2000-07-01(土)
■ P3
今日はS.P.C.の連中とアキバ巡礼。小田原とか沼津とかから車で来る連中が多いけど、相模原在住のおれは一人、電車で合流。今回の主目的はボーナス散財である……が、同僚の新婚カップルがPCを欲しがっていたので強制連行、勝手にパーツを見繕って自作させるという楽しい遊びも(笑)。
が、実はおれの本当の目的はアキバにはないのだー。実は今日、ホンダの二足歩行ロボットP3が、青山のショールームで一般公開されるというので、巡礼にかこつけて出てきたわけよ。デモンストレーションは13:00と15:00の2回だが、昼まで新婚さんをいじって遊んでいたので、昼メシを食ったあと同行希望者2名を加えて青山へ。そういえば、カブでは何度も行ってるけど、電車で行くのは初めてかも。
ウェルカムプラザのあるビルを、群衆が取り巻いてたらどうしよう……という予想はさすがに外れて、ビルの外は平穏そのもの。しかし、ビルの中はすでに人がいっぱいで、フロアの半分ほどを空けて作られたデモスペースが見えないくらい。ぐはぁ、20分も前に来たのに(←甘い)。ちなみに観客のデジカメ率高し。客層が伺い知れます。すでにデモ・キャラバン用のミニバンに正座(笑)して詰め込まれたP3が置いてあったりして、気分はいやが上にも盛り上がる。
開始15分前くらいから、「前の方は座れ」とか「お子様を前に出してあげて」とかアナウンスが入るようになる。そう、けっこう子供が多い。喜ばしい限りである。なんたって、アトムやガンダムを見て育った世代がP3を作ったのだ。P3を見て育った世代は、本物のアトムやガンダムを作れないはずがないではないか(笑)。それにしても最近の子供は、本当に動く二足歩行ロボットを見たり、あさりよしとおのマンガで科学の勉強をしたり、贅沢極まりないよな。まったく、うらやましいぜ。
そうこうしてる間にデモ開始。まずは車から下りてくるP3。電源が入っていないP3の関節はぐにゃぐにゃ。わざわざリモートで電源を入れると、急にしっかりして立ち上がる。「おおー」というどよめきが沸き上がる。すげぇぜ、本当に動いてる。
そのP3は車から下りて停止、実際のデモは別のドアから現れた別のP3で行われる。2台も用意するとは豪勢だ。P3は、本当に動いて、しかも、3段程度の階段昇降もしてくれた(本邦初公開)。階段のてっぺんでは手を振るわ、お姉さんと握手をするわ、去り際に会釈(新技?)までするというサービスぶりで、もう、こっちはウルウル。すごいよ、ホントに歩いてるよ。これ見ちゃったら、AIBOなんて話にならん。まるっきりおもちゃだよ(って、あっちは正真正銘のおもちゃだけど)。
たかだか15分程度のデモだったけど、余は満足じゃ。はぁ〜。実はP3の造形はあまり好きじゃなかったけど(P2の方が好き。プラモも持ってる)、実際に歩くと情が移るよねぇ。思わず限定キーホルダーまで買っちゃったよ。一生の思い出にするぜ。じゃなくて、チャンスがあったらまた見に来るぜ。男の子なら、一度は見ておかなきゃダメ。
2001-07-01(日) 10368歩
■ Kondara 2.0インストール(5)
暑くてマシンの電源を入れる気にもなれず。夜10時になってからやっと起動。
実はな、まだメールも読めていないのだ(笑)。Courier-IMAPが入らんのよ。libcryptとlibsslがないとか言って。あるっつに。ちょっとこれからトライする予定。
あ、昨日のrxvtのフォント、12x12なんて嘘でした。エラーが出てるのに見逃していた。デフォルトがいいサイズだったようだ。6x13だとエラーも出ず、気に入ったサイズで表示されるようだ。VJEの変換中文字列がデカいのはどうにもならないが……いったいどこで調整すればいいのやら……。
あと、KDEはやめた。どうも不安定で。GNOME+Nautilusにしてみた。やっぱGNOMEに慣れちゃったからなぁ。KDE上でSawmillを動かせばかなり不満は解消されるような気もするけど。
当面の問題はというと、GNOMEがセッションをちゃんと記憶してくれない……。別々のデスクトップにrxvtを3つ開いた状態でlogoutすると、次回のloginで最初のデスクトップに3つのrxvtが重なって出てきてしまう。なんじゃこら?
2002-07-01(月) 7727歩
■ Kondara Project解散
解散です。しばらく前から不穏な空気が漂っていたので、心の準備はできていたのだが(おれとしては勘が鋭い方)。DFとの関係でAsumiのリリースがややこしいことになったりして、何らかの抜本的な措置が必要だろうと思っていたので、前向きにとらえたい。
Linuxディストリビューションを選ぶときに、開発パワーと安定性で抜きん出ているDebianとか、日本語環境では他の追従を許さないVineとか、技術的側面でチョイスするのは当然として、「キャラが好き」とか「ノリがいい」みたいなエモーショナルな理由を付け加えられることが多かったKondaraは特異な存在だったと思う。日常的に使うOSに、こういう理由があるというのはとても重要だ(MacOSがそうであるように)。もちろん、安定性を犠牲にしない「先っぽ感」は絶妙なバランス感覚の上に成り立っているし、しっかりしたパッケージング・ポリシーがあってこそ。
名前は捨てられても、そういう「魂」の部分がMomonga Linuxに転生するというのであれば、これからも使い続けたい。というかむしろ、DFのくびきから逃れて、かつての(ちょっと荒っぽい)ノリを取り戻してくれればうれしい限りである。Project Diaryも相変わらずtDiaryだしさ。
おそらく登録が殺到しているのであろうusers/devel MLに「まだ準備中だから云々……」と、ちょっと慌てたメールが流れたりするあたりに微笑ましさを感じつつ(笑)、うちの日記の次の名称がなんになるのか誰か教えてくれぃ(笑)。
■ ナベでごはん(2)
キャンプの食事って、環境が特殊だからたいていは何食ってもうまく感じるんじゃないかと思うんだよねぇ。おれ、「いままで食べた食事で一番うまかったのは?」って聞かれたら、中学生の時にボーイスカウトのキャンプで食ったなんの変哲もないアジの開きが思い浮かんでしまうのだよな、いまだに。そんなはずないのに。それにしてもフォエーブスとは懐かしいものを。きたも年齢詐称してるのか?
昨日書いたのは、判断のポイントがデジタルで、誰も失敗しない方法であるところがミソ。プログラマ向けと言ってもよい(笑)。
従来メシ炊きのコツとして伝授されて来た「始めちょろちょろ中パッパ、じゅうじゅういったら火を引いて、赤子泣いても蓋取るな」というのは、どこまでが「始め」なのかわからない、「じゅうじゅう」のタイミングに幅がありすぎる、いつ蓋をあけていいのか不明(笑)という問題がある。しかも最近は「じゅうじゅういったら火を引いて」がすっぽり抜けて伝承されてたりして、これでは火を止めるタイミングもわからないという。
「沸騰したら」という点を境に火力を強火から弱火にして、「10分はかって」火を消す。これならぜったい間違えようがない。米は沸騰した状態で10分たてば炊けるので、途中で火加減を調節する必要はない。10分で消せばいいなら、「音が変わったら」とか「蒸気が出なくなったら」のようなアナログで経験が必要な判断基準も不要。
だとすると、10分後にちょうど水分がなくなるようにするのが次のポイントで、これが「米と同量の水をきちんと量る」になる。1.2倍という伝承もあるが、最近の米は保管がよくて水分を多く含んでいるので同量でいい。覚えやすいし。
■ コードネーム
Kotoneって、次期Kondaraのコードネームでは……。Momonga 1.0にも引き継がれるとは思えぬ(というか新しいコードネームに期待[笑])。
tDiaryにコードネームつけるなら、好みのこま犬がいる神社の名前とか、Quakeのモンスターの名前とか、カブの型番とか(←コードネームの意味なし)、思いっきり趣味に走らせてもらうが(笑)。
2003-07-01(火)
■ 昨日のbsfilter
spam 41通、フィルタ率100%、誤認識1通。この1通が……。
昨日のmarshal→sdbm変換は、clean、spam合わせて15時間かかったもよう(笑)。C3 800MHzで6MBが1時間というのは、いったいどういうデータなんすかね。ちなみにこっちは13MBってとこ。
◆ でんすけ [うーん、なんででしょうね。たしかにうちでは4400秒という状態でした。exportしたデータはcleanが6MB、s..]
2004-07-01(木)
■ 今日のえぇ話
#忙しくて目がまわりそう……。細かい仕事が次々と現れるという。
って、どこが「えぇ話」やねん >2番目
なんで「エンタープライズ」? ちなむと、Yahoo! Newsの転載記事には「Perl (CGI)スクリプト」と誤記されてたりする。きっとITmediaの方もあとから修正されたんだろうな。習慣って恐ろしいねぇ(←えぇ話?)。
そう言えば、3年前の今日はtDiary 1.0.0リリースだったらしい。これは「えぇ話」だな(そうか?)。
2005-07-01(金)
■ ヒューマン -人類- (ハヤカワ文庫 SF (1520))(ロバート・J・ソウヤー)
三部作の二作目。偶発的なファーストコンタクトだった前作に対し、今作は少し計画的になり、ますますファーストコンタクトSFの様相を呈してくる。まぁ、そのつもりで読めばいいのだが。
ベトナム戦没者記念碑前のシーンはなかなか感動的だし、それに続く議論は、迫力もあり納得もいく。ネアンデルタールの世界観は、理性的で論理的。おれの趣味に合うなぁ。あっちの世界に住みたいかと聞かれれば、ちょっと躊躇するけど。樹の家には住んでみたいが。
次作に続く謎(というか大問題)や、波乱の予感を含ませて終わるので、できれば次作が出てから読みたかったところ。早く出ないかな〜。
2006-07-01(土)
■ グリュフォンの卵 (ハヤカワ文庫SF)(マイクル スワンウィック)
本格宇宙SFから、ファンタジー、ポリティカル・フィクションまで、スワンウィックの「性能」がよくわかるベンチマークテストのような短編集。突出した大傑作はないものの、どれも及第点以上で楽しめる作品ばかりだった。太陽系のあちらこちらに、やたらと生命を生み出したがるところも、なんだかオプティミスティックでいい。
イーガンみたいに身構えないと読めない作品もいいけど、こういう質は高いが難しくない短編が継続的に読めたら、そっちの方が嬉しいかも。
無関係な余談。
- 本屋を2件もハシゴしたのに、『シンギュラリティ・スカイ』が見つからない。まさか売り切れてるとか!?(追記:3軒目でやっと購入)
- 新生1470.netは、TrackBackの受付けをやめちゃったのかしらん?
■ https://www.amazon.co.jp/dp/4197701322
『日本沈没』をネタに、複数の漫画家が自分の出身地に関するパロディを描くという、限りなく同人誌っぽい発想のアンソロジー(だがもちろん、映画の公開に合わせた非常に商業的な企画である)。鶴田謙二が描いてる、というだけで、かみさんが買ってきてくれた。もつべきものは、理解のある妻だな! つーか鶴田謙二、20ページ以上も描いてるし。そりゃ、日本も沈没するわけだよ。でも、小野寺だけを女性化するという絶妙なさじ加減はさすが。
内容はもちろんだが、北から南に出身地別に漫画家を並べるという構成が面白い。何が面白いって、北海道出身の漫画家はみんな面白くて、九州はその次に面白くて、本州はそうでもないということがわかるのが面白い(四国は1人しかいないので比較のしようがない)。地方で育ったほうが、妄想力が強化されるからだろうか(←問題発言)。
とりあえず、あさりさんの特定世代向けギャグが一発でわかってしまった件について、喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら。
2007-07-01(日)
■ 横書き派 vs 縦書き派
我が家のLDKには4つの照明スイッチがある。キッチンに立ったかみさんが、スイッチ横にいたおれに「3番を点けて」と頼んできたので、写真のように左下にある3番を点けようとした。そしたら「そこは違う、4番だ」と言うではないか!
聞けば、かみさんは右の写真のように番号をつけていたらしい。この家を建ててから2年半もたって明らかになる夫婦の溝!! ……というか、二人とも密かにスイッチに番号をつけて呼んでいたというところが可笑しい。
両者のスタンスの違いは明らかで、コンピュータ業界が長いおれは、圧倒的に横書きの文章に馴染んでいるため横書きと同じ順序で名づける。一方、縦書きの媒体で長いこと仕事をしているかみさんは、自然と縦書きの順番で番号をつけていたわけだ。
そう考えると、これは文化の問題だ。「横書き派」と「縦書き派」、両者の溝はそう簡単に埋まりそうにない。
折衷案として「数学派」も提案してみた。グラフの象限の順序である。これはこれで論理的だが、正直、日常的に馴染みがないので採用するのは難しいかも。
アンケートをとってみた
というわけで、はてなでアンケートしてみた。うわははは、圧倒的じゃないか。
まぁ、はてなのユーザ層を考えれば予想はついたが。予想外だったのは、「番号なんかで呼ばないよ派」が3割もいたことである。「番号をつけるとしたら」という仮定の設問なので、もしこの前に「番号をつけますか」という質問をもうけたら、ひょっとすると過半数を超えたかも。わしら、夫婦そろって変人か。
改善案の提示
これだけではナンなので、最後は真面目に、メーカーへの提言という形で締めたい。こういう混乱が生じるのは、たいした考えもなしに同じ形のスイッチを矩形に並べるメーカーの責任だからである。
- スイッチを縦に並べる。下から番号をつけるヤツはいないので、これなら絶対に混乱しない。スイッチが奇数個でも対応できるし。
- スイッチを横に並べる。ほとんどが左から番号を振るはずなのでこれも混乱は少ないだろう。アラビア語圏では注意が必要かも知れない。Macユーザも右から振るかも知れない*1。
- スイッチの形を変える。○□△◇のように形を変えれば、どのように並べても問題ない。視覚障害者にも優しい。
- スイッチにあらかじめ番号を振る。多数派である横書き式であらかじめ番号を書いておけば、利用者の方がじきに慣れる。
- スイッチに名前を書き込めるようにしておく。Lifehackerを気取るごく一部の人々にはこういう案がウケそうだが、オフィスならともかく、家庭ではおそらく利用されずに終わる。
- スイッチそれぞれの色を変える。あまり推奨できないが(視覚障害者に不親切だし、インテリアにも合わない)、最後の手段として。
追記(2009-11-01)
かみさんが著者と知り合いということもあり、このネタが下の本に掲載された(p142)。
https://www.amazon.co.jp/dp/9784757150720
*1 ここは笑うところ。
◆ shino [食卓上の証明とか、ソファー上の照明とか、畳の上の照明とか、うちではそんな感じで呼んでるけど、それではダメなのだろうか..]
◆ pushiganga [え。日本人ならみんな将棋方式かと思ってました。 2 1 ───┐ │一 │ │二 {:1一 =..]
◆ 通りすがり [うちではこれを使っていて全てネームが入っています。それが当たり前だと思ってました。 http://biz.natio..]
◆ ただただし [なんとなく問題認識が正しく伝わってないようなツッコミが増えてきたので、軽く整理しつつまとめておきます。こんなに盛り上..]
◆ otsune [>真面目にツッコむのは野暮なんだが、マジレスする人が多くてまいる えー。ただのにっきは他のWeb日記であればほのぼ..]
◆ ただただし [うーんそうなのか。うちの日記の立ち位置が明確になったよ。ありがとう!]
2008-07-01(火)
■ My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド(Chad Fowler)
Ruby会議にChad Fowlerが来ていて、Yuguiさんと並んでサイン会……という流れになり、じゃあ何か買ってサインもらわなきゃ! と慌てて買った一冊。さすがに『Railsレシピ』は読みそうになかったし。こっちもまだ読んでなかったのでちょうどよかった。
書名から想像されるような、オフショア開発ネタがメインというわけではなく、オフショアに仕事を取られないような(価値の高い)開発者になるにはどうしたらいいかという話。で、これは『ソフトウェア開発者採用ガイド』と合わせて読むと面白いと思った。あっちは採用する側の視点で、こっちは採用される側の視点だ。
基本的にChad個人の経験がベースなので、全面的に汎用性が高いとは言いがたいけれど、リアリティはある。少なくともやたらと「起業しろ」って言わないあたりは現実的(笑)。
2009-07-01(水)
■ シンプルノットローファー(衿沢 世衣子)
去年読んだ長嶋有の小説の表紙が気に入った、衿沢世衣子の単行本が出ていたので買った。というか、とっくに出ていたのに「天心モナカ」の単行本だなんて、まったく気づかなかったという。タイトル変えるのはいいけど、商品説明に明記してよ……。
決して上手い絵ではないし(線に妙な勢いはある)、ストーリーもなんだかよくわからない部分がなきにしもあらずだが、まったり流れる女子高の雰囲気が楽しくてよい。仕事の失敗で凹んだりしてる時には、こういうのがいいんだよなぁ。(「夕凪」以前の)こうの史代とかね。
ところで「なんで女子高生が出てくるマンガばっかり買うんだ」と妻になじられたわけですが、そんなに買ってないって。他には「青い花」と「とめはね!」くらいじゃん(十分である)。
2010-07-01(木)
■ https://www.amazon.co.jp/dp/9784063647105
2年半も前の本を発掘してしまった……。
宇宙SFコミックの金字塔、「プラネテス」の外伝というかスピンアウト小説。商業ベースにのると二次創作とは言わない。のかな? 主人公は原作ではテロリストとしてちょい役で登場するハキムで、彼の軍人時代を描くのがメイン。
原作との交点はラストのほんの数十ページにすぎないので基本的に独立して読めるし、それでいて原作では描かれなかったハキムの人格形成過程が詳細に描かれているので、読後に原作を読み返すとさらに深みが増すという。実にうまいなぁ。
「原作好きな人にはちょっと……」みたいな感想を見かけたけど、そうは思えない。プロット的には「不幸なハチマキ」の物語のようで、ちゃんと原作と呼応するようになっているし、雰囲気だってよく似ている。原作ファンも読んで損はないと思うなー。
作者の常盤さんは彼の編集者時代にカブつながりで少し接触があったりしたのでがんばって欲しいなーと思っていたんだけど(だったら早く読めよって話ですね)、この本以降、単行本が出てないんだなぁ。ブログも2008年で更新止まってるし。
2012-07-01(日)
■ ひさしぶりに時之栖へ
裾野の時之栖・茶目湯殿へ。なんかすごくひさしぶり。
雨だったが露天風呂に入ったのだけど、炭酸風呂とかいってやたらと泡が出るようになっていてちょっと興ざめ。あそこはオープン当初は大人向けのすごくいい日帰り温泉だったのだけど、だんだんと手が入って低俗になってしまっているのが残念でならない。地蔵の石像があちこちに置かれ始めたあたりから素人臭が漂いはじめた。最初はちゃんとしたコンサルタントが入って企画をしたんだけど、その後の運用で素人が台なしにしつつあるという感じ。
2013-07-01(月)
■ Surface RTを買ってもらった
今月末からアメリカ出張になってしまい*1、「カンファレンスのメモとりに軽くて、バッテリが1日もって、入力しやすい端末が必要だ!」と主張したらSurface RTを買ってもらえた。Proにしなかったのはバッテリのこともあるけど、せっかくなのでIntel以外のアーキテクチャのマシンがあった方がいろいろ(?)良いからである。Touch Coverはさすがにないので、いっしょにType Coverも。
カチッとした硬質な手応えで高級感があるけど、無駄がなくて見た目より軽そうに感じる。画面サイズもちょうどいい。ライバル会社の印象操作のせいで誤解されているけど、Microsoftの製品は実用性とデザイン性のちょうどいいバランスをとるのがうまいんだよね(少なくともハードウェアは)。ちょっと気になるのは、本体背面にある「足」が、ちょっと立ちすぎなところ。もうちょっと寝てくれないと、会議室のテーブル上では扱いにくいんだよな。
OSはすでに自宅では使い慣れたWindows8と同じなので、操作はまったく問題ない(むしろタッチパネルを得て本領発揮)。環境構築も、DropboxとKeePass Password Safe(Windows8アプリにはMetroPassというのがある。有料版をさっそく購入)さえあればだいたい困らないので無問題だった。まぁ、しいて言えば基本的にブラウザ上で仕事をすることが多いので、使い慣れたChromeじゃなくてIEを使わなくてはならないというあたりがちょっとアレだけど。Googleさん、Windows Store版Chromeはまだですか……。
Type Coverは薄いのにけっこうしっかり入力できてとても良い。もちろん下が平らなところでないと使えないので、テーブルやデスクで使うときに限られるけど。裏面がフェルトっぽい布張り(?)で、カバーにして持ち歩いていると手触りがよくて、なんだかいい気分になるね。
RTはいまなら1万円ほど安いのかな?
https://www.amazon.co.jp/dp/B00BVHB9X8
Surface Type Cover 【Windows RT及びWindows 8 Pro専用】 D7S-00020
Microsoft
¥3,465
*1 あいかわらず英語はダメなんだけど、大丈夫なんですかね、ホント。
■ DEFCONジャパンのミーティングに行ってきた
DEFCONジャパンの7月のミーティングに行ってきた。司会・運営は例の「たて×ほこ」で「ほこ」サイドだったマラットさん。
セキュリティ関係の危ない話もけっこうあったので、メモったけどまぁあんまり公開しない方がいいかもなぁ。竹迫さんのSECCON CTFの宣伝トークによれば、単なるCTFにとどまらず、いろいろ盛り込んだイベントにする気らしくて楽しみだ。アセンブラ短歌は書けそうにないけど(笑)。今日のイベントとは関係ないけど、会場には関係者がかなり多くて、業界的にはSECCONを盛り上げていこうというコンセンサスがある雰囲気ではあった。しかしがんばりすぎて息切れしないか気がかりでもある。
メモといえば、さっそく↑のSurfaceを持って行ってメモ取りに利用。Windows8のスナップ機能を使って、画面右にTwitterのハッシュタグ検索、画面左にwri.peを配置するとすげーいい感じ。いわゆる「タブレット」だとこれが難しいので嬉しい:
ちゃんとIEでも動くwri.peえらい*1*2。Markdownはあんまり好きじゃないけど、まぁメモはほぼプレーンテキストだからいいか。
一方、Twitterの公式アプリは機能的にぜんぜんダメで、なにしろリスト機能が未サポートなのでTwitterクライアントとしてはまったく使い物にならない。3rd partyクライアントを事実上締めだしておいてこの手抜きはないんじゃないの、Twitterさん。
なんにせよメモ端末としてはわりと最強感があるのでいい買い物をした気がするよ、Surface。
2014-07-01(火)
■ 首相官邸前の大騒ぎの巻き添えを食った
集団的自衛権の閣議決定の報を受けて、首相官邸前に人が集まってるという話を聞いたのはそろそろ退社しようかというタイミング。ああっ、そうか~、虎ノ門に勤務するってことはそういうリスクもあるんだよなぁ。
新横浜に勤務していたときは、横浜アリーナで誰のライブがあるか、国立競技場でどんなスポーツが催されているか、つねにアンテナ立てておかないと帰宅時に横浜線の大混雑に巻き込まれてしまったものだけど、国政でなにか起きたときに国会や首相官邸周辺でも同じようなことが起きるのだ。ライブやスポーツイベントはあらかじめ予定を立てられるけど、こっちはそうとばかりも言えないのがつらい……。
Twitterで状況をみていると、国会議事堂前駅には続々と活動家や野次馬が集結していて、出口が封鎖されたりしているもよう。あの狭い歩道だと数百人規模でも大混乱だろう。あふれた人を溜池山王方面に逃しているという噂もあって、すぐに出るのは得策じゃなさそうなので、しばらく残業してから帰ることに。
けっきょく21時ごろまで会社に残って溜池山王経由で戻ってみたら、アメリカ大使館前の車道が封鎖されてたりして雰囲気は物々しいもののそんなに混乱しているようすもなく、ちゃんと千代田線に乗って帰れた(言われているほど集まってなかったのかも知れない)。けど、神谷町からとっとと帰った方が良かったかも知れないなぁ。こんど何かあったらそうしよう。
2015-07-01(水)
■ 誕生日プレゼントありがとうございました
近年は自宅へひっきりなしに届く荷物を受け取るかみさんが気の毒なのであまり積極的にウィッシュリストをさらさなくなったものの、それでも覚えていてプレゼントを送ってくれる方々がいて、ありがたいことです。
「え、こんなの(リストに)入れてあったっけ!?」と完全に忘却していたものが届いたり、例によって猫たちへのプレゼントとしか思えないものが届いたりしてまぁ楽しいですね(笑)。
今年はその中に小型のWiFiルータが含まれていて、そういえば入れておいたんだったと思いだしたのだけど:
https://www.amazon.co.jp/dp/B00J4GQJRO
旅行用という扱いだけど、じつはベッドルームにいるとリビングからのWiFiが切れがちなので、補助的に小さいのが欲しいなぁと思って入れておいたのだ。さっそく枕元のコンセントに挿してつかってみている。24H動かしっぱなしにするようなものじゃないかも知れないけど、いまのところ問題なさそう。
ということで、ありがとうございました!!
2018-07-01(日)
■ 赤沢丸昌で金目鯛
今年はかみさんの誕生日祝いをまだできてなくて、魚が食べたいというリクエストに応じて昨年にも行った赤沢丸昌に行くことにしてたんだけど、ちょうど梅雨が明けて*1いい天気になったので今日にした。なお、電話予約を入れておくといい魚をキープしておいてくれるそうです!(お得情報)
まだ6月なので金目鯛はギリギリ旬かな、30cmクラスのあいかわらずほっぺたが落ちそうなヤツを2人で1尾。あとは鯛や鯵、ホウボウなど、今日あがった地の魚によるお造りがまた絶品。はー、満足まんぞく。
帰りに土産を買いたいというリクエストに応じてぐり茶の販売店舗に寄ったら、抹茶のかかったソフトクリームがすげー美味そうだった……のだが、ソフトクリームは直前に寄ってきたDHCの日帰り温泉で食べたばかりなのだった。これは次回にリベンジする。
行きはほとんど渋滞なしで3時間、帰りはあちこち混んでて4時間かかった。行きは保土ヶ谷バイパスの渋滞に巻き込まれなくなったのが良い。帰りもそのルートかと思ったらYahoo!のナビは西湘バイパスから圏央道というルートを指示してきた。なるほど。こっちも多少は詰まっていたけど、距離的には変わらないし、わりとスムーズだったので悪くない。かも。
*1 6月に梅雨明けするのは観測史上初めてらしい。
2019-07-01(月)
■ 映画「センコロール コネクト」を観た
ライブの翌日で休みにしたのと、月初なこともあって映画でも観ようと思い、新宿に出てきた。てことはバルト9に三日連続じゃん、なにやってんだ(笑)。わざわざバルト9まで出てきたのは、上映館が限られている「センコロール コネクト」を観るため。こないだ「青ブタ」を観たときに予告でかかっていてちょっと面白そうだと思ったので。近々に公開される新海誠作品(とその亜流いくつか)は観る気にならないけど、こっちは観たくなった。なんでかね。絵柄は好きだね。明るいのに得体の知れない不気味さがあるところとかも。
当時はまったくアンテナにかかってなかったんだけど、2009年に公開された「センコロール」と、その続編「2」をいっしょに上映するのが今回の「コネクト」で、「3」の制作も決まっているらしい。
……という予備知識はいっさいなしで観たけど、とても良かった。ほんの1時間の短い作品ながら濃密で、かといって詰め込みすぎな感じがしないのはシナリオの取捨選択が上手いからだと思う。手に汗握るシーンの連続なのに緩急があって疲れない。センコたち怪獣の呼称が、組織や立場によって異なるのがリアルだし、かといって理解しにくくなってないあたりも良い。とにかく話作りが上手いのだ。良いものを観た。いつになるかわからないけど「3」も楽しみ。
以下蛇足。
まず女の子がかわいいよね。主人公のユキはさすがの花澤香菜だ、文句なし。でもやっぱりカナメがいい。メガネの描画がカンペキ。ドでかい怪獣を操るときの鼻血も萌える。高森奈津美の声も良し。声を録ったのが5年も前ってほんまかいな。
怪獣たちのデザイン、特徴、動きもバリエーション豊かでいい。小さくなったセンコがテツの腕になるあたり「おっ、寄生獣」って思ったけど、思いのほか独立していてストーリーに彩りを添えてる。そもそも「飼い主」がけっこうほいほいと移転するのが面白いんだよな。この作品の最大にして最高のアイデアだと思う。
◆ こ〜りん [せっかく、_tom_さんを見習ってこっそり頂いたのに... ツッコミ入れるの間に合わなかった(涙)]
◆ こ〜りん [ついでにタレコミ。ふが日記、tDiary移行テスト中だそうです。]
◆ でんすけ [うへ、もう気づかれた方が...]