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ただのにっき


2013-06-15(土) [長年日記]

R1200GSに電源ソケットを増設した

スマホをバイク用のナビにする案についてはやや否定的な意見があるものの、先日の車検に出したついでに取り付けてもらった追加の電源ソケットが使えるようになったのでメモ。

[写真]電源ソケットはFカウル左手上面

GSの電源(ヘラーソケット)はシートの左下に1個あるんだけど、Fカウル上面左手にも増設できる。上向きだけど蓋付きで雨でも安心(もちろん雨のときは使えないはずだけど)。これにヘラーソケット用のUSB変換コネクタをつける。ネットで探すとこの手の製品はP&A Internationalというところが輸入しているものがベストっぽいので、カードで買いやすいトライアンフ横浜北から買った。

[写真]USBコネクタにケーブルを挿したところ

あとはスマホをどっかに固定すればいいんだけど、そっちは間に合わなかったのだった。スクリーンの内側に置ければ多少の雨でも外さずに済むのでそうしたいのだが。以前作った車載カメラ用のクランプを改造できるといいんだけど。この位置ならUstなんかもできそう:

[写真]スクリーン内側に車載カメラ用クランプを設置したところ

あと、いままでオーディオ用のBluetoothレシーバを使っていたんだけど、これを片耳の小型のヘッドセットにかえた。このサイズならヘルメットの中にも収まる。Bluetooth 4.0の最新型で(もっともレシーバ側だけ4.0でも意味ないのではないか?)、なんかボタンを押すとなんか流暢な英語でしゃっべってくれる。おまけに声で電話をかけてくれるそうで、試してみたけど「Redial」しか通じなかった(笑)。そもそもスマホのアドレス帳には日本語で入ってるんだから意味がない。日本向け製品なのにどういうことだよ、BUFFALO。

[写真]新調したBluetoothレシーバ

試しにポケットに入れたスマホでGoogle Mapsのナビを動かして、これで音声だけ聞きながら走ってみたけど、音声ガイドだけでもけっこう問題なく走れてしまうな。BMW純正ナビの微妙な日本語に比べて、Google Mapsはかなりまともな日本語を喋るし。

iBUFFALO Bluetooth4.0対応 片耳ヘッドセット ブラック BSHSBE23BK (動作確認済)iPhone7,iPhone7Plus
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バッファロー
¥1,339

Tags: r1200gs

2013-06-14(金) [長年日記]

藤井太洋インタビュウ ― Gene Mapperの舞台裏 (達人出版会 / 氷川りそな)

※まだβ版です。

ベトナム料理を食べながらがーっと読んだ。「Gene Mapper」の達成した"偉業"に関してこれまで断片的に語られてきたことがわりと網羅されていて、そういう意味ではよい記事だった*1。インタビュー時期がちょうど1000部程度売れた頃なので、その後の展開なんかは出てこないけど*2、それはそれで面白いな。あと、こういうのも達人出版会から出ちゃうんだ、というのも驚きだ。

ただこれ、「インタビュー」ではないよなぁ。しいて言えば「司会のいない対談」に近い。対象とインタビュアの立ち位置が近すぎて、両者の間にある暗黙の了解がそのまま解説なしで流れてしまっている。たとえば冒頭から「紙と電子で同じものを出してはいけない」「食い合うから」みたいな会話があるけど、読者としては「???」だ。ここはインタビュアが読者に寄り添って、紙と電子が食い合って失敗した事例くらいちゃんと出すべきだろう*3

そのあたりは(あとがきによれば)インタビュアも意識しているようなので、βがとれるまでにフォローが入ればいいなと思った。

藤井太洋インタビュウ ― Gene Mapperの舞台裏 藤井太洋インタビュウ ― Gene Mapperの舞台裏
氷川りそな
430円+税

Tags: book ebook

*1 インタビューとしては長いけど、ボリューム的には「本」というよりも「記事」という感じ。

*2 藤井さんはいまや専業作家だけど、この中では「食っていけない」と否定している。

*3 本当にそんな事例があるのか知らないけど。


2013-06-12(水) [長年日記]

NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫 お 20-1 書き下ろし日本SFコレクション)(伊藤 計劃)

なかなか忙しい日々を送っているのですよ、最近は。おかげで仕事の資料や技術書ばかり読んでいてフィクションに手が出せない。それでも細切れで読めるような短篇集が読みたいなぁ……と思ってKindleの奥底を探してみたらこれが出てきた。NOVAシリーズはちゃんと継続していて年初に出たNOVA 9が最新。ちゃんと全部買ってるのにまだ1冊も読んでないとかひどい(笑)。

大森望が選ぶ作品とは以前から相性が悪くて、失敗だったらどうしようと心配したが、なかなかどうしてどれも佳作で楽しめた。最高だったのは(やっぱり)田中啓文の「ガラスの地球を救え!」で、まさか田中啓文で泣くとは思わなかったよ。いやまぁ、いつもの田中啓文なんだけど。というか泣くなよおれ。

他には、妙に「世界はテキストで記述されている」系の宇宙を舞台にした作品が目立っているけど、こういうのはさすがに飽きたよなぁ……ってこの本が出たころに流行ってたのか。これは旬を逃したおれが悪い。次からは最新作から読もう(といってもいつになるやら)。

Tags: book sf

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