2006-08-18(金) [長年日記]
■ 犬×人
mixiモバイルに出ていた広告を見て、「うわ、この組み合わせはヤバすぎ」と思った自分がよっぽどヤバいと思った。
■ GTDを始める(6) - 各リストの割合
つづき。
なんか、Remember The Milkからいくらかもらってもいいんじゃないかという気がしてきたよ。でもRTMも、例によってどこから収益を得てるかよくわからない、典型的なWeb2.0サービスなんだよね……いつなくなっても不思議じゃない。
それはさておき、週次レビューは明日(土曜)の朝にすることにした。仕事が終わってからするのはたぶん無理。
ところで、Biz.IDからリンクされたのだけど、その中で紹介されていた「GTD徹底研究会」で、ナマGTD体験で、田口師範のリストの割合が明らかになっていた。おれの今日現在のリストと比較するとこんな感じ?:
師範 | おれ | |
---|---|---|
Action | 5% | 42% |
Project | 25% | 38% |
Zzz | 70% | 19% |
この違いはナンデスカ?
……と不安になったが、どうもInboxの使い方が違うようだ。師範のInboxは分類前の一時的な項目置き場なのに対して、おれのInbox(受信箱)は「その日に片付ける/片付けたい項目置き場」になる。ということは、おれの「Action」は田口流に言えば「Project」に相当するのではないか。で、おれの「Project」に入っているものは「Zzz」に混ぜても問題ないと。
あと、おれはカレンダーを使っていないが、田口師範はつかっているハズ。上記の修正をした上で、日付の入っている項目は勘定に入れないで集計してみると:
師範 | おれ | |
---|---|---|
Action | 5% | 4% |
Project | 25% | 31% |
Zzz | 70% | 65% |
ほら、ほぼ一致した。そんなに間違ってなかったよ。
つづく。
2006-08-17(木) [長年日記]
■
日本沈没 第二部(小松 左京)
読み終わって最初に思ったのは「第三部は誰が書くのかな……」だったが、考えてみれば第三部が『果てしなき流れの果てに』なのはSF読みの常識だったね(ホントかよ)。
「第一部」をちゃんと最後まで読んだかどうか怪しいし、たとえ読んでいても記憶のほうが(例によって)さらに怪しいので自信はまったくないんだけど、第二部の構造は第一部をかなりきちんとなぞっている?
最初に少しずつ異変が起こり始め、最新の科学によってその事実が判明し、しかし政治的に隠されつつ事態が進行し……という筋書きが同じなだけでなく、第一部でもっとも印象的な「鎌倉の老人」のシーンまでもが、ある意味再現されている。小野寺と玲子のストーリーすらも、第一部と対称になっているようにも読める。
小松左京は、登場人物をわりと突き放して描く方だと思うんだけど、それがかえって(第一部での)"日本列島"や"日本人"という個人でないものに対する深い愛情を際立たせていた。谷甲州はその「小松風味」をうまく再現したと思うけど、微妙に登場人物(特に辺境や開発途上国で活動する人々)への思い入れが現れてしまうので、そのへんがちょっと希薄かも。少なくとも、第一部に感じたような無形のものに対する感情移入はなかった。このあたりの手腕は、第一世代SF作家の独壇場かもなぁ。戦争を体験しないと描けないものってあるのかも。
そうそう、実に谷甲州らしいポイントが→恋愛ネタがいっさいなし。
■ GTDを始める(5) - 2日目の運用
つづき。
Remember The Milkを使うブラウザはFirefoxがいい
いままでは愛用しているSleipnir上の一タブ内でRTMを使っていたんだけど、200を超える項目を入力したらかなり動作が緩慢になった。おまけに、肝心のキーボードショートカットが使えない場面がいくつかある。たとえば検索(Ctrl+Shift+/)とか、項目の削除(Delete)が動作しない。
そこで、ためしにFirefoxで動かしてみたらけっこう軽快に動くし、キーボードショートカットもきちんと動く。GTDでは頻繁にリストを見直すことになるので、タブブラウザの中で他のページと交じり合うよりは、単独のブラウザでアプリケーションのように見えている方がよさそうなので、FirefoxをRTM専用プラットフォームとして使うことにした。
いついかなる時でもメモれ
GTDを始めてみて、ある意味新しいプレッシャーを感じるようになった。「思いついたことを頭の中に残しておくのが気持ち悪い」というプレッシャーである。とにかくすぐにメモらないと、いつ忘れてしまうかわからないという不安を感じるのだ。そういう意味では、ぜんぜんストレスフリーではない(笑)と言えなくもないけど、悪いことではないと思うので気にしないことにする。
とにかく、いつでもメモれる環境が必須である。おれの場合はRTMに入力する手段にいつでもアクセスできることが重要になる。PCの前に座っていれば、常時起動しているFirefoxが使えるし、外にいるときはW-ZERO3のブラウザから入力できる。怖いのはWillcomが圏外の場合だが、RTMにはメールで登録できる機能もあるので、それを使う(「設定」の「情報」タブに書いてある「受信箱のメールアドレス」がそれ)。
テンプレートを使えばほぼフル機能が使えるが、携帯からこんなものを入力してらんないので、単純にSubjectに内容を書いて送るだけでもいい。あとでPC上で編集すればいいのだ。
特定のリストに直接放り込めないのがちょっと残念。このあたりはリストごとにアドレスがあるcheck*padの方が使いやすいかも。
がんばりすぎてしまうのが困りモノ
1日の始めに「Action」から「受信箱」に今日やる仕事を移動するんだけど、ここ最近、その数がかなり多い。というか明らかにオーバーフロー気味。すべてのタスクを消化できないことがある。
そんなとき、昨日のように残った項目は「明日送り」にしてしまうんだけど、これがなんというか残念というか悔しい。できることなら「明日送り」にはしたくない。
そんなわけで、「あと1つ片付けてから帰ろう」とか考えてしまって、ずるずると残業してしまったり。おかげで2日連続で、自宅で夕食が取れなかった。なんだかある意味、いいことないぞ、GTD!!
◆ Yukke [GTDネタには前からとりくんでましたが、RTMの使い方がすごい参考になります。 ここ数日のたださんのエントリを見てc..]
◆ ただただし [あ、+importの方でしたか! 実は以前、どこかでそういうことができると読んだことがあったんだけど、テンプレートの..]
◆ washi [> とにかく、いつでもメモれる環境が必須である。 そこで、HipsterPDAですよ…]
◆ ただただし [手書きのよさは否定しないけど、一時的でもRTMと二重管理になるのは我慢できないなぁ >HipsterPDA]
◆ Kaz [GTDには春先から取り組んで Gmailでやってましたが、捗らず。 参考にさせていただいて一気に RTMへ載せ替えま..]
◆ コージ [「思いついたことを頭の中に残しておくのが気持ち悪い」というプレッシャー>今更ながらすげぇ同感。俺は100円ノートメモ..]
2006-08-16(水) [長年日記]
■ GTDを始める(4) - 初日の運用
つづき。
さて、夏休みも明けて、GTD導入後初出社である。週末に設定した週次レビューまでは、定常運用というか、ひたすらアクションアイテムをやっつけることになる(のかなぁ。このあたりがよくわかんないね)。
ちなみに昨日は、出社してみなきゃ思い出せない項目は山ほどあるに違いないと書いたが、実際その通りで(「山ほど」ってほどではなかったが)、その通りなんだけど、それを「Action」に追加する暇なんてぜんぜんないんである。職場でもどこかで一人になれる時間をとらないとどうにもならない。
そういう些細な(?)問題は脇に置いておくとして(いいのかそんなことで)、出社してまず、「Action」をざっと眺めて今日やっつける仕事を「受信箱」に移動する。今日の日付の入っている項目は無条件に(10項目以上あるしorz)、日付が入っていないものもいちおう見直して、今日中に片をつけるべきかどうか判断、「受信箱」に移動する。
昨日書いたとおり、「Action」には100項目以上ある。これを毎日洗うのは大変だ。やっぱりここは少し減らすべきだろう。少なくとも毎日チェックできるだけの適切な数というのがあるはず。今日の感覚では、半分(50)なら続けられると思った。
なおRemember The Milk上では、検索で「list:受信箱 tag:job」を指定して、できたリストをスマートリスト化(右のタブから「保存」を選ぶ)すると、「今日のお仕事」に関する専用のリストができる。日中はプライベートな項目を目にすることなく仕事が進められるのでオススメ。しかし、モバイルでこのリストを開くと空だったりして(バグだな?)。とりあえず、1日分は軽くオーバーしている項目数が並んでしまったが、気にせず先に進むことにする。
あとは、今日の項目をばったばったとやっつけるだけ。早くアクションを取らなければいけないものからやっつける。もし相手があって、返答が欲しい場合には、その項目を「Waiting」に移動するが、〆切を設定したのなら日付を変更し、項目の内容も"返答待ち"を表現するものに変えておくといいと思う。
そんな感じで、最初のうちは快調に項目消化をしていたが、悲しいことに、項目は減るだけでなく、増える。例えばメールチェックをすれば当然新しい項目が増える(場合が多い)が、できるだけその場で分類までしてしまう:
- 2分以内で片が付くならやってしまう
- 今日中にやるべき作業なら「受信箱」に項目を追加
- 明日以降にやるべき作業なら「Action」に日付指定で追加
- 複雑だが来週以降の着手で良いなら「Project」に追加
なんとなく"重要度"よりも"時間"を基準に分類している……んだけど、これでいいのかどうかよくわからん。ともあれ、昼前には項目数が10前後で一進一退の攻防をしている状況。まぁ、休み明けというのはこんなものかも知れん。
午後は出張に出て、戻ってきたらいくつかの項目が雲散霧消していたりしてラッキー。明日に回してもいい仕事も見えてきたので、それらは無理せず日付を明日に変えて「Action」に戻す。最終的に「今日のお仕事リスト」は空になった。かなり無理やりっぽい感じもするが、良しとする!
で、帰る間際に「受信箱」をチェック。残っているのは「チーズを買って帰る」だけになった。Remember The Milkならぬ、Remember The Cheese。
つづく。
◆ えふ [ん?何がやばかったんすか?!]
◆ ただただし [* わかってる人には説明無用だし * わかってない人に説明するのは野暮だし * わかってるけどヤバいと感じない人は(..]
◆ すずきver2.0beta1 [レンタルビデオもあるようです。]
◆ ただただし [え、えーと、犬×人のレンタルビデオ……?]
◆ すずきver2.0beta1 [え、それ以上云わせないでくださいよ... 18禁だし(ぉ]