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ただのにっき


2013-10-10(木) [長年日記]

ラーゼフォン―時間調律師 (徳間デュアル文庫)(神林 長平)

「神林作品が読みたいなー」と思って書庫(バーチャルな方)を漁ったらこれが出てきた。神林長平にしては珍しいアニメのノベライズ作品。2002年だって、古すぎる(笑)。なんで未読だったんだこれ……ってたぶん、アニメの方を未見だったから後回しにしていたんだろうけど(そしていまだに未見のままである)。

ノベライズといっても原作とはストーリーも設定も相当違っているらしく、そのあたりは空気を読まずに好き勝手にやったっぽい雰囲気が出ている。とはいえ舞台装置はそのまま使っているわけで、そのあたりの不整合というか、遠慮というかが垣間見えて、どうも踏み込みが足らない。ロボットアニメ側に寄るでもなし、神林作品に寄るでもない中途半端さが最後まで抜けきっていなくて、正直あまりおもしろくなかった。

Tags: book

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