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ただのにっき


2005-12-23(金) [長年日記]

げー、GoogleMapsがずれてる……

NTさんとこを読んで思い出した。GoogleMapsが世界測地系に変更になってたんだっけ(←気づくのがかなり遅い)。当たり前だけど、こま犬ライブラリを見てみたら、軒並みずれていた。しょぼーん。

google_mapsプラグイン(開発途中、絶賛放置中)での対応は、どうしようかなぁ。座標をいちいち変換して回るのはあまりに面倒だから、プラグイン内部で変換をかけるようなオプションをつけるか……。

追記

オプションを付けて、Tokyo→WGS84への変換を指定できるようにした。計算式は以前と同様こちらから。ちょっとズレるけど気にしない方向で。

Tags: google

シンガポール土産

買物侍 今週、友だちとシンガポールに行ってきたかみさんが買ってきた土産。これは……アジTではないか。夏になったら、これを着てアキバに買出しに行くよ!

最近うちのかみさんは、こういうネタに走る傾向が出てきた。以前はもうちょっと小洒落たモノを買ってきたように記憶しているのだが。そう言えば、以前は「誕生日プレゼントは何がいい?」と聞かれたおれが「メモリ」とか色気のないものを希望すると怒ったくせに、最近は自分から「(プレゼントは)メモリが欲しい」とか言うようになったしなぁ。オタ化?

るびま0012

笹田さんは連休の初日にリリース、というのはアクセス数的にはどんなもんなのかなと心配(?)されているようだが、おれ的にはじっくり読めて嬉しい。平日にリリースされると、忙しさにかまけて全部読めないことが多いから。というわけで、今号は興味のあるところはだいたい目を通せた。

巻頭言、相変わらず渋い。しかしながら、季節が巡る土地ばかりではないとも思う。常夏でもいいではないか。

qwikWeb。プロモーション不足とはまったくその通りで、もっと宣伝すればいいのになー、と感じていただけあって、作者自らがプログラマに向けて解説記事を書くというのはいい。楽しみな連載がまた増えた。「わびさび方式」は、Groovyの記事に出ているGroovy Markupに近いアイデア(?)で、シンクロニシティ? このアプローチはcgi.rbが持っているHTML生成機能の発展形だと思うのだけど、(ほとんど利用されていないcgi.rbと比べ)サニタイズとXPathが追加されている分、利用者のインセンティブが増している。普及するかな?

YAML入門は、スキーマバリデータの記事。YAMLを実用的に使おうと思ったら必須機能だと思っていたので、この解説は嬉しい。ところで、RESTなWebサービスを作るなら、データフォーマットはXMLじゃなくてYAMLの方がいいと思うんだけど、そういうアバンギャルドな実装はないのかな。

Tags: ruby
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

hyuki [プレゼントには思い出(メモリー)が欲しい、という主張では?]

ただただし [おぉ、pricelessならありがたいですねぇ(笑)。]


2005-12-22(木) [長年日記]

OKボタンの位置はどこが適切?

一昨日のレンジのボタンのツッコミで上のサイトを教えてもらった。なんだか面白そうな会社である。

この調査じたいはまだ継続中(?)で、結果が出ていないのだが、自分でやってみた感じでは、上下に並んでいれば迷うことなく上をOKだと感じるし、左右に並んでいる場合には(Windowsユーザなので)左をOKと感じる(Macユーザは逆に感じることだろう)。こういう場面で一番モノをいうのは「慣れ」のファクターだし。

左右に並べたときの配置に関しては、MacOSは「利き腕に近いほうをOKにした」という話を聞いたことがあるけど本当かな。Appleが利き腕による差別をするとは思えないのでガセかも知れない。おれは文字の流れと一致するWindowsスタイルに利があるように思うのだが(もちろんアラビア語圏では逆がいいだろう)。

残念ながらこの調査ではボタンの配置だけに着目しているので、大きさや色を変えるというより効果的なデザインについては考慮されない。しかし、デフォルトボタンを目立つ色にするのは、本当なら真っ先にやるべき工夫という気がする。

そもそも「OK」「キャンセル」というラベル自体がいけない、という意見もあったよな。MacOSはラベルを変えたダイアログが多かったと記憶している。が、あれはあれで、じっくり読まないと判断できなかったりするので、良し悪しという気もする。OOoのダイアログもこの傾向があるから、いまだに慣れないし。まぁ、重要な場面では変に慣れの要素が出ないほうがいいとは思うが(でないと株を1円で大放出してしまったりするし)。

ともあれ、どんな結果が出るのか興味があるので、アンテナで監視しておこう。

Wiki小話Vol.4

image セキュリティ話。特にWikiに限った話じゃなかったが。

しかし、もはや趣味でWebアプリを書くのはリスクが高すぎるよなぁ、というのが正直な感想。基本的には高木さんの「安全なWebアプリ開発の鉄則 2004」(HTMLPDF。2005年版も近々出るだろう)を読んで対処しておけ、ということだけど、このブ厚い資料を見たら、盛り上がっていた創造性が萎えてしまうこと間違いなしである。その壁を乗り越えられる者だけに、Webアプリを公開する権利があるのだとすれば、イヤな世の中になったものである。

なお、質疑の時にでた「Unicodeバグ」の資料はコレ……なんだけど、いまサーバ落ちてる?

Tags: wiki
本日のツッコミ(全10件) [ツッコミを入れる]

Before...

hisa [僕は左利きマカーなのですが、Appleは最初のMacintoshから利き腕による差別してます。使用頻度の高いメニュー..]

ただただし [あ、なるほどねー。それは気づきませんでした。たしかに右利き優先ですね、それは。]

TrackBack [http://pmakino.jp/tdiary/20051222.html#p01 [ぴ] [プログラム] OKボ..]

TrackBack [http://blog.kan.vc/1135345608.html てくのーと2.0 Wiki小話Vol.4 昨日..]

TrackBack [http://www.remus.dti.ne.jp/~a-satomi/nikki/2005/12b.html#d..]

TrackBack [http://sho.tdiary.net/20060131.html#p01 ただのにっき OKボタンはキャンセル..]


2005-12-21(水) [長年日記]

キング・コング

どーせ金ばっかりかけた駄作だろうと思ってたんだけど、なんかすげー評判がいいので、夕べレイトショーを観てきた。21:00開始だから日付の変わる前に帰れると思っていたら、24:15終了だって。長いな、おい。

で、実際けっこう良かった。特撮(←言い方が古い)もすごいんだけど、それより脚本がうまい。凝るところは徹底的にディテールアップして、一方ですごく大胆な省略があり、すごくメリハリがある。「そのジャングルでどうして誰も道に迷わないんだよ」とか「どうやってコングを運んだんだ」とか、ツッコミどころは満載だけど、観ている最中は気にさせない。シーンごとのアピールポイントが明確なんだな。

ウリはもちろん、コングのアクション、特に恐竜とのからみなんだろうけど、それより表情がすごい。特に目の演技、人間でもあそこまで微妙な表情をできる俳優は少ないんじゃないか。あれなら、全配役をコングが演じる映画だって撮れるよ(どんな映画やねん)。恐ろしい時代だなぁ。

発展途上の概念を語るときに「常識」を土台にするのはよそう

MM/Memo上の自分のブックマークに、「TrackBack」タグをつけたエントリが3つもあった。いったいどういう日なのやら。

まずは小飼さんのTBもcommentも受け付けないblogなんて3年前のエントリかと思ったヨ。

ウェブログ(blog)は定義上はPermalinkを持った記事が時系列に並んでいりゃぁいいので、「ただのWeb日記」だって立派なウェブログ。そもそも、TrackBackやコメントを受け付けていないからといって反論を受け付けないと決めつけるのはどうか。反論は、いつでも誰でもどこででもできる。ソーシャルブックマーク上で「死ねばいいのに」とか書いたっていいわけだよ(よくねーよ)。

先日のXML開発者の日でSixApartの平田さんが述べていたが、猫も杓子もTrackBackという風潮は日本独特のもので、SixApartの影響力がそれほど強くないアメリカではTrackBackは決してメジャーな言及通知手段ではないそうだ。昨今ではTrackBackスパムも少なくないので、スパム対策するくらいなら受け付けなくするという選択肢は当然アリだ。さらに最近はコメント欄が炎上することも増えているので、防衛戦略上コメント不可なのは非難されることでもなんでもない。

というわけで、ウェブログに関する「俺定義」を適用しておいて、それを土台に批判をするのはどうかと思った。

残る2つはトラックバック機能はもういらないと、それを受けての言及リンクの無いトラックバックは本当にいけないの?。前者はいくつかのサービスが解説するTrackBackの解説を元に、言及のないTrackBackをやめよという提言だが、そもそも「本来そういうものだから」という理由付けは、比較的新しく使い方が定まっていないテクノロジに使っても説得力がない。だから後者のような反論の余地が生まれてしまう。

後者では以前おれが半年前に書いた言及のないTrackBackの何がいけないのかがリンクされている。この記事はいまだにリンクやTrackBackがあるのだが、どうもこれを「常識」ととらえて論を組み立てる人があとを絶たない。この記事は言及リンクがない場合のデメリットを述べたものであって、常識について述べたものではない(将来常識になればいいなという期待はあるが)。TrackBackの使い方など発展途上なのだから、これを暗黙の了解のように使ってはいけないと思う(常識になっていないからこそ、最終的には技術的な対策をとったのだ)。

ちなみにこのlastline氏は「完全に納得できる内容でないのです」と書いているように、これを常識と見ていない。きちんと自分で価値判断する姿勢は正しいと思う……ので、これからもがんばってスパムにまみれていただきたい。ただ、結論部分は無用に過激に見えるので、(狙っているのでない限り)このたとえ話はやめた方がいいかも。

本日のツッコミ(全9件) [ツッコミを入れる]

Before...

TrackBack [http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50279189.html 40..]

TrackBack [http://www.yamaken.name/archives/2005/12/blog.html 発見日記-Di..]

otsune [もっと正確に言うと「言及のないTrackBackは機械にはスパムと区別できない」なのかな。 もしくは「TrackBa..]

lastline [私は現在のところ「トラックバックスパム」を遮蔽する比較的有効な対策は「言及の無いトラックバック」を受け付けないように..]

ただただし [おっしゃるとおり、技術的な解にはすべからく「現時点では」と付け加える必要がありますね。現時点でも、TrackBack..]

TrackBack [http://starfish.dyndns.org/y/index.php?/archives/415-Lived..]


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