2016-10-22(土) [長年日記]
■ AVTOKYO2016へ行ってきた
今年のCODEBLUEはうちの若い連中(というほど若くないけど)に任せたので、今年はAVTOKYOだけ参加。セキュリティ系イベント、ひさしぶりだなぁ。
少し前に騒々しい場所での隠れ難聴(GIGAZINE)なんてのが話題になっていたけど、おれはたぶんこれで、しかもAVTOKYOはまさにそういう場所なので、知り合いに出会っても会話にならんのだよなぁ(笑)。まぁおとなしくしていよう。
今回はうちのメンバが発表するので、とりあえずはそれを見届けるのが今日最大の目的。発表用に主催側から借りたPCがメモリ不足でなかなかつらそうだったが*1、ぶじに終わってよかったよ。
バウンティハンターとして稼ぐ話がふたつもあって、流行ってるんだなぁと思ったし、腕に覚えがあるなら楽しいだろうなぁ。もちろん、かなり地道な努力とニッチを見つける勘や経験が必要で、思いつきで参入して簡単に稼げるものではないわけだが。
Nmapの話にはレガシーコードのメンテナとしてニヤニヤしたり、House of Einherjarの濃すぎる話にクラクラしたり、バリエーションに富んでいるけど浅い話にならないのがAVTOKYOの魅力だなぁと思った。全貌を理解できる人はほとんどいなさそうだけど、初心者向けに妥協はしない感じ、プロフェッショナルが参加するカンファレンスとして正しいと思う。
*1 アルコールが入るときには支給PCを持ち歩いてはいけないという社内ルールが原因なんだけど、こういうときは困るよなぁ。もちろん自分のPCならいいんだけど。少なくとも主催者に借りるというのは双方に負担になるのでよろしくない。
2016-10-21(金) [長年日記]
■ Ubuntuで自作のAnsible Playbookが動かなかった
ちょっとゆえあってここのところ日中はLinuxデスクトップ上で生活している。サーバ用途では長年Debianを愛用していたが、デスクトップならUbuntuの方が(稼働実績も情報も多いし)いいだろうということで、16.04LTSを入れてみている。
「なんか何もしてないくてもやたらとCPU食ってるプロセスがあるな。うはっ、これが悪名高きUnityか」なんて洗礼を受けつつも、おおむね日常生活ができるくらいには環境が整ってきたところ。というか、普段の開発環境なんてansible-playbook一発で作れるし、とかなめていたら、そもそもそのplaybookが動かなくて難儀したのだけど。
原因は自作のモジュールが古い仕様に基づいていたため。Python依存にしたくなかったためシェルスクリプトで書いてあるんだけど、返り値の書き方がこんなの:
echo "changed=1" echo "rc=0"
例によってネットでググッて見つけた書き方だけどこれはどうしようもなく古くて、UbuntuのAnsible 2.0ばかりかDebianの1.7ですらJSONでこう返すのだ:
cat <<JSON { changed: true, failed: false } JSON
ネットには古い情報が残り続けていることを肝に銘じているつもりなのにいつも忘れて、公式ドキュメントを参照しなかったおれが全面的に悪い。もういいかげんにしろって感じだ。
なお、sudoディレクティブも廃止になってbecomeに代わっているが、これはAnsible 1.9からなのでDebianが新しくなるまではこのままsudoを使う予定。