2013-10-09(水) [長年日記]
■ 多賀城市へ
(ぜんぜん写真撮らなかった)
仕事で多賀城市へ日帰り出張。普段の出勤時間と同じくらいに家を出て、大宮から東北新幹線に乗ったら昼前には仙台だよ。近いなぁ。ちなみになんだかんだで都合がつかなかったこともあり、3.11以後、初めての東北入り。
仙台で牛たんを食べたあと、仙石線で多賀城へ。駅から徒歩20分ほどにある仕事先の周辺は3.11の頃に2m近い津波が襲った地域で、電信柱に「ここまで水がかぶった」マークが貼ってあってなかなか恐ろしい。さすがに何年もたつのでざっと見た感じでは被害が残っているようには見えないのだが、よく見ると建物の壁の2m付近でペンキの色が微妙に違っていたり、いかにも「急いで建てました」風の建物が唐突に現れたりする。もちろん、閉店しっぱなしの商店も少なくない。
不思議なことに、標高がそんなに変わらないはずの駅周辺ではまったくそういう津波の被害は見えなくて、ほんの数ブロックでこんなに違いが出るのがすごく不思議だった。
そんな、仕事先と駅の間を往復するだけの東北行なのだった。帰りにはもちろん萩の月を家庭用土産に購入。
2013-10-05(土) [長年日記]
■ 猫が布団に入ってくる季節になりました
と書くのが年々遅くなってるような気がする。地球温暖化め……。まぁ朝晩は9月の頃からだいぶ涼しくなってきたのだけど、10月になってからは猫の方が進んで布団に入ってくるようになったね。その前は無理に引きずり込んだりしていたわけだが。
今朝は、先におれの懐あたりで寝ていたドーラを、あとから来たグスタフが追いだそうとするので、ドーラを足元に移動させてからグスタフを入れてやったら、暑くてこっちの目が冴えてしまった。もっと寝ていようと思ったのに。でかいだけあってグスタフの発熱がすごい。秋になって食欲も増大中なのでたぶんそろそろ8kgの大台に届くんじゃないだろうか。
そんなこともあって、昼ごろ通院から帰宅して、ベッドで少し寝転がったらまた猫たちが寄ってきて、グスタフに足を、ドーラに腹を暖められて、気がついたら16時だよ。おまけに起きてきたら2匹が交互に遊んで攻撃をしてくるので(代わる代わる膝の上に乗ってくる)、やろうと思っていたもろもろがまったく片付かなかった。おれの休日を返せ!
2013-10-04(金) [長年日記]
■ 遅ればせながらかはくの「深海特別展」に行ってきた
今週末まで! ということをすっかり失念していたので、慌てて行ってきました、深海展。終了間近の週末は絶対に混むと思ったので平日に行ったけど、さすがに入場待ちはなかったものの館内は大混雑で、展示に近づくのも苦労する始末だった。混雑時の音声ガイド、やめればいいのに(あれのせいで長時間立ち止まる人が多いので)。
もちろん目玉はダイオウイカの標本なのだけど、それゆえ近づくのも難しい上に分厚いアクリルケースのおかげでなんだかよくわからない。だいたい標本なら以前行った美ら海水族館でも見たはずで、無理に見なくてもいいのだった。
それよりも、入ってすぐに登場するしんかい6500の方が(いつでも見られるってものでもないので)貴重で良かった。コクピットも覗き込めて、以前みた生中継で写っていた機材なんかも確認できた。他にもさまざまな深海探査機が揃っていて、メカ好きにとってこれはなかなか良い展示。
あとは、深海生物の標本がこれでもかってくらいに並んでいて、実にマッドな雰囲気で楽しい(笑)。そんなわけで夕飯は日本酒の肴にイカの塩辛を(ダイオウイカじゃないけど)。
■ 国立西洋美術館の「ミケランジェロ展」に行ってきた
深海展のあとはかみさんの希望で国立西洋美術館の「ミケランジェロ展」へ。いやもうね、4Kすごかった!!!
展示は(もちろん)ミケランジェロの作品中心で、物量的にちょっと物足りないきらいはあるものの、さすが天才の仕事だけあってどれもすばらしいのだが、途中、システィーナ礼拝堂の天井画を4Kカメラで撮影した映像が大きなスクリーンで流れていて、そのあまりの迫力に圧倒されてしまった。250インチのスクリーンに写してもまったくアラが見えない高詳細な画像は、肉眼を超越してる。現地に足を運んでもはるか上方にある天井画の細部なんて見えるわけはないわけで、こうしてすごいカメラで写し取られたら「美術品は肉眼で見るに限る、わけではない」のが明らかだよなぁ。これはいいものを見た。
……とはいえ、じゃあ自宅に4K再生環境が欲しいかと問われれば、そんなことないんだけど(笑)。でもこれからの映画はすべてあの解像度で撮ってほしいな。
◆ smbd [リア獣…]