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ただのにっき


2011-01-24(月) [長年日記]

ドーラ、水をいやがらない

[写真]食器洗い機の中からこんにちは 朝、ドーラの姿が見えないので、今度はどこに新しい隠れ家を作ったのかと思いつつ探しまわったら、排水が終わったばかりの食器洗い機の中にいた。前からやたらと食器洗い機に興味を持っていたけど、まさかびしょ濡れの中に入り込むとは。

写真のとおりのご満悦な表情を見ればわかるように、ドーラはなぜか水をぜんぜん嫌がらない。風呂場に入り込んでも*1、一歩踏み出すごとに足をプルプルさせて水をいやがるグスタフを尻目に平気で歩きまわるし、トイレの水を流すと便器に飛び込みそうなくらい真剣に覗き込むし、流れる水道水にじゃれつこうとして蛇口の下に頭を突っ込むし(そして頭から水をかぶる)。猫って水を嫌がるのが普通だと思っていたんだが。

まぁ、グスタフも毎日散歩に出たがるし、どんな猫にも「猫らしくない変な趣味」があるってことなんでしょう。

Tags: dora

*1 二匹とも人間と一緒に入浴するのが大好きである。といっても猫たちは湯船の上に渡した蓋の上でぬくぬくしながら人間を観察するだけ。

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ブチャ猫 [友人ちの猫は子どもたちと入浴し、泳ぐのが上手だったそうです。 ガブは水は怖いけど、知らずに飛び込んだ風呂の中で泳いで..]

ただただし [それはまぁ、うっかり水に落ちたときに泳げなかったら死んじゃいますからねぇ。]

@h_kenken [うちのベンガルは水が好きです。ベンガルヤマネコは水辺に生息しているらしいのでその名残りでしょうか。]


2011-01-23(日) [長年日記]

「川崎フロンターレ新体制発表会見」に行ってきた

[写真]PUMAから寄贈されたビッグフラッグと新加入選手たち フロンターレ新体制発表会見に応募したらチケットが当たってしまったので、ミューザ川崎まで行ってきた。15:00~18:00のイベントなのに、朝11時から並んだよ。ことサッカーのことになるとよく並ぶな! おかげでなかなか良い席が取れたけど。

フロンターレというチームは、スタジアムでのいろいろなイベントを他球団が見学に来ることからもわかるように、こういうイベントにはやたらと力をいれるというか、サポーターを喜ばせる(というか一緒に楽しむ)ことにかけてはこだわりがあるので、たいへん楽しいイベントだった。

イベントそのものがミューザ川崎を本拠地とする東京交響楽団とのコラボで、音響が素晴らしいことで評価の高いミューザ川崎のシンフォニーホールでブラスアンサンブルが聴ける。東京交響楽団はホームでの勝利時にかかるテーマ曲を提供してもらったりと、これまでもいろいろ関係があるので自然なコラボ。もちろん演奏会の最後にはこのテーマで盛り上がるわけだ。

その他にも、今年のキーワード「挑」の書を、わざわざ岡本太郎記念館から借り受けてきたり、それをユニフォームにプリントしたり、おまけに今年からユニフォームのサプライヤになったPUMA(スタッフが全員川崎にゆかりがある)から巨大なユニフォーム型のビッグフラッグ贈呈があったり。最後はサポーターから贈られた巨大な青いダルマに、相馬新監督が目玉を書き入れてタイトル奪取を誓う。隅から隅まで考えぬかれたエンターテイメントで、実にすばらしい。ここまでやられたら、今年も応援せざるを得ないよなぁ。

とはいえ、発表になったチームメンバの中にブラジル人がジュニーニョしかいないとか、DF強化というわりには森勇介がいないとか(勇介が右サイドにいないフロンターレなんてなぁ……)、もちろん監督業2年目の新監督とか、いろいろ不安はある。逆に、ケンゴは海外移籍を取りやめたし、山瀬の加入はそうとうなパワーアップだし、プラス要素もあるわけで、期待と不安がいり混じってはいるのだけれど。まぁ、今年も引き続き、なにかやってくれそうな面白いチームではあります。

Tags: frontale
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

やまざき [個人的には右サイドは吉田にがんばって欲しいっす あと・・・杉浦が愛媛で10番背負ってますね(^^)]


2011-01-20(木) [長年日記]

アードマン連結体 (ハヤカワ文庫SF)(ナンシー・クレス)

いや、ちゃんとハヤカワ文庫も買ったんですよ? すぐに断裁されて、今は段ボール箱に放りこまれてるけど。だってトールサイズは本棚に入らないし。

ナンシー・クレス作品の読後感には、満足と不満がちょうど半々くらいで同居している(←褒めてない気がするけどいちおう褒めてる)。そのあたりの理由については本書解説で冬樹蛉が実にうまいこと説明しているのであえてここでは書かないが、長くSFを読んでいる読者には物足りなさがあると思う。特にイーガンあたりを喜んで読む向きには、ヌルくてお話にならないかもね。

でも、小説としての完成度というか、読書体験としては上質だし、解説にもあるけれど手垢のついたテーマやアイデアだけど実装方法に味があるので、これはこれで価値がある。特に本書はクレスが得意とする中短編集なので、だらだら続いてかったるい長編と違ってどれも面白い。

そんなわけで、けっこう立て続けに翻訳が出て嬉しいんだけど、でもハヤカワ文庫を読むようなSFファンは先鋭化する一方だと思うので、こういうのはあんまり売れないんじゃないですかね。とか余計なお世話だろうけど。

アードマン連結体 (ハヤカワ文庫SF)
ナンシー・クレス
早川書房
¥250

Tags: book

『言語設計者たちが考えること』電子版を買ったその場でKindlize

上の本は出張の行きの新幹線で読み終えてしまったのだが、もう未読の本がKindleに入っていない*1。帰りの新幹線が暇なのは困るので、その場でオライリーから『言語設計者たちが考えること』の電子版を購入。紙よりちょっと安い……とはいえ3,024円。いいお値段だなーと思ったら500ページ以上あるのな。こりゃ読み応えあるわ。

しかし、大型本で500ページなんて、ぜったい持ち歩く気にならないよ。電子版があってよかった。もっとも、オライリーの大型本は、Kindleで読むにはちょっと大きすぎるんだけどね。横持ちの場合は幅15cmくらいまでがちょうどいい。

とはいえ読めないってほどでもないので、すぐに昨日の手法でKindlizeしようと思ったら、画像化の時点でconvertがエラー吐いて死ぬのですよ。

オライリー本家の電子版がPDFやEPUBなど複数フォーマットでしかもDRMフリーなのに対して、オライリー・ジャパンのそれはPDFのみで印刷・コピペなどがいっさい禁止された非常に不自由なフォーマット。「やべー、読めない本を3000円も出して買っちゃったか?」と焦ったが*2、なんのことはない、pdftoppmでは普通に抜き出せたのでいつものRakefileであっさりKindlizeできた。

ちなみに原本にはメタ情報すら入っていない(!)ので、他の書籍のメタ情報ファイルを書き換えて使用した*3。当然この流用したメタ情報はScanSnapが入れたものなので、ScanSnap Organizerを使うことでOCRにかけられる。

かくして、印刷もコピペもできない原本から、印刷もコピペもできておまけにKindleでも読めるPDFができたことになる。ファイルサイズは30倍くらいになったけど(笑)。

とまぁ、この程度のDRM(?)なんてちょっとわかってる人なら簡単に回避できてしまうのだから、(特に技術者向けの書籍を作ってる出版社は)下手なDRMをかけるのは無駄というか、単に客の生産性を落としてるだけだということに気づいて欲しいものです。購入者のメールアドレスが埋め込んであるんだから、それだけで十分でしょ?

言語設計者たちが考えること (THEORY/IN/PRACTICE)
Federico Biancuzzi
オライリージャパン
¥2,820

Tags: ebook kindle

*1 正確には老後に読む予定のレムなんかは入っている。

*2 Kindle以外では読む気がない。

*3 PDFのメタ情報の文字コードがわからなかったので(UNICODE系だとは思うけどよくわからん)原題を入力。いいんだ、Kindleが使うのは著者名だけだから。


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