2011-09-04(日) [長年日記]
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翼の贈りもの (Seishinsha SF Series)(R.A. ラファティ)
ラファティの本は、読むたびに「わけわかんねーー!!」と思うくせについつい買っちゃうんだよな。といいつつ買ってから三ヶ月も放置していたわけだけど(電子積読が20冊を超えている状況ではいたしかたない)。
ハヤカワ文庫あたりでまとめられた短篇集なんてぜんぜん「わかりやすい」と言えるくらい、論理もへったくれもないぶっ飛んだ話ばかりが収録されていて、一編読むたびにクラクラしてしまうのだけど、それでもなんだか「嬉しい」というのがラファティ独特の読後感。
指の骨が異常発達して飛べるようになった新人類(?)が旧人類と不自由な同居を強要される表題作はまだわかりやすい。というかこれはむしろラファティらしくないくらいに実に美しい作品ですな。短い周期で繰り返す宇宙でただ一度の発明を競うあう「ユニークで斬新な発明の数々」なんて、クスクス笑いながら読んだけどさっぱりわからん(笑)。ラファティを語る時によく使われる「キャンプで焚き火を囲みながらホラ話を披露しあう」というシチュエーションがまさにぴったりの作品ばかりだ。
まぁ、読む人を選ぶけど(ボソ)。
2011-09-03(土) [長年日記]
■ ロータリーカッターを買ったー
![[写真]ロータリーカッターとアルミ直尺 [写真]ロータリーカッターとアルミ直尺](https://userimages.tdiary.net/sho/20110903_0.jpg)
デカくてゴツくて重い断裁機を自前で買う気はないのだけど、雑誌や薄めの本(「薄い本」ではない)をパパッと断裁して自炊したいという時はよくある。で、いろいろ聞いてみるとロータリーカッターならわりと簡単かつきれいにできるそうだ。
というわけで買ってみた。ちなみにAmazonで買うと同時にアルミの定規とカッターマットを勧められるので、まぁそういう人たちが主な購入者ということですね。カッターマットはあればいいとは思いつつ、別に新聞紙でも下に敷けばいいので今回はパス。まっすぐ切るために定規だけいっしょに買った(ただし販売元は別々)。
今回買ったロータリーカッターは自炊派御用達の大口径60mmで、いかにも切れ味のよさそうな刃を表紙にあててグッと体重をかけると、1cmくらいは潜り込んでくれる。そのまま定規に沿ってグググッと回転させていくと、けっこう気持よく切れていく。もっとも、勢い余って指もいっしょに切り落としても怖いので、けっこう緊張するけど。
というわけで、積んであった何冊かの雑誌を無事、電子化できた。他にもバイク雑誌の古いのとか、意味もなく保管しているやつはこれで電子化しておこう。また野望に一歩近づいたぜ。
オルファ(OLFA) ロータリーカッターLL型 136B
オルファ(OLFA)
¥1,064
シンワ測定(Shinwa Sokutei) アル助ゴム付 300mm 65331
シンワ測定(Shinwa Sokutei)
¥331
2011-09-01(木) [長年日記]
■ 会社の「安否確認システム」が頼りにならないので自分でなんとかする
うちの会社もご多分にもれず、防災の日*1である今日は安否確認システムの予行練習的なものがおこなわれたのだが、これがまぁ、なかなかひどいシステムでねぇ。
だいたい、携帯のキャリアメールを使って社員の安否情報を集めようって時点で間違ってるというか、3.11で電話(通話)とキャリアメールがほとんど役に立たなかった経験を生かせていない。さらに、組織の階層構造*2を遡る方向にしか情報が伝達せず、双方向性がいっさいない。今どきこれはないよなぁというレベルなので、使う側もモチベーションがあがらない。
自分が使うなら、せめてこれくらいの要件は満たして欲しい:
複数のチャンネルが使える
安否情報を報告するにしろ、受けとるにせよ、「メールだけ」とか「Webだけ」みたいな1ルートしか用意されていないと、そこが死んだらおしまいだ。せめて2つくらいは手段を提供して欲しい。まして、システムが国内にしかないというのは論外なので、サーバはせめて海外にも分散して置いて欲しい。
どこにいても使えて欲しい
災害発生時、オフィスにいるとは限らない。家庭にいたり、移動中だったりもするわけで、特定のネットワークの利用を前提にはしない(まぁ「インターネット」は「特定」ではないと考えていいけど)。あと、閲覧環境も「IEのみ」みたいな社内システムにありがちな制限をかけず、一般的なブラウザ、ガラケー、スマートフォンから当たり前に見れて欲しい。
同僚の安否を知りたい
上司としては、部下の安否がわかればそれで安心なわけだけど、部下にしてみれば報告だけして情報ナシとかありえない。むしろ一番心配なのは一緒に働いてる同僚たちなわけで、彼らがちゃんと相互に安否を確認しあえるシステムでないと価値がない。
で、これらを満たす方向に今使われてるシステムが進化するとはとうてい思えないので、できる範囲で自衛するしかない。
3.11ではTwitterやFacebookは極めて安定していたので、太平洋海底ケーブルでも切れない限り使えるだろう(東京が壊滅したらダメかも知れないけど、その時は色々とおしまいだろうから心配してもしょうがない)。とりあえず自分のプロジェクトメンバーは全員Facebookに入らせて、クローズドなグループに登録。相互に連絡が取れるようにした。メールでも投稿できるし、WebもPC・モバイルに対応しているから上記の条件はかなり満たしている。これがプライマリチャンネル。あとはTwitterで相互フォロー状態にでもしておけば、第二のチャンネルとして使える。
こういうボトムアップ型の仕組みは、全社に導入するような方向には進めにくい。というか、会社としてお金出せないよね、会社は社員をバルクで扱って「何%が無事です」って報告がしたいだけなんだから。Facebook上に日本企業の組織構造を再現するのは不可能だろうし。でも、本当に現場で求められている要件は既存のサービスだけで十分満たせちゃったりするわけで、なんだかなぁと思いつつ、とりあえず「プロジェクトのメンバが相互に安否を確認できる」というおれ個人の要件は満たせたからまぁいいや。
*1 そういえば来年からは3.11にも何かやる流れなのかな、やっぱり。
*2 これだけは見事なくらいにバッチリ再現していて、さすが日本の企業はこういうどうてもいいところにコストをかけるわと感心する(イヤミ)。
◆ smbd [3.11のときに、アメリカ行きのケーブル結構切れてたらしいですけどね。 http://www.janog.gr.jp..]
◆ xibbar [うちの http://www.you-ok.jp/ の参考にさせていただきます。ありがとうございます。]
◆ ただただし [要件の1個目はともかく(xibbarさんがが2個目にひっかかるような実装をするとは思えないし)、3個目は個人情報保護..]
◆ xibbar [1個目はまあなかなか技術的にも難しいのですが、とりあえずうちはYou-OKは海外です。うちのは「安否確認に答えて!」..]