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ただのにっき


2016-10-20(木) [長年日記]

送別会

ローストビーフ(か?)

いまの仕事に移ってから4年ほどお世話になってきた先輩が今日で定年退職ということで、フィンマクールズ霞ヶ関店で送別会。

研究所という組織でどう立ち振る舞ったらいいのかさっぱりのおれに、手取り足取り教えてくれて……なんてことはなくて、おおむね背中で語ってくれたというか、嗅覚のおもむくままにテーマを探し、ニッチをみつけだして、誰も到達していない領域まで深く掘る、そういう研究スタイルをとっていた。とくにニッチへの嗅覚が鋭くて、まさかあんな領域に研究テーマがあったのかと驚かされることばかりだった。あれだけはいまだに真似できる気がしない。

とくに「定年退職」ってところがミソでさ。若くなくてもバリバリ研究できるんだってことを、これから先の研究生活の手本にしたいと思うのだった。


2016-10-16(日) [長年日記]

シンデレラガールズ4thライブSSA Day2のライブビューイングに行ってきた

パンフレット

楽しみすぎて、昨日よりだいぶ早く家を出てしまった。バルト9のカフェでデレステのスタミナを消化しつつ今日のライブに思いを馳せる。隣に座ってるデュンヌ2人が昨日のtktt登場についてきゃーきゃーいいながら語っていて微笑ましい。ちなみにデレステイベントは15,000ptが射程内なのでしゅがは2枚確保は確定しております。

昨日からキャスト全員 (!!)を入れ替えての2日目。人数はぐっと少なくなるけど、おそらく同じ4.5時間くらいになるはず(LVのチケット代から想像できるのである)。テーマは「346 Castle」、ついにシンデレラプロジェクト全員が一堂に会するという、3rdライブではかなわなかった夢が実現。アニデレをmy favorite 映像作品にあげているおれとしてはもう、何がおきるか想像するだけで目頭が熱くなる。

ゆうべの打上げから深夜のチャットでも続いた感想戦で、当然今日のステージの予想の話題が出る。顔ぶれとテーマ、人数からどの曲をやるかはだいたい読める。さらに昨日のステージから演繹して、演出の予想もつきやすい。

  • 冒頭はたぶん25話のラスト「わたしたちシンデレラガールズです」から(あたり?)
  • できれば純白のシンデレラ衣装がいいなぁ(はずれ)
  • たぶん衣装替えはあるよね。個別衣装から共通衣装へ(あたり)
  • TPは2F部分を使うかな。いやでもスクリーン使いたいから1Fでしょう(あたり)
  • ゲストはもう、なくてもいいよ。この顔ぶれならそれだけで勝負できる
    • でももし来るならニュージェネを導いた楓さんでしょ(あたり)
    • じゃあkwsmさんも呼んでNocturne演ってもらわないと(あたり)
  • ただ新曲がアニメとリンクしないんだよね。もしかして二部構成では?(あたり)
  • みくにゃんが舌をかんでステージが血の海に(はずれ)

とまぁこんな感じで、サプライズも含め、ほとんどの構成が事前に読めていた。「演出が先読みできたおれ、すごくね?」と言いたいわけではない。予想通りにもかかわらず、すべてにおいて想像を超えるパフォーマンスが繰り広げられたのがすごいのだ。満足を通り越してもはや語彙がない。ほんともう、なんなの? ただの声優ライブじゃなかったの、アイマスって?

詳細レポートは中里キリさんのを参照。これのおかげで自分は好きなことだけ書ける(笑):

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story(初回限定生産)[Blu-ray]
シンデレラガールズ
日本コロムビア
¥16,479

最初のトピックはやっぱり衣装かな。正直、この顔ぶれを見間違えることはないから共通衣装でもいいとは思ってたんだけどさ、実物をみたらコロっと意見がかわったね。とくに卯月、凛、 智絵里、 奈緒あたりがそのまんますぎてくらっとした*1。ちょっとずつ違うのに雰囲気がみごとにマッチしているCI、3人並んで歌う姿を見るのが待ち遠しくなるTP。どれも、はなから声優にも着せるつもりでデザインされた4th共通衣装とは違う、ゲームの中だけの衣装だったはずなのにこんなに似合うなんて、本当にいい仕事だよ。

冒頭のStar!!をひと声聴いただけで「あ、違う」と感じた。みんな、これまでよりずっと声が出てる。とくにるーりぃと奈津ねぇ、地声とはだいぶ違う発声をしてるはずの2人の声の伸びがぜんぜん違う。この日のために相当な練習を積んできたなぁとわかって嬉しくなる。

ついに揃ったLOVE LAIKA。さらに終盤"ラブランコ"になってからのLEGNE。 Wonder goes on!!は正真正銘の完全形だし、 ØωØver!!はまさかの Heart Beat Version。このチャンスにやれること全部やったるという欲張り構成が、嫌味なくスムーズにつながる不思議な、夢のような幸せ空間。

そして(ため息)、 Trancing Pulse。ここから3曲はサイリウム振ってた記憶がない。そりゃぁ3人揃ったのはすでに聴いてるけどさ、この衣装だよ? しかも、いつもは楽しそうに笑っているまつえりが、真顔なんだよ。緊張してるというより、歌とダンスに全力をそそいでるから笑ってる暇なんてないって感じの集中した顔つきだ。むしろ渕上様の方が楽しそうに笑っている。

個人的にはサプライズでもなんでもない、予想通りの「こいかぜ」だが、地鳴りのような重低音のイントロではさすがに鳥肌が立った。TPのあとを受けとめられるバラードがあるとすれば、数あるシンデレラの中でもこの曲しかない。1st以来の感動にひたる間もなく、続いてNocturne。これも予想通り、期待通りだけど、kwsmさんその衣装なの!?(笑) たしかにアニメ準拠だけど、それでNocturne歌うのか。笑っていいのか泣いていいのかわかんねーよ(笑)。いや、もちろん大満足。「セッション」と呼ぶにふさわしいノリノリのショーだった。この流れ、かりに事前に詳細に知らされてても脳がグズグズになるくらい好き。

そのあと着替えて登場したCPメンバが、3rdの衣装で驚く。いやそれよりさ、楓さんとkwsmさんを衣装替えの時間稼ぎに使うのかよ!!!*2 なんて贅沢なライブだ。346プロすげーな。楓さんがアニメで発したそのままのダジャレでラストスパートが宣言され、時計を見なくても「早すぎる」とわかる。時間はまだたっぷりあるはずだ……というか新曲がまだじゃん。とここで二部構成という予想が確信に変わる。もっとも、まさかテーマまで変えてくるとは思わなかったけど。

前半最後の記念撮影は、このためにわざわざ3rdの衣装にしたとわかるし「ああ、本当にアニメのストーリーはここで終わるんだなぁ」という感慨ひとしおで、そのあとのオフボーカルGOINでしみじみする時間まであったものの、あとからよくよく考えるとあの短時間にスムーズに集合して各自ポーズを取るなんて、どんだけ緻密なフォーメーションだよと愕然としたり。で、GOINのあとさらに一曲分の待ち時間があってピンとくる。「あ、着替えタイムだ。」 残るはソロ新曲ばかりなので、また個別衣装に戻してくれてもいいのになとは思ったが、普通に4th共通衣装でしたな。今回のライブで残念ポイントがあるとすればここだけだけど、せっかく作った新しい共通衣装で〆ないというのもありえないので納得はできる。VRの新衣装にするという案もあったと思うが(笑)。

ここからの9曲連続はいろんな意味で死んだ。まず足腰が死んだ(笑)。いや終わるまで死んでることに気づかなかったけどさ。 SUPER LOVEには一皮むけたのじょを感じたし、 NUDIEでは本物のカリスマが降臨した。 おかしな国のおかし屋さんは笑いっぱなしだったし、 Sparkling Girlではロックアーティスト李衣菜の姿がみえた。固唾を呑んで見守るニャンスペは大成功だったし、最後のニュージェネの3曲はアニメ後にそれぞれの道を歩みはじめた未央・凛・卯月の姿がそこにあった。各自がおのおののスタイルで「去年までの私ではない」と宣言しているように見えたし、まさにそのとおりだと感じた。振り返れば、最終日にはスクリーン上に3Dモデルのアイドルたちは一度も登場していない。映像の力を借りなくても進化した姿を示せる、おれたちが育てたアイドルは本当にすごいな!


打上げでは新宿で「レモンタルトを食べられる飲み屋」という高難易度の条件で探すも撃沈し(ひとつ見つけたけどいっぱいで入れず。品川のアンナミラーズでは速攻で売り切れたらしい)、手近な居酒屋に入った。今日は8人。みんな満足そうでいい顔してたよ*3。ただひたすら楽しいだけの4公演だった。シンデレラは急成長しすぎて油断してると置いて行かれそうになるけど、追いかけるだけの価値はある。そう確信できるだけの体験をした。またしばらくはSSA病が治らんだろうなぁ。

で、終電ギリギリで店を出たら、地面が濡れていた。渕上様……。

Tags: idolm@ster

*1 奈緒と莉嘉がへそ出し組に追加(笑)。

*2 このときのMCで武内くんが楓さんを呼び捨てにするという事件があったことは記録しておく必要がありますね。

*3 もっぱらの話題は「ついに名前を出せるようになった熊ジェット先生」だったけど(笑)。←「劇場」アニメ化の話


2016-10-15(土) [長年日記]

シンデレラガールズ4thライブSSA Day1のライブビューイングに行ってきた

今日のパンフレット

神戸公演からひと月半、いよいよSSA 2days開始。現地チケットなんてもう、まったく取れる気配もなく、今日も明日も新宿バルト9。この4thライブ、おれにとってはもはや「新宿公演」と呼んだ方が良さそう。わさますでも明日に一枚当たっただけでほんと競争率が異常だよ。SSAのアリーナモードじゃ足りないのわかってるんだから、最初っからスタジアムモードでやってくれ……と思わなくもないが、今日のキャストの多くはアイマスライブ初心者なので、さすがにそれはかわいそうか。

SSAの顔ぶれが発表されたとき、初日があまりにフレッシュなメンバだったこともあって「どうせ当たるならこっちがいい」なんて声もあったくらい。神戸で一回経験積んだとはいえ、いきなりSSAに放りだすなんて、ほんとアイマスはスパルタだ。事実上の1stライブをもう一回観られる贅沢よ。とはいえ現場はムードメイカーのまっこや姉御肌のねこさんが引っ張ってくれるだろうし、先輩がいないせいでかえって結束が高まってるなんて事前情報もあるからそんなに心配はしていない。きっと驚くようなステージを魅せてくれるはず。

詳細レポートは例によって中里キリさんのを参照。なんと全曲コメント(笑):

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story(初回限定生産)[Blu-ray]
シンデレラガールズ
日本コロムビア
¥16,479

ちひろさんの注意事項のあと、前説がもりくぼ、よしのん、しゅがは、三船さんで、いきなり大喜び。神戸のときから、今回出られなかったアイドルに少しでもスポットを当てようというスタンスがすごくいい(伏線)。次はきっと彼女たちが活躍するのだ。

神戸からさらにゴージャスになったステージ上の城がライトアップされたあと、今日の24人のアイドルたちが登場して本日最初のびっくり。全員違う衣装だ!! とうぜん神戸と同じ衣装だと思っていたから腰がぬけるほど驚いた。いやでも、これはいいアイデア。今日のメンバは新顔が多いから誰が誰だかわからなくなりがちだけど、見慣れたイラストの衣装をまとっていれば一発でわかるもんな。2次元アイドルの衣装を立体化するとどうしてもイロモノ感が出てしまうけど、それを上回る嬉しさがある。

中でも突出した本人っぽさがあったのがしきくんの飛鳥。さすがレイヤーやってるだけあってポイントの押さえ方が完璧。もともと髪の色が近かったし、エクステつけるだけで似るのに、そのうえ衣装がほぼ完全再現だもんなー。ソロ曲も雰囲気たっぷりで、共通衣装では絶対にこのパフォーマンスはなかったと思う。

そうそう、シンデレラには長らくへそ出し担当(?)*1がいなかったんだけど、個別衣装導入でなし崩し的に数人がへそ出しになってたのには笑った。そんな「ちら見せ」セパレート衣装はしきくん、ななみん、すずえり、麻夏。中でもリアルアイドルとしても勝負できるルックスのななみん、じつに素晴らしかった。モバマスを始めた当初、一枚だけ持っていたSRがイベントでがんばって集めた唯の水着のヤツだったこともあって唯には思い入れがあるから、ことさら嬉しかったねぇ。とはいえ、ななみんは衣装よりもRadio Happy!! 今日、聴きたかった曲を一曲だけあげろときかれたら即座にRadio Happyをあげるくらい、最近のシンデレラ曲の中でも出色の中毒性を持つこの曲を生で聴けて感激ひとしおだ。出だしのダンスフォーメーションでびっくりさせてからのクラブ空間。いいステージだった。

あと衣装が似合ってるなーと感じたのは、あっさむとあじゅじゅ。あっさむの衣装はフレデリカのカードの中でも一番好きなヤツなので特別に嬉しい。後日書かれたブログに載ってる写真がフレデリカのカメラロールにありそうなのばっかりで、ルックスは似てないのにこの本人感はなんなんだという。早苗さんらしいミニスカポリス衣装のあじゅじゅも、ちょっと童顔なあたりがよく似ていて雰囲気バッチリ。ミニスカポリスなのにデザインと素材のおかげで下品な感じになってなくて、衣装デザインGJだった。

あー、書きたいことがいっぱいあってまた時間が……。今回も3rdと同じHotel Moonside→in factの流れがあったんだけど、これがもう、またもやすごかった。Moonsideは例のロングイントロを、真っ白なスクリーンをバックにシルエットだけで踊るんだけど、奏の映像になったり飯田氏の影になったりと、2次元と3次元を行ったり来たりの演出がすげーの一言。そこから、しきくんとちっすーを加えた3人体制で歌うんだから、3rdよりグンとギアをあげた感じでテンション上がる上がる。3rdでは消えてしまいそうな儚さを表現していたin factは、今回はありすの成長をうかがわせる、決意を秘めたようなしっかりした歌声で、さすが亜美菜は巧者だねぇ。

神戸にも出てない正真正銘の初登場は、しもしーとあっちゃんだけかな(ことみんはイベントで歌ってたはずだし)。しもしーの衣装には黒帯がアレンジされていて笑ってしまった。 二人とも表情は硬かったものの歌声はしっかりしていて、たいしたもんだなー、という印象。しもしーは歌手デビューも決まってるし、もともと舞台度胸はあるのだろうか。表情の硬さをメイクでうまいこと和らげてあげればいいのになー、とは思ったな。神戸から感じていたけど、今回の公演、どうもメイクをこれまでの舞台メイクからナチュラル方向に転換したっぽくて、華やかな顔立ちの人はそれでも充分美人さんだけど、薄めの人はもうちょいなんとかしてあげて……と何度か思ったね*2

あと、サプライズゲストのことは書いておかねばなるまい。エスパーゆっこがtkttを召喚したときは、誰が出てきたのかほんとうにわからなくて、そもそも予習の範囲外だからイントロすら記憶にないというありさま(CuPだが幸子Pではないので)。最初に思い浮かんだのは別会場でLVを観ているわさますの幸子Pのことだったんだけど(笑)。おそらくだれもが、幸子のライブ参戦はあきらめかけていただろうしなー。いやー、リアルアイドルでしたなぁ。

もう一人くらいゲストが出てもおかしくないよねという空気の中、Tulipで美嘉が、純情でなつきちが残念ながら映像出演のみと完全に油断した状況下でこんどはハイファイのセンターに久野ちゃん登場。久野ちゃんの顔は視認できるはずなのに、これもなにが起きてるのかしばらく理解できず。あー、びっくりした。その後ソロ曲もやって、かくしてアイマス動物園はミリオンに先んじてシンデレラが開くことになった*3。そうそう、衣装とメガネで春菜の再現度が高かったみつやす、ちゃんと肉球付きの白い猫手袋をはめていた。さすが。

今日わかったことは、忙しくてライブには出られないんじゃないかって人でも一曲だけ歌いに出てくれるかも知れないってことと、事前になにを予習すればいいかまったくわからなくなったってこと! ひー。でもとにかく人数の多いシンデレラとしては、さまざまな救済策を講じてくれているってことなので、絶望するのはまだ早いってことだね。

で、最後の「アイマスですよ、アイマス!」コールがなんとちょこたん! たしかに今日のキャストの中ではいちばん経験積んでるけど、どうみてもマスコット的存在なのに(笑)。普段よりやや間延びした、ほんわかしたコールで不思議な感じ。ちょこたんの衣装の再現度もすばらしく高かったし、2つの新曲、Bloody Festaでロックなのにかわいいし、Lunatic Showはぴょんぴょん跳ねるダンスがこれまたかわいいしで、小梅の新しい魅力が見られたよねー。

いやー、それにしても面白いライブだった。最後の挨拶で誰も泣き崩れたりすることもなく、先輩たちが築いてきた土台の上で自信をもって実力を発揮できたからかなーと思う。明日は、当然これを超えてくるわけだよな。すごいプレッシャーなのは当人たちがいちばんわかってるはずだけど、それを跳ねのけてまちがいなく超えてくる。めちゃめちゃ楽しみになった。


終わってみれば4時間半近くが経過していて(途中休憩なし)、人数多かったとはいえ無茶するよなぁ。わさますプロは全員LVだったので都内に分散していたから、池袋に集合して10数人で打上げ。今日はとくに食材の指定がなかったので(←指定とは)普通の居酒屋に入ってしまったが「(初演の恋のHamburg♪つながりで)ハンバーグを食べるべきだったのでは?」と気づいたときは後の祭りである。

Tags: idolm@ster

*1 765ASではあっきー、ミリオンはMachicoが布面積少なめの衣装。さすがにあっきーはもう出さないと思うけど。

*2 という話を終演後の感想戦でわさます内の女子としていた。他の男性Pたちの反応はなかったが、みんなどう感じてたんだろうね、あれ。

*3 仁奈(シンデレラ)と環(ミリオン)の持ち歌がどちらも動物テーマなので、どっちが先にライブで披露するかという予想が一部で盛り上がっていたのである。

関連する日記: 2016-10-16(日)

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