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ただのにっき


2005-12-15(木) [長年日記]

Ruby関係忘年会@東京

まつもとさんが上京するということで急遽開催された忘年会に参加。やっぱ、新百合ヶ丘勤務になって一番良かったのは、都内に出やすくなったことだなぁ。

それはそうと、主賓の到着を待っていたら、今回はじめてこういう場に出てきたと思われる、何人かのRubyコミュニティでは見かけない顔の中に、ひとりの外人さんがいて、にもかかわらず、ものすごく既視感のある人なのだ。人の名前と顔が一致しないことにかけては右に出るものがいない自信だけはあるおれなので、きっと何かの勘違いだと思っていたのだが。

自己紹介を聞いてぎょっとした。つい先日、仕事で伺った会社で、技術的な解説を担当していた人ではないか。その時はRubyのルの字も出なかったし、こっちもまさか、Ruby関連の宴会で仕事の関係者に出会うとは想定していなかったので、両者がまったく一致しなかったのだ。いわゆる人工知能におけるフレーム問題である(←違うと思います)。

ともあれ、Rubyを使っているというだけで、彼の会社の株が(おれの中で)数段上がったのは言うまでもない。つーか、Rubyで8万行のCMSって、それだけで世界的にも最大規模のプロジェクトだよなぁ。すごいや!

ところで、まつもとさんと同じ宴会に出るのはすでに何度か目なんだが、いまだにちゃんと話したことがない。どうよそれって。

Tags: ruby

献本2冊

484432201X 以前意外な方面から執筆依頼がと書いたヤツ。「Sleipnirのヘビーユーザとしてエッセイを」との依頼だったので、「おれがヘビーユーザかぁ?」とは思いつつ、快諾したものである。ちなみにもうひとりのエッセイ担当はなんと、百式の田口さんだった。彼もSleipnirユーザだったのか。

Sleipnir2の操作法からカスタマイズまで、一通り載っているので、実用度は高そうである(といっても読むのはこれから)。

Joel on Software
Joel Spolsky
オーム社
¥1,776
こっちは何もしていないのにいただいた。レビューアの一人が(まだ日記でカミングアウトしていないので名前を出さない方がいいのかな?)、「ただに読ませるといいぞ」と入れ知恵してくれたらしく。涙が出るほどありがてぇっす、貧乏なので……じゃなくて、Joel on Softwareはとても好きなサイトなので。

今年は『ハッカーと画家』とか、ネット発の良書が収穫の年でしたな。あ、『電車男』や『生協の白石さん』もね(←つけたし)。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ささだ [でかいプレゼン、はネット発と言えるでしょうか。]

ただただし [あっ。うーん……「半分ネット発」? 右ページだけ。]


2005-12-14(水) [長年日記]

Sleipnir 2.21

2.20にあげてから、社内のいくつかのWebアプリのページでプロセスが死んでしまうようになっていたのだが、原因がよくわからなかった。IE単体だと死なないので、Sleipnir固有の問題なのはたしかなのだが。

で、2.21が出たんだが、

Sleipnir 2.20にブラウジング中にフリーズする不具合がありました。
国際化ドメインが有効で、かつURLに2バイト文字(日本語等)を含む場合に起こりました。

とのこと。リリースノートにもそれらしきことが書いてないけど、いちおうアップデートしてみたら、ピタリと直った。うーん……。

Tags: sleipnir

惑星大怪獣ネガドン [DVD](特撮(映像))

昨日、ちょうど/.Jのトピックスになっていたのを読んでいたら、かみさんからメールでコミックス・ウェーブ川口氏のインタビューへのリンク入りで「今晩J:COMで放送されるから録画せよ」という指令が。へんなシンクロニシティだのぅ。インタビュー記事は、あえて粟津監督でなく出資サイドに話を聞くというところが面白かった。「金は出すけど口は出さない」みたいな姿勢がいいよなー。

で、実は我が家のHDDレコーダー、最近はエラー頻発で満足に録画ができないんだが(たぶんディスクが死にかけている)、なぜか夕べはちゃんと動いたようだ。今朝ざっと見返してみたら、時々ハング(!)するものの、最後まで撮れていた。完全に息の根が止まる前に、DVD-RWにでもコピっておこう(←DVD買わないのかよ!)。

内容に関しては、DVDの発売も明日らしいので、まだ書かない方がいいかな。昭和レトロつーか、いきなり「昭和百年」で吹いたけど、ギャグではない。ストーリーはお約束すぎる感があるけど、30分に収める工夫としてはアリだろう。

フルCGだけあって、凝ったカメラワークができるせいか、下手な怪獣映画には真似のできないダイナミックなアクションシーンが見事。CGと模型の落差がないからかえって自然だし。たしかにこれは必見だ(といっても、対象は1960年代生まれの大きすぎるお友達だろうが)。

一方、フルCGだけあって、人物造形に「不気味の谷」現象が。とくに少女の表情が怖い。いっそ、人間は出さなくても良かったんじゃないかね。興行的にダメかな。

Fly Pentop Computer

百式経由。

わぁ、こりゃ面白そうだ。Newton MessagePadのコンセプトを知ったときに近い興奮。初代pilot(Palm)と同じくらい「使ってみたい」と思わせる。まぁ、J-OSの山田さんみたいな勇者が現れて、日本語化してくれないと使えないと思うけど。

ところでこのサイト、ちょっと嬉しい工夫がある。Flashで構築されたデモを操作するのに、このPentop Computerを模したマウスカーソルを使うんだけど、「Left Handed?」っていうアイコンをクリックすると、ちゃんと左手で持った形に変わるんだよ! デモをする少年のひとりもちゃんと一人は左利きだし。日本企業ではぜったいに思いつかないギミック。惚れた。

Tags: pen pda

考える脳 考えるコンピューター(ジェフ・ホーキンス)

だいぶ前に買ったんだけどやっと読んだ。

ヴァーナー・ヴィンジが<特異点>と呼ぶ現象がある(SFマガジン2005年12月号で向井さんの翻訳が読める)。人類が、人類を越える知性を発明したら、その知性がさらなる高度な知性を生み出すことを妨げることはできず、結果、知性の向上は幾何級数的な速度で進行し、人類はあっという間に下等生物に成り下がる……という予測である。ありがちなSF的ディストピアではなく、十分に考えうる未来だと思うが、ヴィンジはこれを、2030年までに起きると予想している。

これを読んだとき、「2030年〜? ちょっと無理じゃね?」と思ったんだが、本書を読んで考えが変わった。ジェフ・ホーキンスは、おそらく今から20年くらいの間に<特異点>を生み出すだろう。それほど、本書が述べている「知性」の本質は直感的に正しいように見える。そして、いくつかの技術的なハードルさえクリアすれば、実際に人工の知性を生み出せるに違いないと信じられる。

そうして生み出された人工知性は、おそらく人類とは異質で、かつ、高度になる可能性を持っている。ヤバい。画期的なPDAだった「pilot(現Palm)」もヤバかったが、こっちはもっとヤバい。当局(ってどこ?)は、ジェフを逮捕監禁したほうがいいよ! ヤツを野放しにしたら、人類はおしまいだぁ!

……というくらい面白かった。いや正直、人類の時代はあと20年かも知れんよ。

Tags: book
関連する日記: 2006-03-20(月)
本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

白いヲクサマ [インタビューへのリンクになってませんよ〜。ここが一回目。 http://nikkeibp.jp/style/biz/..]

ただただし [ありゃー。すまぬ。修正。 じゃあついでに、X-TVで粟津監督のインタビューが観られます: http://www.x-..]

jun.o [FLY Pentop ですよね?]

ただただし [ありゃー。いかにも日本人らしい間違いをしてしまった……。修正しました。]

TrackBack [http://www.boxertwin.info/diary/?date=20060128#p01 Linux環境..]


2005-12-13(火) [長年日記]

大阪出張

岐阜あたり 案の定、名古屋以西で雪のため遅延。今年雪を見るのは早くも二度目だ。

それより、ケータイを横にして車窓を撮ると、まっすぐなモノが傾いて写ることを発見した。それも、手前にあるモノほど大きく傾く。面白い。

別のデジカメで撮ってもそんなことないから、このケータイ(の素子?)固有の問題か。

大阪出張(2)

イクラ丼 帰りの新幹線では、まわりがみんなビールをかっくらっててむかつく(←禁酒中)。なので、イクラ丼にした(関連不明)。

そうかぁ、CMOSだから上と下で時間差が大きくなるのね。面白いのは、ケータイを普通に縦に構えるとこの問題はほとんど顕在化しないところだよな。手前のモノほど太く写る程度で。

もちろん上下方向に移動中は問題だけど、レアケースだし。基本的に、ケータイとCMOSセンサーの相性は良いと。

新型ASIMO、発表

http://www.honda.co.jp/ASIMO/newmodel/なんてURLがいつまで有効なのかわからんが。例の「プロトタイプ」が正式版に格上げされたのかな。

しかしまー、走りながら曲がったりお茶くみしたり挙句の果てはラジオ体操まで! もー、おじさんはたまりませんよ。どうだね、うちに来ないかね。

しかし、いちばん面白いのは、お茶(じゃなくてジュースか)の載ったトレイを受け取った(人間の)お姉さんが、ASIMOに向かって会釈をしてしまうところかも知れない。まぁ、気持ちはわかるが。つーかおれだったら「よくやった!」とか言って抱きしめちゃうけど。

Tags: asimo robot
本日のツッコミ(全11件) [ツッコミを入れる]

Before...

ただただし [はい、レンズの問題による歪曲収差ではありません。 ちなみに画面下方に写っている斜めの線、実際は垂直な棒状のものです。..]

AsO [CMOSセンサの場合、X-Yスキャンされた瞬間の光量を撮っていくので下ほど遅れてずれていくと。てことは、縦に構えた時..]

ただただし [そうそう。風景の流れる方向によって、モノが細くなったり太くなったりするはずなんですよね。こんど新幹線に乗ったらやって..]

すずき [ニュース映像では台車を転がしてましたよ!>ASIMO]

ただただし [上のオフィシャルサイトにもありますよ >台車転がし映像 まぁ、これはP3にもできましたしね。]

N [ASIMOが会釈を返しているのがまた可愛い。 実際は「返している」わけではなさそうですが。]


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