2000-08-22(火)
■ Kondara
Kondara 1.2とKondara 2000の違いがやっと明らかになって、満足。もっとも、その場が新真・コンダラ掲示板って言うのは問題だと思うけど。企業のサポートなしに大規模なオープンソースプロジェクトが運営できるなんて世迷い言はシカトするにしても、デジファクはもっと自分たちがやってることをオープンにすればいいのに、と思う。「Kondara Projectに機材を貸し出してます」「Kondara 1.2を商品として通用する品質に高めてKondara 2000にしました」……どっちも胸張って威張れる貢献だと思うんだが。少なくともKondaraを箱詰めしてるだけなんて印象を持たれるよりはいいはずだよな。
というわけで、やっぱアップデートしようかね、箱買って。Kondaraプロジェクト自体にはロクに貢献できないけど、箱買えば間接的な貢献にはなるもんな。でもまず、w3mではまったく中身がわからないホームページだけはなんとかしてくれぃ(笑) >デジファク
2001-08-22(水) 1630歩
■ 台風
朝、すんげぇ雨と風だったので、ベッドの中で休むことを決定。どーせみんな休むだろう(なんてね、日本人はこういう日にも出社するんだよな)。まぁ、会議もないし、作らないといけない資料は自宅でも書けるからいいのだ。
■ NIC壊れる
で、昼ごろから「仕事でもすっか〜」とPCの電源を入れたら、ネットワークにつながらない。いや、ハブのLEDを見るとなにかパケットを送ってはいるようなんだけど、通ってないようだ。受信がおかしいのか? そういえば最近、Galeonでリロードすると何も出ないなんてことが時折あったな。NICがおかしいのかも知れない。念のためケーブルを変えたりカードを差し直してみたりしたけどダメ。NICだ。それも受信だけ。
仕事どころじゃないので、NICを買い出しにヨドバシまで車を飛ばして、PLANEXのFNW-9802-Tを買ってくる。最近、PLANEXのいいお客だな。って、1500円しかしないけど。安くなったもんだ。で、差し替えたらあっさりTuripとして認識されて(DECコンパチと書いてあったのでこれでいいのだろう)、復活。なんだ、もしかして最近の不調は全部NICのせいか?
これでこのマシンもやっと100BASE-TXになったわい。怪我の功名。いい気になって、こないだ外したメモリも入れてしまう。こうやってトラブルの条件を増やしてしまうのはよくないことである:-P
■ 台風(2)
あー。お日様が出てきてしまった。これで仕事休んでたら、ただのずる休みじゃん……(←そうでなくてもずる休みである)。
2002-08-22(木) 8508歩
■ 恐竜博(2)
ちょっと先の予定だが、9月7・8日はかみさんが友人と京都に行ってしまうことになったので(もちろんコンサの応援である)、独身状態の週末となりそうだ。
さて何しよう。
去年の林道にリベンジというアイデアもあったんだけど、考えてみたら、世界最大の恐竜博に行くのはこのチャンスしかあるまい。7日に行ってみて、回りきれなかったら8日にも行く、と。食い足らなかったら科学未来館で毛利さんとASIMOに会うというプランを追加してもよろしい(って、毛利さんには会えないのではないか?)。よし、そうしよう。
……という文章を昨日のうちに書いておいて隠しておくというテスト。1.5でもちゃんと動いていたもよう。それにしても涼しくて、今日もまた寝坊してしまったよ。1時間寝坊しても遅刻しないように出社できるのだが、朝メシ抜きは寂しいよなぁ。
■ 変な英文メール
「YOUR HELP IS NEEDED」という英文メールが来た。またspamだろ、と思って削除しかけたんだけど、ちょっと毛色が違う雰囲気だったので読んでみたら、なんか変な内容。
「兵舎の爆発で死んでしまったお父さんのPCから見知らぬE-mailアドレスが出てきたんだけど、あんた誰?」みたいな(笑)。その「見知らぬアドレス」が数百個入ったファイルが添付してあるのは「をいをい」だけど、続きには数千万ドルの遺産(?)があって、いま彼らが抱えている問題を解決してくれたら何割かくれると書いてある。このあたりから、とたんにspamくさくなる。
どう見ても知らない人なので……というか、アドレスリストにはrobotが集めたような痕跡があるので(.NOSPAMPLEASEなんてのが付いてるのもある)、数百万ドルが転がり込んで来る可能性は低いけど、なんだか夢のある(?)お話であった。新手の詐欺かもしれないけど、真相は知らずにいた方がヨイ気もする。
2003-08-22(金)
■ NaverのBOTさらに悪質化(2)
韓国の腐れBOTの話題に数千アクセスかよ。や〜ん。
うち(tDiary.Net/tDiary.org/spc.gr.jp)に襲来するようになったのはほんの数日前からだけど、他のサイトでは8月上旬という例もあるようだ。
NaverのBOT(dloader)の困ったところは、ごく短時間に大量のリクエストを送りつけてくるところだ。うちみたいにページ数の多いサイトは、1日の特定時刻に数千件の集中アクセスがあって、それが数日間続く。ホンモノのGooglebotは、やはり毎日3〜4千回のアクセスをしていくんだけど、さみだれ式で負荷の低いアクセスのしかたをするので、ぜんぜん困らない。
「(BOTだってWebクライアントに過ぎないのだから)どんなアクセスのしかたをしても自由ではないか(だから拒否するな)」という意見を読んだことがあるけど、クライアントの自由を認めるならそれを拒否するのもまたサーバサイドの自由である。こういう相手の都合を無視したアクセスをしてくるBOTは、こうして生存環境を自ら狭めてしまうので、自滅するか、進化するかしかない……はずだ。今回の「GoogleBot化」は進化なのかな。擬態だもんな。
……と、ネット上の疑似生命として生存環境の確保はどうあるべきか、なんてコトを、圏外からのひとことを読んで考えてしまいましたのことよ。
■ Debian: apt-listchanges apt-listbugs
% sudo apt-get install apt-listchanges Reading Package Lists... Done Building Dependency Tree... Done Some packages could not be installed. This may mean that you have requested an impossible situation or if you are using the unstable distribution that some required packages have not yet been created or been moved out of Incoming. The following information may help to resolve the situation: Sorry, but the following packages have unmet dependencies: apt-listchanges: Depends: python-apt but it is not going to be installed E: Sorry, broken packages
くぅ〜。うちの環境、そういうのが時々あるんだよなぁ。どっかいかれてるのかも知れない。意図せぬTesting(って何)だし。たぐってみると、libapt-*-libcに複数のバージョンがあって、バッティングしてるのかな。そういえば他のパッケージでも、たどっていくとlibcに行き着いたし。libcをうにゃうにゃするのは怖いので、とりあえず放置しておこう(汗)。
ちなみにapt-listbugsは入った。
2004-08-22(日)
■ このまま猫の写真を載せ続けるとウェブログと呼ばれなくなるかも知れない
手近にあったダンボール箱を与えてみた。というか、押し込んでみたら、ソッコーで寝てしまった。たわいない。
しかし、もっとも多い寝姿はこれである。よく伸びているが、食いすぎて腹が出ている。
なお、名前の由来を説明するのが面倒なときは「マダ・ナイはチベットの言葉で"高貴な猫"という意味なんです」と言うことにした(←どっちが面倒なんだ)。
◆ yonemako [トイレのしつけは出来てるんですか?]
◆ ただただし [トイレに行きたくなったときは、外に出してくれと申告してきます。楽です。]
◆ ・・・ [たまに↑の様に言う人居るけど 猫の糞尿は匂いが独特の為 きちんとしつけた方が良いかも 近所のおばさんの目も敵にされ..]
◆ 白いヲクサマ [↑ええと、隣の猫もそうしているので自治会的に大丈夫ではないかと。大きなクルマが入ってこないので、猫放し飼いエリアなん..]
◆ ただただし [あと一般的に、オシッコの臭いがキツいのは未去勢のオスだよね。去勢すればスプレー行為もなくなるし、問題ないと思うけど(..]
◆ 北斗のしんちゃん [家の猫は袋の中に入ると凄いことが起きてしまうんです^^;どっかに手を突っ込むとビビッて攻撃してきます…はぁ…手傷をお..]
2005-08-22(月)
■ Subversion: ブランチ移動
おれにしては珍しくTrunkのHEADを追っかけていたximapdだが、当面はbranches/0.0を使ったほうがいいとのことなので、ヘタレなおれは素直に従うことにした。
Subversionでブランチ間の移動はどうするのかなー、と調べたら、switchサブコマンドを使うようだ。
% svn switch http://projects.netlab.jp/svn/ximapd/branches/0.0/ U tests/session-test.rb U bin/ximapd U release.sh U . リビジョン 255 に更新しました。
ほほぅ。こりゃ楽チンだ。
■ サウンドステーションを使ってみる
Yahoo!が始めた無料音楽ストリーム、サウンドステーションを使ってみた。最近職場がちょっと騒がしくて、集中したいときにヘッドフォンで流せる音楽が欲しかったので。なにせ、Last.fmはリニューアルしてからproxyを超えてくれなくなっちまったし(それ以前に相変わらず重くて使いものにならない)、他のInternet Radio局も試しているけど、純粋に音楽ばっかり流してくれるところは意外と少ない。DJは邪魔なんだよ。
というわけでYahoo!だが、FlashとWMPを組み合わせていて、ブラウザ内だけで操作が完結する(すなわちWindows専用)。Sleipnirで1つ余分なタブを放置しておくだけなので邪魔にならない。音質はややしょぼいけど(FMラジオくらい?)、BGMだと割り切れば気にはならない。ただし、数曲おきにCMが入る。これが聞いてるチャンネルに合った音楽を使ってくれればいいのにそういう気遣いはしてくれないので、気になるといえば気になるか。
ただ残念なことに、致命的な問題が。Pentium4 2.4GHzのマシンを使っているのに、CPUを常時70%くらい食ってくださるのだ。ということは、仕事中のBGMにするのなら、残り30%のCPUパワーだけで働けということだ。そんなムチャな!
というわけで、Yahoo!もあっさり没に。無駄なアニメが動いているわけでもなく、単にHTTPで低音質のストリーミングを再生してるだけ。なんで今どきこんなに重いアプリを作れるのか、説明してもらいたいものだ。
追記
おや? ブラウザを再起動したら、負荷がぐっと下がったぞ。ほんの2〜3%しか食わない。なんだったんだ。これなら使えるじゃん。
で、10曲再生すると、いったん中断しちゃうのねん……それじゃ、Blue Note Radioといっしょだ。なんでずっと垂れ流しにしてくれないかなぁ。
2006-08-22(火)
■ 松江行き?
8/29〜8/30に松江で一泊という仕事が入ったっぽい。誰か迎撃してくれるかしらん?
■ いまごろ「トップ2」にハマる
週末、ふらふらとShowTimeをみていたら、 トップをねらえ2!の第1話が無料で流れていたので、ちょっと躊躇しつつも見てしまい、そのまま勢いで5話まで視聴してしまった(200円×4)。おまけに最近AT-Xで流れた最終話の先行公開がちゃっかりYouTubeに(以下むにゃむにゃ。もちろんすでに消されている)。
2、3年前に製作が発表されたときは、なんだかおかしなデザインのキャラとメカで、とても前作と連続性のある話には思えなかったので、夢を壊されるのもいやだからずっと避けてきたんだが、なんだよ、面白いじゃないか。ネット上の評価は賛否真っ二つなようだが、おれは許せるなぁ。
たしかにストーリーには綻びが無数にあるし、演出も甘い。SF度もかなり下がった。が、前作からかけ離れた第1話(だがオマージュは多い)からスタートして、第4話でがっちりとつなげてみせ、最終話では「そこを描いて欲しかった」というまさにそのシーンをみせる。見事ではないか。
というわけで、安価なBOXが出たら買っちゃうかも知れん。さすがに1本30分の単品に6000円×6も出す気にはなれないけど。いまのところは(これまた前作に勝るとも劣らない)OPを引っこ抜いてiPod shuffleで無限リピート中。夏休みにSt.GIGAと格闘した経験がいきなり生きた。
2007-08-22(水)
■ ニコニコ動画の新作を見逃したくない人のためのPRaggerプラグイン(2)
新着チェックができるようになったはいいが、1日で40本もひっかかってしまって途方に暮れていたりして。おまえらどんだけアイマスが好きなんだと。
今のアルゴリズムだと、公開されてしばらくしてから目的のタグが付与された動画が新着として認識されない恐れがあるんだけど、そんなの気にしていたら全部見切れないから気にしないことにした。
それより、今日のログイン方法変更で動かなくなる可能性の方が怖い。直してる暇がない。
2008-08-22(金)
■ 夏休みツーリング(DAY2:平日の臼田宇宙空間観測所)
魚沼
早い電車に乗るかみさんを送り出した後、それほど距離があるわけでもないので9時ごろ出発。
このあたりはいわゆる「魚沼」なので、目に入る田んぼはみんな「魚沼産こしひかり」である。こんだけあったら、ピンからキリまであるんだろうなぁ(と考えてしまう大人っていやね)。国道沿いは民家も多く、豪雪対応の三階建て住宅などを観察しながらのんびり流す。
津南
R117に入ると、道が単調になってちょっと退屈してきた。ふとナビに目をやると、平行してぐねぐねした道が走っている。「ティン!」ときたのでそっちへ。ぐるっと回って元のルートに戻れそうだし。これがけっこう正解で、中速コーナーが続く短いながらもいい感じのワインディングだった。
もっとも、予定していたコースを外れたので、ナビが別ルートを発見できず、「Uターンしてください」を繰り返す。それでも無視して走っていたら、あきらめたのか、その先へ進むルートを示した。はっはっは、やはり機械は腕っ節でいうことを聞かせないといけませんな。
で、それがスキー場のメンテ用(?)らしき細い道で、なかなか心細い。見晴らしはいいけど。それでもあきらめずに登っていくと、R405(道の細さは変わらず)にぶちあたって南下、R117に戻った……すでに通過した場所に。えぇ~?
なんかしゃくにさわったので、もう一度トライしたら、途中で曲がるべき場所を(飛ばしすぎて)見落としていたらしいことがわかった。改めてそっちに入ると、ちゃんとR117の先のほうに戻れた。
臼田宇宙空間観測所
さて、今日の目的は(また)臼田である。普段は休日にしか来れないので、アンテナはお休みのことが多いが、平日ならほぼ確実に稼働中のはず。中野ICから上信越道に入って距離を稼ぐ。そういえば今日はまだ雨降ってない。が、山の上になるとだんだん寒くなってきたので、悔しいがカッパを着た。
佐久ICで降りて順調に臼田へ。もくろみどおり、アンテナは山側を向いた仰角45度くらい。通信先はどこだろう、かぐやかな?
いい気になって写真を撮っていたら、だんだんガスってきて、「おお、これはこれで趣があっていいかも!」と思っていたら、どんどんどんどん霧が濃くなり、とうとうアンテナがぼんやり見えるくらいまで視界が悪くなってしまった。えぇい、おれが何をしたというのだ!
大河原峠
少し待ってみたけど晴れるようには思えなかったので、しかたなく臼田を離れる。ここから西に向かうルートをナビに入れると、かならずいつもの林道を勧められるのだけど、今日もガン無視して国道まで出てリルートさせた。
そしたら予定していたのとぜんぜん違うルートを設定してくれましたよ、このナビは。さっきいじめたのを根に持っているのか。ちょっと迷いながらも蓼科スカイラインにむりやり戻して、大河原峠へ。標高2000mを超えるので、晴れているけどかなり寒い。
でも、以前来たときと違って、別荘地帯の一部を除き舗装がすごくよくなっていて、林道っぽさがずいぶん鳴りを潜めていたのには驚いた。これなら気負わずに走れるなぁ。これはいい道だ。普通にしてるとナビがチョイスしてくれないのが残念。
諏訪湖
だいぶ時間を食ってしまったので、そのまま休まず白樺湖に抜けて、ビーナスラインを走り抜け、諏訪湖の宿へ。かみさんより先に着くはずだったのが、30分遅れての到着になってしまった。
夜はまた酒を飲みすぎて撃沈。でも毎日やっている花火大会は部屋の窓から見られた。花火写真は難しいな。かろうじて数枚撮れた。
2009-08-22(土)
■ Ruby 逆引きレシピ すぐに美味しいサンプル&テクニック 232 (PROGRAMMER’S RECIPE)(島田 浩二)
著者の(ひとり)、島田さんから献本していただいた。ありがとうございます。
『レシピブック』と比較されることが多いようなので、ちらちらと見比べながらのんびり読んでいたら*1、Ruby札幌のトークショーがUstされると聞いて、慌てて読了した。ショー開始の5分前のことであった(笑)。
『レシピブック』が文法のおさらいから入っているのに対して、本書はいきなりgemのインストールとかirbのカスタマイズから入っていて、そこからして相当スタンスが違う。『レシピブック』が魚のさばき方や野菜の切り方という基本技術を押さえるのに対して、こっちは道具を揃えるところから始まってる感じ。その上で、文法みたいな部分はばっさり切って、ひたすら実用を目指す。なるほど、たしかにこれは、比べたくなる。
同じネタもけっこう入っているんだけど、ニュアンスが違うんだよね。なんというか、ひどい例えだけど、『レシピブック』は「今日はいわしの良いのが入ったから何か作ろう」、本書は「彼女がウチに来ることになったから料理でもてなしたいけどどうしよう!」って感じ?
ニッチすぎて「誰が使うんだこりゃ」的なレシピもあるけど、それとてどこかで誰かの役に立つことがありそうで、なかなか面白い切り口のレシピ本だと思った。
あと、#047におれの書いたライブラリ(?)が入ってて吹いた。あれの大元のコードを書いたのは2001年11月だよ。長生きだなー。
Ruby 逆引きレシピ すぐに美味しいサンプル&テクニック 232 (PROGRAMMER’S RECIPE)
翔泳社
¥3,080
9784797340044
Ruby逆引きハンドブック
シーアンドアール研究所
¥6,890
*1 残念ながらるびきち本はまだ持ってないのだが。
2010-08-22(日)
■ 今年もカッコイイRubyKaigiバッヂが来たよ
ので、tDiary用プラグインも更新した。contribから:
毎年実装方法が変わるのはどうなんだという気がしなくもない。というか、去年のはひどく手抜きだな。
rubykaigiプラグインをrubykaigi2010プラグインの別名で定義したので、サイドバーにはこんな感じで書いておくと、貼りっぱなしにしておけば来年自動的に置き換わるので便利です(笑):
<%= rubykaigi 'staff' %>
追記(2010-08-23)
某zundaさんのために「AWAYバッヂ」も用意されたので(笑)、追加した。
2011-08-22(月)
■ デカルトの密室 (新潮文庫)(秀明, 瀬名)
発刊当初「傑作だ」という(一部の)評価を聞きつけて買いに行き、間違って「ハル」を読んでしまったという失態からはや6年、やっと読んだという。遅いにもほどがある。
ヒューマノイドロボットとAI(人工知能)に関する(執筆当時の)膨大な知識・考察を、表題にあるデカルトにからめながらぶち込んで、自意識とは何かを問う、ターゲットにした分野をきちんと勉強してから小説にとりくむ瀬名秀明らしい意欲作。ミステリータッチの導入から、ネットに放たれた人工知能や一般販売されるヒューマノイドロボットたちが社会を変容しはじめる中盤、そして哲学的でメタな展開をみせる終盤まで、盛りだくさんでお腹いっぱいなSFだ。
が、やっぱりおれ、瀬名秀明は合わないなぁ、と(笑)。なるほど、主題に関してはすごくよく調べてあるし、デカルトを読んだこともないおれには自意識に関する考察についてケチをつける能力もない。ただ、その他の部分がおざなりというか、フィクションとして読者に「納得」を提供できてないと思うんだよね。
例えば冒頭、チューリングテストを競い合う「チューリング・プライズ」という学術系の競技会が開かれるのだが、作品中に登場するヒューマノイドロボットはどうみてもチューリングテストをパスできるだけの能力を持っていたり。フレーム問題を(ほとんど)克服しているようなロボットが登場する未来に、チューリングテストが成立しているというアンバランス。もちろん両者は別の技術だし、それぞれの進歩があると思うが、チューリング・プライズそのものが単なるその後の展開のための装置にすぎないように見える(「逆チューリングテスト」は面白いアイデアだと思ったけど)。
他にも、「フランシーヌ・プログラム」の蔓延に対してセキュリティ面での対策がまったくされていなかったり、殺人事件までおこしたロボットという存在に対する拒否反応が存在しないなど、実社会でこういう展開はないだろうというツッコミ箇所が多数あるせいで、しらけてしまう。ストーリーの都合上リアリティは無視するというなら、そういうシグナルを読者に提供すべきだよな。「ある日突然、血の繋がらない妹がおれの部屋に転がり込んできた」的なシグナルをさ。
2013-08-22(木)
■ DEF CONとはなんだったのだろうなぁ
アメリカから帰って、社内向けに報告書なんかを書きつつ反芻していると、やっぱりDEF CONをいたく気に入っている自分に気づく。もちろん例によって英語はからきしなので、本来の意味でのDEF CONを楽しめたわけではないのだけれど、それでも胸を張って「DEF CONは楽しかった」と言い切れる。でもなんでだろう。自分でもまだあまり言語化できていない。
DEF CONは前回20周年を迎えて、その記念ビデオが作られたのだけど、最近elkentaroさんが日本語字幕をつけてくれたのでそれを観たり:
これは本当にすばらしい映画だ。もちろん字幕もいい仕事。DEF CONの雰囲気をかなりよく伝えている。同じくRichard Thiemeの短いインタビューもとてもすてきだ:
会場ではgoons(DEF CONのスタッフ)はたくさん目についたけど、それ以上に参加者の自発的・自律的(!)な行動による緩やかな「合意」みたいなものがあった気がする。優しい強制力というか。猫が20年生きると妖怪になると言われているように、イベントも20年続くとなにか妙なものになるのかね。そうかも知れない。自分がかかわったイベントで似た雰囲気を持っているのはRubyKaigiだけど、まだ参加者に「お客さん」が多い感じ。RubyKaigiも20年やってればDEF CONみたいになるのかな。でもDEF CONはたぶん第一回からあんな感じだったんじゃないかという変な確信もあるんだよな。
2014-08-22(金)
■ 夏休み(1) - 蓼科へ
夏休みは分割してとっているのだけど(どうせ猫がいるから長期の旅行はできないので)、後半はちょっと涼みに行くことにした。というわけで蓼科へ。今回の宿はたてしな藍。昼ごろこっちを出て、そのまま宿に直行して、温泉三昧という流れ。
圏央道のおかげでほんと中央道に出やすくなって助かる。中央道ではエアコン全開でも追いつかないくらい暑かったけど(とくに甲府周辺)、こっちも涼しいというわけではなく、移動中はエアコンが切れなかった。とはいえさすがに蓼科まで来ると気温が下がって、木陰の露天風呂なんてかなり快適。屋内も夕方以降はエアコン切っても涼しいくらいになった。
食事はどれも美味しかったな。とくに、冬瓜・アロエ・タピオカ・葛といった透明な食材をふんだんに使って涼しさを演出していたのはよかった。まぁ温泉旅館のセオリーとして、ちょっと量は多すぎたのだけど。
温泉は温度が高めで熱かったのを除けば清潔でゆったりしていたし(貸切風呂もとても広いし、今回は取れなかったけど露天風呂付きの部屋もある)、部屋も広くて、窓際に掘りごたつあったりするのも◯。あと「藍」の名のとおり、浴衣が薄い藍染めで柄とか入ってないのが渋くて良かった。それから日本ではちょっと珍しい、ウェルカムフルーツがあるのも嬉しい驚き。
と、けっこういい宿だったんだけど、いまひとつ高級感が足りないのは、ところどころで気配りがちょっとずつ足らないからなんだよなー。洗面所に洗面台が2つあるのにスリッパが一足しかないとかさ(笑)。あと個人的に、浴場に行くのに部屋からタオルを持っていけと言われると、高級感が急激に下る。たいしたコストアップじゃないなら、タオルは浴室に置いておく方がいいと思うね。
2015-08-22(土)
■ 緑のカーテン2015 (3)
そういえば7月からアップデートしていなかったが、あれから緑のカーテンはぐんぐん成長して、ついに2Fの窓を覆い尽くすレベルになった。緑のカーテン作りはじめて、ここまでちゃんとカーテンになったのは始めてだ。露地植えにしたのがよかったのか、それともやっぱり西洋アサガオが最強なのか(たぶん両方)。
もっとも、葉の密度がそれほどでもなくて、ツルばっかりがんがん伸びるものだから、さらに上へ上へと成長してしまっていて、気を抜くとすぐに屋根の上まで手(?)をのばしてくださる。毎週のようにけっこうな量のツルを切っているので、そこそこの手間がかかっているのだった。切るとそこから枝分かれするので、さらに仕事が増えるという。アサガオ怖い……。
2016-08-22(月)
■ 台風が来たので休み
台風が3つほど固まって来ていて(最初のは一昨日きた)、今日は朝から暴風雨ということだったので、会社はさくっと休んだ。「みんなも自分で判断して休んでねー」と会社のメッセージに送っておいたけど、休むという連絡があったチーム・メンバは一人だけだった。みんな会社好きなんだなぁ。
休んだおかげでリオオリンピックの閉会式を見られたんだけど、いやー、開会式の真っ赤なジャケットのせいでまったく期待してなかったけど、TOKYOのセレモニーとショーはすばらしかったな。マリオ、キティちゃん、パックマンにドラえもん。おまけに首相のコスプレ。過去の実績にしがみついた年寄りじゃなくて、脂の乗った国際感覚のある本当の実力者に任せれば、ちゃんとしたものができるんだよなぁ。
そういえば、昨日は「台風コロッケ」が提唱(?)されてからちょうど15年だったそうだ。tDiaryと同い年だったとは(笑)。そんなこととは露知らず、でも昨日の昼食は買ってきたコロッケでうどんにしたのだった。……というくらいには定着している、台風コロッケ。
2018-08-22(水)
■ 【天皇杯】川崎 3-1 湘南@等々力陸上競技場
天皇杯はシートの構成が特殊なので、今日はメイン側をとってみた。2F席は初めてかも? アウェイゴール裏の向こう側に武蔵小杉の摩天楼()がみえる。なお入場者数はたったの8000人余りで、同じ平日夜だった先日の鳥栖戦の1/3である。この空き具合、昔を思い出すねぇ(笑)。
人が集まらないのは当然で、連戦が続く今月は主要メンバの体力を温存しなくてはならないので、今日は普段のスタメンからほぼ全とっかえの別チームである。スター選手目当てのサポーターがけっこう多い、ということだ。普段見られない選手が見られて、これはこれで面白いんだけどねぇ。
とはいえさすがに目立っていたのはリーグ戦にも出ているラルフ*1や学、途中出場の守田あたりで、とくにラルフがドリブルでガンガン切り込んでいくのは面白かった。いちおうみんな川崎らしく短いパスをつなぐサッカーをしようとしてるんだけど、練度が低くてパスが遅くてミスも多いなか、局面打開にドリブルを混ぜるラルフはいいセンスをしてると思う。
試合前から「うちは湘南苦手だから……」と心配していたかみさんの予想どおり先制されるも、その後はぶじに3点をもぎとっての順当勝利。モチベーションの高いメンバがいればサブチームでもちゃんと勝てるのは良い。
*1 鈴木雄斗。アナウンサーのラルフ鈴木に似ているというひどい理由で純日本人なのにこんなニックネームをつけられている。似てないと思うんだけど。
2020-08-22(土)
■ 浴室のドアが壊れた
家を建ててからもう15年くらいになるので、けっこうあちこちでガタが出てきている。今日は浴室のドアが壊れた。
よくある中折れ式のドアで、フレームはアルミ製? そのフレームの上下端が外れてドアが真っ二つになってしまった。これでは使えない。
構造をよく見ると、フレームの部材をボルトで友締めにしてあって、一方のフレームにあけた穴が金属疲労で破壊されて、ボルトが抜けてしまっている。うーん、これ、ボルトの頭に比べて穴が大きすぎないか? ちょっと歪んだだけで簡単に抜けそうな。ここ、ワッシャかなんかが必要なのでは。設計ミスか施工ミスの疑いもあるよなぁ……。
とはいえ、それなりにテンションのかかる場所だし、15年持ったと思えば悪くないのだろうか。
ちなみにドアは外して、とりいそぎ買ってきたビニールシートをぶら下げ、簡易的なシャワーカーテンにしてあるから、当面は困らないようにはできた。いや不便だし、そこそこ困るけど。で、工務店に注文しようと電話したけど、担当者からの折返しがぜんぜん来ない(笑)。昔からレスポンスだけは悪かったよなぁ、あの工務店。
2021-08-22(日)
■ 庭のオリーブがオリーブアナアキゾウムシにやられた
しばらく前から庭に植えたオリーブに枯れ枝が目立ち始めて、何かの病気かと思って枝葉に薬をまいたり、枝を切ったりしていたんだがぜんぜん回復せず悩んでいたんだけど、こないだかみさんがこんなリンクとともに「根元に穴がたくさんあいてるからオリーブアナアキゾウムシじゃないか」と指摘したのでやっと犯人がわかった。
わかってみれば調べもつくというもので、オリーブの病害虫といえばコレというくらいにメジャーな存在だと知った。知識がないというのは怖いなぁ。
オリーブの名を冠している以上、オリーブにくっついて一緒に侵入しきた外来種かと思いきや、実は日本の在来種で、輸入されてきたオリーブを後天的に大好物にしてしまったとか、生態的にはめっちゃ面白い昆虫なんだけど、自分ちの庭のことなのでそうも言っていられない。
上のリンクは無農薬栽培オリーブ農家のものなので、人力でコツコツと退治する方法を教えてくれるんだけど、もう根元がだいぶ広範囲にやられているうちの樹は呑気にやってる暇はない。よく観察すると複数の成虫が発見できるくらいには末期なので、ガツンと農薬で対処することにした。
住友化学園芸 殺虫剤 家庭園芸用スミチオン乳剤 100ml
住友化学園芸
¥538
スミチオン。オリーブアナアキゾウムシにはこれしかないと言われているのでホームセンターで買ってきたんだが、この虫に対しては通常1000~2000倍に希釈して使うこの薬剤を、なんとたったの50倍希釈で使えという。劇薬やんけ。オリーブアナアキゾウムシ、どんだけやべぇヤツなの……。
人間でも危険な濃度じゃん怖いなぁとビビりつつ、スプレーで樹の根元から数10cmくらい上までに噴霧すると、下生えに隠れていた*1成虫がわらわらとあぶりだされてきて*2「もうダメだ……」という気分になる。が、この薬剤は樹皮に浸み込んで幼虫を殺すはずなので、あとは効くのを祈るしかない。というか効いてくれ。枯れた樹木の切り株を掘り起こす重労働は、もうやりたくない(笑)。
◆ しんちゃん [どうもありがとうございました。 これで寝れます(^^;]
◆ アル・フミーン [(゜゜)メモリーに不安が有る時は、 http://www.teresaudio.com/memtest86/ ここの..]
◆ yamk [メモリももちろんフリーズの原因になりますし、NIC がおかしいと linux kernel ごと固まるときも確かにあ..]
◆ あぱれる [蟹,NetGear FA-311/312がMaryのNFSでだめすぎ. 3C905B-TXは高負荷でぼろぼろエラーが..]