2016-03-01(火) [長年日記]
■ 宅配トラッカーへの登録を自動化した
すでに一ヶ月くらい運用してるんだけど、おおむね安定してるっぽいので日記に書いておくことにした。
これまで宅配トラッカーへはAmazonなりから来た配送メールを見て、伝票番号をコピペしていたんだけど、ここを自動化したらもう便利で便利で。まぁ前も書いたように宅配トラッカー自体が冷静に考えればたいして便利というものではないのだが、それはそれとして。
メールはGmail (というかいまはInbox)で読んでいるけど、じつは受信はさくらのレンサバで行っていて、それをGmailに転送している。さくらではメールの配送にmaildropを挟んでいるのでこれを使えばいい。
さくらの $HOME/Maildir/メールアドレス/.mailfilter に宅配トラッカー付属のmailfilterを追加して、RUBY、PTT、TTID環境変数を自分に合わせて書き換える。
- RUBY: rubyのパス
- PTT: post-takuhai-trackerコマンドのパス
- TTID: 自分の宅配トラッカーページのパス部分 (ランダム文字列のところ)
PTTに設定した post-takuhai-tracker を同じホストの適当なパスにおけばOK。いちおうAmazonとヨドバシに対応してる*1。
メールに気づかなくても(最近あんまりメール見ないしね)勝手に宅配トラッカーに登録されるので、気がつくと「配送中」なんてメッセージがPushbulletから届いたりして、だいぶいい感じだ。というかCINDERELLA MASTERの第9弾が届いたっぽいので今日は早く帰っていいですかね……?*2
2016-02-29(月) [長年日記]
■ デレステでやっとSSレアが出たよぅ
長らく日記をつけていると、4年前の今日初めてソシャゲに課金したというどうでもいい情報がわかるわけだが、同じうるう年の2/29である本日、ようやくデレステでSSRが出た。未央~~~
まぁこれまで出なかったのはあたりまえで、サービスイン直後をのぞいて最近はぜんぜん課金してないからだけどな。去年の10周年関連で赤字に転落して以来、なかなか経済状況が好転しないものだから(ライブばっかり行ってるからである)、デイリー60すら回せる状態に復帰できないのだった。もうちょっとかかるかなぁ……。
ちなみに今回の目的だった亜子(とさくら)はちゃんと出たので、前にでていた泉と合わせこれでNWが揃ったよ。そろそろこの3人に声をつけてくれてもいいんじゃないかね、バンナムさん。
2016-02-28(日) [長年日記]
■ 「The Martian (火星の人)」は原作つき映画のお手本だ
(例によって邦題の原作レイプっぷりについては何も書く気になれないので原題を使います。というか「火星の人」のなにがいけないのか……)
先に映画を観に行くつもりだったのに病気になってしまい、待てずに先に原作を読んだ上にいたく気に入って、主人公に感情移入しまくりな状態で実写映画を観に行く……という、典型的な「腹を立てて帰ってくる」パターンですねこれは!(笑)
……と思っていたのにぜんぜんそんなことなくて、大満足でしたよ。いやー、いい映画だこれは。というか、小説を映画化するにあたってのお手本のような作品だった。映像化ってこういうことを言うんだよなぁ。
もちろん、文庫本で上下巻になるような長い話を、長尺とはいえ2.5時間以下に収めるにあたって、削られたシーンは数知れず。とくに終盤は原作の設定を大幅に曲げてまでエピーソードをかなり大胆に落としている。観ていて「え、あれを削っちゃうの!?」というツッコミどころは次々と出てくるわけだけど「じゃあ代わりにどのシーンを削る?」と自問すると答えは出ないわけで、それくらいギリギリまで上手く削った結果だとわかる*1。逆に大事なエピーソードはそうとう丁寧に描いていて、とくに冒頭、船長が最後までワトニーの救出を諦めずに奮闘するシーンが長々と撮られていたのは感心した。あれがあるのとないのとでは、ラストの重みが大きく変わってしまう*2。
逆に映像化ならではなのが音楽で(映像ちゃうやん)、原作では単に「船長が持ち込んだ古いディスコミュージックしかなくてひどい」という描写にすぎないところが、ちゃんと文脈に合わせたりダジャレになってる選曲がされていてかなり笑える作りになっている。「秘密のケンミンSHOW」みたい。とくに「ホットスタッフ」あたりは笑いをこらえきれなかった。原作ではワトニーが頻繁に発するFワードが映画では使えないので*3、その代わりに雰囲気を明るく保ついい演出になってた。
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もちろん映像も、ちゃんとその効果を考えた上で原作をアレンジしていて、たとえばじゃがいも畑は原作だともっと分散していて雑然としてるはずなんだけど、あえてハブの中に広い空間を用意して畑っぽく見せている。あれで達成感がすごく上がってた。上手い*4。あとパスファインダーのパラシュート発見から掘り起こすまでの流れ! ゾクゾクっとしたね!!
そんなわけで、原作つきでもがっかりしないちゃんとした映画って作れるんだなぁ、ということを再確認できた。原作と映画、どっちを先に読んでも / 観てもまったく問題ないのはすごい。そんなの抜きにしても最高にクールなSF映画だった。大満足。
蛇足: ミンディが想像通りのかわいいメガネっ子でたいへんよろしかった。ラストでメガネ外しちゃってたのは残念だが。あと中国側の女性が、支援決定を聞いた時の表情がすごくいい演技だった。