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ただのにっき


2000-08-09(水)

Kondara 1.2

日経LinuxにKondara 1.2が付いてますな。嬉しい。これでアップデートできる。……って、アップデートしないって言ってたな(汗)。いや、職場でまた1台マシンをGETできる予定なので、それに突っ込もう。SOTECのバカ安マシンだけど、ちゃんと動くやろか。いま1.1で動いているマシンを、1.2をすっとばしてその次のバージョンにあげるのと、ちゃんと1.2からステップアップするのとどっちが安心だろうか。このへんは悩みどころだな。たぶん次はカーネルは2.4に、XFree86は4.0になってるだろうし。悩むなぁ。

Kondaraと言えば、アメリカのオフィスの引越しが大変だったみたいですな。しばらくアクセスできなかったり、MLが配信されなかったりしていたし。おれが出したメールもロストしたかな。まぁ、たいした内容じゃないからいいけど。日本ではNTTの仕事の遅さに対する不満をよく聞くけど、かの国ならなんでも早くてトラブルなしってわけではないのだな。SoftwareDesignなんて読んでても、電話会社の仕事はかなりひどいみたいだし。いくらIT革命つったって、インフラ屋の体質はそうそう変わらんだろうなぁ。

小説

最近、創作活動にはまっていて、Linux遊びはさらに停滞気味。創作つってもソフトウェアではなくて、十ン年ぶりの小説書きだ。昔、SFマガジンに自作が掲載された(それもリーダーズ・ストーリーではない)のがひそかな自慢だが、今回はSFじゃない。歳をとったせいか、設定やガジェット作りより、人物造形の方が面白い。架空の人間をゼロから作り上げるのは快感。しばらくはまりそうだ。ちなみに、Palm上でPOBoxを使って書くと、文体が統一できて良いことを発見。というわけで、執筆はPalm上だ。


2001-08-09(木) 10600歩

CodeRedカウンタの作り方

以下のようなdefault.idaというファイルを作り、ApacheのDocumentRootに置きます。実行可能属性を付けて、さらに場合によってはApacheの設定(か.htaccess)をいじって、サフィックス.idaのファイルがCGIとして実行できるようにします。

#!/usr/bin/env ruby
File::open( './counter', 'r+' ) do |f|
   count = f.read.to_i + 1
   f.pos = 0
   f.write count.to_s
end
require 'cgi'
cgi = CGI::new
print cgi.header( 'type' => 'text/plain' )
print "You are #{count}th visitor. Welcome:-(\n"

 続いてApacheのログから既存のアクセス数を数えあげて、counterファイルを作ります。httpdから書き込めるようにするのを忘れずに。

# grep default.ida /etc/httpd/logs/access* | wc -l | sed 's/ //g' > counter
# chown nobody:nobody counter

 あとはこのファイルを、tDiaryのヘッダに<%=insert 〜%>を使って埋め込むだけ。

 でも、DocumentRootにCGIを置く危険性をよく理解した上で行って下さいね:-)

tDiary

1.1.1からカレンダーが消えたのは@header@footerの好きなところに埋め込めるようにしたからです。付属のtdiary.conf.sampleにはそのあたりのことが書いてあるので一度ざっと読んでみて下さい。1.1.2は1.1.1よりドキュメントもそこそこ充実してますので。

NTさんの実験的「実験的日記」を捕獲しました:-) またもや転向組ですなぁ。

さらに骨折飲料さんの暫定日記も捕獲。index.rbをつけないといけないようになっているのは、DirectoryIndexを設定できない環境なのでしょう。

実はtDiaryオフィシャルの方にはもっとた〜くさんのRefererがあって(こないだeRuby化してからちょっと採取してみた)、そのいくつかは運用中の日記なのだが、まぁ、こっそりやっている人も多いようなのでわざわざ捕獲はしていないのだ。その覚悟があるならここにリンクするだろうし、ということで(笑)。つーか、そろそろ全部把握するのは困難になってきたな。いいことだけど。

本日のツッコミ(全18件) [ツッコミを入れる]

Before...

しんちゃん [> でも、DocumentRootにCGIを置く危険性をよく理解した上で行って下さいね:-) そうなんですよね・・・..]

ちき [今日は中村正三郎氏のサイト経由のアクセスが爆発か?]

でんすけ [CodeRedカウンタのことでShow's Hot Corner http://www.asahi-net.or.j..]

でんすけ [あぁ、しまった。 http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ ですん。]

でんすけ [素朴なな疑問ですぅ。 tDiaryってmod_ruby配下で動かして大丈夫でしょうか。 # 穴問題ではなく動作するか..]

HAL99 [カレンダーばっちり表示できましたm(_ _)m。 confはてっきりセキュリティー周りしか変わってないとの思いこみが..]


2002-08-09(金) 8677歩

tDiary: 本日のリンク元強化プラグイン-2.1.0

入れ替え。といっても旧フォーマットのまま使っていては意味がない(笑)。ところで、Stable-1_4じゃなくてHEADの方に入っているけどいいのだろうか。そろそろこういうプラグインは互換性がなくなる予感が……(笑)。

新フォーマットはさらに洗練された表示になったけど、あとは個々の検索キーワードもまたリンクになっているといいかも。自分のところの検索キーワードって、ときどき逆にたどって他にどんなサイトが引っかかっているか見てみたりしない? で、妙なキーワードで一位になっていてガックリしたり。「写○ール パ○チラ」とかさ(泣)。

Palm Desktop 4.1日本語表示パッチ Release 1.1

こないだ「日本語パッチ」と書いてhoukouに苦言をもらってしまった。「日本語化」と聞いて、メニューやダイアログの英語まで日本語になると勘違いする人が多いので、今は「日本語表示パッチ」が正式名称。うちらに翻訳を求められても困るのである。でもこれじゃ、「日本語入力」はできない感じもする(笑)。

というわけでRelease 1.1が追加リリース。フォントサイズがちょっと大きくなったりなどなど。あれ……こっちは「日本語化」のままじゃねーか、おいっ。

#↑修正されたもよう。

tDiary: ボット除けプラグイン: zz-antibot-referer.rb

上のリンク元強化プラグインをフルスペックで動作させるべく、自前のボット除けプラグインを改造することにする。こういう、「既存のプラグインを置き換えるプラグイン」と「既存のプラグインに機能追加するプラグイン」はaliasを使えばうまく同居できる。最後に読み込ませたいので、ファイル名は「zz-antibot-referer.rb」。

def antibot?
   bot = @options['antibot-referer.bot'] || Regexp::new( '(googlebot|Hatena Antenna|moget@goo.ne.jp)', 'i' )
   bot =~ @cgi.user_agent ? true : false
end
 
alias antibot_referer_of_today_short referer_of_today_short
def referer_of_today_short( diary, limit )
   return '' if antibot?
   antibot_referer_of_today_short( diary, limit )
end
 
alias antibot_referer_of_today_long referer_of_today_long
def referer_of_today_long( diary, limit )
   return '' if antibot?
   antibot_referer_of_today_long( diary, limit )
end

 デフォルトでGoogleとgoo、それからはてなアンテナのボットの場合には、結果にリンク元を含めない。@options['antibot-referer.bot']に(正規表現で)ボット名を指定することもできる。

 てなわけで、こっちの方がコピペしない分、コードが短くて済んだじゃん。なぁんだ。最初からこうしておけばよかった。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

take1 [PalmDesktopの日本語表示パッチ新バージョンいただきました。文字も大きくなって非常に気に入りました。ありがと..]


2003-08-09(土)

LL土曜

そして今日は、男150人が地下室に集まって、朝から晩まで言語の話である。どうよ?

発表はまぁまぁウケたのでいいんじゃないでしょうか。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

なひ [ばたばたしてたら、たださんのプレゼンがアニメだったというのも見落としちゃった。ちぇ。]

すずき [プレゼン資料にパラボラアンテナが入ってたのは見逃しませんでした!(笑)]

きた [なんと,8人もいましたか. プレゼン資料とソースコードは後日公開される予定です.> munedaさん]

muneda [プレゼン資料の公開予定とかはないのでしょうか? 行けなかったので,せめてスライドだけでも…]

すぎむし [女性も8人ばかり、為念。 (あのパラボラはどこのでしょう?)]


2004-08-09(月)

反応リンク集の行方

LL Weekendの反応リンク集が、公式なTrackBack版ちょきのWiki版の両方にできている。

現時点ではWiki版の方が数の面では優勢だが、とうぜんながらTrackBack版の方が速報性がある。ウォッチしていて楽しいのはTrackBackの方だが、Wiki版も見ておかないと見落としが多くて悲しい。この状態がいつか逆転して、TrackBack版の方が網羅性も速報性も優位になるってことはあるだろうか。いや、「奥ゆかしい」人がいる限り、TrackBack版が網羅性で上回ることはないか。

はてなの本 (NT2X)(田口 和裕/松永 英明/上ノ郷谷 太一)

昨日、翔泳社の方からいただいた。文中に何度も「tDiary」という語が出てくるからだそうだ。ありがたく頂戴する。もちろん、その場で近藤さんにサインしてもらった。

まぁ、はてなユーザでもない限り、はてなの使い方の部分は読んでもしょうがないんだけど、近藤さんのインタビューは面白いので一読の価値はあるかと。tDiaryについて語っている部分は、当たらずとも遠からずというか、だいたいその通り。あ、あと、テーマを作る場合の参考書にもなるかも知れない。詳細な解説があるわけではないけど。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

ささだ [奥ゆかしいわけじゃなく,トラックバックって何,という馬鹿なので書けません>私]


2005-08-09(火)

1470.netがまた死んでる?

夏はサーバに厳しい季節ですから。って、1470.netのサーバがどんな環境に置かれているのか知らないけど。以前の第一tDiary.Netも、いま考えるとゾっとするような苛酷な環境で動いてたんだよなぁ。

それはさておき、ishinaoさんが無反応なのが不気味だ。夏休みだろうか。

追記

暫定的に復旧しているみたい。ishinaoさんはやっぱりアクセス環境の悪いところにいるようだ。まぁ、夏休みでクリップしたいニュースも少ない時期だしねー。気長に待ちますよ。

mixiの最新日記抽出のアルゴリズムがバグってる件

mixiはケータイからしかアクセスしない。手元に、ケータイ以外に暇つぶしの道具がないときに使う。それくらい暇な状況なので、アクセスしても「最新日記」が一件も出てこないとかなーりガッカリする(他に暇つぶしの手段がないということなので)。

でも、よく考えると既読の日記が「最新」に出ることもあるので、未読がないわけじゃない。最新日記の抽出アルゴリズムにバグがあるのだ、ということに、ケータイとPCの一覧を見比べて気づいた。どうやらケータイ向けの最新日記はこんな感じで抽出してるらしい:

  1. 内部日記・外部日記をまとめて更新順に並べ
  2. 上位5件(10件かも?)を抜き出してから
  3. 外部日記を取り除く

だから、外部日記が上位を占めている場合には最新には何も出てこないのである。明らかに手順3の位置がおかしい。最初から外部は抜いてソートすれ。

iTMSで不良データをつかまされた

実は、オープン初日に買った楽曲のうち1つが、データが壊れてやがってさ! 5分あまりの曲なのに、3分までしか音が入ってないの。残り2分は無音という。これってなんか、レアな体験じゃね?

で、サポートにメールをねじ込んだら、返金しますという返事が来た。で、2週間待てば正常なデータを買いなおせるようにしてくれるそうだ。とりあえず一件落着なんだけど……2週間後にまたそれを買いなおすかどうかは微妙なところだな。


2006-08-09(水)

5年前の記事が今書かれたら、どれくらいブックマークされるだろう

tDiaryの長年日記機能は、日記を書き続けるモチベーションを維持する装置としてかなり有効なんだけど、最近過去の日記を読み返していて、「今ならどれくらいのブクマ数を得られるだろう」と考えることがある。

例えばちょうど5年前、CodeRedカウンタの作り方なんて記事を書いていて、かなりウケた。背景を説明すると、CodeRedというIISのセキュリティホールをつくウィルスが蔓延して、あらゆるWebサーバの「/default.ida」というファイルへアクセスが集中、世界中でネットが大混乱という状況。そのdefault.idaへのアクセス数を記録してカウンタとして表示し、自慢(?)しようというネタである。

リンク元をみると数百のアクセスを集めているようだが(当時のWeb日記としてはけっこうなアクセス数である)、これが現在だとどれくらいになるのかイマイチ想像がつかない。人気のバロメータも、アクセス数よりブクマ数というご時世だし、同じ尺度が使えない感じがするのである。

だからなんだと自分でも書いてて思ったが、「1年間で××が○○倍になる」みたいな簡単な換算指標があると、いろいろ比較できて面白いだろうになぁ。

Tags: sbm

2007-08-09(木)

spc.gr.jpドメインが復活

昨日から使えなくなっていたspc.gr.jpが、紆余曲折の末、なんとか復活。

今まで使っていた愉快堂<yukaido.ad.jp>がおよそ1年前に倒産して、各サービスが3社くらいに譲渡されたんだけど、jpドメインに関してはヒューメイアレジストリ<humeia.co.jp>になっていた。

  • ヒューメイアは愉快堂の顧客に対し、契約更新に関するメールを一斉通知(メールが見当たらないのでspam行きになってた可能性が大)。
  • おれは愉快堂には2006年に5年契約をしていたのであと4年くらいは何もしなくていいと思っていて、かなりのん気に構えていた。
  • ところがヒューメイアは管理は譲渡されたが営業は譲渡されていないので、5年契約とか知ったこっちゃない。
  • 結果として1年経過して契約が切れ(愉快堂がJPRSに1年分しか払っていなかったのだろう)、めでたく(?)spc.gr.jpは廃止ドメイン扱いに。

JPRSが1年単位でしか支払いを認めていないのか、それとも愉快堂がキャッシュフロー改善のために複数年契約の顧客に対しても裏では毎年更新にしていたのか不明だが、先払いしていた残り4年分のドメイン使用料はパァである。まぁ、最初のメールを読み落としていた時点でおれの負けか。

しかたなく、ドメイン復活手数料を払って復活させた。ヒューメインはちょっとお高いが、いまは新しいレジストラを物色している暇はないので仕方がない。そうは言っても、高いだけあって作業はめちゃめちゃ早かった。復活依頼をしてからカードで支払い、ドメイン復旧とネームサーバ設定まで1時間くらいしかかかってないんじゃないか。これはすばらしいサービス。

これで1年(といっても6末までだが)は安泰だ。でもまぁ、いい加減コストパフォーマンスの悪い属性型JPドメインを保持するのもなんだなぁ。選べるレジストラも少ないし。そろそろ10年くらい使っていて、愛着もあるし、死ぬまで変わらないメールアドレスにしようと思っていたけど、gTLDで何か取るべきかも。かといって、いいドメイン名が思いつかないんだけど。

ともあれ今回の教訓は、いつ潰れるかわからない新興企業と複数年契約を交わすのはアホということだな。いい経験になった。今後ドメインの更新は、割引とかに惑わされず単年度契約にしよう。


2008-08-09(土)

宇宙研公開日

いつもの「はやぶさ」 夏休み恒例、JAXA相模原キャンパス一般公開だったので行ってきた(→昨年の様子)。

かみさんが最近習っているポルトガル語の先生が、実は宇宙研にいる留学生で、惑星探査用のロボットを作っているというので見に行ったのだった(けど写真はピンボケだったので掲載せず[笑])。留学生大変だなぁ。

ロボットは今年は屋外で動かす予定だったのが、午後からの夕立で屋内に移動した直後で調整中だったので、動作しているところは見学できず。車輪タイプだけじゃなくて、多足(というかウニ型?)ロボットが増えていたので面白そうだったんだけど。

そんなわけで、「はやぶさ」ネタにはさほど変化なし、「かぐや」の最新情報はそこそこ面白く、科学衛星グループは相変わらず気合いの入ったプレゼン……というあたりを確認して、軽く流して帰ってきた。また来年行こう。


2009-08-09(日)

広瀬香美にテーマソングを作ってもらうためには

こうすればいいの……?*1

tDiary新ロゴ(うそ)

*1 Pico - Alphabetを使用。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

yamk [「幸せのヒダイアリー」 ♪ツッコミ~は~ 鋭く 短く 愛を~込めてぇ~]

こ~りん [まずは、使ってもらわないとダメなんじゃないかなー。 難題だ。]


2011-08-09(火)

ハードウェア・キーの憂鬱

[写真]HTC DesireとKindle3

iPhoneユーザのみなさまにおかれましては、渋くなったホームボタンに無水アルコールをぶっかけて直したり壊したりご苦労さまです(参考:はてなブックマーク - iPhoneのホームボタンが怖いほど正確に動くようになる方法 - 微塵子)。

……とかいって涼しい顔していられればいいんだけど、ハードウェア・キーがついていれば同じようなメにあうのはiOSだろうとAndroidだろうと関係ないわけで、我がDesireも最近ホームボタン、メニューボタン、バックボタンがだいぶ怪しい。押しても反応しなかったり、逆に2回押したことになってしまったり。最近のAndroid端末はメカニカル・スイッチではなくタッチセンサーにバイブによるフィードバックを組み合わせていたりするようだけど、やはり「押した」という感覚にはならないのであんまり好きではない。

Desireだけでなく、最近はKindleのページ送りボタンも怪しい。押してもページがめくられないことが多い。右手で持つ派なので反応が悪いのは右側のボタンだけだから、左手で持てばいいのけどね(←いやそういう問題じゃないだろう)。次のKindleはタッチスクリーン化するなんて噂もあるけれど、画面に触るとページがめくれてしまうような電子書籍端末は、電車で揺られたときに本体を「ガシッ」と掴んで落とさないようにできなくなるから嫌いなんだよなぁ。

以前書いたように、おれは基本的にハードウェア・ボタンLOVE♥派ではあるんだけど、日常的に非常に多くの回数押されるボタンはやはり耐久性が課題になってくるわけで、良し悪しなんだよなぁ。ボタン業界(?)には詳しくないんだけど、スイッチを非接触式(例えば光学スイッチみたいな?)にするわけにはいかないんだろうか。コストかね、やっぱ。


2012-08-09(木)

たのしい開発 スタートアップRuby(大場 寧子/大場 光一郎/五十嵐 邦明/櫻井 達生)

先日、電子献本していただいたもの。あいかわらず読むのが遅い。

昨今のRuby関連書籍はずいぶん豊穣なものだから、こんなアプローチの本が出せるようになったんだなぁ。面白い。Ruby/Railsそのものというよりは、Rubyコミュニティと、コミュニティが持っている「良い習慣」に関する本なのだ。Rubyによる開発が"楽しい"のは、言語の持つ性質ゆえにとどまらなくて、楽しい開発をするための良い習慣と、それを維持・推進するコミュニティがバックボーンにあるからなんだよ、という話が、実際にその楽しい開発を体験中の著者たちによって等身大の言葉で語られる。

よくRubyコミュニティに対して「キモイ」とか「電波」とか指摘される部分を、大胆に前面に押し出した勇気がすごいよね。

ただ、読み終えて、さてこれを誰に勧めよう……と考えたときに、困ってしまった。最初に思い浮かぶのは、SIerでJavaかなんかでがんじがらめの楽しくないプログラミングに辟易している人たちだ。でも、彼らはさすがにオブジェクト指向くらいは知ってるし、本書に書かれた言語のチュートリアルはさすがに初歩的すぎてつまらないと思う(そういう向きに読ませたいのはyugui本だ)。かといって、scaffoldをざっと動かしたレベルのRails解説は表面的すぎて面白みがわからない。というか、この本を手に取るくらい意識が高い人ならこれくらい知っていて当然じゃなかろうか。

と思い、「はじめに」にもどって対象読者をみなおしてみたんだけど:

  • Ruby について基本的な知識を得たいという方
  • 職場にRuby を導入することを目指していて周囲を説得する方法を探している方
  • Ruby を使っていても今一歩うまく行かないという悩みを抱えている方
  • 実際にRuby を使う予定はなくともRuby 界隈で支持されている開発手法や習慣、あるいはコミュニティ活動に興味があるといった方

いやこれ、欲張りすぎでしょう。この4種類の人たち、抱えてる課題はぜんぶ違うんじゃないか。それをいっぺんに解決する本は、少なくともこの厚さでは書けないと思う*1。実際、巻末の文献紹介は多すぎないが十分な網羅性があって、しかもただのリストでなく長めの解説がついているので本書の次の一歩を指し示すにはとても良い。これらの本に対する入り口のしての機能を狙ったのかも知れないけど……。

というわけで、対象をぐっと絞ってみたらもっと良かったのになぁと思う。たとえば上のリストでいえば最後の人たちだけをターゲットに、「Rubyistの秘密」に迫ったもっと濃い本にしたらかなりいいんじゃないか。あ、でも最終章の@ayuminインタビューはいろんな意味で面白いので、これは一読の価値あり*2

↓はAmazonだけど、もちろん電子書籍の方がオススメである(ちょっと安いし)。

たのしい開発 スタートアップRuby
大場 寧子/大場 光一郎/五十嵐 邦明/櫻井 達生
技術評論社
¥ 6,182

Tags: book

*1 電子書籍なので厚みはわかんないけど、300ページちょい。

*2 「けっきょく転職しちゃったのかよ!」というツッコミ入りで(笑)。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

ブチャ猫 [表紙を見た時、Rubyってドーナツ屋さんかと思ったわw]


2014-08-09(土)

『未来の図書館を作るとは』(長尾真)

ほとんどの本をスキャンして、電子化してから読むようになってからというもの「本ってなんだろう」と考えることが多くなった。心理的にWebサイトないしWebページとは違うものと捉えているようなので、おそらく「ほぼ独立したパッケージになっている」というのは重要なポイントだと思う。持ち運べるというだけでなく、手元で線を引いたり、切ったり貼ったりして好きなように情報を加工できる自由も「知」を扱うメディアとして譲れないし、それも独立したパッケージになっていることの利点かも知れない。

そう考えると、活字の書籍だけじゃなくてCDやDVDのようなメディアも「本」になる。というわけで現状、自分の中では情報があるていど固まってりゃ「本」と言っていいんじゃないの、というかなり大きなくくりになっている。もっとも、いわゆる電子書店で扱っている本の多くはDRMがかかっていて自由に加工できないから「本」としては失格だし、最近はDVDなどもリッピングできなくなってしまったので以前は「本」だったのにそうでないものへと後退してしまった。

そんなときに元国立図書館館長の長尾真さんの本が達人出版会から出た(しかも無料ですよ、太っ腹)ので読んでみたら、なんか近いこと考えてるみたいで「おおお」となった:

未来の図書館を作るとは 未来の図書館を作るとは
長尾真, LRG(編)
0円

長尾さんは国会図書館の電子化を強力に推進しただけでなく、そういう「本」の定義まで変えてしまおうと考えていた本当の革新者だったんだなぁとしみじみ。彼が館長でなくなってからの国会図書館はパブリックドメインな本の公開を一企業の横槍でやめちゃったりなんてこともあったりして少しがっかりな面もあるので、よけいに「しみじみ」だ。

書籍としてはかなり薄いので、期待の大きさのわりにはちょっと肩透かしな感じもある。巻末の対談でも長尾さんのしゃべりが少なすぎるというか岡本さんしゃべりすぎだろう(笑)と思わなくもない(インタビューじゃなくて対談だから問題はないのだけど)。でもまぁ、エッセンスがぎゅっと詰まった感じで有意義な読書だった。

これを受けて書籍・図書館関係者による未来の図書館をつくる座談会があって合わせて読んだのだけど、これだけのパースペクティブを持った本を受けての座談会のわりには「生んだ苦しみがあるのが本」みたいなふんわりした話がされていて、なんだかピンとこなかった。長尾さんの本をベースにしているというよりは、参加者が自分の言いたいことを言ってるだけというか。独立した座談会として読んだほうがいいと思う。終盤の「パブリックとはなんぞや」という話は面白かったけど。

Tags: book

2015-08-09(日)

神々の歩法 -Sogen SF Short Story Prize Edition- 創元SF短編賞受賞作(宮澤 伊織)

最近ぜんぜん本を読めなくなってしまって、まぁいろいろ原因はあるのだけど、短編だったらさっくり読めるからリハビリにいいかなと思ってKindleで買ってみた。これはいわゆる「Kindle Single」ではないのかな。短編とはいえ一作100円未満というのはリーズナブルすぎてなんか申し訳ない。

創元SF短編賞に応募してきた(ラノベで実績のある)プロの作家の作品という背景を知らずとも、ちゃんとこなれた短編SFで、普通に面白かった。佳作。

短編だから中身についてはあんまり書けないけど、表紙にあるアーマーを着た人たちはあまり目立った活躍はしないのが拍子抜けではあるが、かといって完全な脇役でもない重要な役柄である。タイトルにある「歩法」はダンスのことだとわかるけど、あんまりこれについての描写がなかったのが残念かなー。神々の異質さをこれで表現すればよかったのに。

あと本題とは関係ないけど、Kindleには読者がハイライトしたところを共有する機能があるのだけど、本文中の「日本の商業アニメは生産体制の崩壊でほぼ全滅したが、今ではハリウッドと台湾から大量に供給されていた」という部分を大勢がハイライトしていて笑ってしまった。まったくおまえらときたら。

神々の歩法 -Sogen SF Short Story Prize Edition- 創元SF短編賞受賞作
宮澤 伊織
東京創元社
(no price)

Tags: book

2016-08-09(火)

Picasa Webが突然止まったのでFlickrへ乗り換え中

日記を書こうとして、いつものようにPicasa for Windowsで取り込んだ写真をPicasa Webに同期しようとしたら、Googleの認証を求められて、でもログインしても状況がかわらなくて同期しない。へんだなーと思ってPicasa Webを開いたら見たことのない画面が。というかタイトルが「アルバム アーカイブ」になってるし。なんだこれ、死体置き場か。

つまり、予告されていたPicasa Webのサービス終了がきたということだ。あー、もう、なんてこった。まさかGoogle Photosをあんな低機能のまま放置しておきながら、Picasaの方を閉じるとは思わなかったぜ。GoogleもAppleと同じ「機能は少ない方がいい病」にかかったか(ため息)。

困るのはアルバムを「公開」にしてAPIから取得する手段がなくなったことだ。Google Photosにはそういう機能ないからな。これがないと、日記に写真を貼ることができないのだ。

代替手段は実のところひとつしかなくてFlickrを使う*1。これなら公開アルバムを作って、これをAPI経由で取得できる。tDiary用のプラグインもある。しっかし、まさか2016年にもなってFlickrを真面目に使う日がこようとは。そもそもサービス自体のサステナビリティにすげー不安が。

……というところまで考えたのは実は2日前。で、Flickrにログインしようとしたら二要素認証で送られてきたコードをSMSで受信すると桁落ちするというなぞの現象に阻まれてアカウントがロックされてしまった(笑)。その後復旧したアカウントに(SMSを使うのをやめて)ログインしてようやく試用を始めたところ。

プラグインのおかげで日記に貼り付ける手間はそんなにかわらないけど、これまでPicasa for Windowsからワンタッチでできていた写真のアップロードが面倒だなぁ。なにかいいツールを探さなきゃだめか*2

ちなみにPicasa上の写真、いままでどおりAPI経由で取得することはできるので、過去の写真を見るのに不都合はない。とはいえ新しい写真を追加できないから、Picasaプラグインは機能を落として表示に特化させないと……。

*1 他にも500pxなどがAPIを提供しているようなので検討する価値はあるかも知れない。

*2 公式のFlickr Uploaderは現在、有料のProアカウント専用になっている。試用できるならProに移行するかどうか検討できるんだけど。

デレステイベント「LIVE Groove Visual burst」 サマカニ!!

[ERROR] flickr.rb: failed to get photo.

ポケモンGOショックが続いているのか、今回もスタドリを消費することなく2枚取りできてしまった。夏休み中の方がゲームに割く時間がとれないから助かるけど、ゲームが盛り下がるのは困るなー。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

cho45 [> 困るのはアルバムを「公開」にしてAPIから取得する手段がなくなったことだ。Google Photosにはそういう..]

ただただし [あー、なるほど、Picker APIはPicasa(Photosも?)にあるファイルも選択できるんですね。これはこれ..]


2017-08-09(水)

新潟・山形旅行1日目: 新潟 0-2 川崎@デンカビッグスワンスタジアム

試合開始直前のビッグスワン

夏休みにどこか行こうかという相談をしていて、ちょうどアウェイ新潟戦があるからそこに合わせよう……ということになり、サッカー観戦兼北陸旅行をすることに。猫がいるので例によって一泊である。

先に試合のことを書いてしまうが、序盤はかなり押されていて「これはまずいかも」「やっぱこないだのファン感謝デーで張り切りすぎたんだ」とか言っていたが、すぐに新潟の運動量が落ちて、そんなに悪くもない感じに。良くもないんだけど。やっぱりファン感が……。

勝利!

やっぱりアウェイで勝つのは気分がいいね。昔からオレンジ色のチームには負けがこんでいたこともあって新潟にはいい印象ないんだけど、屋根の造形が美しい、良いスタジアム。これでサッカー専用なら言うことないんだけどねぇ、ちょっと陸上トラックが大きすぎてピッチが遠い……。


燕三条駅にいたスワローズの畜生ペンギンことつば九郎 行きは新幹線で移動。大宮からMaxときの2F席、燕三条で途中下車。駅構内でなぜか畜ペンに会う。なんでこんなとこにおんねん。というかおまえはペンギンだろう(違います)。

そこから単線の弥彦線に乗りかえて、終点の弥彦まで。彌彦神社に寄ろうという計画。めったに乗れない路線に乗れて、やや鉄分含有率の高いかみさんが楽しそうである。単線で二両編成だし、ボロい車両が来るんだろうと思っていたら、なんだかモダンな内装のかなり新しめの車両が来てびっくりした。

弥彦駅舎

弥彦は(平日ということもあり)かなり閑散としていてこぎれいながらも普通の田舎駅だが、駅舎のデザインは独特だ。というか普通に神社だ。

本殿脇のこま犬

そこから徒歩で10分くらい? 彌彦神社へ。想像以上に大きくて立派な神社。御朱印集めブームで社務所の窓口だけは混雑していたが、他のところは人も少なく、木陰は涼しくていい感じ。こま犬もなかなか悪くない。

ロープウェイ

時間に余裕があったので、そこからロープウェイで弥彦山へ登ろうということになり、連絡バスで山麓駅へ。いつも思うけど、こういうところのロープウェイはすごく高い(標高ではなく値段が)。運用をみてると想像以上に人手がかかってるのでしょうがねーなーとは思うが、動き出してから山頂が完全に雲に隠れていることに気づいたときはさすがに落胆したね(笑)。

雲に覆われた弥彦山頂

どっちを見ても雲しかないので、5分くらい山頂駅周辺をうろうろしてから、同じロープウェイに乗って下山。いったいなにをしにいったのか。土産物屋を冷やかしたり、裏道をのんびり散策したりしながら駅に戻って、そのまま在来線だけを使って新潟駅へ。

へぎそばとタレかつ丼のセット

伊勢丹でへぎそばとタレかつ丼を食べ(タレかつ丼、よくあるソースかつ丼と違って甘辛い和風のタレでおいしかった。たぶん肉が薄いのがポイント)、いったんホテルにチェックインしてから新潟駅に戻り、バスでビッグスワンへ。窓から見える新潟は、市街の面積も広くて、駅中心の人も多く、けっこうな大都市だなぁという印象。

ただ、試合後に入った居酒屋は、内装こそ小洒落ているものの、店員はメニューの関する質問に満足に答えられないなど、地方都市らしい低サービスぶりだったけど。最近、サービス業のレベルが異常に高いのは東京周辺だけの特異な現象だと認識しつつある。たぶん10年くらいしたら東京もこんな感じになるはず。

ホテルは天然温泉があるという理由だけでとったドーミーイン、部屋に入ったら入り口の脇にいきなり洗面台があるようなオモシロ間取り(←イヤミ)だったけど、まぁ寝るだけなのでいいでしょう。明日も朝から移動だ。


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