2015-06-25(木) [長年日記]
■ tDiary: ツッコミをPushbulletで通知するようにした
日記を移設*1してから、しばらくツッコミメールが未対応だったんだけど、IDCFクラウドはSendGridが無料で使えるので、ありがたく使わせてもらうことに。
HerokuでもSendGridプラグインを使っていたので、そのIDとパスワードが入っていた環境変数に、新たに(IDCFクラウド用に)作ったアカウント*2のID/パスワードを指定するだけでスムーズに移行できた。とはいえ生パスワードというのもキモチワルイから、WebAPIを使うようにすべきなのかもなぁ。
でもなー、これもただの通知だし、別にメールじゃなくていいよな。ということでこないだ使ったPushbullet通知を応用してtDiary用のプラグインを書いた。メール通知用の各種プラグイン(comment_mail-*.rb)の代わりに有効にして、Access Tokenを指定するだけで、メールの代わりにPushbulletで通知してくれるようになる。メールよりはるかに即時性があって良い良い。
2015-06-24(水) [長年日記]
■ 「エンジニアのための法律勉強会#5」へ行ってきた
受託をやってる人たちの勉強会なのかなー、と思っていた「エンジニアのための法律勉強会」が、今回は『OSSのライセンスと、コンテンツやソースコードの著作権』というテーマだったので申し込んでみた。場所は茅場町のCO-EDOというコワーキングスペース。初めて。
講師は『知る、読む、使う! オープンソースライセンス』でおなじみの可知さんと、この勉強会の講師役(?)である弁護士の野島さん。野島さんのしゃべり方がすごく「想像上の弁護士」っぽくて面白かった(なんだそれ)。
内容的には可知さんの著作にあるようなOSSライセンスをとりまく話題に、野島さんが専門家として解説をかぶせてくるという感じで、すでに知ってる話題もありつつ想定外の話題もありでなかなか勉強になった。
とくに「OSSライセンスは契約か否か」という話は良かったな。最近、ライセンスを契約ととらえて(つまり不用意に使うととても危険なシロモノとして扱う)、OSSコミュニティへの参加を非常に限定的にしたがる人たちとバトルしたことがあって、ちょうどこのあたりがもやもやしていたのだ。
じっさい法律家からみると双方の合意がないんだから厳密には契約でも約款でもない、せいぜい裁判で一種の「抗弁」として使われるくらいのものではないかという解釈なんだとか。もちろん契約に準ずるという意見もあるそうだけど、OSSにまつわる裁判がなかった日本では判例もない状況で、結論は出ていないとか。面白いねぇ。これを契約と信じて過剰に防衛的なガイドラインなんか作っちゃうと、ビジネス的にデメリットになるってことじゃなかろうか。トークの中でも「許可を取るな、謝罪せよ」の話が出ていたけど、まさにそれだ。
というわけで、判例つくるためにもバンバン使ってどんどん裁判起こせみたいなニュアンスのことを言われたような気もするが(笑)、まぁ日本人は裁判嫌いだからなぁ。しないで済むならそっちで済まそうと考える人たちが多いと、なかなか理解が進まなそうではある。オープンソースという言葉が生まれてから何年たつんだよって話だが。
ところで平日夜の勉強会ではいつも思うんだけど、ほんの2、3時間程度しか使えない以上、もうちょっと参加者に前提知識を求めてもいいんじゃないかと思うんだよなー。
今回の話だって「可知さんの著作は読んでおけ」って宿題にしておくだけで(PDFでたった150ページだ)、ずっと濃い話をできたと思うし。詳しい人の話を、持ち時間いっぱいにつかっても浅いところしか話してもらえないの、ほんとうにもったいないと思う。続きは懇親会でと言われても、自分のように家が遠くて翌朝に影響でないように早めに帰らないといけない人は途中で切り上げなくちゃいけなくてつらい。
2015-06-23(火) [長年日記]
■ この日記をIDCFクラウドに移設した
1月にHerokuに移設したこの日記だが、Herokuの料金体系の変更に伴い、IDCFクラウド上に移設した。まさか5ヶ月で移転することになるとは思わなかったが、tDiary本体やプラグインの対応はHeroku移転時にがんばったので、そっちに関してはとくに苦労もなく。
いちばん苦労したのはIaaS上に環境作って、初めてjailingの中で動かすサービスの制御をする部分を、これまた初めてAnsibleで書く部分だったりして。基本的にサーバに手動でsshすることなく、すべてリモートからコマンド叩いてセットアップから運用までできるようにしたので、まぁいい勉強になった……というかこれ以上がんばるとDockerの再発明みたくなってしまうのでほどほどにしよう。
フロントエンドにnginxのreverse proxyを立てて、後ろに任意の数のtDiaryを動かせるapp serverを立てたので複数tDiaryをホストできるようになったけど、他の日記の移設はようすを見ながらぼちぼちやろう。IDCFクラウドは標準でファイアウォールがあるのでこういう構成作るの楽でいいな(というほど他のIaaSを知らないけど)。
あとは……ツッコミメールか。SendGridの無料枠がけっこう大きいのでこれ使ってみよう。もしくはPushbulletで通知するプラグインを書いてもいいかも。
追記
と思ったらfeedが書き込めてなかった。tDiaryのディレクトリをrobindでマウントしたら、そりゃ書けないよなー。さてどうしよう(笑)。
さらに追記
あらかじめ書ける場所に作ったindex.rdfへのsymlinkをpublicの下に置くという逃げを打った。もうちょっとスマートな方法があれば良いのだけど。
◆ zunda [Yo!もありますYo! https://github.com/tdiary/tdiary-contrib/blob/..]
◆ ただただし [
(↑絵文字はじめて使った)]
◆ ただただし [そして thumbsup の alias である +1 が404になっている件……]