2012-04-17(火) [長年日記]
■ Windows7で無線LANが頻繁に切れる現象をなんとかする(未解決)
Let'snoteを外で使っていると、無線LANがしょっちゅう切れる。すぐに復帰するのでときおり「イラっ」とする以外はさほど実害はないのだが、まぁ、切れないでいてくれるならその方がありがたい。XPの頃はそんなことなかったので、ああ、最近は無線LANアクセスポイントが乱立していて干渉がひどいと聞くし、そういうことなのかなぁ……とか勝手に想像していたのだが、考えてみればDesireやKindleでそんなことはないので、間違いなくWindows7の問題じゃないか。
で、「Windows7 無線LAN 切れる」とかで検索するとすぐに解決策が見つかるのであった。はやく探せばよかったよ、とほほ。消えたら困るからこっちにもメモっておこう:
- コンパネ→ネットワークと共有センターから「ワイヤレスネットワーク」を開いて
- 「プロパティ」を選択
- 「QoSパケットスケジューラ」と「Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有」をOFFに*1
- さらに「TCP/IPv4」のプロパティを開き、「詳細設定」を開く
- 「WINS」タブにある「NetBIOS over TCP/IPを無効にする」を選択
上記のすべてが切れ切れ問題の原因とは考えにくいので、本当はひとつひとつON/OFFを切り替えて様子を見るべきなんだけど、とりあえずは明らかに切れなくなったみたいだからいいや。
ちなみにPanasonicにもそのものずばりのFAQページがあるが、まったく役に立たないのであった。いやはや。
追記
「やった、治った!」と思ったのもつかのま、やっぱりブチブチ切れるのであった。なんだよこれぇ!?
追記2
ワイヤレスネットワークが省電力設定になっているのではないかという指摘があったので、フルパワー設定にしてリトライ。やはり切れる。が、少しマシになった気もするので当面はこれで運用してみる。
*1 自宅で使ってるならファイル共有は切らない方がいいと思うんだが、とりあえず自分は使わないのでOFFにした。
2012-04-15(日) [長年日記]
■ 桜とパラボラを見に茨城へ
茨城大学天文台(ようするに旧KDDI茨城)で公開天文台があるというので、早起きしてR1200GSを飛ばしてきた。この時期に公開イベントをするということは、桜の開花に合わせたことは見え見えなので(笑)。この週末、車やバイクが趣味なら開通したばかりの新東名を走ってくるのがスジだとは思うが、新東名は逃げないけど桜は散ってしまうので、パラボラマニアとしてとくにあの場所に行くのにこの時期を逃してはならんと思う。
茨城北部地方はちょうどソメイヨシノが満開になったという絶好のタイミングで、旧KDDIの広い敷地に植わったたくさんの桜の木々はどれも見頃だった。高萩局はなぜかほぼ真上を向いたおやすみモードの一方(理由はのちほど判明)、今日は日立局が横倒しでこちらを向いていた。桜並木の向こうに覗く日立局をパチリ。
10:00から一般公開が始まったので高萩局に行ってみたら、なんとアンテナの真下まで見学できるという。ここのアンテナはどちらも建物の上に立っているので、足元の様子はよくわからないのだが、そこに入れるというわけだ(だから休憩モードだったのだね)。黄色い車輪を間近で見たり、思いっきりアオリの姿勢でアンテナの背面を撮ったりと、マニアにはなかなか楽しいイベントだった(けど、一般人にはどうだろう[笑])。レールの脇につねに係員が立っていて、レールを踏まないように注意しているのが面白かった。大勢に踏まれると精度に影響がでるということなんだろうな(その程度で狂いは出ないように思えるが)。
それにしても、いち企業の持ち物だった時代に比べて、国立天文台と茨城大学のものになったあとのこの公開っぷりは素晴らしい。ぜひ今後も続けて欲しいものだ。
もっとも、併設されていた(というかたぶんこっちのがメイン)「桜まつり」はなんだか残念なイベント化が進んでいて、BOSE802が音楽をがなりたてていたりして、以前みたような地元の人たちが三々五々集まって好き勝手に飲んだり遊んだりしていたのどかな花見の雰囲気はだいぶ削がれてしまっていたのだった。風情がない。
その後は帰りしなに常陸太田へ。ここの公園も桜が満開だった(が、花見客より野球やってる人たちがメイン)。木々の葉が落ちているこの時期は、夏場には隠れているアンテナがよく見えるのだ。もっとも、こんどは野球場の高いネットが邪魔なんだけど……。でもまぁ、300mm換算の望遠レンズのおかげでこれくらいには寄れるようになったよ。
2012-04-12(木) [長年日記]
■
殺人感染 (上) (扶桑社ミステリー)(スコット・シグラー)
医療サスペンスはけっこう好きな分野で、以前はロビン・クックなんかをよく読んでいたんだけど最近はごぶさた。というわけで、これも未知の感染症と戦う的な話だと想像して手にとったのであった。
前半はまさにそんな感じで、とつぜん患者が凶暴化して殺人鬼になってしまう謎の奇病の発生、異常な速度で腐敗が進む感染者の死体、ようやく手に入れた「新鮮な死体」の調査から浮かび上がる恐ろしく高度な寄生戦略など、なかなかぞくぞくする展開である。
ところが後半(この段落のみネタバレ)、実際の感染者のようすに描写がうつると、なぜか話はホラーになり、「SFボディスナッチャー」になり、おやおやと思っているとファースト・コンタクトものになって、最終的にB級侵略SFなオチでしめられるという。なんだこれ(笑)。いや、星間飛行の一手段としてこれはアリかもだけど、向こう側に知的生命がいないとダメってあたりでいろいろダメじゃねーの、というかSFだったのかこれ。
もっとも、面白くなかったかというとそうでもない。ロビン・クックを読まなくなったのは、主人公が高等教育を受けたとは思えないほどどうしようもなくバカばっかりで、それが「ストーリー上こいつがバカである必要があるから」程度の理由なのが我慢できなくなったためなんだが、本書の感染者サイドの主人公も脳よりも筋肉で考えるタイプ。ただ、元アメフト選手の彼がそういう人物である理由がちゃんと掘り下げられていて共感できるし、なにより寄生生物との孤独な戦いをするのにこれ以上はないくらいに最適な人物なのだ。
とにかくこの主人公の戦いっぷりがマッチョで、アパートの一室を舞台にくりひろげられる「ランボー怒りの××」みたいで実に爽快。いや、描写はものすごく残酷で痛々しいから血が苦手な人にはあれだけど、「自分の体内に巣食う生命体と戦う」というシチュエーションは新鮮で面白かった。
◆ としも [記事拝見しました。 私のWin7環境ではおかげさまで随分接続状況が良くなりました!! ありがとうございました。]
◆ OMUOMU [OSの問題もあるかもしれませんが、デバイスの問題かもしれませんね。 ドライバがアップデートされていないかと、 あとは..]