2002-04-15(月) 8006歩
■ tDiary: posttdiary.rb
H"が送るBMPファイルに対応したものをcommit。RubyMagickが入っていればそれを使い、なければ子プロセスでconvertコマンドを使ってBMP→PNG変換をする。いずれにしてもImageMagickが必須。
2003-04-15(火)
■ メールが届かない(5)
意外とunsubscribeされていなかったので胸をなで下ろしている。と言っても、まだ1通も来てないMLは投稿がないだけなのか、それともunsubscribeされちゃったのかわからんので、いずれチェックを入れないといけないのだが……不自由でなければそのままでもいいか(笑)。
■ tDiary: edit_procプラグイン
絵日記、絵日記というとソレ専用みたいなので、ちゃんと「edit_procプラグイン」と名付けて、試しに実装、commitした(1.5.3.20030415)。かなり単純な実装だが、単純な中にこそ美が!!(それは手抜きではないのか……?)
肝心の絵日記プラグインは、帰ってきた原作者daiさんが一から作りなおしてくれるらしい(意図的な大誤読)。……まぁ、きっと誰かがやってくれるに違いないと信じて、とりあえず簡単なサンプルとしてtodays_word.rbというのを書いておいた。参考になれば。
#ちなみにこれは、某所で企画されている(いた?)「今日のひとこと」向きの実装ではない
■ リス釣り
コージ・コーナー経由。すげーかわいい。やってみたい。
しかしこういう野生のリスはノミのような寄生虫がすごいので、高校生の時にアメリカでキャンプをしたところでは「絶対に荷物を開けたままで放置するな、リスに入られたらおしまいだ」と注意されていた。見た目はかわいくて旅行者にはウケがいいが、現地人には嫌われているという点で、北海道のキタキツネに近い存在なのかもしれない。
■ 人の顔を覚えられない病
……と人の名前を覚えられない病は、もしかすると人の顔と名前が一致しない病の別名かも知れない。
◆ コージ [そういえば、スズメなんかもばい菌や寄生虫がすごく多いとか。かごの罠で捕まえてみたいんだけど。]
◆ ortensia [スズメも野鳥なので捕まえちゃイカンはずですよ、というのは野暮なのかな。]
◆ suzune [そう言えば昔から他の人を外部記憶装置に使ってましたっけね… 人の名前とか自分のPCのスペックとか(笑)]
◆ arton [町田リス園は、何度も行ってますが、ノミの心配は経験的には不要です(腹が減ってるとどんどんこっちに飛び乗ってくるけど、..]
◆ nakajima [アメリカだとリスが狂犬病を持ってたりします。噛まれたらアウトなので要注意。]
◆ ただただし [そうだよ! >suzune 人名用外部記憶に転職されて、おれがどれだけ困っていることか!]
2004-04-15(木)
■ 不調
日曜あたりから少しずつ不調になって、昨日、一昨日と休んでしまった。PCの画面さえ長く見ていられないほどの頭痛。なんでかなー、と思ったらアップデートに失敗していたらしい。ひどいや、sixamo。
今日は鎮痛解熱剤を飲みつつ出社。うぅ。
■ バッドノウハウカンファレンス2004
うーん、行きたい的。行けるかな……ムリかな……平日だしなぁ。
このカンファレンスに参加する人は、以下に二分されそうな気がする。
- 新しいバッドノウハウを仕入れてウハウハしたい人
- バッドノウハウをなくすアイデアを仕入れてウハウハしたい人
2005-04-15(金)
■ テーマ: Treetop
新横浜駅前で撮影。逆光で撮ると、液晶がよく見えないせいで、どう写ってるのかよくわからない。幹はこんな色だったのか。
さて、怒涛のテーマラッシュもこれで7個目。毎日変えても一週間かかるので、今日で打ち止めにしよう。また何かネタを思いついたら追加するかもしれないが。
※treetopテーマとしてCVSにcommit。
■ バッグを買う
町田のVictorinoxにて、三角の、たすきがけにするバッグを買う。ちゃんとLet's noteが入ることを確認してから(笑)。
プライベート用のバッグを新調するのは何年ぶりだろう。
◆ a.k [出始めの頃使ってたんだけど、背骨に悪いので止めました(^^;]
2006-04-15(土)
■ tDiaryParty2.1 - 「継続」という目標
ぎりぎり間に合うように渋谷駅に着いたのに、街にあまりに人が多くてまっすぐ歩けず、少し遅刻してしまう。まったく、これだから都会は嫌いだ。で、dotBARに入ったとたんに、ビミョーな雰囲気に出迎えられる。待ちきれなくて乾杯をしてしまった直後らしい。うーん、間の悪い……。
さっそく前の方に出てプレゼンの準備を始めるも、無線LANにつながらない。中国でまつもとさんが呪いを回避した、身代わりになったか? 仕方がないので、ネットが必要な後半のネタは後回しにしてキーノートを開始(→資料)。
20年継続しようという目標、数字は別にしても、フリーソフトウェアのプロジェクトとしてはあまり聞いたことがない。フリーソフトウェアに限らず、商用ソフトであっても、「何年後までちゃんと使えますよ」という保障をするものは数少ないと思う。ハードウェアなら部品の保管期間がある程度保障されたりするものだが、ソフトウェア製品のなんて刹那的なことか。
ソフトウェアプロダクトに限らない。ブログブームに乗って数多くのサービスが立ち上がったが、すでにサービスを停止している企業もある。それも、満足にデータのエクスポートすらできないことも少なくない。こんな状況で、安心して日記を書けるだろうか。
10年日記という(紙の)日記帳がある。これを買えば、少なくとも10年間、同じフォーマットで日記が書けることを保障するものだ。同じことがWeb日記でも言えたら嬉しいと思う。もちろん、ボランティアベースのtDiaryがそれを保障することなどできはしない。しかし、「20年」という具体的な数字を、今回開発/ユーザコミュニティに提示したことで、継続の重要性に対する認識が共有できたとしたら、実現の可能性はかなり高まったのではないかと思う。
他の人のプレゼンも、どれも面白かった。「tDiary進化論」(「OL進化論」のパロディ)は会場にいた人しか読めない、貴重なパロディでしたな! おれが課長役なのはちょっとアレだったけど(笑)。
全員の発表が終わったあと、有線で接続したネットワークを使って、2.1.4をライブでリリースというネタを披露する。これを見てもらって、リリース作業の苦労をわかってもらおうという企画だったが、スムーズに見せることを意識しすぎて事前にいろいろ仕込んでしまい、結果的には「すごく簡単そう」という印象を与えてしまったような気がしなくもない……。
2008-04-15(火)
■ レインツリーの国(有川 浩)
これで手持ちの有川作品はおしまい。図書館戦争の外伝その1はすでにflipperが買ってるので待ってればおりてくるな(←買えよ)。
『図書館内乱』の作中に登場する架空の小説を、別の出版社から出すという大胆企画を形にしたもの。なので図書館とも自衛隊とも関係ない、小細工なしの真剣勝負恋愛小説。(やはり1年半も前の本なのでネタバレを気にせずに書くが)主人公は聴覚障害者なので、かなーりヘビーな話である*1。
装丁もきれいで手が込んでいるし、ちょっと版型が小さくて薄いこともあって、とても手になじむいい本だ。こういう重い恋愛小説が、こんなふうに軽やかなパッケージになっているのはとてもいいな。ハッピーエンドを想像させてくれて(というか、言うまでもなくハッピーエンドだけど)。
感想とかはググればいくらでも出てくるので、昨日の続き。我々男子は、なぜ有川浩にはまるのか問題について、偏見丸出しのおれなりの結論:
本書を読んでいて気づいたのだが、有川作品に出てくる男たちは(多少の例外はあるけど)、たいてい理屈で女を口説く。喧嘩しても理詰めで問い詰める。脳みそまで筋肉でできてるかと思えるような自衛隊員でさえそうだ。
こういう男は、現実世界ではモテないはずなんだが、有川世界ではいい感じに評価される。もちろん女たちは現実世界に忠実に、理屈でどうこうできない存在として描かれるので、理詰めで喧嘩すると泣くわけだけど、基本的に理屈っぽい男の評価軸はプラス方向だ。これはもう、男の妄想世界以外のなにものでもない。
だから、男が読んで心地よいんだな。
女性が書いた恋愛小説が女性視点だと思ったら大間違いだ。有川作品は完全に男性視点。実際、描写の視点も男サイドからのことが少なくない。だから、「べた甘なラブストーリー」と聞いて及び腰にならなくてもいいのだ。これは男が読んでこそ楽しい、架空世界のお話なんだから。残念ながら、現実世界で登場人物の真似をしてもモテないと思うけど。
*1 帯に「すれちがう彼女の秘密と彼の秘密。それはとても重大でささやかな秘め事。」とか書いてあるけど、そんなの前半1/3までの話じゃん。重要なのは後半なのに、なにこの下手な煽り文句?
2010-04-15(木)
■ Rubyベストプラクティス -プロフェッショナルによるコードとテクニック(Gregory Brown)
オライリーの高さんから献本いただいた。読むのが遅くてすいません……。
しかしなんだ、面白い本だなぁ、これは。例えるなら、Ruby部族の集落に潜入した文化人類学者によるフィールドワークの報告書みたいな本だ*1。まえがきでまつもとさんも書いているけど、誕生当初なにもなかったRubyに、十数年かけて蓄積してきた「文化」のいいところを、粒度にこだわることなく紹介している。レシピ本と違うのは、文化として定着しているかどうかを基準に内容を厳選・整理している点かな、と思う。
多くの書評で「中級者以上向け」とされている本書だが、それは構成に負うところが大きい。冒頭から3章までは、Rails以降急速に活用が進んでいるRubyの動的言語的側面がメインで、(自分が動的テクに不慣れな点を差し引いても)正直なところかなり歯ごたえがある。ここで読者のレベルを制限してしまうのが狙いかなー、と思わなくもないけど、ちょっともったいない。
その後の展開はわりと普通で、Rubyの文法をひととおり身につけた初心者でも、問題なく読み進めることができるプラクティスも多いからだ。特に、テキスト処理、デバッグ、M18Nあたりは独力で遠回りする前に触れておいた方がいい題材だし、既存のライブラリを使う上でもプロジェクトメンテナンスの話題はとても有用だ。
というわけで、一通りの文法が身についていれば、「自分は中級者じゃないから」と尻込みしていた人でも読んでみていいんじゃないかな。4章以降から読み始めてもほとんど問題ないし、途中でつまずいても参考にできるリソースはすぐに見つかると思う。
Rubyベストプラクティス -プロフェッショナルによるコードとテクニック
オライリージャパン
¥338
*1 実はその学者も集落の出身なんだけど。
2011-04-15(金)
■ Jコミが理想から一歩後退してしまった……ような(2)
昨日書いた日記が非公式RTで広まって赤松健の目にとまってしまったので、なし崩し的にTwitterで質問タイムになったのだった。というか、基本的に「著名人は呼び捨て」という現代日本においてはごく普通のルールで書いてきたのに、こうやって直接会話してしまうと呼び捨てにはしづらいよなぁ。Twitter怖いです。
新サービス「ラノベ配信」開始の直前という忙しいさなかに長々と相手をしてもらって申し訳なかった感じだが、有意義な対話ができたと思うので、その時のもようをTogetterにまとめておいた:
震災以降、広告業界は本当にひどいありさまなので(なにしろしばらくのあいだいっさいの宣伝活動がなかったわけだから)、ここで言う「純広告」が少ないというのは真実だと思う。純広告が順調に入るまではmicro Adが使えるアルヌールでしのぐしかないだろう。一方でβ版の広告契約期限がくるまでに正式オープンしなくちゃいけなかったのだとすれば、アンバランスな状況もいたしかたないかな。
というわけでしばらくは(期待を込めつつ)状況を注視しましょう、というのが現時点でのおれのスタンス。もっとも、「純広告」に雑誌のスキームしか使えないというのもどうかと思うんだけど。広告代理店はJコミにマッチした提案をすべきなんじゃないかねぇ。今がんばれば数億円が動く新しいチャネルになるかもよ!*1
一方、気になるのがアルヌール上での閲覧で読者が満足すると考えている節が伺える発言があったこと。昨日も書いたように赤松健は一連の「Jコミ騒動」にまつわるインタビューで、手元にPDFを持つことでコレクターの所有欲を満足させることが大切だという意味の発言をしている。またつい先日打ち出した「違法絶版マンガファイル浄化計画」でもWinny等のP2Pネットワーク上に存在してる違法zipファイルを一掃しようと呼びかけているが、アルヌールでそれが実現できるとは思えない。クラウドにデータを置いておいても安心だと思えるのは、そのサービスの継続性がかなり確実な場合だけだ。悪いがJコミの継続性にはまだまだ危うい面があるわけで、手元にファイルを置いておきたいというニーズは根強いだろう。
そうはいっても「純広告」が入らないとそのニーズに応えるのもままならないわけで、ま、引き続き注目しつつ、KindleやSONY Reader(あとiPadも?)で読みたい人はしばらく我慢しましょ。赤松健も「PDFがいっぱい揃ったら、また見に来て下さい」って言ってるわけだし。
追記: アナウンス文から「上位3作品」という制限が消えたようだ。
*1 たった数億円ぽっちじゃ動かない業界かも知れないが(笑)。
2012-04-15(日)
■ 桜とパラボラを見に茨城へ
茨城大学天文台(ようするに旧KDDI茨城)で公開天文台があるというので、早起きしてR1200GSを飛ばしてきた。この時期に公開イベントをするということは、桜の開花に合わせたことは見え見えなので(笑)。この週末、車やバイクが趣味なら開通したばかりの新東名を走ってくるのがスジだとは思うが、新東名は逃げないけど桜は散ってしまうので、パラボラマニアとしてとくにあの場所に行くのにこの時期を逃してはならんと思う。
茨城北部地方はちょうどソメイヨシノが満開になったという絶好のタイミングで、旧KDDIの広い敷地に植わったたくさんの桜の木々はどれも見頃だった。高萩局はなぜかほぼ真上を向いたおやすみモードの一方(理由はのちほど判明)、今日は日立局が横倒しでこちらを向いていた。桜並木の向こうに覗く日立局をパチリ。
10:00から一般公開が始まったので高萩局に行ってみたら、なんとアンテナの真下まで見学できるという。ここのアンテナはどちらも建物の上に立っているので、足元の様子はよくわからないのだが、そこに入れるというわけだ(だから休憩モードだったのだね)。黄色い車輪を間近で見たり、思いっきりアオリの姿勢でアンテナの背面を撮ったりと、マニアにはなかなか楽しいイベントだった(けど、一般人にはどうだろう[笑])。レールの脇につねに係員が立っていて、レールを踏まないように注意しているのが面白かった。大勢に踏まれると精度に影響がでるということなんだろうな(その程度で狂いは出ないように思えるが)。
それにしても、いち企業の持ち物だった時代に比べて、国立天文台と茨城大学のものになったあとのこの公開っぷりは素晴らしい。ぜひ今後も続けて欲しいものだ。
もっとも、併設されていた(というかたぶんこっちのがメイン)「桜まつり」はなんだか残念なイベント化が進んでいて、BOSE802が音楽をがなりたてていたりして、以前みたような地元の人たちが三々五々集まって好き勝手に飲んだり遊んだりしていたのどかな花見の雰囲気はだいぶ削がれてしまっていたのだった。風情がない。
その後は帰りしなに常陸太田へ。ここの公園も桜が満開だった(が、花見客より野球やってる人たちがメイン)。木々の葉が落ちているこの時期は、夏場には隠れているアンテナがよく見えるのだ。もっとも、こんどは野球場の高いネットが邪魔なんだけど……。でもまぁ、300mm換算の望遠レンズのおかげでこれくらいには寄れるようになったよ。
2017-04-15(土)
■ Pawooが一部インスタンスから拒絶されて、Mastodonががぜん面白くなった
数日前から急に話題になったMastodon(あえてソースリポジトリの方へリンク)、Herokuボタンがついていたのですぐに自前のインスタンスを稼働してみたものの、ちゃんと運用するにはけっこうハードルが高いことがわかって*1、とりあえずmstdn.jpにアカウントを取った。
そのmstdn.jpが個人サーバではとうてい運用できないほどのユーザを集めてしまい(ええ、日本のWebサービスでよくあるアレですね)、さくらのクラウドへ移転するにあたってこれまでのデータはリセットするということで、どうするかなーと思案していたら、今朝になってPixivがPawoo.netというインスタンスを立ち上げたというのを知って、そっちへ移動した。アカウント名はいつもの「tdtds」。
日本最大のイラストSNSを運用するPixivなら、ユーザデータの重要性を十分に認識しているだろうから「サーバ移転するので全部消してやりなおします」なんてことは言わないだろうし*2、なにより国内法だけに縛られるのでTwitterやFacebook利用で辛酸をなめてきた「海外ベンダーの横暴さ」に従わなくて済むのが良い。
そう、Mastodonの良さはそこにある。インスタンスごとにさまざまなポリシーが決められて、自分に合ったところを選べる。それでいて他のインスタンスの人たちとも交流できる。もちろん誰とも馴れ合う気のない人は自分だけのインスタンスを立てればいい。
さて、そんなわけでPawooにはPixivのユーザもたくさん流入したわけで、いうまでもなく(いつものように)二次元の少女たちのイラスト(布面積少なめ)が大量に投下される。それに気づいた一部の海外インスタンスの運営者たちがPawoo.netを連合タイムラインから除外したのだ*3。
そうそう、これだよこれ! ポリシーの合わない連合は単に解消するだけで、ひきつづきそれぞれが独立独歩。インターネットの理想じゃないか。最高にクールな展開だ。ひさびさにいいもの見たわー、と感動している。
いやー、このまま「たんなるTwitterの貧相な代替品」として消費されて、1、2ヶ月後には忘れ去られる運命かと思っていたけど、こういう展開があるなら、ひょっとしたら生き残る可能性もあるんじゃないの? 楽しくなってきたぜ。自分もいつでもインスタンスを運用できるように、勉強しといた方がいいかもな。
◆ Nana [テーマ100個目投稿者にはたださんから粗品とか出ないの?(笑)]
◆ ただただし [え!? Nanaがおれに何かくれるの?(笑)]