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ただのにっき


2012-02-19(日) [長年日記]

リストウォーマーを編む(2)

[写真]袋編みで親指をつけた

1週間前に始めたんだけど、平日の夜はあまりはかどらなかったこともあって、ようやく片手が編みあがった 実際は筒状に縫いあわせて完成なのだけど、右手用をサイズを合わせながら編むのでそれは最後の工程。それにしても細い毛糸は目に厳しい!

今回、親指の部分を筒状に編むにあたって、袋編みという輪編みとは別のやり方にチャレンジしたのだけど、モヘアっぽい毛羽立った毛糸でしかも細いこともあいまって、最初の目を拾うところからして大苦戦で、その後もうっかりすべり目をすべきところで裏編みをしてしまうなど、おっちょこちょいのおれにはなかなかハードルが高かった。これは使うシチュエーションを間違えると大変だなぁ。

というわけで、相変わらず「アップで見てはいけない」作品である。まぁいいんだ、自分用なんだから。

ところでこの写真を撮っていたらドーラが寄ってきて、いきなりガブッと噛み付いた。グスタフだけじゃなくてドーラもウール好きか! というかこの糸はアルパカなのでより野生の血が騒ぐんだろうか? 危ないなー。

Tags: knit

2012-02-18(土) [長年日記]

T-POINTを取得するスクリプトをGistから移動

かれこれ2年も前に書いたT-POINTを取得するスクリプト、さくらのレンタルサーバ上のcronで毎朝動かしていて、調子のいいときはちゃんとKayac経由で毎朝Gmailにメッセージが飛んきてるんだけど、なければないで困らないこともあり、何かトラブルがあって届かなくなっても気づかないんだな、これが。今日も、poppenさんがパッチを送ってくれてはじめて「そういえば最近見なかったなぁ」と気がつくしまつ。

で、ちゃんと継続的に使ってくれてメンテもできる人がいるならいっしょにやりやすくすればよかろう。スクレイピングのスクリプトは継続的にメンテできないとすぐに陳腐化するからな。ということで、他のポイントサービスのデータも合わせてスクレイピングできるように元のGistからpoints-scraperリポジトリに移動、ついでにGem化した:

% gem install points-scraper

まだpoints-tpointスクリプトしかないけど、たぶん今後、楽天やANA用のをpoppenさんが実装してくれるはず(笑)。なお、自前の環境(さくらのレンタルサーバ)では、どうしたことかOpenSSL::SSL::SSLErrorが出て動かないのであった。あそこはFreeBSDなのでよくわからん。Herokuに移植するかなぁ。

それにしても、こうしてGistから正式なプロジェクトに昇格させたい場面でいい感じに引っ越せるようにならんかな、GitHubは。というか本当に断片的なもの以外は最初からプロジェクト化しておけってことだよなぁ。

Tags: tpoint

Bundlerを使ったGem作成メモ (自分用)

↑のgemを作るにあたって、(ほんの数カ月前にやったにもかかわらず)またgemの作り方をググって、「ああ、そういえばそうだった」みたいなことをやって馬鹿馬鹿しいので自分用にメモっておく。とにかくgemの作り方はここ数年でさまざまなツールが出ては消えていき、はっきりいってホビープログラマとしてはいちいち追いかけてなんていられない状況だったのだけど、最近はBundler一択っぽいのでこれでしばらく固定でいいやもうという感じ。

テンプレートの作成

Gitのリポジトリ作成からgemspecファイルの生成まで、ひととおりのテンプレートを作ってくれるbundle gemコマンドを使う:

% bundle gem hoge
      create  hoge/Gemfile
      create  hoge/Rakefile
      create  hoge/.gitignore
      create  hoge/hoge.gemspec
      create  hoge/lib/hoge.rb
      create  hoge/lib/hoge/version.rb
Initializating git repo in /home/sho/src/hoge
% cd hoge

もし既存のリポジトリを使う場合は……上で生成されたファイルをコピればいいのかな。ところで.gitignoreに「Gemfile.lock」が含まれている(つまりリポジトリには含めない)んだけど、これをリポジトリに含める場合と含めない場合の判断基準がよくわからん。tDiaryは含めてるようだが。

version.rb、gemspecなどの書き換え

ライブラリの場合はもう、libの下に必要なファイルが生成されているので、好きなように書き換えればよろしい。重要なのはlib/hoge/version.rbで、この中身がgemのバージョンになるので、アップデートのたびに適切なバージョン番号に書き換える:

% cat lib/hoge/version.rb
module Hoge
  VERSION = "0.0.1"
end

なお、コマンドの場合はbinの下に入れるが、それがそのまま実行されるわけではなく、gem installするとそのファイルへのruby的なラッパーが生成される点に注意が必要。つまり、バイナリのコマンドやシェルスクリプトを入れてもうまく実行されない。

それから*.gemspecを書き換え。最低限「TODO」と書かれているところは要修正。あと、同時にインストールさせたい依存gemなんかもs.add_runtime_dependencyを使って指定しておく。依存gemはGemfileに書くのも忘れずに。

あとはテストも書くといいですね(棒)。

gitへコミット

必要なものが揃ったら、commitできる:

% git commit -a -m 'first commit.'
[master (root-commit) 8a106b1] first commit.
 6 files changed, 41 insertions(+), 0 deletions(-)
 create mode 100644 .gitignore
 create mode 100644 Gemfile
 create mode 100644 Rakefile
 create mode 100644 hoge.gemspec
 create mode 100644 lib/hoge.rb
 create mode 100644 lib/hoge/version.rb

また、Bundlerがリモートリポジトリの扱いもうまくやってくれるので、GitHub上にリモートリポジトリも追加しておくべきである:

% git remote add origin git@github.com:tdtds/hoge.git

gemのビルド、インストール、リリース

BundlerがRakefileを生成してくれているので、それを使えばgemのビルド、インストール、リリースまでが行える。まずはビルド:

% rake build
hoge 0.0.1 built to pkg/hoge-0.0.1.gem

それからインストール:

% rake install
hoge 0.0.1 built to pkg/hoge-0.0.1.gem
hoge (0.0.1) installed

ちゃんとインストールできて使えるかどうか確認したら、リリース:

% rake release
    :
    :

バージョン番号でタグを打ち、リモートリポジトリへpushをし、rubygems.orgへの公開まで一気にやってくれる(ので、利用する側はもう「gem install hoge」を実行するだけで良い)。以降、メンテのたびにversion.rbを書き換え、rake releaseをすれば更新作業はおわりである。楽チンになったもんだねぇ。

Tags: gem
本日のツッコミ(全10件) [ツッコミを入れる]

Before...

hsbt [>開発はLinuxで運用がWindowsとかさ。 で >依存するライブラリが異なる場合 な場合は Gemfile で..]

さく [gem依存はGemfileに gemspec とだけ書くと、specから拾ってくれます。]

ただただし [> hsbt ようするに「lock」という名前が本質にふさわしくないからこういう話になるんだと自分の中では結論づけた..]

naruse [> OpenSSL::SSL::SSLError Rubyが古くてSNI対応してないとかかな。http://bugs..]

ただただし [> naruse いちおうこないだ出たばかりの1.9.3p125なんですよね。でも野良ビルドなので、たぶんOpenS..]

naruse [> いちおうこないだ出たばかりの1.9.3p125なんですよね config は関係無いのでー、openssl のバ..]


2012-02-14(火) [長年日記]

ひさしぶりに「赤毛のアン」を読み返したら止まらなくなった

昨年末に「赤毛のアン」の新訳が出たそうなので、村岡版を自炊して(←新訳ぜんぜん関係ない)読み返し始めたら、これがもう、面白くて止まらないの。いやぁ、やっぱり好きな本は10年に1度くらいは読み返さないといかんなー。

読んでいて面白かったのが、若いときには感情移入先が(とうぜん)アンだったのに、この年齢になるとそれがマリラになっていたということだ。アンに振り回される役どころというのはじつにいい感じ。たぶん10年か20年後にまた読み返したら、こんどはマシュウに感情移入することになるのだろう。

ところで上で述べた「新訳」はこれなんだけど:

赤毛のアン (ヴィレッジブックス)
L ・M ・モンゴメリ
ヴィレッジブックス
¥2,000

実はいま、講談社の掛川版がとんでもないことになっていて、なんと表紙が「NEWラブプラス」の愛花(笑)。これがけっこう似合っているという:

赤毛のアン (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 1)
ルーシー・モード・モンゴメリー
講談社
¥880

3DSNEWラブプラス 【オリジナル特典:特製描き下ろしマウスパッド付き】
-
コナミデジタルエンタテインメント
¥6,000

これは記念(?)に買わねばなるまいか。ちなみに今回読み返したのは元祖・村岡版(の新装版):

9784102113417

あと、書庫には松本版もあるけどハードカバーなので自炊は躊躇している。文庫を買っておくべきか:

赤毛のアン (集英社文庫)
ルーシー・モード・モンゴメリ
集英社
¥880

Tags: book
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

エチオピア効果 [大学でて先生して結婚して海の家に住んで炉辺荘に引っ越して第一次世界大戦で男の子3人出征するところまで一気呵成。]

ただただし [あいにく続編は1作目ほどの傑作ではないので手元にはないのです。]


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