トップ 最新 追記
RSS feed

ただのにっき


2000-05-28(日) [長年日記]

zip100

夕べのvfat問題は、すぐに回答をもらえて、片がついた。KondaraのvfatドライバにはVFAT-jpというパッチがあたっていて、これが日本語ファイル名を正しく扱えるようにするものらしい。副作用として……というか、以前の「なんでもかんでも小文字化」というのが無茶な作りだったようなのだが……8.3文字以内のファイルがすべて大文字で表示されてしまうようだ。なんでvfat前提のドライバがわざわざSFNを参照するのかわからないのだが(ファイル名の長さに関わらずLFNを参照すればいいのに)、まぁ、日本語ファイル名なんて付ける悪習はないし、無条件で小文字化してくれた方がおれ的にはいい。

というわけで、manにはないが、このパッチのために追加されたsmallというmountオプションをつけることで解決。/etc/fstabのzipの部分はこうなった:

/dev/sda4               /mnt/zip        vfat    noauto,users,small      0 0
/dev/zip                /mnt/zip        vfat    noauto,users,small      0 0

Eterm

さて、今日はターミナルソフトを変えようかと思うのである。いや、rxvtいいんだけどね。せっかく壁紙に設定してるtoor君(←もう決めたから[笑])の勇姿が見えないのが悲しいじゃないの。つーわけで、透明化できる(らしい)Etermとやらを入れてみようかと。

最近、あまり他のディストリと混ぜる危険を冒しませんな。今回も、Kondara 1.1のCD-ROMから、Eterm-0.8.11-1k3.i586.rpmEterm-backgrounds-0.8.11-3.noarch.rpmを入れるだけ。backgroundの方はたぶん背景に使うイメージ集かな。壁紙を透かして見たいだけなら入れなくてもいいかも知れんけど、試しに入れてみる。

Etermという、珍しく大文字を含むコマンドを実行すると、変な模様のイメージを背景にしてターミナルが立ち上がった。透明化は、メニューからBackground→Transparency→Toggle Transparencyを選択する。Pixmapの方はNoneにしておく。これだけだと背景が明るすぎて使えないので、同じBackgroundメニューの中のShadeの値を調節する。toor君の場合は70%くらいがいいようだ。あとはスクロールバーの位置やなんかを変更して、さて、メニューからSave Current Settingsを選べば……あぅ。「/usr/share/Eterm/themes/Eterm/MAINに書き込めん」とかぬかしやがる(泣)。

泥縄式にそのファイルを見ると、「~/.Eterm/themes/Etermにコピーして使え」みたいなことが書いてありますな。なるほど、期せずして個人用の設定ファイルの作り方を学んでしまったぜ。ちなみにEterm-tオプションを使って、ここにあるテーマを指定することでいろいろできるみたいだ。まぁ、そのへんは今回は興味ないけど。

言われたとおりにファイルをコピーして、再度Etermを実行、設定を変更してからSave Settingをすると、今度は文句を言われない。~/.Eterm/themes/Eterm/MAINを見ると、ちゃんと書き変わっているみたいだ。メニュー表示をデフォルトでoffにするためにmenubar 0と書き換えて、再度起動。いいみたい。と・こ・ろ・が。なぜかBack spaceキーを押すと文字が消えずにシェルのヒストリーが……。

これって、キーアサインが変になってるんだな。さっきのファイルを見てみると、なんかkeysymのあたりにゴミが入ってるみたいな。オリジナルのEterm/MAINと明らかに違う。元の設定に書き直してみると、直った。バグか? まいっか。つーわけで、今のデスクトップはこんな感じに。おっと、GnomeのStartup Programsで起動しているrxvtEtermに書き換えるのを忘れずに。

シングル

今日はこま犬の更新でもして寝るかな。といいつつ、一昨日買ってきたClubmanをむさぼり読んでたりして。やっぱシングルいいよなぁ。以前、初期型SRX4に乗ってただけあって、実はシングルスポーツ大好き。DUCATI、BMWと乗り継いで、最近すっかりツイン派だけど、隙あらばシングルにも乗りたいと思っているのだが。うーむ、排ガス規制でさらにシングルは肩身が狭くなるのかぁ。悲しいのぅ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

rxvt [rxvt -ip で透過できませんか?]

ただただし [この当時のrxvtに、-ipはあったかなぁ]


2000-05-27(土) [長年日記]

zip100

ひさびさにコ板にヘルプをしてしまった。実は前から悩んでたんだけど、SCSIに接続しているzipドライブの中身が変なんだよね。以前、Kondara 1.0から使えるようにしたとき以来、zipの中身は正常に見えていた。正常にというのは「ファイルがちゃんと小文字で見えていた」ってことだ。WindowsのFAT系ファイルシステムでは、過去との互換性のために8.3文字におさまるファイル名は基本的に大文字になる。ただし、これを超えるLong File Name(LFN)をつけると、指定したとおりの文字でファイル名が作られる。で、vfatになってからは8.3文字以内のファイル名でも、小文字で作ればLFNのフィールドはちゃんと小文字のままなのだ。

だから、Linuxのvfat用ドライバ(?)が、すべてのファイル名をLFNとして扱えば、作成した時の状態でファイル名が参照でき、勝手に大文字になるなんてことはないはず。ところが、Kondara 1.1にしたとたん、8.3文字以内のファイル名だけがすべて大文字にされてしまったのだ。何かが変わったに違いない。でも何が変わったのかわからない。mountのオプションを研究するも、そんな記述は見つからないしなー。で、久々のコ板頼りとなったわけだ。

これで何が困るかというと。現在、外部で公開しているWebサイトの全データはこのzipの中に入れて持ち歩いている。これで自宅でも会社でも更新ができるわけよ。ところが自宅からftpで更新する時にftpupを使っているから、ローカルとリモートできっちり同じファイル名じゃないといけない。つまり、ローカルだけが大文字になったら今までのページ構成がぜんぶ狂っちまうってことよ。うひょー、こらたまらん。

ちなみになんでKondara 1.1に移行してからしばらくたった今になってこんなことを言ってるかというと、最近ずっとこま犬ライブラリの更新はさぼってたからなんだな(笑)。ひさびさに更新したら、この問題が顕在化してしまったわけ。これが解決されないとかなり困る。どれくらい困るかというと、Kondara 1.0に戻してもいいと思うくらい困るんだな。なんとかせねば……。

mgedit

今日はmgeditで書いてみました:-) お手軽エディタとしてはいいかもねん。コード系にもいろいろ対応してるみたいだし。でも最近すっかり指がvi化してしまったおれとしては、本格的に使うわけにはいかぬのだが。


2000-05-24(水) [長年日記]

うーむ、Linuxの新ネタがない。先週末はひさびさにカブ仲間とツーリングに行ってたし、あんまりいじってる暇がなかったんだけど。だいたい日常的な作業はできるようになったので、進歩が止まってしまったつーのもあるわな。

i-modeとの確執

そのカブのメーリングリストでまたトラブル。携帯電話で参加していた若造くんがいてね。なんだか知らないけどNTT DoCoMoのメール端末だ、たぶん。ああいう機械って、お手軽度があまりに高すぎるせいか、MLにメールを出すにも躊躇がないらしいんだよな、ちょっとでも知りたいことがあると、何にも調べずに「教えて」メールを投げてくる。いわゆる「初心者」を免罪符にしてS/N比を大幅に下げるタイプだ。

かみさんにによると、こういう「教えて君」はどこのコミュニティでも増加傾向にあるらしい。かみさんの出入りしているとある女性専用のコミュニティでも、ちょっと前に出ている話題を読みもせずに同じ質問を繰り返す自称初心者があまりに多くて、困っているとのこと。答える方も飽きてきて、だんだん手抜きになってるって言うんだから、先行きは暗い。インターネット人口が増えても、何にもいいことないんじゃないかとすら思えてくる。

件の若造君は、ある人に「もう少し調べてから質問しなさい」と諌められたら簡単に逆ギレして、MLメンバー全員を口汚く罵りまくった。これも最近の傾向だなぁ。注意されるとすぐキレる。「最近の若者は……」なんて言いたかないけど、マジでこの国の将来は暗いと思う。つーか、この傾向って日本だけなのかな。

あれ、書こうと思ってたことからずいぶんズレたような(笑)。いや、今回の事件で感じたのはね、従来のPCやWorkstationベースのメールと、i-modeをはじめとする携帯端末のメールは、同じE-mailというインフラを使っていてもぜんぜん別ものだってこと。従来のE-mailは引用やsignatureを使ってできるだけ表現力豊かなコミュニケーションをしようという方向に向かっていたわけだ。賛否はあるが、HTMLメールなんて方向性もある。一方で携帯メールは、文字数に制限があるだけでなく、入力も手間だから、可能な限り短く簡潔な表現で済まそうという方向がある。従来のメール環境にある人は携帯からのメールは情報量が少なすぎるように感じるし、逆は冗長すぎて読めたもんじゃないだろう。

携帯メールは主な利用者層から見ても、気の合う仲間どうしでの個人的なメール交換に使われていて、それならそっけない表現でもたいして誤解は招かない。しかし、多対多の情報交換に使われるメーリングリストに携帯メールが踏み込んでくると、いらぬ誤解を招きまくってコミュニケーションが成り立たなくなる可能性があると思う。というか事実そうなんだ。これからのインターネットは携帯端末が主役になるなんて言われてるけど、おれはそんな連中と情報交換をしたいとは思わんぞー。


トップ 最新 追記
RSS feed