2005-08-05(金) [長年日記]
■ 日本版iTunes Music Store(2)
で、ゆうべ帰宅してからイロイロと物色してみたわけだ。100万曲並べられて「さぁ、買っていいよ!」って言われると、かえって何買っていいのかわからなくなるなぁ。チョイ古めの懐かしいアルバムが2000円だったのを、念のためAmazonで調べたら1500円だったりして、いろいろ危険な面もある。
曲単位で買うってことは、何が欲しいのか具体的なイメージがないといけないってことなんだ。じゃあってんで、ちょうどTVで「電車男」のドラマがかかってたので「あのオープニングいいよね」と思い、「Electric Light Orchestra」を探したら(「ELO」では検索できず)、アルバム2枚出てきたけど肝心の「Twilight」は入ってなかった。おいおい、旬を逃してるぞ! >Apple
けっきょく、スチールドラムの曲をてきとーに4曲ほど見繕って買ってみた。600円。まぁ、ご祝儀だな。購入操作自体は簡単。何のトラブルもなかった。
iTMSを話題にしているウェブログを読んでいると、洋楽好きは「洋楽がぜんぜんない!」と嘆いているし、邦楽好きは「150円の90%って洋楽のことじゃないの」なんてこぼしている。おれたちの世代が懐古趣味に走りそうな80年代の歌謡曲もあんまりないし、こうしてみると、100万曲じゃぜんぜん足りないということがわかる。つまり、ロングテールを取り込もうと思ったら、もう一桁上に行かないとダメなんだ。ということは、iTMSよりさらに一桁少ない他の国内サービスなんて、てんでお話にならないわけで、SMEはとっとと軍門に下ってください。おれに久保田早紀を買わせろ。
あ、そうそう。ゆうべIRCで「iTMSにもアフィリエイトがあればいいのに」「そうだねー」的な話をしていたんだけど、あるそうだ。実体はLinkShareだが。試しに「tDiary.Net」で登録してみた。Google AdSenseやAmazonと同様、運営費の足しにできるといいな。登録されたらプラグインを書かなきゃ。
追記
上のアフィリエイトのリンク、いまクリックしてもiPod+iTunesのページの飛ばされるだけになっている。実は、LinkShareのアカウントを取った後、iTMSに申し込もうとしたのに見当たらなくて、Appleの問合せ先にメールしてみたのだが:
iTunes アフィリエイトプログラムは近日中に開始予定となっておりますが具体的な日程につきましてはまだ公表しておりません。
だってさ! Appleにしては珍しく勇み足? すでにあちこちで報道されちゃってるのにねー。
■ ソーシャルブックマークサービスが落ちているとクリップする気も起きなくなる
1470.netが死んでる。代替サーバを立てたようだけど、まだこっちからは見えないなぁ。
そんな状態で自分の行動を振り返ってみたのだが、サービスが利用できないと、クリップするモチベーションも下がってしまうのがわかって面白い。普段はそのページをクリップすることが将来役に立つかどうかなんて考えもせず、ほとんど条件反射でBookmarkletを実行しているんだが、それができないとなると、ちょっと"吟味"しちゃうんだな。Sleipnirのタブに残しておいて、あとでまとめてクリップすればいいだけなのに、「いや、これはクリップするまでもないだろう」とか考えて、タブを閉じてしまうのだ。
そんなふうに消えてしまったページが、今朝だけで数ページ。もう二度と会うことはないと思うとちょっと寂しい(笑)。
追記
昼過ぎに使えるようになった。ちょっとインタフェースが変わってる? ページ末尾にGoogle AdSenseなんてなかったし、キーワード自動抽出がボタンを押さないと動かないようになってる。旧バージョン?
■ 増える! デスクトップ
うちのWindows XPのExplorer、変なんだよね。左側のツリービューが、ときどきこんな風に「デスクトップ」が増殖するのである。ぜんぶ同じ内容ならいいんだけど、本物はひとつだけという、まさしく分身の術状態なのがやっかい。ちなみに、一番下のが本物。アイコンでしか見分けられない。
2005-08-04(木) [長年日記]
■ 日本版iTunes Music Store
150〜200円という価格について、レンタルCDより高いだの変わらないだのと文句を言ってる人たちがいて、たいへんアホらしい。レンタルの方が安いなら、レンタルすればいいじゃん。引きこもってばかりいないで、外に出て遊びなさい。CD借りてくれば(その行為の良し悪しは別にして)DRMのかかっていないデジタルデータが手に入るんだ、仮に同じ値段でもはるかにお得だぞ?
オンラインストアの魅力は、なんといってもそのロングテール部分にある。リアル店舗に置けないような、マイナー曲や古い曲が、在庫を気にしなくていいオンラインストアには置けるのである。Amazonだって、ロングテールの売り上げが30%もあるそうじゃないか。iTMSだってそういう方向になるはずだ。
というわけで、スチールドラムが好きなおれとしては、まずその辺を検索。「steel」で150曲、「steel band」で30曲ひっかかる。これからさらに増える可能性があると考えれば、期待していい数字である(たいていのリアル店舗にはアルバムが1、2枚あればいい方)。なんといっても試聴できるのがいい。こういうジャンルはマイナーなせいか、「海賊版かよ」とツッコみたくなるほどひどい録音が多いからのぅ。
一方、古めの曲は……と、カラオケのレパートリーを検索してみたが、「憧れのハワイ航路」も「東京ラプソディ」も「高原列車は行く」も「銀座カンカン娘」もなくてがっくり。って古すぎ!
追記
あ、なんか興味深い調査が。
ソニーやビクターが入ってないと、けっこう買えない曲が多そうだ。特にソニーは、自前のサービスがあるからiTMSに加わることはなさげ? つまんねー話になりそうだなぁ。
■ Subversion(5)
よく考えてみたら、うちにはすでにApacheが立ち上がっていて、しかもmobileimapをport 80で使うためにmod_proxyを使ってreverse proxyを設定しているのだ。これを、通常のproxyも使えるように設定を変えれば、それだけで自宅proxyサーバじゃん。考えるまでもなかった。
というわけで、/etc/apache2/mods-available/proxy.confにあるProxyRequestsをOffからOnへ変更。キャッシュはいらないので、CacheRootはコメントにした。ポート番号はどこで指定するんじゃ……と思ったが、何も指定しなければ80番で受けて、proxyのリクエストかどうかは勝手に判断するようだ。ということで、これでOK。
あとは、サーバ側のzebedee.confに「target localhost:http」を追加。これでサーバサイドの設定は終わり。
続いてクライアント側のzebedeeに、「tunnel 10080:localhost:http」を追加。これで、port 10080にproxyアクセスすれば、トンネル経由で自宅サーバのproxyを使える。
最後に、~/.subversion/serversに以下の設定をする:
[global] http-proxy-host = localhost http-proxy-port = 10080
さて(各サービスをreloadしてから)、いってみよう。
% svn co http://projects.netlab.jp/svn/ximapd/trunk ximapd A ximapd2/plugins A ximapd2/plugins/expirer.rb (以下ずらずら〜) リビジョン 204 をチェックアウトしました。
よっしゃっ! というわけで、前田さんから面白い情報をもらってはいたけれど、今回は必要なくなりました。ども。
念のため(←自分で忘れそうなので)、各サービスの関連図を描いておこう。長い旅路だなぁ、おい。
◆ おが [憧れのハワイ航路は私もカラオケレパートリーっす。あれば是非とも購入したいなぁ。]
◆ ただただし [むむっ、じゃあ一緒にカラオケ行かない方がいいですね!(笑)]
◆ おが [んじゃ、一緒に行ったときのために海援隊の JODAN JODAN 練習します(これも iTMS JAPAN にあって..]
◆ N [なぜ「憧れのハワイ航路」はこの(どの?)世代に人気なんですかね? レパートリーにしている人を何人も知っている。]
◆ TrackBack [http://itt.shiftweb.net/weblog/archives/2005_08_05.html#00..]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20050805.html#p01 ただのにっき 日本版iTunes M..]
2005-08-03(水) [長年日記]
■ Subversion(4)
「CVSupのSubversion版みたいのが欲しいんだよね」と思ってイロイロ探してみたんだけど見つからなくて困っていたら、サクっと「それはsvkである」的なツッコミをもらったのであった。やっぱ人力検索(違)はすごい。まさか「分散」がキーワードになってるとは思わなかった。
で、これを自宅サーバに入れて、リポジトリのコピーを作り、トンネル越しに職場マシンからアクセスすればいい……と思っていろいろいじってみたが、svkは本当にローカルにだけコピーを持つという思想らしく、リモートアクセスをサポートしてない。リポジトリの位置がそもそも「~/.svk」で決め打ちなのであった。
で、実装はsvnのラッパーなので、職場マシン上リポジトリを構築しようにも、やはりproxyの問題でそれはできない、と。がっくし。いいアイデアだと思ったんだが。
で、自宅にproxyを作ったらという案を応用して、(とりあえずximapdだけ欲しいので)ダイレクトにprojects.netlab.jp:80につながるトンネルを掘ってしまえ、とzebedeeをいじる。そしたら、うっかりして自宅サーバ上のzebedeeを落としてしまった。トンネルの出口を爆破して埋めてしまったようなものである。これでもう自宅サーバにアクセスできないので、今日はここまで。あぁ、もう。
Before...
◆ otsune [>メモの文字数制限がな そんなものはぶった切ってしまえば良いんです。]
◆ ただただし [それじゃバックアップにならんがなー]
◆ otsune [コメント51文字目以外のバックアップにはなりますがな。]
◆ jijixi [メモは、短く鋭く、愛をこめて]
◆ ただただし [いや、それ、なんか違うし!]
◆ ma2 [うちもなります! > デスクトップ増殖 うちだけじゃなかったのか。]