2000-01-24(月) [長年日記]
■ まだ会社休んでたりして。いやー、ぜんぜん熱が下がらないわ。かみさんにまでうつしちゃったので、今日は二人して休み。もっともこっちはほとんど治りかけ(だと信じたい)ので、家事などやってはいるのだが。明日は出社しないわけにはいくまい。
■ GIMP
てなわけで、今日はあまりコンダラ引いてません。zipドライブがmountできたおかげでWebの更新ができるようになったので、カブのページのメンバーリストを更新する。MLのメンバーから送られてきた自己紹介メールから写真を抜きだしてトリミングしたりするのに、フォトレタッチソフトが必要だ。WindowsではPaint Shop Proを使っていたんだけど、Linuxではあれでしょ、GIMPしかないらしいじゃないの(偏見?)。Kondaraにも当然GIMPは入っているので、ファイルに落したJPEGファイルを指定してgimp
を実行した。
えっらい品のないスプラッシュウィンドウのあとは、パレットと画像のウィンドウが別々に出た。ふうん。最初のヒントメッセージがメニューの出し方(右ボタン)というのは親切でいい。しかし、GIMPはオープンソース界のPhoto Shopを目指している(ホント?)というだけあって、機能が多くてなかなかやりたいことにたどり着くまでがたーいへん。トリミングして、縮小して、サイズを合わせて、アンシャープマスクをかけるだけで30分もかかってしまった。慣れればなんとか使えるかな。でも、トリミング以外の処理はキーボードだけでやりたいんだがね。どうしてXのソフトってのは、マウスでしか操作できないことが多いのだ? あんたら、曲がりなりにもUNIX生まれやろ。おっと、Script-Fuとやらを使えってツッコミはなしだぜ。おれはたんにメニューをキーボードから選びたいだけなんだから。
■ 憂オプ
それはさておき、なんとか更新完了。しかしなんだ、休んだおかげで、長いことほっといた憂オプこと「憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座」を読み進められたのはよかったかも。Mixinの概念が出てきてびっくりだ。あれはRubyで初めて出会った概念なのに、こんなところにもちゃんと書いてあるんだもんな。もちろん後に出たRuby本の方を先に読んじゃってるのが悪いんだが(笑)。
2000-01-23(日) [長年日記]
■ 熱が下がらぬ……。よって今日もベッドの中から。でもPCに触ってると体調がいいような気がする(笑)。
■ Windowsからメール
さて、ちゃんとメールが出せるようにしよう。自分のネットワークにあるマシンからSMTPでメールが出せないのは、qmail-smtpd
の設定がまずいのだろうということまでは容易に想像がつく。昨日疑ったcontrol/rcpthosts
は、SMTPのRCPT TOコマンドに入力されるアドレスが指定したものでない場合にはじく仕組みで、ようするにSPAMのようなメールを配送する踏み台にされないための設定なんだな。自分のマシンに対する配送はRCPT TOに〜@spc15.tada
とか〜@localhost
なんて指定をすればいいので、fetchmail
が配送にqmail-smtpd
を使えるのはしごく当然(control/rcpthosts
にもこの2つのホスト名を書いてあるし。localhost
は意味ないみたいだけど)。
さて、LAN上にあるマシンからこのSMTPサーバに他のドメインへのメールの配送を頼もうと思ったらどうすればいいのか。RCPT TOには必ず宛先のアドレスを指定しなければいけないし、かといって誰に出すことになるのかわからないメールなのにあらかじめ宛先のホスト一覧をcontrol/rcpthosts
に書いておくことは不可能だ。原典をあたろう、と思って、qmailのサイトを見ていたら、FAQに「特定のクライアントだけにリレーとして使わせたい」という項目があった。以前も読んでいたところだけど、そうか、そういう意味なのか。
さっそくFAQを読みながら設定を試みる。ようするにLAN上にある192.168.0.*というアドレスを持ったマシンからの接続を許可するようにすればいいのだな。RPMを使ってお任せで入れたおかげでtcpserver
を使うようになっていたので、/etc/tcp.smtp
の代わりに/etc/tcprules.d/qmail-smtpd
を書き換えること、それからtcprules
コマンドを使って/etc/tcprules.d/qmail-smtpd.cdb
ファイルを更新するのを忘れないことさえ気をつければ簡単。qmail-smtpd
を再起動して、miniから再挑戦、成功。やったぜ。
2000-01-22(土) [長年日記]
■ 風邪
インフルエンザかただの風邪かわからんけど、とにかく風邪を引いて2日丸々ベッドから出られない。咳が止まらなくて、ずっと微熱が続いている。同僚の症状を見る限りでは、このあと腹に来るらしいんだけどね、今年の風邪は。それはちょっと勘弁プリーズ。
■ Windowsからメール
で、これはチャンス(笑)と思って、ベッドに持ち込んだLet's Note miniからメールを読もうという。転んでもたたでは起きませんぜ。たわけたことにこのmini君はOSがまだWindows95なもんで、できることならこいつもLinuxにしちまいたいんだが、仕事の関係でそれは困る。てことで、WindowsのままLinuxにあるメールを読もうと。メーラーはWindowsでIMAPと言ったらこれしかないでしょう、のWinbiff。以前使ってたことがあるんだけど(まだIMAPなんて対応してなかった)、改めて最新版を入手して入れてみる。気に入ったら3000円なので、まぁ、買っちゃってもいいでしょう。
最初、フォルダの一覧は出るがメールの一覧が出なくて焦る。あ、インストールの話は書きません、今日びのWindowsソフトでインストールではまるなんてことはまずないですから。で、オプションを探し回ってみると古いバージョンのUWサーバを使っているなんて項目がある。これで見えるようになった。そうか、Courierって、ちょっと古い規約に沿ってるのかも。それから、長いメールを受信できないという問題もあったけど、これも同じくオプションで、BODYSTRUCTUREというのを使わないようにするというのがあったのでこれを入れたらOKになった。きっとCourierでいろいろ起きてる問題はみんなこのへんに起因してるんだな、きっと。みんな、もっと古い規約にも従ってくれよぅ。
あとの問題は、メールが出せない(笑)。これはもう、間違いなくqmailの設定ミスで、control/rcpthosts
あたりの書き方が悪いんだろう。これはちょっとあとで研究するとする。当面はSMTPサーバをプロバイダのものにすればいいんだからね。というわけで、めでたくベッドの中でメールの読み書きができるようになりましたとさ。しかし不毛なのが、メールの振り分けはメーラーごとだってことだな。こういうのもIMAPのプロトコルに入れちゃえばいいのに。これはいずれ、qmailの方でなんとかしてしまおうと思ってるけど。でも有名なprocmailはMaildirに対応してないような気がする。自作すっか。そんなに難しいものでもないしな。
しかし、telnetでKondaraに入ってこの日記を書いてるんだけど、日本語に対応してないよ、このtelnetサーバ(?)。カーソルの移動が1バイトずつだし、行の折り返しに日本語が入ると化けバケになるし。まいったねぇ。って、sambaが入ってんだから、Windows側で秀丸使って書いたらええやん。アホかおれは。