなくなる
1470.netが死んでる。代替サーバを立てたようだけど、まだこっちからは見えないなぁ。
そんな状態で自分の行動を振り返ってみたのだが、サービスが利用できないと、クリップするモチベーションも下がってしまうのがわかって面白い。普段はそのページをクリップすることが将来役に立つかどうかなんて考えもせず、ほとんど条件反射でBookmarkletを実行しているんだが、それができないとなると、ちょっと"吟味"しちゃうんだな。Sleipnirのタブに残しておいて、あとでまとめてクリップすればいいだけなのに、「いや、これはクリップするまでもないだろう」とか考えて、タブを閉じてしまうのだ。
そんなふうに消えてしまったページが、今朝だけで数ページ。もう二度と会うことはないと思うとちょっと寂しい(笑)。
追記
昼過ぎに使えるようになった。ちょっとインタフェースが変わってる? ページ末尾にGoogle AdSenseなんてなかったし、キーワード自動抽出がボタンを押さないと動かないようになってる。旧バージョン?
■ 増える! デスクトップ
うちのWindows XPのExplorer、変なんだよね。左側のツリービューが、ときどきこんな風に「デスクトップ」が増殖するのである。ぜんぶ同じ内容ならいいんだけど、本物はひとつだけという、まさしく分身の術状態なのがやっかい。ちなみに、一番下のが本物。アイコンでしか見分けられない。
2007-08-05(日)
■ ページ送り式以外のプレゼン
昨日のLL魂の「きみならどう書く」で、「全員OHP時代から変わらぬページ送り方式からはみ出ることがなくて残念」とか偉そうなコメントをしたわけだが*1、その後「LTは最前列で見たいな」と思ってRubyistたちが固まってるエリアに移動したら、akrさんやartonさんたちが「ページ送り式でないプレゼン」の可能性について真面目に議論していてずっこけた。みなさんスルー力なさすぎて大好きです。
で、そのときの話を含めた、現時点での自分なりのまとめ。
時間をいじる
まず前提として、発表者がストーリーをコントロールできなきゃプレゼンにならないのだから、リニアな時間軸を設定しないといけない、だからページ送り形式が最適……という考え方がある。これはかなり真理に近いとは思うけど、ここで思考停止しちゃったら負けだよな。たとえば、店舗の商品展示は一種のプレゼンだけど、客は自分の好きな順序・テンポで商品を見る。そんなプレゼンがあってもいい。オーディエンスが全員同じ時間を共有しなくてもいい。
その他のアイデアとしては、(ユニバーサルスタジオにあるような)多数決でシナリオが変わるプレゼンなど。平林さんが『理系のためのプレゼンのアイディア』で、オーディエンスに質問をしてその回答に応じて内容を変えるプレゼンのアイデアを披露していたけど(パワポのマルチディスプレイサポート機能の応用)、プレゼンツールがマルチエンディングをサポートしてもいいよね。
表現をいじる
今回の発表者のひとりkeisukenさんの「3Dプレゼン」はまだ3Dオブジェクトを発表者がぐりぐり回す程度だったけど、それだったらVRMLあたりが登場した当時からいろいろトライされている。どうせなら発表者もアバターになって、ぜんぶ3D世界の中で完結したプレゼンをして欲しい。いわば3D版「山野ゆき菜メソッド」*2。常々、従来型のプレゼンの、説明用のプレゼンソフトからデモ画面への切り替えが興ざめだと思っているんだけど、説明もデモも同じ世界でシームレスに連続してたらカッコイイと思う。
その他、視覚と聴覚しか使わないのはもったいないので、もっと五感を刺激する(Ex.劇場でチョコの匂いを流した『チャーリーとチョコレート工場』)。逆に聴覚のみで表現してもよし(サウンドノベル方式)。
上に書いたような話はたぶん誰かが考えている or 実行済みかも知れない(その可能性が高い)。LL魂でデモられていたチャットクライアント組み込みのアイデアも、すでにニコニコプレゼンという形でだいぶ前にあったものだし。
いずれにせよ、「プレゼンツールを作れ」と言われて、従来の紙芝居方式のことしか考えないとしたら、それはとても寂しいことだと思うのだよね。
参考
- LL魂(10)(L'eclat des jours)
- LL魂(LLSpirit)に行ってきましたよ(sshi.Continual)
2008-08-05(火)
■ イーモバイル導入
いまさらイーモバ導入記事なんて誰の役にも立たないので、単なる買い物備忘録。ところで、「イーモバイル」のネット上の符丁は「芋」なんだって。おじさん、ついていけないよ……。
バイクのローンが終わって、定期的な支出にも少し余裕ができたので、イーモバイル(EMOBILE)のD02HWを契約。どーせ毎月フルに使い切るのはわかりきってるので、「データプランしん2ねん」で。購入は昨日。前日にDTIが少し安いプランを出したようだけど、たいして違わないから気にしない方向で。
USBにつっこむだけでディスクドライブとして認識されて、ドライバやらユーティリティがインストールされちゃうというのはなかなかユーザフレンドリーでよいと思った。本体だけ持ち歩けば行く先々でいろいろできるってことか。どうせならもう数MB余裕持たせて、常用ツールも入れて置けるようにしてくれればいいのに。
スピードはまぁまぁ。ニコ動するにはちょっと遅い?*1 (つないだPCの)バッテリの減りはさすがに早い。つなぎっぱなしで3Hくらいになっちゃうかも。まぁ、このR3もそろそろバッテリがへたってきているので、そろそろ交換しないといけないんだけど。
*1 Wassrで「イーモバ契約した!」って書いたら「これでどこでもニコニコできますね」的なレスがどかどか来て吹いた。お前らおれをなんだと思ってるんだ!
■ 外付けハードディスク購入
買い物備忘録その2。内蔵ディスクが90%以上埋まってしまったので外付けHDDを。据え置き用に外付けHDDを買うなんて、PC-9801VX2を使っていたころ以来だよ(いつの時代だ)。AT互換機になった時には、今後はずっとディスクは内蔵させるもんだと信じていたんだがなぁ。
- ちまちましていても仕方がないので1TBは欲しい
- でもバックアップが面倒だからRAID1で使う(つまり2TB必要)
- 家のインフラがCAT5なのでNASは性能が出ないから、USBで
- うるさいのイヤだからファンレス希望
ということで、IOデータのHDC2-U2.0にした。エアフローも考えてあるし、放熱に有利な金属筐体だ(触るとアチチだけど)。
マニュアルにしたがってRAID0(デフォルト)→RAID1に変え、フォーマット*1。ドライブは割り当てず、C:\Users\shoの下に「media」というディレクトリとしてマウントした。
とにかくディスクを圧迫しているvideoやimageフォルダ(My Pictureなどの例のお仕着せフォルダをrenameしたもの)の中身を移動する。このとき、移動元のフォルダのプロパティから「移動」を選ぶと、元のパスがシンボリックリンクっぽく残るので、この手のフォルダを利用するツールの設定をいじらずに済む……というのを知っておくと便利です。
結果、Cドライブに50%くらいの空きを作れた。あとはaudioフォルダも移動すればもっと空くだろう。いやー、危機一髪だった。
https://www.amazon.co.jp/dp/B001AG5OAE
*1 Vistaのディスクユーティリティの場所を探すのに小一時間……
2009-08-05(水)
■ 今ごろ日蝕の話
先日の皆既日蝕は、どうせ雨だとわかっていたのでたいした準備もせず、帰宅してからYouTubeでNHKが流した映像を見た程度だったんだけど、夕べ配信された惑星協会のメルマガの方でうっかり(?)感動してしまったよ。ちょっと引用:
そのうち、その見えない月は38万kmの彼方にあるのだという気持ちがムクムクと頭を擡げてきて、じっとそれが存在しているはずの位置に目を凝らしているのでした。私の両眼と月との間にある距離に比べて、あの太陽を「食べている」月は何と小さいのだろう。直径わずか3500 km。底面直径の100倍以上の高さを持つ、実に細長い円錐の影が、あの位置からこちらに向かって、今の瞬間に伸びてきている。しかもその影をつくりだしているもとの光は、1億5000万kmも向こうにある。この円錐現象の巨大なスケールを頭で描きながら、その細く長大な宇宙の円錐の先端に自分がいる――私は茫然とした気分で立ち尽くしていました。
おなじみ的川泰宣さんのエッセイ。無機質な数字を並べ立てた上で、それでもちゃんと感動できる。これが科学的態度ってもんだよなぁぁ。ほんと、的川さんはいいもの書くわ。
ところで、日蝕といえば的川さんと同じく小笠原沖で観測してきた(ふ)さんのレポートが充実していて素晴らしいのだけれども、中でもパラボラマニア的に重要なのが国立天文台VERA小笠原局のくだりである。おいそれと行けない小笠原の、20m電波望遠鏡の貴重な動く映像! しかもけっこう速いんだこれが!
◆ (ふ) [次また行く機会があるかどうか、怪しいです>VERA小笠原局]
2010-08-05(木)
■ ドーラ、グスタフのお下がりオモチャで大興奮
だいぶ前、グスタフにペットショップで買った猫のオモチャを与えたことがある。棒の先に毛糸のボールがついていて、そこからフェルトの紐が3本伸びていて、その先端にさらに毛糸のボールがついている。おまけに棒の先端に衝撃を与えると3種類の鳥の声がするという、なかなか高機能で高価なオモチャだったんだけど、グスタフの反応は期待したほどでなく、目を離した隙にフェルトの紐を食いちぎられてあっという間にご臨終とあいなったのだった(相変わらずのウール好き)。
そんなわけで、もう高いオモチャは買わない、自家製の単純なオモチャで遊ぶがいいさと、一昨日の写真にあるような荷造り用のビニール紐を丸めたもので「とってこい」をする程度だったのだが。
ひょんなことからあの壊れたオモチャを発掘したのでドーラに与えてみたら、かつてないほどに眼の色を変えて飛びついてくるではないか。それどころか、「ふーぐるるる」みたいな奇声まで発して大興奮。あらら、なんだか子猫のくせにクールで、オモチャ遊びにもあんまり興味ないのかと思っていたけど、案外こういうのが好きだったのか。おまけにお兄ちゃんのお下がり(しかも壊れてる)でも気にせず遊んでくれるなんて、なんていい猫なんだ!
猫ごとに個性があって面白いですな。ドーラには何か、新しいオモチャを買ってやらねばなー。
追記
夜に15分ほど中継をしたのではっておく。
2011-08-05(金)
■ ひさびさに自分のプレゼンを聴いた
社内向けに不定期にWebアクセス解析のセミナー講師をしているのだけど、先日のセミナーもようを参加者が録音していて、それが(社内で)公開されてしまったものだから、せっかくなので時間をみつけて聴き返した。なにしろ延々3時間しゃべりっぱなしのセミナーなので、全部聴き返すのもひと苦労だ。
最近はカンファレンスなどで発表することも少ないので*1、あとで自分のしゃべりを聴く機会はずいぶん減ってしまい、こういうのは貴重だ。とか思ってるなら自分で録音すればいいものだが、まぁそういうのはようするに面倒くさいのである。手軽な録音・録画機材を持ってる人は、空気読まずにどんどん記録して公開し、講演者にフィードバックしてあげると良いと思います。まぁ最近は公開カンファレンスならふつーにUstがあるけどな。
で、一番「おおー」と思ったのは、「えー」とか「あー」とか言葉にならない「つなぎ」がずいぶん少ないこと。以前聴いた講演ではもっと(見苦しいくらいに)入っていたので、これは進歩であろう。というか、これは何度も同じセミナーをやっているために練習効果が出ていると解釈すべきだな。シナリオが全部頭に入っていれば、つっかえたり考え込んだりせずにスラスラと喋れるのである。練習はホント大切だ*2。
一方、1時間をくらい過ぎたあたりから、咳払いが頻繁に入る。喉が弱いのだなぁ。これはどう鍛えればいいのやら。もっともこれはまぁ、そもそも3時間ものあいだ講師がしゃべりっぱなしというスタイル自体に問題があるので、それはまた別途検討しなおさなくては。
あと、文脈の違う話を唐突に間髪を入れずに挟む癖がある。文章ならカッコ書きなどで「印」を入れられるからいいが、しゃべりでこれをやられると混乱のもとだなぁ。ちゃんと間を入れるなり、切り替えの合図をするように意識しないと。
なお、肝心の「セミナーが受講者にとって有用だったか」どうかは録音を聴き返してもわからないので、これはまた別の評価が必要である。言うまでもなく。
■ 新世界より(上) (講談社文庫)(貴志 祐介)
各賞総なめ的な傑作だったはずなんだけど、ちょうどSFから離れていた時期だったせいか読むチャンスがなく、ふと入ったBookOffで文庫が揃っていたので買ってみたのだった。あーもう、断裁料がバカにならないから、ちょっと古めの文庫は全部BookOffでいいなぁ。新品買って欲しかったらとっとと電子書籍化してねってことで、出版社のみなさんはがんばってください。紙の古本と電子版があったら、たとえ高くても電子版を買うからさ。
さて本題。
今から千年後、極端に人口が減少した、なぜか念動力が使えるようになっている人類。茨城あたりにある日本人コミュニティを舞台にした、ミステリーあり、伝奇あり、冒険ありの本格SF。たしかにこりゃ傑作だ、分厚い三冊を一気に読んでしまった。
科学力が低下しているせいもあって念動力には論理的な説明がつかないのだけれど、たった千年で異様に変貌した生物相とか、人類社会の変化にはそれっぽい理屈がつけられていて、ちゃんと現在の延長線上にある未来という体裁が整っているのがすごい。登場する新種の生物たちがまた魅力的で、ちょっと「地球の長い午後」っぽいなー、と思っていたら、解説でネーミングに関してインスピレーションを得ているという話が出ていた。なるほど。
人類そのものをネタにした本格SFはざっくり二種類に分類できて、それは「どんなに環境が変わっても人間は変わらないよ派」と「人間はここまで変貌できるかも知れないぜ派」なんだけど、後者は非常に希少なので本書はもちろん前者なのだけれど、それゆえに登場人物に感情移入できてSFに馴染みのない人にも読みやすい(かも)。
2013-08-05(月)
■ Black Hat USA 2013 & DEF CON 21に行った(7)
続き。あいかわらずこの日記は10日ビハインドで進んでおります。
アメリカ最終日。あとはもう、飛行機に乗るだけである。この、ウォシュレットもないようなトイレ後進国ともやっとおさらばだぜー!! と考えたら寝付けなくなってしまい……いや寝付けなかったのは本当だけどトイレ関係ない……まぁいまから日本時間に合わせて活動しておけば時差ボケにも対応しやすいか。
というわけでほとんど寝ないで朝を迎える。6時すぎに自宅にハングアウトしたあと「TVからチェックアウトできるよ」という案内を信じて操作するもダメだったので、少し早めに出て対面チェックアウト。空港へのシャトルバスが向かいのフラミンゴホテルから出ていると聞いたので、Caesarsから道を渡ろうとするも、なんと歩道橋が閉鎖中。警備していた警官に道を聞いたらこれが嘘っぱちで(まさか警官が嘘の道を教えるというのが信じられない日本人)、ぐるぐる回ってようやく到達。この一週間で一番汗かいた。
朝食抜きだったので空港で「Rubyistならここでしょう」ということでRUBY'S DINERに入って(ただし同僚はPythonista)、フレンチトーストを頼む。思いのほか甘くなくておいしかった。
行きと違って帰りはLA経由だが、ターミナル間の移動でいったん外に出てシャトルバスを捕まえなきゃいけないわ、そもそも国際線のターミナルに人名がついててしかもそれが四文字に短縮表記されたりする不親切さで、いっしょになった上野(宣)さんらとウロウロ。なんとかたどりついたANAの搭乗口付近には土産を買う店もないという。とほほ。サンフランシスコの方が何倍も楽だなぁ。
帰国便はとうぜん日付変更線を越えるので到着は翌日(8/6)だけど、このまま続けよう。けっきょく機内でも寝ることはなく、本1冊、映画2本を見て無事到着。成田でリムジンバスに乗るために外に出ただけで蒸し暑さに死んだ。たぶんしばらくはアメリカのカラッとした気候を懐かしく思うことだろう。
20時ごろ帰宅して、休むまもなくグスタフの散歩。そういえば帰還兵を迎える感動的な犬の動画が話題になって、その後猫版のパロディも作られたけど、うちの猫たちは中間くらい。犬ほどの大歓迎ではないけど普段の倍くらい歓迎してくれたよ。
2014-08-05(火)
■ ディアボロ・ジンジャー復刻!! ……だけど?
一昨日、ディアボロ・ジンジャーが復活するという話を聞いてテンション上がったのだけど、Amazonで画像を確認したらなんか違う。以前のディアボロ・ジンジャーは410mlだったのが、今回出てきたのは500ml。100ml近く増量している。もちろん(消費税分を除けば)お値段据え置きなので「薄まってんじゃないの?」という疑惑が。
などと飲む前から腐していてもしょうがないので、発売日の今日、ちゃんと買ってきて飲んだ。
すぐには違いがわからん、というくらいには元の味に近いけど、やっぱ「キクーっ」というあの刺激はないような。そもそもあの刺激では500mlも飲めないはずで、だったらやっぱりジンジャー成分を抑えてしまったのだろうか。ちょっと物足りない気がする。人工甘味料に頼らない味付けは良いんだけど……。
とはいえ明確に「味が違う!」と断言できるほどの舌は持ってないのでね。もしかすると中身はなにも変えずに企業努力だけで増量したのかも知れない。見た目の印象って大事だなぁ。まぁ、ウィルキンソンのペットボトルは最近さっぱり見かけなくなっちゃったし、ジンジャーエールは暑い夏にはぴったりの飲み物なのでちょくちょく買うとは思うけど、以前のように毎日欠かさずって気分ではない。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00M2QNVIS
ちなみに以前のはこっち(↓)。もちろん今は買えない:
キリン 世界のキッチンからディアポロ・ジンジャー 410mlペットボトル×24本
キリンビバレッジ
(no price)
◆ にじむ [たださんの情報で、わたしもさきほど買ってきました。味も忘れるほど待ちくたびれたのでよくわからないけれども、パンチが薄..]
◆ ただただし [観測範囲ではやっぱり生姜風味が薄まったという言ってる人が多い感じ。500mlでお得感を出しつつ、マニアでない一般層で..]
◆ にじむ [マニア側ですか……。まあ、出てこない商品を何年も待っている時点で、そうですよね……。]
◆ y [ジンジャーエールは、友桝(ともます)飲料の「n.e.o プレミアムジンジャーエール」というのがお勧めです。 量は95..]
◆ ただただし [単に「美味しいジンジャーエール」を求めているわけじゃないんですよ。「コンビニで手軽に買えていつでも飲める美味しいジン..]
2018-08-05(日)
■ 「765PRO Producer Meeting 2018 What is TOP!!!!!!!!!!!!!?」DAY2へ行ってきた
今日も幕張だけどLVでごんす。暑いので現地には行かずにすぐ映画館入り。なにしに幕張まで行ったのか。
昨日の日記には書かなかったメモ。
事前アンケートをベースにしたトークパートは、初日はキャストのみ、今日はアイマスおじさん3名を加えて、司会進行バネPで。今回いちばん変わったのはみんなでちゃんとバネPをフォローしようという姿勢があったことw つーか去年がハードモードすぎたんだよなぁ(笑)。そんなわけで、カジュアルながら抑制の効いた良いトークになってた。あと意識されてたのが、新たに流入してくる若いPたちに向けて歴史をはしょらずに説明していたことかな。大事ですね。ライブやイベントの振り返りが主だったけど、あまり昔のことはおれもよく知らんし、ためになった*1。あと今日の着替えタイムに壇上にあげられた開発チームの面々も良かったね、とくにステージ上まであがってみたあたり。そういう経験が良いゲームに反映されていくのだ。
続く朗読劇パートも、昨年からずいぶん改善されていて、「アイドルたちによる企画会議」という構成は同じながら、グループ分けが2つになってすっきりしたし、アドリブパートも最初の1人は台本どおり、その後にランダムにパスを出すスタイル。驚いたのが2日間でにごちゃんに2回もアドリブが振られたことだ。というか誰もがアドリブをこなせるような調整が入ったってことだよなぁ。よく工夫されてる(謎のP目線)。それでもあさぽんの芸はダントツに光っているわけだが。
今日の2組目が百合芝居だったのだけどこれが見もので。「たかちは」「ひびまこ」の二次創作逆輸入に加えて「りつはる」、さらには「ひびまこを見てしまった雪歩」という意図せぬ(?)演出まであって爆笑につぐ爆笑だった。いやー、これはケッサクだったわ。去年より今年のシナリオの方が格段に良かった。現地のPたちもバランスのいい選択肢を選んでいたし。
朗読劇終盤から登場する詩花役のりえりーのこと。髪の先だけライトグリーンに染めてるの「ふぁぁぁ」ってなったわ。ヘアスタイル、衣装ともに「できるだけ詩花に寄せつつ無茶なコスプレにならない」あたりを狙っていて、いいこだわりだなぁ。ライブでは初日の出だしこそ硬かったものの、徐々になじんできて、今日はもう冒頭から完璧に詩花になりきっていた。「Blooming Star」は全体を通してテンションがあがり続ける曲で、最後にピークを持っていくための調整がかなり難しいと思うのだけど、今日のパフォーマンスはほんと完璧だった。イベント後しばらくはこの曲が頭を離れなかったよ。
ライブコーナーその他は、まず(個人的にTaku Inoue派としては)「そしてぼくらは旅にでる」が最高だったわけだがそれはそれとして。投票で決めるユニット曲、自分が投票した「シャララ」がかかったのは本当に嬉しかったし、順当だとは思ったものの、こんな当たり前の選曲になってしまって申し訳ない気持ちもある。難しいもんだな。その他、「プロジェクト・イオリー」*2と「あみまみあまみ」には順当すぎて笑った。やっぱPたちはある種の集合意識になってると思う。
そういえばMCでバネPが「なんでこんな子が961プロに生まれたのか」みたいな発言をして一部Pたちが慌てたりしたが*3、あれは不問なんですかね(笑)。他にもバネP、宏美さんを男性声優呼ばわりしたりして、やっぱり相当にテンパってたもよう。
そんなわけで、今年も相当面白かったし、来年以降も継続して欲しいものですね。最後のMCがだいぶ湿っぽくなって、みんな歳とって涙もろくなったのもあるだろうけど、盤石とはいいがたい765プロの活動プラットフォームからくるそこはかとない不安感がそうさせてもいるんだろうなぁ。とはいえもっとも尖ったことをして先頭を走っているのも765プロだ。MR ST@GEの2期も発表されたし、今度こそ見に行かなくては。
イベントの開始時間が昨日より1H早かったからももクロより早く終わって、余裕で居酒屋に入って飲み食い。あとから入ってきたデュンヌたちのグループが「アイマスさいこう〜〜!」って音頭で乾杯してて「若いなー」と思うなど。おれらはスマホでTwitter眺めながら、ときどき短い感想を漏らす程度だからなぁ(長い付き合いなのであまり会話をかわさなくてもいいってところはある)。
で、ちょうど上がり時間がももクロと重なって、京葉線で死にそうになった。とっとと都心に戻って飲めばいいのにバカですか。
2020-08-05(水)
■ 排骨麺の日
かみさんが突然「今日は排骨麺の日だ!」というので*1、夕飯は急遽ラーメンになった。相模大野のらぁ麺 吉凛、いつも通りすがっているだけなので初めて入店。メニューに排骨麺はないが別皿でパーコーだけ頼めるので、勝手にトッピングする。なので一番シンプルな醤油ラーメンを頼んだ。
コロナ禍下かつ平日なのでかなり空いていた。デリバリーもやってるし平日割引があるくらいなので大変なんだろうなぁ。店内の感染対策が、手指消毒やマスク着用は当然として、ナプキンなどは客がゴミ箱へ捨てるようなフローになっており、「従業員の安全」に軸足を置いているのが「本質がわかってる」感じがしてとても好印象*2。
ラーメンも美味しかったし、種類も多くていろいろ試したいのでまた来よう。
◆ しんちゃん [いやぁ涼しかったですね。教習がだいぶ楽でした。]