2010-10-17(日) [長年日記]
■ 二匹の猫の散歩は同時にできない
グスタフは以前から外に出るのが大好きで、ベランダに出しておくといつまででも外界を見下ろしているし、玄関からも隙あらば抜けだそうとする。そんなわけで彼にはリードを買ってあって、ときどき近所に連れ出してやっている。いちおう「散歩」とは呼んでいるけれど、家が見えなくなるほど遠くまでは行かない。ほとんどの場合は庭から出ないし。
で、最近はドーラがそんなグスタフをみて自分も出たいというものだから、今日はドーラ用にもリードを買ってきて、つけてやった。首輪だけのものだと抜けてしまうので、首と胴体の2箇所で固定するものなのだけど、(グスタフもそうだったけど)こういうのをつけると最初はうまく歩けないのな。なんか地面に這いつくばって動けなくなってしまう。
で、二匹一緒に連れ出したのだけど、やっぱ猫二匹は犬と違っていっしょに散歩はできない(笑)。もう、あいつら勝手なんだもん(猫ですから)。別々に連れ出すか、かみさんとそれぞれ一匹ずつ担当しなきゃいけないなー。
写真は、珍しく冷蔵庫のうえで仲良く対話(?)している二匹。ただし、この直後にとっくみあいが始まる。
2010-10-16(土) [長年日記]
■ ドーラ、やっと野良猫を卒業する
野良猫ってぇのはたいていなんかしらの病気や怪我を抱えているものだと思うけど、特におそらくほとんどの野良猫は腹に寄生虫を飼っているんじゃないだろうか。だとすると、拾われてからもずーっと回虫を抱えていたドーラは、飼われていながらも野良猫の一部を残していたと言える。
で、今月あたまに都合4回目になる虫下しを飲ませて、今日その結果を診てもらいにいったところ、やっといなくなったというお墨付きをもらった。ここ1、2週間、やたらと食欲があって、おまけに体もどんどん大きくなるようになったので(現在体重2.2kg)、たぶん出たんだろうとは思っていたけど。これでようやく野良猫卒業である。
最近は人間の顔を見ると「にゃー」と鳴くし(意図は不明)、隣で眠ることも(たまに)あるし、さすがに3ヶ月もたつとなついてくるようになったという感じだ。写真は「キリッとしてー」と注文をつけて撮ったもの。なかなかの美人になってきましたね。
そうそう、Facebookにドーラのファンページも作った:
グスタフはこちら:
ドーラは今後、Facebook側で更新して、それをTwitterに流すようにしてみる。グスタフは引き続きTwitterとは独立。ペットのファンページでいろいろ実験する飼い主。
◆ tamo [今夜は赤飯ですね。 うちで10歳で貰った猫も、3ヶ月、3年の二段階で急にフレンドリーになりました。 3ヶ月っていうの..]
◆ ただただし [3年!? そんなにたってから何か変わるんですか。]
◆ tamo [臆病で気難しい猫だったので、大まかに言うと…… 3日で明るい場所に出てくるようになり(その前は全員寝静まるまで隠れて..]
◆ ただただし [うはー。触れるようになるまで3年なんて、気が遠くなりますねぇ。えらいなぁ。]
◆ smbd [ふと古い日記を見てみたら、Facebookへのリンクか何かが消えているようです。pluginが動いてない?>「そうそ..]
◆ ただただし [ううむ。social_buttonプラグインに差し替えたら、Fbのスクリプトがはいらなくなったせいだなぁ。面倒だから..]
2010-10-12(火) [長年日記]
■ 最近のfacebookの盛り上がりは児玉太郎支社長暗躍の成果(たぶん)
ここ数日、毎日のようにfacebookへの友だち申請がガンガン来るようになっていて、けっこう鬱陶しい賑やかなんだけど、どうやら日本のソフトウェア技術者コミュニティに、本格的に普及し始めたようだ。
起爆剤になった記事は「フェイスブックがはじまりそうな件」だと思うのだけど、実はGoogleトレンドなんかでは9月ごろから動きが見え始めていたし、実際の仕込みはもっと前にあったはずだ。1ヶ月も前にfacebookを本格的に使い始めたおれが言うんだから間違いない(笑)。
で、おれのきっかけというのが上の記事でも書いているとおり、都内某所で行われたセミナーなのだけど、ここでfacebookの紹介をしたのが日本支社country growth managerの児玉太郎氏だ。これまでも何度かfacebookに関する紹介は見たけれど、どれも「できること」しか説明しないダメプレゼンの典型だった。しかし児玉氏は違っていて、「なぜ楽しいのか」「どうやって儲けるのか(広告系のイベントだったため)」と、ちゃんとオーディエンスの琴線に触れるタームを使って、ちゃんと「面白いプレゼン」をしていた。
たぶんあれを聞いた人たちは間違いなくfacebookをやってみたいと思っただろうし、実際に帰宅してからログインし、以前とはずいぶん変わったUIをいじり、ファンページを開設してみたことだろう。いまの爆発的な盛り上がりは、すでにそういう人たちによる下地が出来上がっていたからだ。いつもなら真っ先に食いついていたはずのギークたちが、facebookに限ってはアーリーアダプタですらないというのは面白い。
件のセミナーは、中継禁止な上に主催団体のサイトにも案内・報告がないというシークレットぶりで、たぶん他にも似たようなセミナーはいくつも開催されていたのだろう。どうやら児玉氏は水面下で活動することにしていたようだ。
それが、9月のなかばあたりから急に露出が増え始める(Googleトレンドにまで動きが見えるほど)。mixiやGREEのような国産SNSがオープン化に向けて本格的な活動を開始し始めた時期と合致するが、実際はじっくり下地を作った上で露出を開始したように見える。何もないところに「facebookへどうぞ」と言ったところで、mixiやGREE(そしてTwitter)から客を引き込むことはできないからね。
そう考えると、この時期の盛り上がりは、周到に計算されていたタイミングなんじゃなかろうか。以前はYahoo!で手腕を振るっていた児玉氏、facebookに移って半年あまりでこの成果。たいしたものだなぁ。
そういえば以前、『ソーシャルウェブは「ポストOS」なのか』という記事を書いたけど、あれから1年半、いよいよ舶来OS(facebook) vs 国産OS(mixi)の戦いの火蓋が切って落とされたというところか。いや、身の回りだけ見てると勝負はすでについてるという感じだけどね……。
◆ kaokana [グスタフのまなざし、迫力ありますね。 ネコ界的で、グスタフカッコいい! ドーラはグスタフの前脚に フレーメン反応した..]
◆ ただただし [目付きはいいですね、たしかに。最近はそれに加えて恰幅まで……]