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ただのにっき


2011-09-03(土) [長年日記]

ロータリーカッターを買ったー

[写真]ロータリーカッターとアルミ直尺

デカくてゴツくて重い断裁機を自前で買う気はないのだけど、雑誌や薄めの本(「薄い本」ではない)をパパッと断裁して自炊したいという時はよくある。で、いろいろ聞いてみるとロータリーカッターならわりと簡単かつきれいにできるそうだ。

というわけで買ってみた。ちなみにAmazonで買うと同時にアルミの定規とカッターマットを勧められるので、まぁそういう人たちが主な購入者ということですね。カッターマットはあればいいとは思いつつ、別に新聞紙でも下に敷けばいいので今回はパス。まっすぐ切るために定規だけいっしょに買った(ただし販売元は別々)。

今回買ったロータリーカッターは自炊派御用達の大口径60mmで、いかにも切れ味のよさそうな刃を表紙にあててグッと体重をかけると、1cmくらいは潜り込んでくれる。そのまま定規に沿ってグググッと回転させていくと、けっこう気持よく切れていく。もっとも、勢い余って指もいっしょに切り落としても怖いので、けっこう緊張するけど。

というわけで、積んであった何冊かの雑誌を無事、電子化できた。他にもバイク雑誌の古いのとか、意味もなく保管しているやつはこれで電子化しておこう。また野望に一歩近づいたぜ。

オルファ(OLFA) ロータリーカッターLL型 136B
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オルファ(OLFA)
¥1,364

シンワ測定(Shinwa Sokutei) アル助ゴム付 300mm 65331
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シンワ測定(Shinwa Sokutei)
¥331

オルファ(OLFA) カッターマットA4 (225x320x2mm) 134B
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オルファ(OLFA)
¥750

Tags: ebook

2011-09-01(木) [長年日記]

会社の「安否確認システム」が頼りにならないので自分でなんとかする

うちの会社もご多分にもれず、防災の日*1である今日は安否確認システムの予行練習的なものがおこなわれたのだが、これがまぁ、なかなかひどいシステムでねぇ。

だいたい、携帯のキャリアメールを使って社員の安否情報を集めようって時点で間違ってるというか、3.11で電話(通話)とキャリアメールがほとんど役に立たなかった経験を生かせていない。さらに、組織の階層構造*2を遡る方向にしか情報が伝達せず、双方向性がいっさいない。今どきこれはないよなぁというレベルなので、使う側もモチベーションがあがらない。

自分が使うなら、せめてこれくらいの要件は満たして欲しい:

複数のチャンネルが使える

安否情報を報告するにしろ、受けとるにせよ、「メールだけ」とか「Webだけ」みたいな1ルートしか用意されていないと、そこが死んだらおしまいだ。せめて2つくらいは手段を提供して欲しい。まして、システムが国内にしかないというのは論外なので、サーバはせめて海外にも分散して置いて欲しい。

どこにいても使えて欲しい

災害発生時、オフィスにいるとは限らない。家庭にいたり、移動中だったりもするわけで、特定のネットワークの利用を前提にはしない(まぁ「インターネット」は「特定」ではないと考えていいけど)。あと、閲覧環境も「IEのみ」みたいな社内システムにありがちな制限をかけず、一般的なブラウザ、ガラケー、スマートフォンから当たり前に見れて欲しい。

同僚の安否を知りたい

上司としては、部下の安否がわかればそれで安心なわけだけど、部下にしてみれば報告だけして情報ナシとかありえない。むしろ一番心配なのは一緒に働いてる同僚たちなわけで、彼らがちゃんと相互に安否を確認しあえるシステムでないと価値がない。


で、これらを満たす方向に今使われてるシステムが進化するとはとうてい思えないので、できる範囲で自衛するしかない。

3.11ではTwitterやFacebookは極めて安定していたので、太平洋海底ケーブルでも切れない限り使えるだろう(東京が壊滅したらダメかも知れないけど、その時は色々とおしまいだろうから心配してもしょうがない)。とりあえず自分のプロジェクトメンバーは全員Facebookに入らせて、クローズドなグループに登録。相互に連絡が取れるようにした。メールでも投稿できるし、WebもPC・モバイルに対応しているから上記の条件はかなり満たしている。これがプライマリチャンネル。あとはTwitterで相互フォロー状態にでもしておけば、第二のチャンネルとして使える。

こういうボトムアップ型の仕組みは、全社に導入するような方向には進めにくい。というか、会社としてお金出せないよね、会社は社員をバルクで扱って「何%が無事です」って報告がしたいだけなんだから。Facebook上に日本企業の組織構造を再現するのは不可能だろうし。でも、本当に現場で求められている要件は既存のサービスだけで十分満たせちゃったりするわけで、なんだかなぁと思いつつ、とりあえず「プロジェクトのメンバが相互に安否を確認できる」というおれ個人の要件は満たせたからまぁいいや。

*1 そういえば来年からは3.11にも何かやる流れなのかな、やっぱり。

*2 これだけは見事なくらいにバッチリ再現していて、さすが日本の企業はこういうどうてもいいところにコストをかけるわと感心する(イヤミ)。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

smbd [3.11のときに、アメリカ行きのケーブル結構切れてたらしいですけどね。 http://www.janog.gr.jp..]

xibbar [うちの http://www.you-ok.jp/ の参考にさせていただきます。ありがとうございます。]

ただただし [要件の1個目はともかく(xibbarさんがが2個目にひっかかるような実装をするとは思えないし)、3個目は個人情報保護..]

xibbar [1個目はまあなかなか技術的にも難しいのですが、とりあえずうちはYou-OKは海外です。うちのは「安否確認に答えて!」..]


2011-08-30(火) [長年日記]

KindleのPersoal Documentsサービスがメタ情報を落としてしまう問題(解消)

[スクリーンショット]メタ情報が抜け落ちたドキュメント一覧

1週間くらい前からだろうか、毎朝メールでKindleに自動送信している新聞・雑誌のドキュメントにタイトルと作者がつかなくなった。上に載せたスクリーンショットみたいな感じ。ちゃんとkindlegenで生成するときに生成日時や作者名を入れるようにしているのに、である。これでは夕刊と朝刊の見分けがつかないではないか。

ChromeのSend to Kindle拡張などを使って送ったものはタイトルだけは出ているが、作者の欄には利用しているサービスの送信元メールアドレスが出ている。ということは、タイトルと思われる部分も単にファイル名が出ているだけか。新聞のファイル名も「nikkei.mobi」だもんな。おそらくMOBI→AZW変換でミスっているのだろう。

こんなあからさまなバグはすぐに直るだろうと思っていたので我慢して使っていたが、いつまでたっても直らないので、しょうがなく(例によってひどい英語で)Kindleサポートにメールをしてみたのだった。「12時間以内に返事をするよ」というThanksメッセージが出たけど、この約束が守られた試しがないので、気長に待つけどさ。直るの待たずに、ファイル名にメタ情報を持たせたほうがいいかなぁ。メールに添付する日本語のファイル名って、個人的に禁忌にしてるんだけどなー。

2011-08-31 追記

とか言ってたら翌朝にはちゃんと返事が来てた! Amazon(.comの方)ゴメン! そういえばいままで返事が遅かったのはAmazon(.co.jpの方)だったね(笑)。

もっとも返事の内容は「著者名のかわりにメールアドレスが出るのは仕様だから。でも要望として開発チームにあげておくね」という、自社サービスに対して無知をさらけだしてくれるシロモノだったので、さすがにピキッときて、「数週間前まではちゃんと出てただろごるぁ」的な返事を書いた。英文メールは消耗するわ……。

次の返事はいつ来るでしょうか。

2011-09-03 追記

突然、今日の夕刊からメタ情報がちゃんと表示されるようになった。例によってAmazonからはなんの連絡もないが、直ったらしい。向こうの時間で金曜に直してデプロイしたというところか。まぁ、彼らがバグを認めた試しがないので、連絡はないと踏んでるけど。

Tags: kindle

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