2020-12-26(土) [長年日記]
■ ruby3が出てしまった
東京オリンピックは順延になってしまったが、オリンピックイヤーに出すと予告されていたruby 3.0は順延されないのであった。というわけで例年どおり、クリスマスにリリース。おめでとうございます!
で、こちらといえば転職からずっと嵐のような3ヶ月、ようやく仕事にも慣れてきたかなというレベルなので、previweもrcも横目で眺めつつもなにもできないままリリース当日を迎えてしまった(そして今日はその翌日だ)。とほほ。
しかも最近はruby:2をベースにしたDockerコンテナ上で生活しているので、そもそもrubyをビルドする環境もない。公式からDockerイメージが配布されないと簡単に試せないときたもんだ。堕落だ。
rbenvを入れるのもかったるいし、せっかくだから最近仕事でも利用しているasdfの環境でも作るか。でも面倒くさいな。とかゴネていたらDockerfileから作ればいいというアドバイスが降ってきたのでそうした。
Docker Hubから配られているrubyの公式イメージは、このリポジトリにあるDockerfileから生成されている。ので、こんな感じでOK。
% git clone https://github.com/docker-library/ruby ... % cd ruby/3.0/buster % docker built -t ruby:3 . ... % docker run ruby:3 ruby --version ruby 3.0.0p0 (2020-12-25 revision 95aff21468) [x86_64-linux]
ちゃんちゃん。そういえば、PCを新しくしてから初めてRubyをビルドしたけど、めっちゃ速くなってて感動した。
で、試しにtDiaryを動かしてみるんだけど、まだ対応していないgemがいくつかあるし、Webrickがruby本体からgemに分離されてしまったとか色々あるので、その辺の罠は回避しないとダメ。
% cat Gemfile.local gem 'puma' gem 'webrick' % bundle install --without development test ... % cp tdiary.conf.beginner tdiary.conf % bundle exec bin/tdiary htpasswd ... % bundle exec puma -p 9292 ...
ここの日記をruby3にするには、Herokuのサポートと、mongo driverのサポートを待たないといけないっぽいので、まぁのんびり待ちますか。次のtDiaryリリース*1までに間に合えばいいけどな。
*1 2/29の予定……って、そんな日は永遠に来ないのでは!?