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ただのにっき


2013-10-11(金) [長年日記]

「情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢」に参加してきた(1)

[写真]昼会場の湯沢町公民館

5月の白浜に続く「セキュリティ業界の3つの温泉シンポジウム」の2番目、情報セキュリティ・ワークショップ in 越後湯沢へ行ってきた(お仕事)。白浜よりは1日少ない1.5日の日程だけど、東京からだと上越新幹線でほんの2時間程度なのでずいぶん近い。昼の部は正午から、のんびり開幕。

で、あまりにひどいと思ったので、のっけから苦情じみたことを書くよ。

白浜でも同じ傾向があったけど、どの発表も一部の例外を除きスライドの字が小さすぎて見えやしない。周囲の参加者やTwitter上での発言でも同じものが複数見られたのでおれの目が悪いせいではないと思う*1。おまけにそんな米粒みたいな文字をびっしり詰め込んで、頭から読み上げる発表者までいる始末。あまりにプレゼンの初歩的な部分がクリアできていないので、ちょっと唖然としてしまったよ。無料の勉強会ならいざしらず、みんな少なくない参加費と交通費、宿泊費まで工面して湯沢まで来ているのに、このレベルの発表を見せられるのはひどいと思う。内容についても『情報セキュリティ対策2.1~「考える情報セキュリティ」へのステップ』というテーマに沿ったものがどれほどあるか……。

とはいうものの、昼の部は別にいいのだ(いやぜんぜん良くはないんだけど、そうでも思わないとやってられない)。白浜でもそうだったけど、このシリーズのイベントの主役は夜。湯沢では車座会議と称して、複数のテーマに別れての(アルコール入りの)ディスカッションがある。今回おれはサイバー戦争のセッションに参加したのだけど、座長を務めたLACの伊東さんとだいぶ深い話ができたので、これだけで元が取れた。内容に関して車座会議はオフレコを徹底せよとのお達しなので何も書けないのだけど、そういう点でもUst中継のある昼の部とは一線を画す、現地に来なければ得られない価値があるわけだ。難を言えば、同時に複数の車座会議に出られないというところだな(笑)。

Tags: security

*1 おれもTwitter/Facebookに文句を書いたら「無意識に難読化してるのでは」とか「セキュリティ意識高い」なんてレスがあった思わず納得。って、そんなわけあるかーっ。


2013-10-10(木) [長年日記]

ラーゼフォン―時間調律師 (徳間デュアル文庫)(神林 長平)

「神林作品が読みたいなー」と思って書庫(バーチャルな方)を漁ったらこれが出てきた。神林長平にしては珍しいアニメのノベライズ作品。2002年だって、古すぎる(笑)。なんで未読だったんだこれ……ってたぶん、アニメの方を未見だったから後回しにしていたんだろうけど(そしていまだに未見のままである)。

ノベライズといっても原作とはストーリーも設定も相当違っているらしく、そのあたりは空気を読まずに好き勝手にやったっぽい雰囲気が出ている。とはいえ舞台装置はそのまま使っているわけで、そのあたりの不整合というか、遠慮というかが垣間見えて、どうも踏み込みが足らない。ロボットアニメ側に寄るでもなし、神林作品に寄るでもない中途半端さが最後まで抜けきっていなくて、正直あまりおもしろくなかった。

Tags: book

2013-10-09(水) [長年日記]

多賀城市へ

(ぜんぜん写真撮らなかった)

仕事で多賀城市へ日帰り出張。普段の出勤時間と同じくらいに家を出て、大宮から東北新幹線に乗ったら昼前には仙台だよ。近いなぁ。ちなみになんだかんだで都合がつかなかったこともあり、3.11以後、初めての東北入り。

仙台で牛たんを食べたあと、仙石線で多賀城へ。駅から徒歩20分ほどにある仕事先の周辺は3.11の頃に2m近い津波が襲った地域で、電信柱に「ここまで水がかぶった」マークが貼ってあってなかなか恐ろしい。さすがに何年もたつのでざっと見た感じでは被害が残っているようには見えないのだが、よく見ると建物の壁の2m付近でペンキの色が微妙に違っていたり、いかにも「急いで建てました」風の建物が唐突に現れたりする。もちろん、閉店しっぱなしの商店も少なくない。

不思議なことに、標高がそんなに変わらないはずの駅周辺ではまったくそういう津波の被害は見えなくて、ほんの数ブロックでこんなに違いが出るのがすごく不思議だった。

そんな、仕事先と駅の間を往復するだけの東北行なのだった。帰りにはもちろん萩の月を家庭用土産に購入。


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