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ただのにっき


2008-05-10(土) [長年日記]

裏磐梯周辺ツーリング(1)

(EveryTrail is obsoleted. [裏磐梯1日目])

05:00 出発

今回の装備 普通に雨なわけだが、何も言うまい。そういう運命だ。

久々に両パニアケースとタンデムシートをつけて出発。タンデムシートは、別に「旅先でヒッチハイク中の女の子を拾うため」ではなく、高速巡航中に腰のサポートをするためである。06:00までに東北道に入るつもりで東名へ。

09:00 安達太良SA

朝食をとった蓮田SAを出てから2時間走ったので休憩。走りながらずーっと歌ていたので、声が枯れた(限度を知れと)。でもiPodの電池切れちゃった。Bluetoothは、電池食いすぎで実用性が乏しすぎる。

気温は10℃くらい。雨は弱いけどやまない。寒いので、念のためにパニアケースに詰め込んでおいた、ダウンのインナーウェアとゴア・ウィンドストッパーのアンダーパンツを着用。早くも冬装備。先が思いやられる。

あと、郡山の手間で、前からホイールキャップが飛んできた時は死ぬかと思った。ホイールキャップが飛ぶシーンなんて、映画にしか出てこないんだと思ってた。こえぇよ東北道。

11:00 蔵王

蔵王にて 東北道を白石I.C.で降りて、蔵王エコーラインへ。ガソリン入れるたびに、あまりの高値にギョッとするね。

雨はまだ降っている。でも、雨は嫌いじゃないよ。長年の付き合いだしな。じゃなくて、特にこの季節は、濡れた若葉がいっそうみずみずしく見えるしな。エコーラインも、山麓の新緑が実に素晴らしい。

と、いい気分で登って行くと、どんどん寒くなって一面雪に。まぁ、そりゃそうか。冬装備で良かった……。道はやや荒れ気味ながらGSで楽しいタイトなワインディングで、満足。

下界に降りたあと、上山市の原口そばやで蕎麦。名物らしいが(というか、このあたりはどこに行っても蕎麦が名物と主張している)、昔から蕎麦の味はそれほどよくわからないので、うまいのかどうか判断できない。漬物はうまかった。

13:30 ぶどうまつたけライン

ぶどうまつたけライン 関東の山は右を向いても左を向いても杉ばかりで、こんな山にしてたら花粉症にもなるよなぁというひどい単一植生なんだけど、東北の山はバリエーションに富んでて、見ていて飽きない。なんとなくよさげな気がしてルートに組み込んだ「ぶどうまつたけライン」も、そんな山並みに囲まれながら走るいい道だった。アップダウンが少なく、コーナーも緩やかなので、風景を存分に楽しみながら走れる。

雲は多いが雨は上がったので、気分も上向き。おまけに、走行中一台も車を見かけなかった(笑)。今日はホントに週末か。

14:30 西吾妻スカイバレー

西吾妻スカイバレー 再び雪景色。

「動物飛び出し注意」の道路標識がニホンカモシカやニホンザルの絵柄だったので、そういうのがいるんだろうなー、と思って走っていたら、道端にふつーにニホンザルがいた。自然すぎる。

止まって写真でも撮ろうかと思ったが、こういうところの猿は食料目当てに人を襲ったりするかも知れないので、目を合わさないようにして通過した。それとも人を襲うのは日光の猿だけだろうか?

16:30 桧原湖

五色沼 久々に「湖を一周したい病」が再発したので、桧原湖を一周半(冒頭のルートには含めず)。その後、五色沼に寄ってみたが、特段変わった色ではなかった。日が悪かったのだろうか。つーか、全部の沼を回ろうと思ったら、往復8kmも歩かなければならないようだ。ライディングブーツでそれはムリだよなぁ。いつか家族で来よう。

17:00 会津若松

ソースカツ丼 有料道路の磐梯山ゴールドラインで南下、会津若松へ。

ホテルに荷物を置いて、周辺をウロウロしてみたが、なんにもない街だ。日帰り温泉があったので、飛び込んで温まる。なにしろ寒い。5月とは思えない寒さ。

そのまま夕飯。ソースカツ丼が名物なの? もちろん、見た目通りの味。

Tags: r1200gs
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smbd [五色沼は西側と東側を結ぶバスがあるので、それに乗れば片道の4kmで済みますね。ライダーブーツで歩きました。]


2008-05-08(木) [長年日記]

本泥棒(マークース ズーサック)

タイトルに惹かれて、まったく予備知識なしに買ってみた。だって『本泥棒』だよ? 買うよなぁ。ちなみに非SF。読み終わってから、外国ではベストセラーになっているということを知った。ベストセラーは買わない主義だったのに……。

養子に出された無教育で貧相な主人公の女の子と、お人好しで優しい養父、ツンデレの養母。近所に住む、主人公に恋焦がれる少年。やぁ、これは『赤毛のアン』のバリエーションですね! 大好物だぜ!!

しかしながら、舞台は第二次世界大戦下のドイツ。暗い話がひたすら続く。養父の教えで字が読めるようになった主人公は、言葉の魅力にとりつかれていくが、残念ながら貧乏な一家に余裕はなく、盗むしか本を手に入れる方法はないのだ。大好きなものを手にするのに、他人から奪い取るしかないなんて、それだけで泣ける。

各章の冒頭で、その章の結末が明かされるという変わった構成から、単純にストーリーの上っ面を読んでおしまいにすることは期待されていないのがわかる。それだけに、ドイツに暮らす少年・少女たちの描写が実に緻密で、臨場感がハンパじゃない。

実際、ストーリーだけを追うならば、考えうる最悪の結末を迎える、ただの後味の悪い話になってしまう*1。しかし、そこから振り返ると、数えるほどの暖かいエピソードたちが、まばゆいばかりに輝くのだ。重いようで軽やかな、不思議な読後感のある一冊。歴史に残る名作になるかも知れん。

Tags: book

*1 語り手である「死神」が自らの言葉で語るエピローグでは少し救われるが。


2008-05-06(火) [長年日記]

連休中の成果

  • こたつの片付け
  • 庭木の手入れ
  • 芝生の手入れ
  • ストーブの修理と収納
  • いろいろ掃除

コード1行も書いてねぇ! 「連休中はずっとコード書いてます」なんて言ってる人がどんな生活してるのか想像もつかない。いや、おれも15年前までは毎年10日間ずーっとツーリングとかしてたか。

あ、「どうせエロマンガだろ」と思い込んでいた『オナニーマスター黒沢』が、実はガチで面白くて、ついつい全部読んじゃったという成果もあった。って、これがコード書けなかった主要因じゃ……。

今週末、一泊ツーリングの予定

川崎は今日の磐田戦で勝って、4連勝、なんと3位に上昇。これというのも、チケットを確保しておきながらスタジアムに足を運ばなかったおれのおかげですよ。ほんま、なんでTVで見てるときに限って勝つんだよ!

というわけで、10日の正念場、浦和戦にも行かないことにした。いや、かみさんが家を空けるので、ついでに(久々の)一泊ツーリングに行くことにしたからなんだけど、たぶんこれで川崎は勝てるはず(←非科学的すぎる)。

そんなこんなで、4日後のことなのに、どこに行くのかぜんぜん決めてない。漠然と北のほうに行きたいなぁ……とは思っているが、いい感じのワインディングに出会える土地をこれから探さなくては。つーか、せめてどこに泊まるかくらいとっとと決めないと。

Tags: bike
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

satot [出発前日に今更ですが、奥只見ですとか。 一昨年? バイク解禁されてまだ経験者は少ないはずなので人身御供^h^h^h^..]

ただただし [なるほど奥只見ですか。山形から福島へ南下するルートを考えていたけど、帰りは新潟に寄るというのもアリですね……。]


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