2010-08-03(火) [長年日記]
■ フラッシュは避けてきたけどけっこういい感じだとわかった
あえて「カメラの」と書かない釣りタイトル(?)。
屋内で猫を撮るのが主たる目的のE-PL1だけど、パンケーキレンズのf2.8だとISO3200でもまだ暗くて、「明け方の薄暗い部屋で一人遊びをするドーラ」なんて、動きがはやすぎてとうてい撮れないわけです。で、試しにフラッシュを焚いてみたらこんな感じにけっこう自然に撮れた。なんだ、今までフラッシュは避けてきたけど、悪くないじゃん。
ただ、子猫の目は弱いので直接強い光をあててはいけないと言われているし(本当かどうかは知らない)、そもそもそういう写真は好きじゃないので、フラッシュを上向きに焚いているのだけど。E-PL1のフラッシュはなんだかむやみに複雑な形状のリトラクタブルなので、指で押さえてやると真正面から真上まで角度を変えられるのだ。
上の写真はテーブルの下で遊んでいるところを、上向きに焚いたフラッシュで撮ったので、テーブルの裏に反射して上からの光になっている。これならそんなにブレずにちゃんと撮れる。いいね。
まぁ、そうはいってももっと明るいレンズは欲しいやね。Panasonicのパンケーキならf1.7なんだが……。
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2010-08-01(日) [長年日記]
■ ドーラ、はじめての入浴
ドーラが来てから2週間を過ぎ、そろそろ馴染んできたようなのでちょっとくらい怖いことしても大丈夫だろう。ということで、今日も暑いので入浴してもらうことにした。この季節になっても抜け毛が止まらないグスタフも、もちろん一緒である。
こういう時は順序が大切で、風呂場で何が起きているのかを2番手に勘づかせてはいけない。今回はドーラは何をされているのかわからないはずなので、必然的にグスタフが先行。今までは洗面所で入浴させていたけど、もう入りきらないくらいデカくなってしまったので(現在5.2~5.4kg)、風呂場を閉めきって自由に逃げまわってもらうことにした。……といっても、これまでと変わらず、たいして暴れることもなく、おおむねなされるがまま、平和裏に終わったのだけど。ドライヤーをかけられてるときは目が死んでたけど。
さて、何が起きたのかも知らないドーラも、弱々しく逃げようとする程度でこれまた大人しく、最後までしっかり洗えた。グスタフと違って抜け毛はないけど、野良時代にたかられたノミの死骸や糞がまだ毛の合間にそうとう残っていて、これがシャワーだけでは簡単に流れてくれないのだなぁ。かなり長時間、しっかり洗ったけど、まだ残っていそうだ。丹念なブラッシングが必要な感じ。
洗い終わった2匹はふかふかになって、ドーラは心なしか色が薄くなった感じ(笑)。グスタフの抜け毛は相変わらずだったけど。一回のシャワー程度じゃ、抜けきらないもんかー。こっちもマメなブラッシングだなぁ。
◆ アビー [なんか仲良さそうだねぇ。]
2010-07-31(土) [長年日記]
■ Lightweight Language Tigerに行ってきた(午前中だけ)
去年のには行けなかったので、個人的には2年ぶりになるLLイベント、「LL Tiger」に行ってきた。主な目的は午前ラストのプログラムである「開発ライセンスとプログラマの自由」。おれは小山さんからたぶん最初に打診をうけて(言うまでもなくこの記事「iPhoneを捨ててAndroidにするよ」が発端)、パネルディスカッションの参加者として出席するはずだったのが、その他の参加者が集まらず、けっきょく会場相手にディスカッションという、なんとも危ういプログラムに。
蓋をあけてみればそれは杞憂に終わり、けっこう途切れることなく活発な意見が出たので、嬉しい誤算だったと思う。なんといっても、こんなシビアなネタを一人で切り盛りした小山さんを労いたい。
さて、会場で発言したことについて、こっちにも書いておく。プログラミング言語のイベントで、ベンダー(この場合Apple)が開発言語を縛るようなライセンスを課すことについて賛同する人が大勢いるわけがないので、そこについては言うまでもないだろうな、とは思ったので、アプリ上にプログラミング言語を搭載することに制約を課すことについてのみ懸念を表明することにした。
いまの10代、20代のプログラマは、物心ついたときに自宅にコンピュータがあった人が多いと思う。そこでコンピューティングに触れて、プログラミングを始めた人も多いだろう。いま、プログラミング言語の有料イベントに1000人、2000人の規模で人が集まるような日本・東京という土地のもつある種の「奇跡」は、そんな環境も大きく影響しているに違いない。
今回のAppleのライセンス変更で影響を受ける人は、それによってよけいな投資を強いられる現役のプログラマだけではない。自宅にプログラマブルなデバイスがなくなってしまうことで、プログラミングに触れることを妨げられた「未来のプログラマ」の誕生をも阻害するのだ*1。
これは大げさで悲観的すぎる予想だろうか。そうかも知れない。だが実際、iPadを入手して「これでもう自宅にパソコンいらないや」などと言っている人をたくさん目にしている。近い将来、家庭や初等学校にはプログラマブルなデバイスが置かれることがなく、プログラムという行為がふたたびごく一部の人たちの特殊な仕事になってしまう可能性はとても高い。アラン・ケイの描いた未来は、Appleによってさらに遠くに押しやられてしまいかねないのだ。
われわれ現役のプログラマにできることは「プロならどんな言語でも仕事ができるべき」などとうそぶくことではない。将来のプログラマと、豊穣なコミュニティのために、Appleに「No」を突きつけることではないだろうか。
自分の場合、それはAndroidへの転向だった。会場でogijunが言っていたように、ふたたび自由を勝ちとるためにAppleに働きかけるのもいいだろう*2。Appleが課した制約を「今の自分が」乗り越えられるから何もしない、というのは、将来自分の首を締めることになるよ。
というわけで、Androidプログラミングを始めたいんだけど、いまさら素のJavaを使うのも面白くないよなーと思わなくもないので、やはりここはClojureだよね。Language Updateの紹介も面白かったし。これがいい本なら買いたいんだけど、どうなんですかね(ほしい物リストにいれっぱなしで買ってない):
ってコレ、もしかしてLL Tigerの会場で売ってた? 買えばよかった!
◆ ただただし [>takkanm そうかぁ。じゃあまずは読んでみるか! >kawa 「大半を占めるのでは」という根拠のない予測をも..]
◆ koyhoge [会場からでも、たださんにセッションに参加していただいて、とても嬉しかったです。 今回のセッションは、問題点をきちんと..]
◆ deltam [遅刻して最後の5分しか見れなかったので、こういったまとめはありがたいです。 ClojureでAndroidだとこう..]
◆ ただただし [Clojure本体にパッチあててるみたいですね。ハードル高いなぁ。まぁ、ぼちぼち調べつつ始めてみたいと思います。]
◆ takkanm [http://d.hatena.ne.jp/papamitra/20100220/android を見ながらやったら..]
◆ ただただし [「Scalaにしなよ」という天の声も聞こえてきたw]
◆ hs [直接被写体に当たる光を抑えたい時は、白いPost-itを貼ってフラッシュを覆えば簡易フラッシュディフューザーになりま..]
◆ ただただし [そのへんにある紙を貼るのはよくやります。Postitは手軽でいいアイデアですね。 ただ、それでも正面から当てるとのっ..]