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ただのにっき


2011-01-31(月) [長年日記]

Jコミの『交通事故鑑定人 環倫一郎』をKindleで読んでる

[写真]『交通事故鑑定人 環倫一郎』on Kindle3 Jコミのβテスト第三弾、『交通事故鑑定人 環倫一郎』を読んでる。あ、いや、もちろん第二弾の『放課後ウエディング』も読んだけどさ……相変わらず新條まゆ作品は評価が難しいよな、いろんな意味で!

で、「環倫」はもう、存在すら知らなかったんだけど、意外と面白い。車の話ばっかりかと思ったら、けっこうバイクも出てくるし(まぁみんな事故って大破するわけだが)。「懐かしい絶版マンガが読める」だけじゃなくて、こういう「ぜんぜん知らなかったマンガ 」にも出会えるのはいいね。全18巻なので先は長いんだけど……。

Kindleには画像ファイル(主にJPEG)をzipで固めたものを読むモードがあって、PDFやmobiは上下左右に空白が入るのに対してzipにはフルスクリーン表示ができるため、これがまさにマンガに最適。というわけで、Kindleで快適に読むには入手したPDFを加工する必要がある*1。ついでにdot by dotサイズに変換した上で(フルスクリーンなので800x600フルに使える)、ちょっとコントラストをいじってやると読みやすい:

#!/usr/bin/zsh
# pdf/の下に全PDFファイルを入れてから実行する。
# いつもの自炊系ツールに加えて、zipコマンドが必要。
mkdir pgm jpg zip
for pdf in pdf/*.pdf; do
   echo $pdf
   base=`basename $pdf _hq.pdf`
   pdftoppm -r 300 -gray $pdf pgm/${base}
   for pgm in pgm/${base}*.pgm; do
      echo "   ${pgm}"
      convert $pgm -resize x800 -level '0%,100%,0.5' jpg/`basename ${pgm} .pgm`.jpg
   done
   zip zip/${base}.zip jpg/${base}*.jpg
done

Kindleのフルスクリーンモードにはひどいバグがあって、いったん電源を切ったりホームにもどると、モードを忘れてしまう(でもメニュー上はフルスクリーンモードにいることになってる)。ただこのモードはAlt+[F]キーで簡単に切り替えられるので、電源を入れてからAlt+[F]を2回押せばふたたびフルスクリーンで読むことができる。

それでもまだ字が小さいんだけど、まぁ文庫化を意識して描かれたマンガなんてめったにないだろうし、こればっかりはしょうがないねー。

Tags: book kindle

*1 加工自体は私的利用の範囲で自由なのは言うまでもない。もちろん、気になる広告があったら元のPDFからクリックすること!


2011-01-28(金) [長年日記]

2A対応のUSB充電器を買ってみたもののDesireは急速充電モードにならなかった

[写真]BUFFALO BSIPA09BK

出先では昔ながらのUSB充電器を使ってDesireを充電しているんだけど(スマートフォンの常として、いつでも充電できる体制が必須なわけですよ)、USB経由の充電だと遅くて遅くて、ちょっとした空き時間にコンセントにつないでもたいして充電されなかったりする。

最近は2A給電してくれる充電器も出まわっているので、これを使えば急速充電モードになるんじゃないかと思って買ってみた。「iPhone/iPad対応」としか書いてないけど。

で、さっそく手持ちのmicroUSBケーブルをつないでみたんだけど、Desire上の表示は「USB」のまま。たしか2Aで給電すると「AC」って表示されるんじゃなかったっけ? てことはもしかして、ケーブルもそれ用のヤツにしないとダメなんだっけ?

たしかに「急速充電用」と銘打ったケーブルを売っているのは知っていたが。うーん、面倒な世界だなぁ。というか、急速充電用でかつ巻き取り式のケーブルって、あんまりないんだよなー。

Tags: android
本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

@n_daichan [USBのD+ D-の短絡の有無でUSB/ACを見分けているのではないでしょうか。 http://d.hatena.n..]

ただただし [そのあたりの知識はぼんやりとあったんですが、2A対応とD+/D-短絡の話が頭の中でごっちゃになっていたみたいです。こ..]

yoggy [ACアダプタとUSBケーブルの間にこれを入れればいけるかもしれないです。 http://www.pocketgame..]


2011-01-25(火) [長年日記]

WebSite Expert #34』の特集に寄稿した

去年の9月初頭からFacebookでファンページを作ったりなんだかんだしていたら目にとまったらしく、声をかけていただいたのでほんの2ページだが記事を書いた。雑誌に書くのは久しぶりだなー。

内容はファンページについてで、担当はパーソナルユース。編集者は当初、うちの猫たちのファンページを念頭おいて依頼してきたようだけど、それだとあんまり面白くないのでパラボラアンテナのファンページの方をネタにした。こっちならFacebookの外にあるサイトとの連携があるしね。

というわけで、よかったら読んでやって下さい。かなり最近のネタも含め、ここ数ヶ月の「Facebook騒動」に関わってる人が書いていたりするので、面白いです(といっても技術者向けの雑誌ではないので、開発方面の情報じゃないけど)。こういう特集をするには秋ごろの盛り上がりをうけてすぐに行動をおこさないといけないわけで、そうとうアクション早かったと思うんだけど、こうして形になるのは1月なんだよなぁ。紙媒体は難しいね。

ところでネタにするのはやめた猫のファンページだが、ひそかに実験していた結果が目に見えてきた。実験ってほどのものではないけど。

ウチの二匹の猫それぞれにファンページを作ってあるのだけど(グスタフドーラ)、運用方針を変えてある。両者とも基本的に写真だけを掲載するのは同じだが、グスタフの方は(できるだけ)英語でコメントをいれつつ、Facebook上でのみ活動する。一方ドーラは日本語でコメントするがそのエントリをTwitter上のドーラのアカウントにも流す。グスタフにもTwitterアカウントはあるが、こっちはFacebookとは独立している(どちらもプロフィールにはFacebookのファンページURLを載せてある)。

ファンページ開設はグスタフの方が早く、かなりすぐにファン100人に達したが、プロモーションがFacebook内に閉じているせいでその後伸び悩み、現在のファン数は138人:

[グラフ]グスタフのファン数推移

一方ドーラのファンページは開設こそ遅れたものの、Twitter上の写真をクリックするとFacebookのアルバムに飛ぶことから、写真を投稿するたびにファン数が増え、現在334人まで成長している:

[グラフ]ドーラのファン数推移

まだまだ子猫らしさの残るドーラの方がかわいらしく見えるから人気が出たという側面もあるだろうが、実は両者の(Facebook上での)インプレッション数にまだこれほどの開きはない(このへんはまだ未分析)。ドーラはTwitterからのトラフィックがファン数の増大を招き、それがバイラルで広がっているようだ。最近は英語ベースのグスタフを尻目に、ドーラの方が外国人のファンを獲得しているようで、これはおそらくFacebook上でのバイラルを引き寄せられるくらいに成長したせい(最近低下傾向なのは写真掲載をさぼっていたからである)。

けっきょく、ブランド価値が低いうちはFacebook単体ではあまり広がりが出せなくて、外部のサイトからのトラフィック誘導がかなり有効ということだ。ブランドが確立していればFacebookだけで勝負できるが、それも日本人だけを相手するのはまだ難しいのではないかと思う。いや、この結果は見えていたんだけど、ここまで開きが出るとは思わなかったねぇ……と、自分の記事の結論部分を補強してみたり(笑)。

Web Site Expert #34
Web Site expert 編集部
技術評論社
¥28,073


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