2006-10-14(土) [長年日記]
■ 生総理
自治会のハイキングに狩り出されて、市内の公園まで来てみたら、安倍晋三が演説していた。隣の選挙区で補欠選挙があるらしい。
うーん、そんなにカリスマ性があるようには見えないなぁ。よくて「やり手の総務部長」クラス。やっぱローゼン麻生の方が面白かったと思う。って、面白ければいいってもんじゃないけど。
そうは言っても、その前に喋った何人かの絶叫するしか能のない議員たちと違って、わかりやすい演説だった。
2006-10-13(金) [長年日記]
■ Remember The Milkのリストを自動でバックアップ(2)
昨日のツッコミでOutlookを使ったらというアドバイスをいただいた。が、おれもOutlookを使うのは負けだと考えているので、それはないかな。つーか、それ以前にOutlookなんて持ってないし!
とはいうものの、AtomよりもiCalendar形式の方がちゃんとメタデータが活きているようなので、そっちを使うべきだね。おまけに設定画面内に全リストのURLがあるという指摘もあり(相変わらずマヌケすぎる>おれ)、昨日作った「全部入りスマートリスト」は破棄。
さらに上のページ内で言及されていたMozilla Sunbirdというのは知らなかったので(マジで存在すら知らんかったよ)、入れてみた。RTMのiCalデータにはカレンダーサービスとイベントサービスの2種類があり、Sunbird上ではカレンダーサービスがいわゆるタスクリスト、イベントサービスがカレンダーに反映されるようだ。というわけで、両方入手して読み込ませれば、急場のしのぎに使えるということになる。
あとは(今は使わないけど)RubyからiCalをいじるためのvpimというライブラリも見つけたので、覚えておこう。Sunbirdではちょっと使い勝手が悪いし重過ぎるので、軽い「RTMビューア」みたいなのが作れればバックアップとしては万全だろう(そんな暇はないけど)。
というわけで、バックアップ用のスクリプトは以下のような感じに:
#!/bin/sh id=【YOUR_ID】 pw=【YOUR_PASSWD】 ical=rememberthemilk.ical events=rememberthemilk.events.ical cd $HOME/var/backup wget -O $ical --http-user=$id --http-passwd=$pw https://www.rememberthemilk.com/icalendar/$id/ wget -O $events --http-user=$id --http-passwd=$pw https://www.rememberthemilk.com/icalendar/$id/events/ svn ci -m 'automatic update' $ical $events
2006-10-12(木) [長年日記]
■ Remember The Milkのリストを自動でバックアップ
※この記事の内容は古くなっているので翌日の記事を参照すべきです。
昨日の事件(?)を受け、さらに吉田有子さんからバックアップくらいとれごるぁと言われたような気もするので、Tech総研の方にネットサービスのバックアップ、とってますか?という記事を書いた。
あっちには具体的なことまでは書かなかったが、Remember The Milkに関してはこんな手順でいいと思う。
- RTM上で検索キーワードなしで検索をする。これですべての項目が一堂に会する
- それを「保存」してスマートリストにする。名前は「全部入り」とかご自由に
- 右のメニューにAtomへのリンクができるので、そのURLを取得
- あとは、cronあたりにwgetでそのファイルを取得するようにすればいい
おれの場合はこんな感じで、ついでに他のバックアップ対象ファイルと一緒にsvnに放り込んでおくことにした:
#!/bin/sh cd $HOME/var/backup wget -O rtm.xml --http-user=【YOUR_ID】 --http-passwd=【YOUR_PW】 【AtomのURL】 svn ci -m 'automatic backup' rtm.xml
svnに放り込むんじゃなくてfeed readerに入れちゃえばという話もあるが、のちのちの再利用のことを考えると、ファイルとして保存しておいたほうがよさそうだ。
とはいえ、取得したAtom feedを見るとめまいがするんだけどな。なんだよこの、構造化のかけらもないファイルは! XMLが泣くよ。とほほ。
■
アイの物語(山本 弘)
語り手の女性型アンドロイドが、赤毛でゴーグル状のカメラアイをかけているという設定を読んで、すぐにバスターマシン7号を思い浮かべてしまい、最後までそのイメージを引きずってしまったよ。まぁ、おかげで声まで想像できたけど。それはさておき。
読み始めは、あちこちに発表した短編を短いエピソードでつなげただけのありがちな構成の本だと思った。が、後半2編の書き下ろしによって、一本芯の通ったテーマが浮かび上がり、ヒトとAIの関係を深く考察したものになった。なかなかの手腕。特に『詩音の来た日』は秀逸。この一編のために本書を買ってもいいくらい。
SFとしてはまぁ、オールドファッションというか、叙情系というか。つーか、<シンギュラリティ(特異点)>という合理的だが夢のない未来を知ってしまった今となっては、こういうヒトとAIが仲良く共存する世界というのは想像しづらいわな。そういう意味で、2006年発行にも関わらず(よくも悪くも)「おとぎ噺」になってしまったのがちょっと残念。まぁ、これは読み手の問題だが。
◆ u2 [rtmはicalのimport機能が見あたりませんが? バックアップデータはどのようにリストアするのですか?]
◆ ただただし [この記事は「RTMが落ちているとタスクを見ることができない」という問題を解消するのが目的なので、リストア可能なバック..]
◆ u2 [import手段がないのか?探してみます。]