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ただのにっき


2014-06-26(木) [長年日記]

amazon-auth-proxyをHeroku Bamboo stackからCedar stackへ移行した

Herokuからメールが来て「古いBamboo stackは来年の6月16日まで」って言われてしまった。とうとう来たかー。

ちなみにいまだにBambooで動かしているのはamazon-auth-proxyのみだし、コード自体はとっくにCedar stackに対応しているので、載せ替えるだけなんだけど。移行期間を1年も取ってくれるのは良心的だよなー。そういえばamazon-auth-proxyを作るきっかけになったAmazon APIの変更は、移行期間がたった3ヶ月だったのを思い出して、なんだかまた腹が立ってきた。

それはさておき、Bamboo上のアプリを止めたくないので、新しい名前のをCedarで作って*1動作確認してからProduct Advertising API用リバースプロキシに追加した。最初、なんどやっても登録できなくて、しかもエラーメッセージも出ないのでHeroku側のログから推測できるソースまで追いかけてもわからなかったのだけど(ようするに原因がわからないコード側にもいろいろ問題がある)、そもそもアプリケーションキーを登録せずに動かしていたのが原因だった。なんのためにこのproxyがあると思っているのだお前は。

しばらくしたらBamboo版は削除しよう(と書いたけどたぶん来年またHerokuから警告が来るまで忘れてると思う)。

Tags: heroku amazon

*1 安直に旧proxy名に「2」を足したという。ひどい。


2014-06-25(水) [長年日記]

W杯: 日本 1-4 コロンビア → 予選リーグ敗退

コートジボワール戦は見たけど、次のギリシア戦はもろに通勤時刻にかぶってしまってまったく見られず。予選リーグ最後のコロンビア戦は朝5時からなので、極端に早起きすることもなく、それでいて最後まで観ていても時間通りに出社できる絶好のタイミング。

とはいえ結果にはあまり期待してなかったし、最終的には最下位だったのも納得の内容だからあんまり落ち込んだり(逆にギャーギャー騒いだり)することもなく。だいたい、大久保を選んでおきながら、大久保をもっとも上手く操縦できるアムロじゃなくてケンゴを一緒に選ばなかった時点でねー。

試合自体は、前半よく走って得点もできたし悪くない(走らされたので後半息切れ?)。PKを与えてしまった今野が、それでも萎縮することなくその後も果敢に削り続けていたのも感動した。長友、岡崎も良かったな。

8年前ないし4年前から進歩してないじゃないかという意見もあるようだけど、海外移籍してもすぐに出戻ってくるようなことは減ったし、それなりに継続して成果を上げている選手もいるんだから、全体として実力は増してると思うよ。ただ、ワールドカップでは当たる相手がぜんぶ自分たちより強いのに、その相手に急造チームとしてどう戦うかというメソッドがなかったと思うし、それは監督を含めたスタッフの責任だと思う。一番責任が重いのは「実力で上回る本気の相手」との練習機会を十分に作れなかった協会だろうよ。楽な相手とばかりやってたら、そりゃいつでも「自分たちのサッカー」とやらができると選手が錯覚するのもあたりまえだろう。というのはだいたいセルジオ越後の受け売りだけど。

あと毎回言ってるけど、日本中がサッカーに注目してるこのチャンスにJリーグの宣伝をしないの、ほんとビジネス感覚ないと思うんだけど、なんでですかね。


2014-06-23(月) [長年日記]

YONDEMILLの電子書籍ビューア雑感

先日読んだ電子書籍YONDEMILLというオンライン書店のものだったので、必然的にブラウザで(PC/スマホ/タブレットを渡り歩きつつ)読んだのだけど、まぁ、上質な読書体験とはとうてい言いがたかったのでメモっておく。といっても立ち読みしてみればわかるように、ビューアの作りはほぼBinBのそれと同じなので、ボイジャーのOEMに間違いないだろう(なのでこれはボイジャー製ビューアのインプレッションとほぼ同意)。

ちなみに運営会社をたぐってみると、本が好き!を運営してるところで、ああ献本ってようするに同じ会社のプロモーションなのかとやっとわかった。それにしてもこのサイト、アクセシビリティのかけらもなくて、よくこんな意識で出版に関わろうなんて思うよなぁ。

字が汚い

スマホやタブレットでは気にならないものの、Windows上のブラウザ(Google Chromeと念のためIE11も)で開いたらもう、突然視力が落ちたんじゃないかと思うようなひどいフォント。ジャギーでガタガタだし、アンチエイリアスに失敗していて「日」の字の真ん中の線がぼやけて二重に見える始末。「きれいに表示される」と書いてあるWebフォントをONにしてこれである。おれの知ってる出版人にはフォントにすごくこだわる人が多いんだけど、少なくともボイジャーにそういう人はいなさそう……。

遅い

ブラウザだけで読めるということは、本を一冊ダウンロードしてきてるわけじゃなくて、ページごとにダウンロードしていることを意味する。いちおう数ページくらいはまとめてダウンロードしてるようだけど、キャッシュの切れ目に入る追加ダウンロードが遅いのなんの。光回線につながってるPCでもひっかかるので、電波状態の悪い地下鉄なんかだと数秒は待つ。Webフォントを切ってもたいしてかわらず。なんでちょっとした先読み機能すらつけないのか理解できない。本を読んでいてページめくるたびに数秒待たされるとかありえんでしょ。

コピペできない

ブラウザで読むといってもコードを読めばわかるように暗号化(?)したデータを取ってきてCanvasに貼り付けるようになっていて、単純なHTMLとしてレンダリングされているわけではない。いちおう長押しで範囲選択ができるようになってるけど、指定した文字列を送れる先はGoogle検索とTwitterなどのSNSだけ。ということはせいぜい100文字程度しかひっぱれないわけで、満足に引用もできない。書評サイトを運営してるのに、本文の引用すらさせてくれないとは。

その他もろもろ

がんばって縦書きにレンダリングしてるものの、行頭に読点がきたりして最低限の禁則もできてないレベル。自動ページめくりという機能が設定でONにできるのだけど、どうやれば自動でめくってくれるのかわからない。ダウンロード型でないということは、言うまでもなく購入した本の寿命はYONDEMILLのサービスの寿命に依存する。にもかかわらず「貸本にすぎない」というエクスキューズがない(まぁこれは他の電子書店も五十歩百歩だけど)。

というわけで読みながらストレス溜まりまくりで苦痛だったので、今後はYONDEMILLの献本は申し込まない方向で。いくら無料つってもこれはない。


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