2000-06-08(木) [長年日記]
■ 腹が……
ホテルの「軽食」から以降、何も食わずに帰国。なんとか生き長らえている。検疫でも「じゃあしばらく様子見て下さい」って言われただけ。多い症例なんだろうな、やっぱ。……というわけで、以後2日間、不調で寝込む。それで休暇はおしまい(笑)。前半と後半でえらい違いだ。とほほ。
2000-06-07(水) バリ旅行(5) [長年日記]
■ 09:00
今日でBaliともお別れ。うーん、想像以上に短かったな。計画中は長すぎるような気がしてたんだが。出発は夜なので、今日はホテルのプールでのんびりしていようと思ったら、かみさんがどうしてもUbudに戻って買い物がしたいとぬかす。そういうことはUbudにいる時に言えよ……。女って生き物は(以下略)。それでも午前中はプールでのんびりを決行することにする。おれのリフレッシュ休暇なんだから、ちったぁ好きにさせてくれ。
■ 10:30
プールサイドは白人がおおぜいマグロ化していた。そこに混じって、泳いだり、灼いたり、本を読んだり。リゾートホテルに来てこういうことをせずに帰ったらあかんやろ(笑)。
■ 14:00
ホテルカーを借りて、Ubudに出発。チェックアウトは18:00だけど、向こうに1、2時間もいられればいいらしいので、この時間に出る。なんでも日本の雑誌に載っていたショップに行って、布を買いたいらしい。なんで今日になるまで黙ってるんだか。ホテルカーの運転手のMadeさんは、日本語は勉強中でほとんどしゃべれない。よって会話は英語。かみさんはおれより英語が得意だが、なぜかAsian Englishのヒアリングがぜんぜんダメ。よってこういう場合、かみさんが話しておれが聞き取るという、変なコミュニケーションになる。Madeさんは日本語を勉強して、日本で働きたいらしい。そういえばアリンバワ君もそんなことを言っていた。いまだに日本は憧れの国らしい。でも、日本も不況であまり仕事ないよ、と言ったら、なんと最近は農業をしに行くんだそうだ。若い連中が街に出てしまって、年寄りばかり残った農村に行けば、そりゃ大事にされるだろうなぁ。農業技術も学べるし。なるほどねぇ。
■ 15:00
Ubud到着。1時間ほど散策できるみたい。雑誌の切り抜きを手に街をうろつくかみさんに付いて歩く。何やら高そうな絹の布を買っている。なんと値引きなしだって。そんなタカビーな店がBaliにもあるとは知らなんだ。つーか、そんな店で買うなよ(笑)。いいカモだな。それにしても、さっきから腹の調子がどうもおかしい。滞在も4日になると、そろそろ調子を崩してくるか。Bali腹なんて言葉があるらしいし。
■ 18:00
16:00にUbudを出て、17:00にホテルに帰着、急いで荷物をまとめて、チェックアウト。結局あわただしかったではないか。でもこのあと、ガイドが来るまで1時間以上あるので、それまで軽く食べることに。ホテルのバーで軽食が取れるとのことなので行ってみると、出てきた料理はこれまたやたらと量が多いし。これのどこが軽食だ。つーか、おれは腹の調子が……(汗)。この頃から、頻繁にトイレに通うようになる。うー、やばいって。
■ 21:00
Denpasarの空港までは、おなじみI'llのガイドさんに連れてきてもらう。これでお別れ。ここは「また来たいのぅ……」と後ろ髪をひかれるところだが、腹具合がおかしくてそれどころではない。かみさんは元気に空港の免税店めぐりをしているけど、こっちは脂汗を流しながら椅子に座って待っている状態。成田の検疫で止められたらどーしよ(笑)。これってたぶん、体がBaliモードに切り替わろうとしてるんだよね。しばらくしたらなに食っても大丈夫になるんだと思うんだ。でも、ちょうどそのタイミングで帰国になっちゃうんだから罪な話。ひと月くらい滞在してみたいくらいいい土地であった。
2000-06-06(火) バリ旅行(4) [長年日記]
■ 08:00
ずっとPita Mahaにいたかったけど、残念ながら最終日まで部屋を確保できなかったのだ。なわけで、今日の午後からJinbaranのRitz-Carltonに引っ越し。昼までなにして過ごそうか……とか話をしながら、けっきょくダラダラと過ごしてしまう(笑)。まぁ、ダラダラ過ごすのが目的だからいいんだけどさ。
■ 11:30
チェックアウト。でもガイドが迎えに来るまで1時間くらいあるので、ホテルの外を散歩することにした。ホテルのすぐ近くにネカ美術館があるのでそれを目指す。ちょっと歩くと、昨日世話になったBali Heatのオフィスがあった。……こんな近くにあったのか。アリンバワ君はいないと思うけど。
美術館はやたら細分化された建物を引きずり回される感じでちょっとイマイチか。昨日のArmaだけで十分かも。昨日気に入った「水泳の練習」の続編(?)「水遊び」があって、それはよかったけど(笑)。
■ 12:30
名残惜しいが、さらばPita Maha。また来るぞ。空港からここまで連れてきてくれたI'llのガイド氏に連れられて、下界に。下るに従って、バイクにホンダが増えてくる。パワーのせいかもって書いたけど、もしかすると貧富の差かも知れない。山の上ほど貧乏なら、高いホンダ製は買えないだろう。実際、下界ほど新車が多いし。
途中、バティックを作ってるTrpati(?)村があって、そこの工場兼ショップに寄り、バティックのシャツを買う。なんか買いまくってるな、今回の旅は。でも、昨日アリンバワ君に連れていってもらった店より、だいぶ高い。ブランド(?)価値か、はたまたJAL PACKの陰謀か。ま、それでも十分安い(と思う)のでいいんだけど。よく、ガイドブックに「半値まで値切れ」みたいなことが書いてあるけど、おれは別に無理して値切らなくてもいいと思うんだけどね。まぁ、習慣として少しは値切るけど、別にいいじゃん、日本人は金持ってんだからさ(笑)。おれの落とした金が、少しでもBalinezeたちの生活のたしになるなら、それはそれで本望だよ。
■ 14:00
Ritz-Carlton Bali。こっちは典型的なビーチ・リゾート・ホテル。こじんまりとしたPita Mahaに比べて、建物はでかいし、エアコンがビンビンに効いてるし、同じリゾートでもここまで方向性が違うと気持ちがいいな(笑)。こっちに泊まってる日本人は若いのが多い。それもグループ旅行。Pita Mahaは基本的にアベックしかいないし、物珍しいやね。荷物を置いたら、広い敷地をブラブラと散歩。昨日買ったサロンを腰に巻いてうろついてたら、すれ違うホテルの従業員から何かと声をかけられる。そう? そんなに似合う?(でへへ)
ビーチまではけっこう遠い(バスまで出てる)ので、プールサイドから海を見て過ごす。けっきょく18:30ごろの日没までいてしまった。下界はずいぶん暑いけど、海からの風は気持ちがいい。
■ 19:00
夜はすることもないので、お土産でも買いに行きますかと(自分の物しか買ってねーし。基本だけど)、直通バスに乗って免税品店へ。ま、特に書くこともなし。規模ばかりでかくて、品物は高い。こういうところでカモになるくらいなら、街の怪しい店でぼったくられる方がいいよな。ってことで、小さい土産物を少し買っておしまい。
■ 21:00
ホテルから海岸沿いまで下って、そこにあるシーフードレストランで夕飯。こういうホテルの飯は、やたらと多いんだよな。白人嗜好なのか。Pita Mahaは量も味もしっくりしててよかったなぁ。ここのレストランは奥に見える桟橋の先端に特別席があって、かみさん曰く「こないだTVで田中美佐子(?)が飯食ってた」だそうだ。なぜそんなところで飯を食いたがる(笑)。