2013-10-04(金) [長年日記]
■ 遅ればせながらかはくの「深海特別展」に行ってきた
今週末まで! ということをすっかり失念していたので、慌てて行ってきました、深海展。終了間近の週末は絶対に混むと思ったので平日に行ったけど、さすがに入場待ちはなかったものの館内は大混雑で、展示に近づくのも苦労する始末だった。混雑時の音声ガイド、やめればいいのに(あれのせいで長時間立ち止まる人が多いので)。
もちろん目玉はダイオウイカの標本なのだけど、それゆえ近づくのも難しい上に分厚いアクリルケースのおかげでなんだかよくわからない。だいたい標本なら以前行った美ら海水族館でも見たはずで、無理に見なくてもいいのだった。
それよりも、入ってすぐに登場するしんかい6500の方が(いつでも見られるってものでもないので)貴重で良かった。コクピットも覗き込めて、以前みた生中継で写っていた機材なんかも確認できた。他にもさまざまな深海探査機が揃っていて、メカ好きにとってこれはなかなか良い展示。
あとは、深海生物の標本がこれでもかってくらいに並んでいて、実にマッドな雰囲気で楽しい(笑)。そんなわけで夕飯は日本酒の肴にイカの塩辛を(ダイオウイカじゃないけど)。
■ 国立西洋美術館の「ミケランジェロ展」に行ってきた
深海展のあとはかみさんの希望で国立西洋美術館の「ミケランジェロ展」へ。いやもうね、4Kすごかった!!!
展示は(もちろん)ミケランジェロの作品中心で、物量的にちょっと物足りないきらいはあるものの、さすが天才の仕事だけあってどれもすばらしいのだが、途中、システィーナ礼拝堂の天井画を4Kカメラで撮影した映像が大きなスクリーンで流れていて、そのあまりの迫力に圧倒されてしまった。250インチのスクリーンに写してもまったくアラが見えない高詳細な画像は、肉眼を超越してる。現地に足を運んでもはるか上方にある天井画の細部なんて見えるわけはないわけで、こうしてすごいカメラで写し取られたら「美術品は肉眼で見るに限る、わけではない」のが明らかだよなぁ。これはいいものを見た。
……とはいえ、じゃあ自宅に4K再生環境が欲しいかと問われれば、そんなことないんだけど(笑)。でもこれからの映画はすべてあの解像度で撮ってほしいな。