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ただのにっき


2011-03-27(日) [長年日記]

「Parabolic Antenna Lovers!!」をOpen Graph Protocol対応にした

Facebookの「いいね!」ボタンをWebサイトに単純に設置しただけでは、それを押してくれたことが友達には伝わらない。自分のウォールに地味なアクティビティとして残るだけだ。これをちゃんと友達のニュースフィードに流しこむには、サイトをOpen Graph Protocol対応しないといけない。

いや、伝え聞きなんだけどね。参考記事は「フェイスブックのいいね!をサイトに追加するならこれはやるべき」。指定すべきタグについて具体的に書かれているのでわかりやすかった。さっそくParabolic Antenna Lovers!!をOGP対応にしてみた。

[スクリーンショット]OGP対応サイトで「いいね!」したところ

↑のように、各ページに置いてある「いいね!」ボタンを押すと、(ウォールではなく)ニュースフィードに情報が流れる。OGPで指定したものだけでなく、サイトの説明はmeta descriptionが使われるのはFacebookのWebインタフェースで「リンク」を貼る場合と同じだ(というか「リンク」機能もOGPを利用している)。SEO的な意味ではSERP上のスニペットとしてしか使われなくなったmeta descに、こういう用途が生まれたのはいいね。

ところでこの機能をtDiaryに入れるのは至難の業なんだけど、どうしたものやら。

Tags: facebook

2011-03-25(金) [長年日記]

オライリーのebookが今日いっぱい「半額」(ただし入手まで数十時間待ち)

オライリーが被災者支援キャンペーンでebookを半額提供中ということなので、Kindleで読みやすい幅15cm以内の本を何冊かみつくろって買ってみた。キャンペーンコードを入力しないと半額にならないので注意。

今月ちょっといろいろ買いすぎなんだけど、支援ならしかたがない……と思った人は予想以上に多かったらしく、現在配送待ちが61時間と出ていた。オライリーのebookはPDFに購入者のメールアドレスを埋め込んでいるので、一冊一冊べつべつに生成しなくてはいけないからだ。まぁ、支援ならしょうがない、気長に待とう。というか、こないだ買った『言語設計者たちが考えること』もまだ読み終えていないというのに。

今回のこのキャンペーンで初めてオライリーのebookを買った人も多いと思うけれど、たぶんコピペも印刷もできないという制約を知らなかった人も多いだろう。ちなみに本家オライリーではPDFだけでなくEPUBなど複数のフォーマットで、しかもDRMフリーでの提供なので、こういうひどい制約をかけているのはオライリー・ジャパンだけの悪習だ。せっかくなので今回購入した人は、こういう客を信用しない出版社にはちゃんと声をあげていこう。技術書に自己投資するような真面目な技術者向けの電子書籍にDRMは不要だ(と信じる)。


ところで今回の震災で紙の不足や配送網の寸断の影響から、「週刊アスキー」がPDF配布とか「少年ジャンプ」無料配信などの動きがあった。平時になったら元に戻ってしまうかも知れないけれど、これをきっかけに資源やインフラへの負担が少ない電子書籍・電子雑誌への動きが加速するといいなと思う(でもKindleでも読めるようにしてね!)。

そういえば同じタイミングでインプレスの電子雑誌「OnDeck 005号」も配信開始。有料化はしばらく見送り、無料配信を継続することにしたようだ。震災の影響を(ほとんど)うけることなくスムーズに発行され、そして即座に読者の手元に届くことの価値を、まざまざと見せつけられた気がする。ほんと、OnDeckはフォーマットや配信チャネルのマルチ化にもいろいろ挑んでいて、ちょっと目が離せない。

Tags: ebook

2011-03-24(木) [長年日記]

Google Chrome 10で好みのゴシック系フォントを使う

だんだんと日常が戻ってきて「こんなご時世ですから」では言い逃れができなくなりつつある。職場で地震の前に頼んでおいた新しいPCが届いていたのを放置していたんだけど、そろそろセットアップしないと「古いのをはやく返却しろ」とせっつかれるので、重い腰を上げてセットアップ開始。いや、新しくて速いマシンはそりゃ嬉しいんだけど、長年親しんだ環境を再構築するのは大変なわけで、アンビバレンツ。

とりあえずメールとオフィスとWebブラウザさえ使えれば(効率は落ちるが)業務はできる、というわけで、まずはブラウザを入れることにしたんだけど、出たばかりのFirefox4はまだ拡張の追従がもう一声なので待つとして、Google Chromeをメインブラウザに選定。

インストールから基本的な設定までは順調に進んだのだけれど、なぜかフォントを「メイリオ」にしても反映されない。どうみても「MS Pゴシック」。

で、Twitterで嘆いたら、すごい裏技っぽい設定方法を教えてもらった。

まず、どこでもいいのでフォームなどのテキストフィールドで右クリック。出てくるメニューから「スペルチェックのオプション」→「言語設定」。まさかと思うが、ここで出てくるダイアログボックスに見慣れた「フォントとエンコード」がある(一番左のタブ):

[スクリーンショット]消えたと思っていた「フォント選択」ダイアログ

そうそう、Chrome 9まではこうやって明朝系とゴシック系のフォントを別々に設定できたんだよ。ここのゴシック系に「メイリオ」を指定すれば、無事、期待どおりに表示される。

聞いたところでは、英語圏ではデフォルトフォントとして明朝系(というかSerif系)が標準的に使われるのでそれだけ設定できるように設定画面を整理してしまった影響らしい。日本では主にゴシック(Sans-serif)系が使われるので設定画面からは変更できなくなってしまった、と。以前の設定は引き継がれるからChrome 9以前に設定してあればそのままのフォントが使われるが、Chrome 10からクリーンインストールした場合にのみ発生する問題なのだろう。自宅のマシンでは普通にメイリオ使われてるし。

というか、標準で「MS P明朝」が選ばれてるってだけでおかしいだろ、いまどき。まずはメイリオを選択して、ない場合だけMS Pゴシックを使えばいいじゃん。あと、マイクロソフトがなぜWindows 7に明朝系のClearType対応フォントを添付しないのかというのも不思議だよな。ClearTypeが普通に使えるようになってから何年たってんのよ。


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