2007-10-16(火) [長年日記]
■ 時計としてのiPod touch
某特定方面のミュージックビデオ(←モノは言いよう)だけで4GBを超えそうなんだけど、これ以上増やしても検索できないから使いづらいだろうなぁ。取捨選択しないと。
それはさておき、iPod touchの各種機能探検シリーズ、今日は時計方面機能。
……に入る前に、重大なバグ(?)のことを書いておかなくてはなるまい。たぶんもっと変な条件があると思うが、おそらく以下が最低条件っぽい:
- 母艦がWindowsで
- 同期をかけると
時計が大幅に狂う。数分とか数秒のレベルじゃない、数年、数ヶ月単位で狂うのである。今朝時計を見たら2006年の9月だった。ちなみに母艦はNTPを使って時刻合わせをしてあるので狂いはない。これが直らないと、時計として使うのは不可能です。このバグはあり得んぞ、なんとかしてくれ >Apple
追記: 時刻が狂う件は、翌日の記事で再現条件を確認し、回避策も提示している。
で、狂いがないという前提なら、まぁ、ほぼワンタッチで時刻を表示できるので、時計として使える。時計アプリには世界時計も付いているので、出張族にも便利だろう。
ただ、アラームがしょぼくて泣ける。アラーム音に、内蔵スピーカー(たぶん圧電素子のヤツ)で鳴らせる何種類かの安っぽいビープ音しかない。なんでミュージックやムービーが選べないのか。そりゃ、ヘッドフォンや外部スピーカーを繋げないと意味がないけど、そういう環境で使いたい時だってあるじゃん。以前ベッドサイドで目覚ましとして使う案を書いたけど、断念。あと、強制的にスピーカーが鳴ってしまうので、電車での乗り過ごし防止なんかにも使えない。ようするに使えない。しょんぼり。
あとはストップウォッチとタイマー(分単位24時間まで)があって、これは(タッチパネルのレスポンスが良いこともあり)使いやすい。タイマーはスリープタイマーにも使える。でも音はショボい。
2007-10-14(日) [長年日記]
■ メガネ変えた
構想ン年、やっとメガネを新調した。今回は舶来品じゃなくて職人の井戸多美男さんに作ってもらったよ! いい感じ。
でもレンズがだいぶ小さめなので落ち着かない。
あと、あちこちに貼ってあるプロフィールの写真を差し替えないとなー。
……というtouchから更新するテスト。
2007-10-13(土) [長年日記]
■ BPLAYの思い出
【注意:年寄りの回顧記事です】
ニコニコ動画(RC2)発表会に行ってきますという記事の中で、初音ミクに関して:
相変わらず新規作品が毎日100以上掲載される(アイマスのデータ集によると、アイマスですら100/日を超えたのは数回しかないということなのでまさに驚異的)という勢い
という記述があったけど、あんた、(入手困難とはいえ)1万ちょっとのソフトと楽譜さえあれば参入可能なジャンルと、XBOX360+ゲームソフト+ビデオ編集ソフトが必要なジャンルを比べてどうするよ*1。でもまぁ、参入障壁が低いのは素晴らしいことだ。アイマスMADなんて、最近は高度になりすぎて、もはや自分で作ってみようなんて気はさらさら起きないし。
音楽つながりだが、先日はてなダイアリーが導入したMML記法、あまりの懐かしさに腰が抜けた。今を去ること20年ほど前、BPLAYというソフトウェアにハマっていた時期があったからだ。まだVectorで入手できるんだなぁ。おれが作った周辺ソフトもこのへんに残っている。もう手元には残してないから、Vectorが潰れたら消滅だな。
BPLAYは、「うっぱち屋」を名乗る二人組が開発した、NECのPC-9801シリーズ上のMS-DOSで動作する音楽再生ソフトで、98シリーズの内蔵スピーカを使う。常駐ソフトなので、MS-DOSなのに作業中にも音楽が流せる……んだけど、なにしろビープ音なので、音質は果てしなくチープなのは想像するまでもない。
当時、パソコンでDTMをしようと思ったら、X68000(あとはMac?)みたいなもっとマシなハードを使うか、98でもMIDIボードを入れるのが普通だったけれど、とうぜん追加投資が必要なわけで、やっぱりそれなりに好きな人たちによる趣味の世界だった。
BPLAYはチープなビープ音ではあるものの、当時もっとも普及していたハードの標準機能しか使わないこともあり、またMML記法の単純さも手伝って、けっこうふつーの人たちにも愛されていたと思う。ここでさっきの参入障壁の話につながるわけだが、これ以上とくに続かない(笑)。
どんなにチープな世界でも、なんとか高度化してしまう人たちは必ずいるもので、BPLAYの世界も技法が発達していく。長い2音を短く分割してトレモロのように交互に鳴らすことで、擬似的な和音が生み出せることがわかると、その進化は加速。特にこの日記にもときどきツッコミを入れてくれる、のぶくにさんは突出した技術を持った人で、最終的には五重奏までやったように記憶している。
Windowsが登場して、98シリーズに代わってPC互換機が主流になり、音もPCMが鳴るのが当たり前になると、BPLAYは廃れていく。でも当時のBPLAYコミュニティの熱気は、今のニコニコ動画に通じるものがあったなぁ。
まぁとにかく、想像するよりかなりびっくりする作品が、いくつもあったのよ。はてなダイアリー上でもすでにいろんな作品が公開されているようだけど、たぶんどんどん高度化していくんだろう。まさかこの世界が、20年の時を経て復活するとは思わなかったよ。歳はとってみるもんだ。
*1 まぁ、人の撮影した素材だけ使う「借り物P」なんて人たちもいるけれど。
◆ yukatti [iPod touch、わたしも母艦がWindowsで使っていますが、今のところ同期で時計は狂ったことがありません。2..]
◆ kitaj [↑すごいBK… 時計が狂うってたださんがどこかに書いてて,どういうことなんだろうって思ってたんだけど,もはや狂うっ..]
◆ ただただし [>yukatti そんな技が!? と思って慌てて確認したら、ちゃんと「東京,日本」になってました。で、いままさに目の..]
◆ smbd [まぁAppleの日本法人にはWindowsがないらしいので、そんな程度かと。]
◆ 通りすがり [touchというよりもiTunesのバグでしょうね。iTunesを起動させたままPCをスタンバイ復帰させた状態で、t..]