2011-12-15(木) [長年日記]
■ グラコロ同盟2011、終了です
というわけで、本日をもって2011年のグラコロは終了、同時にグラコロ同盟の活動もフィニッシュとなります。みなさんお疲れさまでした。トマコロ、美味しかったですね!
詳しくはグラコロ同盟のサイトを見ていただくとして、とりあえずリザルトだけ載せておきます。トップは@naritamasahiroさんが、前回(2009年)に続いて防衛、なんと84個ものグラコロを平らげました。次に続く@ppoiさんの77個と合わせて、この2人はちょっとおかしいです(笑)。良い子は真似しちゃダメだお。
合計266名の方に参加いただき、全部でなんと944個ものグラコロが我々同盟員の胃袋に収まりました。公式サイトの方も、おいおいメンテナンスモードに移行します。ではまた来年!
2011-12-14(水) [長年日記]
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魚舟・獣舟 (光文社文庫)(上田 早夕里)
日本SF大賞受賞おめでとうございます。「まどマギ」は残念でした!
というわけで、受賞作の「華竜の宮」ではなく、同じ設定で描かれた「魚舟・獣舟」を電子未読の山から発掘して読んだ。「華竜の宮」も読みたいんだけど、Jコレは自炊向きの版型じゃないから、文庫入りを待つしかないなぁ。いやまぁ、電子書籍で出してくれてもいいんですよ?(チラッ
で、読み始めてから短篇集だと気づいたりするわけです。体長15メートルにおよぶ人工魚をめぐる表題作をはじめ、冒頭の数作はバイオホラーが多くて、そういう作風なのかと思ったら「異形」シリーズに寄稿された作品群がメインなのだな。ガジェットがそれっぽくていきなり専門用語が飛び出してくるけれど、設定ドリヴンな話ではなく、小説としての完成度が高いので、短篇ながらどれもずっしりと手ごたえがある。
おかげであまりSF、SFしていないというか、普通に小説として良いじゃん、という感じ。とくに最後の、ほぼ長編並みの長さを持つ「小鳥の墓」も、非常に満足のいく作品ながら、別にこれはSFじゃないというか、無理にSF仕立てにしなくてもいいのにとは思った。
2011-12-13(火) [長年日記]
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歌う船 (創元SF文庫 (683-1))(アン・マキャフリー)
アン・マキャフリーが先月亡くなってしまったので、例によって追悼読書。今年はこんなんばっかりや。
多くの読者にとってマキャフリーといえば「パーンの竜騎士」シリーズだと思うが、あまりファンタジーを読まないおれにとってはなんといっても「歌う船」だ。発表年を見てみたら自分が生まれるより前から書かれていたんだよなぁ。そんな作品が50年たってもまだ読める。今回自炊してバックアップも万全なので、事故さえなければもうずーっと読める。電子書籍はこうありたいですね(棒読み)。
先天性異常で脳だけになった主人公の少女が、サイボーグ宇宙船となって、相棒となる〈筋肉〉たちと銀河を駆け巡るという設定のスペースオペラ。なにせ主人公は10代の少女なので、初恋をし、そして破れ、どうしょもないダメ男にひっかかり、最後には伴侶を見つけるという少女マンガの王道プロットをなぞっているのがすごい。1960年代作品なのに。しかも設定上の制約から、プラトニックにならざるをえないというのがもどかしさを増幅するわけで、当時のマッチョなアメリカン・スペオペの中ではさぞかし異彩を放っていただろうなぁ。
さすがに古臭い表現もあるが、今読んでも面白い。時代を超えて読み継がれる作品だ。
◆ こ~りん [帰国と同時に終了してしまったorz]
◆ ブチャ猫 [一位と二位のお二人の健康が心配な老婆です (-_-)/~~~ピシー!ピシー!]
◆ ただただし [人間、一ヶ月くらい偏った食事を続けた程度では、死にゃしませんって。]