2005-12-20(火) [長年日記]
■ デザイナーはマカーかも
うちのオーブンレンジ、加熱時間を設定していざスタート! と思って押すと必ず「とりけし」を押してしまうというトラブルがなくならないのだが(学習しろよ)、その理由を考えてみた。
- ボタンの配置が「とりけし」「スタート」の順で、これはMacOSのダイアログボックスと同じだ。Windowsに慣れていると、左が「OK」だという癖が付いているのではないか(このレンジのデザイナーはマカーか?)
- 通常「赤」は危険な色なので、習慣的に「とりけし」と感じてしまい、押すのを無意識に躊躇してしまう
- 「とりけし」と「スタート」が同じ大きさなので「スタート」の優先度が上がらない
最初のはまぁ、しょうがないかも知れないけど、あとの2つはなんとかできたはずだよなぁ。
スタートと取り消しでどっちが危険かといわれたらスタートのような。
つまり正しい配色の気がします。
とっさの判断で押す必要があるのは「取り消し」かもしれませんね。しかし難しい問題ですね。
確かに「危険」という表現を使ったのは間違いかも。うまい言葉が見つからない。
他社のレンジを見てみると、両ボタンはサイズも形も違っているのがほとんどだけど、スタートに赤を割り当てるのはわりと標準的みたい
職場の自動車についている緊急通報システムの赤いボタンを取り消しだと思って押したら、突然ラジオの音が消え、「これは緊急連絡ですか?」という女性の声が聞こえてきたことがあります。もーびっくり。そのボタンはIEの取り消しボタンに似ていたのですが、あとで良く見ると角度が45度違っていて赤地に白の赤十字っぽいマークなのでした。むずかしー。
スタートは押し直せばいいだけですが、取り消しは目立ってほしいですね。うちのレンジは取り消しが全然目立たないので「しまった」という場合にかなり焦ります。
こえぇぇ >zunda
でも、IEの取り消しボタンはシイタケですから。ふつー見間違えないっしょ(笑)
グレイと赤だからこんがらがるのであって、赤と青なら信号チックになり判別しやすくなるように思えます。
ボタンの大きさですが、個人的には「とりけし」は小さくしてて構いません。なぜなら「ドアを開くと止まる」ということを知っているため、急いで停止させるときにはそのままドアをオープンするからです。
そのため、「とりけしボタンを押して心安らかに内容物を確認する」という手順を踏みません。
動作中に本当に取り消すときには「とりけしボタン」を押さないのです。
加熱を意味した「赤」かもしれませんね.
もひとつ上の写真からでは,とりけしの方が濃い枠に見えますので,よりボタンとして存在感があるようにも.
↓こんな調査をやってる所が。
http://www.phenomena.co.jp/phenomena/uid_lab/ok_btn/
旧式の電子レンジによくあるダイヤル型の方が直感的なインタフェースとしては優れている気がします。取り消したいときも時間設定をしたときと逆方向にひねるだけで迷うことがありません。
写真を見る限り、調理時間設定ボタンの真下に取り消しボタンがあるというのが問題のような気がします。調理時間を設定したら通常は、スタートボタンを押すっていう流れなので、真下にはスタートボタンがあった方が使いやすい気がします。