2001-07-26(木) 11456歩
■ tDiary
うーん、@hour_offsetかぁ。どうだろ。あんまり細かいオプションを増やしたくはないのだが……。まぁ、あって不便なモノではないけど。賛同者が多かったら採用しよう(笑)。どうですか、みなさん。でも、よゐこは日付が変わる前に寝ようね☆ミ って、どーせキッズgooには(以下略)。
<%=calendar%>入れ忘れ、自宅環境でcvs ciし忘れてました。てへ。次回持ち越しです。
バージョンアップせずにスナップショットにしてるのは、1.1系の仕様はわりと簡単に変わる可能性がありますよ、という意思表示ですね。作者として責任というか重圧の感じ方がぜんぜん違うので(笑)、しばらくこれで。つーか、まだ1.1でやりたいことにぜんぜん手をつけてないのだが……。
■ 三毛猫
影千代写真館、熱望。かわいすぎ。
雄の三毛猫が珍しいのは、黒か茶かを決める遺伝子が性染色体のXにあって、XXである雌は黒Xと茶Xの組み合わせで三毛になるが、XYである雄にはどちらかの形質しか現れない、ということらしい。で、雄の三毛は突然変異でXXYという組み合わせになっているからで、このため雄の三毛は生殖能力もないことが多いそうだ。影千代くんはどうでしょうか。
■ Kondara 2.0
直ったと思っていたOSが固まるトラブルだが、実はまだときおり発生していたりして。だいたい、3、4日に1回くらい起きている。発生状況はほぼ特定できていて、「Xで新しいウィンドウを開くとき」である。ただし、いつ、どんなウィンドウを開くと発生するかは決まっていないので、いつもドキドキ。
前回はメモリを代えたことで改善されたので、やはり今回のメモリにも何か問題があるのだろうか。でも、立て続けに2枚もの不良品に遭うとは思えんしなぁ。
ということで、DIMMの接点を疑ってみることにした。houkouからSETTEN No.1を借りる。ダイヤモンドの微粒子を塗って電気接点を賦活させるという、だいぶ前に騒がれた怪しげなアレだ。あいつ、いつのまにこんなモノ買ってるんだか……。で、コイツをDIMMの接点に薄く塗って、挿しなおし。これでしばらく様子を見てみる。
直ると言いなぁ。このままじゃ、Windows使ってるのとたいして変わらんからのぅ。
2002-07-26(金) 7713歩
■ RuBBS: 1.0.6
MoonWolfさんにクロスサイトスクリプティング脆弱の存在を指摘されたので、慌ててバージョンアップ。1.0.5.2以前のを使っている人はすぐアップデートして下され。
しかしな。なぜだか知らないけど「RuBBSは大丈夫なはず」とか思い込んでいて、ロクにチェックしてなかったんだよなぁ。考えてみりゃ、自前のCGIスクリプトの中じゃ一番古いコードを使ってるんだから、危なくないはずがないんだが。思い込みは恐ろしい。面目ない。
■ プリ友
昨日のツッコミでまだプリンネタがひっぱられている。けっこうプリン好きって多いね。
実は小田原にオフィスがあった頃は、「プリン友の会」があったノダ。チャットで誰かが「プリンが食べたい」と言うと、賛同者が手を上げて、昼休みに代表してまる会長が買いに行く(←これでは会長という名のパシリである)。たいていはモロゾフだったのだが、ときどき他店のプリンにもトライしていた。
新横浜になってからオフィスが分散したり退職者が出たりして下火になったんだが、ときどき三月うさぎに行ったりして(もちろん会長が)、細々と存続していた。でもここ一年以上やってないね、プリ友。会長だけ別のビルだしなぁ。
……というのが、suzuneやsmallのツッコミの背景である。って、これではS.P.C.は、ただの甘味好き集団ではないか。ちなみに「プリン友の会」は全国に多数存在するようである。プリン好き恐るべし。
■ tDiary: 本日のハンティング
へたれ日記は、おそらく覚悟の上のリンクだと思われ(笑)。
本日のリンク元強化プラグインCVS入り希望が出てますな。pluginに入れる分にはいいんじゃないだろか。まだpluginはStable-1_4ブランチは分けてないけど、今のところ1.5でも動くみたいだし(確認してないけど)。
2003-07-26(土)
■ Sylpheed 0.9.4(2)
うーむ、そうきたか。この機能、待ち望んでたしな。なにしろbsupdateでせっかく既読にしても、Sylpheedで見ると未読のままだったりしてたし。
つーわけで、toshiパッケージを入れてみたのであった。あぁ、いい感じ……。
■ Gauche 0.7.1(3)
shiroさんにMakefileをいじるというアドバイスをもらったけど、最初から素直にRPMを作ればいいんですよね。Kondaraだからi586で作るわけで、i686固有の問題は回避できるはず。というわけで、
spc15% rpm -tb --target=i586 Gauche-0.7.1.tgz
こうやってできたGauche-eucjp-0.7.1-1.i586.rpmを件のマシンにコピー、インストールすればいい。
spc46# rpm -ivh Gauche-eucjp-0.7.1-1.i586.rpm Gauche-eucjp ################################################## var/tmp/rpm-tmp.61802: line 2: 5300 Illegal instruction /usr/bin/gosh -u slib -e "(require 'logical)" -e "(exit 0)" >/dev/null 2>&1
……だはーっ。面白いこというじゃないの(泣)。
それじゃあってんで、--target=i386で作ってみたら、こんどは問題なく入った。どうやら、VIA C3はi586やi686で作ったバイナリは動かない風味。マジですか。面倒なのでi486は試していないけど……。
ともあれ、これで自宅鯖へ導入できたわけで、IP reachableな環境であればいつでもSchemeの勉強ができる!(笑) もっとも、まだ一本も実用的なプログラムを組んだことがないので、どうなることやら……。Lisp脳を獲得するのは難しい。Ruby脳になるのはぜんぜん難しくなかったんだがなー。
■ SPC17: 激重対策(4)
やっぱ重いね、夜中は。夕べはしばらく監視していたけど、重いときはCPU load av.が常時30を超えている状態。あまりに重くてsnmpdが応答せず、MRTGで記録できなかったくらい。
ただ、以前問題だったトラフィックの低下はなく、常に高い状態だったので、やはりMaxClientsが原因だったようだ。ただ、これを高くするとCPUがネックになるわけで、やはり分散化しか進む方向はないなぁ。まぁ、これはボチボチ進めよう。
2004-07-26(月)
■ XP祭り2004
行ってきた。問題山積のプロジェクトを1日放置するのは気がとがめたが、それを理由にこういうことに時間を割かなくなったら、エンジニアはおしまいである。ま、2、3度、携帯で呼び出されたけどな……。
以下、気になったセッションから。
XP事例紹介(1) - 三年目の報告
咳さんのプレゼン。これだけにとどまらず、今回のイベントではもう「XP導入済みは当たり前、あとは導入後をどうするか」といった話が多くて焦る。もう、今ごろ導入を画策してるなんて遅れてるよ! やべー!
「XPで一番面白いのは計画ゲーム」と言い切るあたりがベテランっぽい。いちばんビックリしたのは、受け入れテストを毎日回しているというところだったりするんだが。UnitTestならまだしも、そんな工数捻出できないと考えるのが、ふつーだと思う。それを「やっちゃう」というか「やれちゃう」のがXPなんだろうか。
かなりカスタマイズされたXPのせいか、最後の方で「最近、XPやってる自覚がない」と言う告白(?)をしていたが、これがあとのセッションと奇妙な一致をみるのである。
アンチプラクティス : XP導入後の落とし穴
XP導入後に陥りがちな失敗をパターンランゲージとしてまとめていて、非常に参考になる。XPを導入する/したマネージャは必見。あとプレゼンの作り方が「XPっぽい」のがまたいい感じ。こういうノリがないとXPは維持できないと思った。
で、最後の方に出てきた「守破離」のスライドにゾクっときた。最初はプラクティスを遵守し(守)、次第に自分なりにカスタマイズしていくと(破)、それはもうXPではない自分だけの手法になる(離)という話なんだが、これって咳さんが言ってたことと同じじゃないか。たった12〜14のプラクティスをMAXにするだけの手法が、ここまで奥深くなるとは。こうなるとXPは「法」じゃなくて「道」だよな。だとしたら、日本人にもっと合いそうなもんだが。
Agile Development Conference報告
平鍋さんの報告。ただのカンファレンス報告というよりは、いま活発なアジャイルな方法論とその周辺を、上手にまとめて紹介する感じのセッション。テンポがよく、面白くてためになった。また山ほど本を買い込みそうになる話であったが……危険だ。
午前中にあった長瀬嘉秀の「XP2004報告」は、単に「行ってきました、面白かった」というレベルにとどまっており、同じ海外イベントレポートでこうまで違うか。つーか、こうなると長瀬嘉秀は本当になんの役に立ってるのかさっぱりわからん……。
比率
- 会場のThinkPad率が高すぎる
- それより高いのが「伊右衛門」率の高さである。21世紀のハッカー飲料は日本茶ですよ!
- 女性比率は(当然)低いが、去年のLL土曜よりは多かったので、「きれいなおねーさんとペアプロ」がしたい人は少し期待してもいいかも知れない(が、セクハラにならないように気をつけよう)
その他
- ライトニング・トークはお笑い系も真面目系も、どれも面白かった。特に角谷さんのバーンダウンチャートはおれもやってみようと思った
- 朝昼夕、3回の巡回をすると、携帯のバッテリーがなくなる
2005-07-26(火)
■ 「人気記事」をサイドバーに
「このblogのおすすめエントリ集」をソーシャルブックマークのリンク数を元に自動生成するのはどうかというのを読んで、面白そうだと思ったのでやってみた。といっても、はてなブックマークの当該RSSをrss-recent.rbに食わせただけ。サイドバーの「人気記事」セクションに5件出すようにした。現状、被ブックマーク数にして20〜90の記事になる。なんか、メタブログっぽいネタばっかりで、ちと鬱……。
ただおれは、「一見さんはサイドバーなんて見ない」と考えているので(実際、自分でも人のサイトのサイドバーなんて見ない)、過去記事への誘導という効果はあんまりないんじゃないかなぁ。もっとケバいデザインにすれば目立つかもしれないけど。
関係ないけど、rssライブラリはrubyに標準搭載されちゃったから、rss-recent.rbはtDiaryに標準搭載すべきかも知れん。
■ ナンバープレートなぜ隠す?(2)
昨日の記事はツッコミビリティが高かったな。
ナンバーから個人情報を引き出すのはけっこう簡単そうだということは、車の登録をディーラー任せにできることを考えれば、想像できてもよさそうなものだった。ただ、個人情報保護法施行以降は何か変わっているかも知れないが、それっぽい記事はWeb上では発見できなかった。あとは陸運に取材しないとダメかな(しないけど)。
あといやがらせを受けるかもという意見も目ウロコ。脆弱性に関する思考実験をするときは、悪意のある人物になりきらないといけないですねぇ。
というわけで、当面は写真のナンバープレートにはモザイクをかけた方がよさそう、という結論に。てことは、R1200GSアルバムの公開は無期延期(笑)。
■ FEEDBRINGER
ほほぅ、RoR製のRSSアグリゲータですよ。Rubyで書かれてるってだけでポイント高し!(笑) さっそく、こないだから取得するようにしたBloglinesのOPMLをインポートだ!
指定されたファイルをOPMLファイルとして解析できませんでした。
_| ̄|○
ただいま問い合わせ中。
追記
問い合わせへのファーストレスポンスが10分で来た! さすがRoR、Javaの10倍早いだけあるぜ(ぜんぜん違う)。
追記(2)
さらに30分後には解決メールが。UTF-8と言い張ってるくせに実はEUC-JPなRSSを吐くサイトがあり、Bloglinesがうまく処理できずOPMLファイル中に文字化けがあったためと判明。疑ってすまんかった >FEEDBRINGER
というわけで使えるようになったけど、まだ新着feedがない……。細かい機能はもちろんまだまだBloglinesの方がいいんだけど、なにしろRoRですからな。素早い実装ですぐに追いつくさ!(願望)
◆ ただただし [見てもらえる確率は少し上がるだろうけど、五十歩百歩じゃないかなぁ。それに常連さんからは「ウザい」と言われそうな(笑)]
◆ しばた [>ただいま問い合わせ中。 自分も最初に試したときはインポートできなかったんですが、Bloglinesから改めてダウン..]
◆ kou [おぉ! < rss-recent.rb]
◆ ただただし [あ、kouさん。入れてもいいっすか? >rss-recent.rb]
◆ kou [もちろんです!]
◆ TrackBack [http://www.genroumu.net/riku/sb/log/eid30.html 知らないことがあっても..]
2006-07-26(水)
■ 川崎 3-2 G大阪@等々力競技場
久々の生観戦。そんなに遅くついたわけじゃないのに、バス待ちも入場待ちもすごい行列で、一位争いをしてるチームは違うね。つーか、改装して3万人くらい入るようにしてくんないかなぁ(4万人と言わないところが奧ゆかしい)。
前半は押され気味で先制されたりもしたが、遅刻してきたかみさんが見始めた後半から盛り返して、終ってみれば接戦ながらも3-2で勝ってしまった。この強さはホノモノだねぇ。
■ 菊名停車
新横浜・横浜線の、菊名寄りホームの端にあった看板。最近菊名に止まるようになった快速の運転士に注意を促すためだと思われ。これって「見える化」!?(違うだろう)
意義は認めるが、乗客にしてみれば不安だなぁ。
2007-07-26(木)
■ ジョジョ読みちゅう。
こないだの職場の飲み会で、同席になった人たちとマンガの話をしていて、「そういえばおれ、ジョジョを通して読んでないんだよね」って言ったら、隣の部のM君が貸してくれることになった。
翌日出社してみると、机の上に乗っていたりするわけで。会社に置いてあるのかよ!
というわけで、常時1、2冊をバッグに入れて、移動中に読んでいる。いま、第3部でDIOの館に入ったあたり。最近出歩くことが多いから、進みが速いぜ。
個人的にはスタンドが出てくる第3部からが好き。超能力を可視化するという意味において、スタンドの表現はすごい発明だよな。大友克彦が「童夢」で半球形の凹みを使う画期的発明をしたけど、マンガ的表現において荒木飛呂彦の天才はあれの上を行く。
2008-07-26(土)
■ 川崎 1-1 名古屋@等々力陸上競技場
西城秀樹が来ると勝てない気がする。
先制されてなんとか追いつくという展開。もっとも、ボールの動きはめちゃめちゃ面白い試合だった。
特にケンゴにボールが渡ると、次にどこにボールが出るのかぜんぜん予測できない。敵はもちろん、味方にも予想できないようなパスが出るんだけど、コースがばっちり決まってるので、ちゃんと対処できるという。ケンゴすげぇ。
これがヴィトール加入効果だとすれば、マギヌンが抜けた穴はこれで完全にふさがったように思える。「パスの出し先」がひとつ増えたことで、攻撃のバリエーションがびっくりするほど増えている。これでゴールが決まらなかったのは不運としかいいようがない。谷口が帰ってきたら面白いことになりそうだ。
サイドは相変わらずピリっとしないんだけどね……。今日は村上のミスが多くてまいった。
ところで明日は、ファン感謝デーに行くみたいですよ? 昨年は「ゴツいサッカー選手たちによるオタ芸」が炸裂してネットの話題をさらったフロンターレのファン感だが、今年は何をやるのか実に怖い楽しみですね!
(ニコ動のが消えてたのでYouTubeで)
2009-07-26(日)
■ 夏休み信州ツーリング(2)
前日の続き。2日目は最初からタンデム。空は曇り。
まずは長野に向かい、善光寺へ。前に来たときは正月だったのでえらい混雑だったけど、今回はそこそこなのでゆったりできた。ゆったりしすぎて本堂で写真撮影をしてしまって叱られるなど。うう、アイコンを見逃してしまったんだよ……。
ちゃんと朝に出発した上に、戸倉上山田温泉から長野はたいした距離ではないので、おやきを食べたり、ソフトクリームを食べたりしてもまだ午前中である。昼食は次の戸隠で、ということになった。
ちなみに、駐車場を出ようとしたら精算機のセンサーが反応しない。係員によれば、善光寺のオフィシャルな駐車場はバイク禁止なので、道端に止めろだとか。なにそれ。長野県は路駐推奨か。
長野から戸隠も、たいした距離ではないのだが、道がキツいの。パッセンジャーのためにできるだけ楽なルートを選んだつもりだったが、R406からr76への交差点がバイパスのせいで変わっていて、ナビの通りに走ると曲がれない(笑)。おかげでr406というえらく細いルートを走る羽目に。もっともこのr406沿道、すごい山奥なのに豪邸が立ち並ぶ集落があったりして、なんだか謎めいた雰囲気の土地だった。
戸隠ではまず宝光社に寄って楽しい表情のこま犬を捕獲したあとは、宿に荷物を置いて昼食へ。ちなみに戸隠には蕎麦やしかないので、「何を食べるか」ではなく、「どの店に入るか」くらいしか選択の余地はない。
その後、中社へ行こうとか話していたが、突然土砂降りの天気になってしまったので明日に順延。ほら、またおれのせいじゃない。
2011-07-26(火)
■ 自己評価はリターンで測る。気長にね。
RubyKaigi2011から1週間をすぎ、一区切りついたのかふりかえりをする人たちがけっこういて、彼らのエントリを読むのもまた楽しい日々。特に@june29が「RubyKaigiとRubyとKaigi」というエントリでおれの日記を引用しているのでじっくり読んだ。で、何かアンサー的なものを書かないといけない気分になったんだけど、まぁ、あまりうまくまとまらないのだな、こういうことは。年寄りが書くとどうしてもお説教みたいになっちまうし。
だから気になった一言だけをとりあげて、そこからあんまり関係ない話をする。気になった一言というのは「自分は、RubyKaigiにどんな貢献をしてこれただろうか」という問いかけだ。
以前、GitHubとFOSSの話でも書いたように、「貢献」ってのは他者からもらう評価で使われるべき言葉だ。自己評価で「どれだけ貢献したか」つまり「どれだけアウトプットしたか」を測ると、下手をすると相手の満足度を無視した自己満足になってしまう。だから、自己評価はアウトプットの結果、どれだけのリターンがあったかで測った方がいい。仕事の成果を報酬で測るのと同じ。
ものすごく卑近でちっぽけな例だけど、せっかくなのでRubyKaigiに関係する自分の体験を出すと、「No Ruby, No Life」ってキャッチフレーズを使ったのは2006年10月、たぶんおれが最初だと思うのだけど*1、これがRubyKaigi2007のノベルティに印刷され、余ったTシャツがRubyConfへのおみやげとして海を渡り、向こうのRubyistたちの手に渡った結果、@tenderloveの基調講演で引用され、振り返ってみれば会場にはまさに「RubyをLifeにしている」何百人もの人たちがそのキーワードに笑っているわけですよ。あれを見たおれがどんなに愉快な気分になったか。
言うまでもなく、彼らがRubyで生計を立てているのと、おれの行動とはまったく関係がないのだけれど、5年前に作ったほんの30枚の自作のステッカーがこんな形でもどってきたらもう、愉快としか言いようがないわな。
他にも、今回のRubyKaigiでもっとも言及の多かった講演のひとつ、Cookpadの開発の話をした@hotchpotchが、この世界に飛び込むきっかけになったのがtDiaryのプラグインだったとか、長く生きているとこういう話は列挙にいとまがない。
もちろん、自分のアウトプットを客観的に見積もるのは大切だし、ふりかえりをして区切りをつけるのは良いことなんだけど、「貢献できたか?」という軸で何かを測るのはやめた方がいいと思う。それよりも、その結果として自分が何を得たのか、そしてそれは自分のアウトプットを超えるものかどうかと感じる方がいい。特に次のステップを意識する時に良い視点を与えてくれる。なぜなら、アウトプットよりもリターンの方が少ないなら、それはアウトプットが足らなかったことを意味するから。
だいたい、世の中の富や幸は基本的に増える一方なのだから、その時にできた貢献の量よりも、ある程度時間がたってからのリターンの量の方がたいていは大きくなる。だから、成果を目の当たりに出来るのは少し先になるかも知れないけれど、これからどんなリターンに出会えるのか、わくわくしながら気長に待つのもオツなものなのだ。
ほらな、やっぱり説教臭くなっちまった。
*1 もちろんこれはタワーレコードのパロディなので、すべての名誉はコピーライターの木村透に帰する。
2012-07-26(木)
■ ケヴィン・ケリー著作選集 2 - 達人出版会
先日Kindle版がリリースされたのでようやく読んだ(いや自分でmobi化すりゃいいんだけどさ)。
第一集に続いて無料で配布されているこの第二集、白眉はやはり「技術は無料になりたがる」だろう。一番長いし。どんな技術も無料化に進んでしまうという話は今ではかなりの信憑性のある主張だと思うが、1998年の講演でKLMの幹部に鼻であしらわれたという話がなかなかショッキングでゾクゾクきます(ご存知のとおりその後の航空業界は格安化へまっしぐらである)。技術に携わる者として、「これが無料になったら、無料にしたらどうなるか」は常に意識しなくてはいけないんだよな。
個人的に面白かったのは「生き続けている古代の技術」と「アーミッシュのハッカーたち」。昨冬から編み物にはまっている身としては、こういう「古代の技術」がいまも生きていて、しかも生産性が上がっているもんだから物量的にも過去の実績を上回りかねないという話は身にしみてわかる(手製ニット製品が増え続ける我が家を眺めながら)。しかもこれらの技術、いまだ進化してるわけで「古代」といっても古いわけじゃない。
諸手を挙げての賛成とはいかないエッセイもけっこう多かったのが第二集の特色かも知れない。漠然とした印象だけど、保守的な方向の主張が増えたような気がする。特に特異点(シンギュラリティ)を否定的に扱った「思考主義」は、自説を有利に進めるためにシンギュラリティに不当な制約を課していたりして、シンギュラリティ信奉派としてはちょっと容認できないなぁ。そんな感じでちょっと注意しながら読み進むことができて、この話が早いうちに出てきてむしろよかったかも(笑)。
いずれにせよ読み応えのある、そして考えさせられるところが多い本であることには変わりがない。
2017-07-26(水)
■ LDR終了らしいのでInoreaderを使ってみている
月曜にLDR(ふたたび)終了のお知らせが出て*1、またもや業界激震だったわけだが……いやそうでもないか、今回はわりと冷静に受け入れてる人が多かったような。まぁなー、じっさい自分も含めて利用頻度はかなり下がってたからなぁ。
feed readerってサービスは、利用者は減っても登録されているfeed群は生きているわけで、裏で動くクローラの運用負荷は高いまま。ドワンゴも当時騒いだ人たちは転職しちまって、会社として維持し続けるモチベーションもないだろうし。
とはいえ、人間が読むfeed readerはそろそろオワコンかも知れないとは思うものの、RSS/Atom feedそのものの価値はまったく減じていないということは(特にエンジニアが)発信し続けていかなくてはいけないと思う。いまでも本当に見逃したくない情報はSlackに登録したfeedから得ているし、MastodonのプロトコルではAtom feedが重要な役割を担っている。feed readerが下火になっても、統一されて機械可読なデータを配信するためのfeedの技術が廃れたら困るのだよ(feedを配信しない新興のブログサービスを横目で見つつ)。
さて、そのLDRに関しては、少し様子を見守っていたけど今度はDで始まる他の会社が引き受けるなんて話も出ないようだし、OPMLをエクスポートして粛々と移転先を探すことにした。Google Reader終了時には「Feedly一択」みたいな流れだったけど、今回Inoreaderの評判が高いようだったので、とりあえずアカウントを作ってOPMLを放り込んでおいた。
が、20%あたりでプログレスバーが止まってしまったので「でかすぎるんだろうなー」と思いつつ、しばらく放置しておくことに。時間があったら不要なfeedを整理して、再読み込みさせよう。
読み込ませて最初に表示されたのが件の記事だったので笑ってしまった。
*1 このブログがまだlivedoorで運用されていたことに驚いた。
2019-07-26(金)
■ Pamu Slideが届いたので今日からフルワイヤレス生活
かれこれ4年以上前に買ったSONY MDR-EX31BNもだいぶくたびれてきたし、そろそろフルワイヤレスなイヤフォンに移行するときか……と思っていろいろ物色していたんだけど、なかなかピンとくるものがなくて。そんなときFacebookの広告に流れてきたPamu Slideが良さそうなので買ってみた*1。backしたのは6月上旬のことで、当時の価格設定で約6000円(送料込み)、これなら失敗してもあんまりがっかりしないだろう。クラウドファンディングつってもPamuは前のプロジェクトでもちゃんと製品化できているので安心。
「Born for Music, Never Fall Out」とあるように激しく動いても落ちないのがウリで、防水・防汗なことからスポーツ向けってことなんだけど、個人的には本体のみで10時間というバッテリライフが魅力。あいかわらず荷物を減らすトライを続けているので、フルワイヤレスイヤフォン最大の欠点である「でかくて重いバッテリー」を持ち歩かなくて済むなら嬉しい。10時間ならまる一日出歩いていてもバッテリ切れの心配はまずないもんな。
このカテゴリの製品もだいぶこなれてきているので、接続は何も問題なし。イヤピースは直径の異なる3種類(S/M/L)に加えて、高さが少し増してる(S+/M+/L+)のが3種類付属。とりあえずM+ってのにした。アンテナ部分が細くて長いのがデザイン上の特徴……というか、明らかに「アレ」だよなぁ、これ。というわけで命名「黒うどん」。
音質は下がやや薄い気がするが、これはイヤピースが合ってないからも知れないので追って調整する。タッチセンサによる操作性も問題なし。慣れれば快適。
さて、懸案の「本体のみによる運用」だが、スマホ側からBluetoothをOFFにされると接続先を探しているのかLEDが点滅するものの、しばらくすると諦めて黙る。その後スマホ側をONにしても勝手に再接続されることはなくて、タッチセンサをタップすると目覚めてつながるようだ。待機状態でどれくらい電力を消費しているかは不明だけど、たぶんたいしたことはないだろうし、日々の通勤でバッテリが切れることはなさそうだ。しばらくはこれで運用してみる*2。
2020-07-26(日)
■ 川崎 3-1 湘南@等々力陸上競技場
引き続き5000人リミットで早いもの勝ちチケット販売という狭き門のJ1だが、30分くらい粘ると購入されそこなったチケットがポロッと出るのでなんとか買えたりする。らしい。というわけで今節も買えました。かみさんとはまた1ブロックほど離れた席になってしまったが。いつものメイン2F……なんだけど、今回は反対側のアウェイ側の端の端。うーん、Physical Distance (ピッチが遠い)。
湘南は、攻撃はたまに長いボールを裏に出すくらいで、けっこうがっちり守ってくる典型的な対川崎シフトなので、いつものパスサッカーではなかかな崩せない。復帰後2試合続けて2得点の悠様を先発に出していながら前半はゼロ。そうこうする間に後半すぐに失点してしまう。
こうなると、ドリブルでむりやりこじ開けるようなタイプの選手が欲しいとなぁ……とか考えていたら、まさにそんな感じでダダダン! と3点取って勝ってしまった*1。いやー、強い。再開後は全勝だよ。得失点差も異常な数字になってるし(いま14点だったか?)。
ところで夕飯はいつものようにフロンパークでカレーでも買って食べようと思っていたけど、そのフロンパークに出ている店が通常の数分の一で(そりゃそうだ!)、しかたなく選んだタコライスが美味かったという。いつも同じもの食べてちゃダメってことだよなぁ。
*1 1点目はトイレに立ってる間に入ってしまったので見てないんだけど(笑)。
■ アイマス15周年おめでとう!
本日、アイマスの記念すべき15周年その日で、たぶんこれに合わせてリアルイベントなんかが計画されていたんじゃないかと思うんだけど(とりあえず来週末には765ASの単独ライブだったはずだ。幻になったけどな!)、その代わりに公式が打ち出して来たのが、土曜と日曜にそれぞれ「だいたい15時間*1」の生配信をやっていた。開設したばかりのYouTubeチャンネルのこけら落としとして、昨日は朝7時に、今朝は6時(!)にガミPによる「朝礼」を皮切りにして、765ASのアニメ全編、MoIW2014と2015、さらにSideMとシャニの1stライブを、惜しげもなく放送してくれやがったのである。
何もなければずーーーーーっとPCの前に張り付いていたかったんだけど、今日は試合があるのでそうもいかず、スマホでちょいちょいつまみ食いしながらの視聴になった。そのたびに感動してポロポロ泣いてるんだからしょうもない。脱水症状になるかと思った。
その間にもTwitterでは大勢のキャスト陣が当時の裏話みたいなものをつぶやくものだから、忙しいったらありゃしない。とくにオーディション裏話みたいなのがけっこう投下されて面白かった。
若い子たちにとって、声優を意識したときにはすでにアイマスはビッグコンテンツになっていたから*2、「声優界の公務員」とも呼ばれるアイマスに入るために、アイマス声優を多く排出している事務所選びから始めてるってぇんだから、ものすごく戦略的。そんなわけだから歌やダンスもきちんと履修しているわけで、そりゃ即戦力ばっかり入ってくるわけだよ! にもかかわらず、始祖たる765ASの面々はオーラをまったく失わず、若手をよせつけないんだから、やっぱりすごいよなぁ。
深夜には各チームの「赤」と+1人を勢揃いさせての生配信があって(そしてとうとう日付をまたぐ)、15年のふりかえりや記念V、商品の公開、新発表の数々でもうお腹いっぱい。ほんとこの10数年、途切れなく最高級の楽しみを提供し続け、人生に彩りを与えてくれたのには感謝しかない。ライブはしばらくできそうにないけど、これからもがんばってプロデュースしていくよ!
◆ suzune [ブリュレもいいっすねぇ… ってことで今焼いてみたりしているのであった(笑)]
◆ suzune [ごちそーさまでした。 明日はプリンとエクレアっす(笑)]
◆ えぐぞせ [もろぞふ…って、ロシア製の輸送機でしたっけ?(無知炸裂)]
◆ ただただし [そんな時間に食ってるんじゃねーっつの >suzune]