2020-12-24(木) [長年日記]
■ KyashからRevolutへ移行中
ちょうど3年前から、最初は知人・友人間での送金手段として、その後は主要な支払い手段として使い始めたKyashだが、最近は銀行業務的な方向にピボットしてしまい、従来のユーザとしてはかなり使いにくいサービスになってしまったので、代替を探していた。もちろんベンチャーとして成功するためのピボットはぜんぜんかまわない。これまでのビジネスモデルは明らかに儲けが少なそうだったし。ただ、既存ユーザをばっさり切り捨てる方向なので、こっちはお別れするしかないという話。まぁ勝手に「キャッシュレス時代の雄」扱いして期待していただけに残念だが、しかたがない。
実のところLINE Payとその周辺サービスが期待に添う感じだったのだけど、あいにくわざわざアカウントを作ってLINEアプリを入れるほどスマホの容量がないのだよなぁ。というわけで、次善の策としてRevolut*1を使ってみることにした。こちらもクレジットカードからの入金は送金できないが、デビットカードならできるので。デビットカードを作るついでにメインバンク(といっても小遣いを管理する程度のもの)も、SBIに変更してみた。なにげに初ネットバンク。
でRevolut、実はしばらく前から送金用途でアカウントは運用していたのだけど、オンライン専用のバーチャルカードしかなかったので、リアルカードを注文、それが先日届いたのでいろいろな支払いをKyashから移行し始めた。ところでリアルカードの収まっているパッケージがなかなか凝っていて、ちょっとびっくりしたし、テンションもあがった。これは悪くない。アプリからアクティベートしないと使えないので、書留ではなく普通郵便で届いたのも面白かった。
Kyashはプリペイドカード相当、Revolutはデビットカード相当という違いだけでなく、運用ポリシーみたいなものがけっこう違っていて面白い。簡単にいうと、Kyashはユーザの利便性を追求してリスクはKyashがかぶる感じ。一方Revolutはリスク管理が徹底していて、ユーザ資産を守るためなら利便性は二の次という方向。どっちが良いとか悪いとかではなく、違いが興味深い。
たとえば、あるインターネットサービスの支払い(1500円/月程度)をRevolutにしたら、最初の1円オーソリは通っているのに、実際の請求はRevolut側でストップされてしまった。Kyashでは問題なかったはず。マクドナルドのモバイルオーダーみたいな数百円程度の請求はサクサク通すのに、桁が上がったとたんに止めるのは慎重すぎる気はするけど*2。
あとはポストペイ型の決済サービス、KyashはQUIC Pay(あとiD)が便利だったのだけどRevolutは対応していない。Visaのタッチ決済には対応しているけど日本での普及はイマイチなので、普及するのを待つ間はプリペイド決済を併用するしかないかなぁ、ということでEdyを試してみている。まさか楽天のサービスを使うことになるとは*3。
そんなわけで癖をつかむまでは少々苦労しそうだけど、それも楽しみつつやっていきますか。最近は金(Gold)なんかも買えるみたいだし。
■ ミリシタイベント プラチナスターテール「聖ミリオン女学園~はじまりの花」
グリマスで人気を博していた「ミリ女」がミリシタで復活! ということで、各方面で大歓迎をうけていたんだけど……まぁぶっ飛んだ設定の多かったグリマスのイベントの中ではだいぶスタンダードな設定だが、たっぷりと百合百合しているからそりゃウケるよね。むしろミリシタ開始から3年半も待つことになるとはって感じ。
イベントも専用の形式で、あずさ・海美・育の主要メンバそれぞれの視点でストーリーが展開する。既存のモーションの組み合わせでもちゃんとドラマに仕立てられてるのはなかなかすごい。みんなそれなりに役柄に合わせた性格改変がされてるのに、亜利沙だけ素なのに笑ってしまった。
これを書いてるのは(例によって)翌年の4月末なんだけど(完全に4ヶ月ビハインドしてる……)、その後専用のストーリーコミュがイベントと無関係に配信されたりして、キャラの追加など今後の展開にも期待が持てそう。
なお、譜面は難しい……というか、MMix難しすぎない!? 回復入れてても油断すると死ぬ。
2020-12-21(月) [長年日記]
■ 中村憲剛引退セレモニー&優勝報告会@等々力陸上競技場
せっかく優勝した上にホーム最終戦で勝ったのに、恒例のセレモニーもなく、なぜかというと今日、等々力でセレモニーをやることになっていたからなのだ。平日の!夜に!寒い!……まぁ行くけどね。けっこうなプラチナチケットで、よく買えたものだと思う。とはいえピッチ上に特別席を設けたので、動員数は今季最大だったらしい。いいのか、そんなことで。試合じゃないのに。
前半1時間はケンゴにゆかりのある人たちが登壇していろんな談話を披露してくれる会で、地元の消防署・警察署の出し物(?)に始まり、各地から集結してきた錚々たるOBたち、元監督、陸前高田の子供たち(震災当時の小学生がもう大学生!)などなど、たいへんバリエーションのある顔ぶれ。
後半は本人登場のあと選手たちも登壇して優勝報告会がシームレスに組み込まれていて、この日のために書かれた歌とビデオ、息子からの立派なスピーチ、もちろん当人からの感動的なメッセージ……と、くっそ寒かったけど、あっという間の2時間だった。
引退記念試合でもないのにこんなに大勢集まって、それでも入りきらずにDAZNで中継までやって、川崎全市をあげてのイベントで、本当にグレートな選手だったんだなぁとあらためて驚く。まぁ、オリンピックが中途半端に中断して、フロンターレの"イベンター"天野氏が戻ってきてるというのはあるだろうけど(笑)。
そういえば、けっこう長いことフロンターレの試合を見てきたが、彼をうまく起用できないコーチ陣に憤ったり、彼にばかりボールを集めたがる選手たちを嘆いたりすることはあっても、ケンゴ本人にがっかりしたことは記憶にない。18年もの現役生活で、そういう浮き沈みがなかったというのがもう、とんでもなくすごい。こっちの期待を常に上回っていたということだから。そんな人間、まずお目にかかれるものではないよなぁ。
登壇者たちも「予言」していたが、おそらく今後はチームの監督に、そしてゆくゆくは代表監督になれる器。現役を退いてもまだまだ将来が楽しみだ。
2020-12-18(金) [長年日記]
■ 職場の忘年会だった
freeeに入ってからわりと驚いたのが、けっこうなイベント好き会社だってことで、会社のビジョンに合わせた記念日があって、そのたびに何かしらの大小さまざまなイベントがある。もちろん今年はどれもリモートなんだけど、リモートならではの工夫がたくさん凝らしてあって逆風に負けてないなーと感心している(←ジジイなのでもっぱら感心する側)。
今日も忘年会と称して、事前に各家庭に酒と料理と記念品を配送し*1、500人もの社員をリモートで集め(それだけでイベントとして成立させるのが難しい条件がそろっている)、初対面を含む人たちのコミュニケーションを会話ありゲームありで成立させ、そのうえでいろんな出し物で結束力を高める演出になっていて、おれらみたいなパワハラまがいの「宴会」で育ってきた世代からみると本当に知恵を凝らしていてすごい。なんでもNHKや新聞でもとりあげられたらしいですね、よく知らんけど。というかなんで実施前のイベントが取材されるんだ(笑)。
もちろんおれはオタクでコミュ障なのでそういうノリは決して得意な方ではないのだが、そういう向きでも無理に前のめりにならずともまったり楽しめるバランスは良くできていたね。もっとも、同じ(バーチャルな)テーブルに「tDiaryのソースを読んでCGI勉強してました」みたいな人たちがいて、いやもう、勘弁してw*2