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ただのにっき


2012-02-24(金) [長年日記]

Synclyさようなら。写真の転送がDropboxアプリ単体で可能に

ほんの2週間前に、Androidで撮った写真の自動転送にSynclyを使うようにしたと思ったら、今日になってDropboxアプリのアップデートがあって、写真の自動転送機能が本体に取り込まれてしまった。あのときはまだ「Experimental」ってステータスだったのに!

というわけで、短いあいだだったけどSynclyにさようなら。わざわざこれのために専用のDropboxアカウントまで取ったのに(見ず知らずのベンダーにDropboxの中身を全部開示するほどお人好しではないので)。

もっとも今回のアップデートでDropboxアプリもずいぶん肥大化してくれたものだから、Desireの残メモリはさらに厳しくなったのであった。そろそろ機種変を視野に入れないとなぁ。

Tags: android

2012-02-23(木) [長年日記]

結局、「無料の電子書籍」ばかり読んでいる

ブックリーダーにKindleを選択した時点で、読めるのは自炊本か英語の本しかないというのはわかっていたけど(本当に4月から日本でもKindleをサービスインするのかね?)、国内の電子書店はどんどんDRMをキツくする方向に進んでいて、日本の電子書籍の未来はお先真っ暗と言わざるを得ない*1。何度でも書くけど、書店や出版社の寿命に依存した電子書籍は、たんなる「貸本」だ。レンタルならCDに準じて定価の1/10くらいにしてもらわんと、買い手としては割りに合わない。

で、そういう不自由な「電子資本」を避けてとおっていると、けっきょく行き着く先は無料のWeb小説になってしまう。最近よく漁っているのが、星海社が運営するラノベ主体の最前線と、小説からエッセイ、ノンフィクションまで取り揃えている集英社のレンザブロー(レンザブローで連載中の「ゼロ!」はすんごく面白いので超オススメ!)。あとはもちろん、忘れちゃいけない青空文庫

「最前線」も「レンザブロー」も、いずれもHTML/テキストベースなので検索やコピペ可能、いろいろ加工もできてたいへん扱いやすい*2。ルビもrubyタグできちんと実装されていたりしてね。特に「最前線」はHTML5を使ったかなりまっとうなHTMLで、名前のとおり最前線を行っている。ビジネスモデルが違うとはいえ、ボイジャーのBinBみたいに同じ「HTML5」を謳っているくせにコピペも検索もできないのとはずいぶん違う*3

普通のWebページだからSend to Kindleみたいなサービスを使ってKindleに送ってもいいが、やはり「本」としてまとまった形にしたいので、簡単なスクレイピングをして青空文庫形式に変換後、いつものように青空キンドルで縦書きPDF化してから読んでいる。一連のスクリプト、せっかくなのでgem化した:

% gem install aozoragen

なんにせよ、こういうチャレンジをしている出版社はちゃんと応援したいので、「有償だけどDRMフリー」みたいな形に踏み込んでくれないかなぁ。払う気満々なんだけど、おれ。先日高橋さんがHTML5とか勉強会で話したネタに「電子書籍は有料化したWeb」という話題が出てくるけど、ほんと、有償化とDRMが一体化している現状では、電子書籍になってもかえって不便になっていいところがひとっつもない。有償化とDRMは切り離して欲しいものだ。

そういえば、ついに日本のiTunes Storeで全楽曲がPlus対象になった(つまりDRMフリー化した)けど*4、iTunes Music Storeが日本に上陸したのが2005年の8月だから、音楽がDRMフリーになるまで7年の歳月がかかったということだ。てことは書籍がDRMフリーになるまで、(電子書籍元年から数えて)あと5年くらいかかるのかねぇ。それまでに出版社が潰れないといいけど……。

Tags: ebook

*1 もちろんご存知のとおり技術系出版社の多くはDRMフリーへの道を歩んでいる。素晴らしいことだ。

*2 レンザブローは一部コンテンツがFlashだったり、HTML版もブラウザ上でのコピペが禁止されていたりして、なんだか煮え切らないところが残念だが。

*3 最先端技術を使って「あえてユーザを不自由にする」のはなんか間違ってるよなぁ。

*4 当然、Amazon MP3で扱えるレーベルもiTSと同数になると期待している。期待していいんだよね?


2012-02-19(日) [長年日記]

リストウォーマーを編む(2)

[写真]袋編みで親指をつけた

1週間前に始めたんだけど、平日の夜はあまりはかどらなかったこともあって、ようやく片手が編みあがった 実際は筒状に縫いあわせて完成なのだけど、右手用をサイズを合わせながら編むのでそれは最後の工程。それにしても細い毛糸は目に厳しい!

今回、親指の部分を筒状に編むにあたって、袋編みという輪編みとは別のやり方にチャレンジしたのだけど、モヘアっぽい毛羽立った毛糸でしかも細いこともあいまって、最初の目を拾うところからして大苦戦で、その後もうっかりすべり目をすべきところで裏編みをしてしまうなど、おっちょこちょいのおれにはなかなかハードルが高かった。これは使うシチュエーションを間違えると大変だなぁ。

というわけで、相変わらず「アップで見てはいけない」作品である。まぁいいんだ、自分用なんだから。

ところでこの写真を撮っていたらドーラが寄ってきて、いきなりガブッと噛み付いた。グスタフだけじゃなくてドーラもウール好きか! というかこの糸はアルパカなのでより野生の血が騒ぐんだろうか? 危ないなー。

Tags: knit

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