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ただのにっき


2019-03-25(月) [長年日記]

ミリシタイベント プラチナスターツアー「ピコピコIIKO! インベーダー」(ピコピコプラネッツ)

37082pt 20912位

コミュに出てくる「雪歩'」がさ、なんというか怪演で良かった。ギリギリ雪歩に聞こえるけど明らかに変な声なあたりが。代役として加入したあずみんが、じわじわと役を自分のものにしつつ、そろそろ10年ってところでその「モノマネ」を公式でやるってあたり、なかなかエモい話なのではなかろうか。大げさに考えすぎか。シナリオそのものは平均的だったけど、この配役のおかげでけっこう好き。

新曲は、歌詞はちょっとクドいけど、曲やアレンジはけっこう好きだな。譜面がけっこう難しかったけど、あきらかな難所はなかったので、いつか偶然フルコンできる気もする。

THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION 16 ピコピコプラネッツ
THE IDOLM@STER MILLION LIVE!
ランティス
¥1,476


2019-03-24(日) [長年日記]

真鶴~湯河原(~箱根)へ

かみさんが真鶴に美味しいイカの塩辛を売ってる店があるというので、じゃあついでに海のものを食べて温泉でも入ってこようということで出発。

福浦漁港みなと食堂 外観

まずは真鶴半島の西側の根っこあたりにある福浦漁港の「みなと食堂」。漁港の敷地内みたいなところを通るので不安になるけど、突き当りにある。いかにも「食堂」って雰囲気なのに、海に面した席はカウンターになってたりして、ちょいオシャレ感も。

photo

けっこう待ってる人がいたけど、回転が良くてそれほど待たずにin。ただ、時間が遅かったので売り切れメニューが多かった。こんど来ることがあったら11時の開店目標で。

特得定食

おれはしらす丼とカサゴの唐揚げ、アジフライが載った特得定食を、かみさんはカレイとホウボウの煮付けの真鶴定食。ボリュームがあるけど美味しいのでペロっといける。

二藤商店

真鶴駅前まで戻って二藤商店でイカの塩辛(瓶入り800円)を。ちょっとしょっぱいので、酒の肴というよりはご飯の共だなぁ、これは。美味い。

イカの塩辛

さて風呂に入ってから帰ろうということで、湯河原温泉へ。こごめの湯ってところにしたんだけど、かみさんの記憶によれば2003年に一度来ている(あんまり覚えてない)。日記には固有名詞もちゃんと書いておけ >おれ

17時くらいに上って、さて海岸沿いの大渋滞を帰るか……と暗い気分になってナビをセットしたら、椿ラインから箱根に上がって、ターンパイクから帰れと出た。なるほど!

じっさいこの時間帯の椿ラインはガラガラで*1、ターンパイクはちょっとなぁと思って箱根新道を目指したら、そっちは混んでるから一般道で下れとの指示。3時間オーバーを覚悟してたけど、けっきょく2.5時間で帰宅できた。やるなぁ、Yahoo!ナビ*2。それにしたって、今日は雪を見る予定はなかったんだけど(笑)。

Tags: travel

*1 早朝は飛ばし屋ばかりで治安が悪いので家族連れが通るべきではない。

*2 ちょうどGoogleマップがゼンリンをやめて独自地図を使うようになった(そしてすこぶる評判が悪い)直後だけに、ゼンリンを使っているYahoo!にはもう、絶大な信頼を寄せてしまう。方向音痴にとって地図の正確さは生死を分けるので、サービスレベルが明らかに下がったGoogleはもう怖くて使えない。


2019-03-20(水) [長年日記]

映画「移動都市/モータル・エンジン」を観てきた

公開直後からTwitterやFacebookで「モータル・エンジン」ってキーワードが目に付き始めて、なにかと思ったら「移動都市」の映画が公開されたんだって(原題どおりだが記憶になかった)。原作を読んだのはもう10数年前だが、かなり気に入っている作品だ。

さーて、困った(笑)。言うまでもなく、好きな小説がよい出来の映画になることはほとんどない。これもそのクチだと思うじゃん? とはいえ、あの"都市"が動く様は観てみたいよなぁ……という誘惑に負けて、観てきた。

いやー、良かったよ。上映館が少ないからどうかと思ったけど、少なくとも"ロンドン"が荒廃したヨーロッパの大地を走り回って他の都市を捕食するシーンだけでも見る価値はある。またロンドンの造形が実にいい。現代のロンドンのモチーフをモザイク状に組み合わせて「でっかくて強い都市」をちゃんと作り上げている。住人の描写なんかも凝っていてすばらしい。まぁ、他に大きな都市は登場しないので、都市どうしの食い合いは楽しめないんだけどね……さすがに大規模都市を複数登場させるだけの予算はなかったか……。

この作品、そういうド派手な舞台装置も見どころだが、本筋は克服不可能なほどのハードルがあるボーイミーツガールなストーリーだ。映画のキービジュアルは顔を隠したヘスターだけで、もう一方の主役であるトムの姿がないのがめっちゃ不安だった。実際はまぁまぁ2人の関係の変化が描かれていて*1、及第点かなぁ。ヘスターの顔の傷もかなり大胆につけられていたし。

それよりもシュライクとヘスターの関係、とくにシュライクの描写がめっちゃ良くて感激。ヘスターとトムがシュライクに追い詰められる2回のシーンは、どちらも本当に手に汗を握ったし、息ができないほどだった。これもすばらしい。

ひとつ難点をあげるとすれば、飛行船。飛行船というより「謎の技術で飛ぶ飛翔物体」って感じで、さすがにこれはデザインを優先しすぎて物理的には飛べないだろうというシロモノ。引火しやすいってことは水素が入ってるんだろうけど、とてもペイロードを浮かせられるとは思えないちっぽけな気室と、燃料がどこに入るのかもわからない謎のジェットエンジンを搭載。これが現代の戦闘機なみに縦横無尽に飛び回るんだから、かなり白けた。原作では飛行船と都市の戦い方についてけっこう詳細な描写があったはずなので、ここを妥協して見栄えを優先してしまったのは残念だ。

とはいえトータルでは見どころ満載の楽しいエンタメ映画になっているので、観て損はないと思う。

Tags: movie

*1 あざといキスシーンで終わらないのはとてもよい。

映画「スパイダーマン:スパイダーバース」を観てきた

アメコミ原作の映画はあまり観ない方ながらこのアニメはなんだかめっちゃ評判がいいので気になっていたんだけど、機能美Pのレビューを読んでやっとそのわけがわかったので観てきた。機能美Pのオススメならハズレなわけがない(笑)。

面白かった! これはすごいアニメだ。

まずはっきりしておくが、プロットは凡庸だ。家族との確執、気になる女の子との出会い、良き大人による導き……よくある少年の成長譚。なのでそこはわりとどうでもいい*1

この作品で見るべきなのはとにかくその映像だ。実験映画と言ってもいいくらいに冒険満載の映像、その魅力に尽きる。詳しくは上のリンクと映画『スパイダーマン:スパイダーバース』のアニメーター若杉遼にインタビューを読めばいい。ディスニー&ピクサーによる計算機パワーでぶん殴る系とはちと違う、むしろ日本のアニメファンが信仰する「手描き」の魅力がたっぷり詰まってる*2

スパイディたちの造形も魅力のひとつだと思う。日本で人気のペニーが単にかわいいだけでなくあえて90年代あたりのジャパニメーションをベースに描かれているのは日本に対するリスペクトの現れだろう。もうひとりの女性スパイディであるグウェンも良い。個人的に、彼女の頭に魅力のひとつである剃り込みが入ってしまうまでの流れが丁寧でとても好き。

吹き替えで観たんだけど、声優陣の起用も良かったねぇ。ド安定の大ベテランから、実力派の中堅、気鋭の若手でバランス良く揃えた鉄壁の布陣。そうそう、これでいいんだよなぁ。色気を出してお笑い芸人や不慣れなタレントとかを入れないでくれて本当に良かった。

ともあれ「ソニーピクチャーやるじゃん!」と見直した一作になった。このスタジオの作品には注目していきたい。

Tags: movie

*1 凡庸なのはプロットだけで、ストーリーはかなり丁寧で凝っている。とくにディテールには相当気を配っている。

*2 もちろん計算機パワーと金の力でもぶん殴っているので、日本のアニメに太刀打ちできないのも明らかである。


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