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ただのにっき


2010-01-12(火) [長年日記]

Sleep Cycleの代わりに猫アラームを導入しました

iPhoneで気持ちの良い目覚めを約束してくれるSleep Cyleを導入してから、1ヶ月が経過した……というか、年が変わってからは一回も使ってないんだけど(笑)。というのもグスタフを寝室に入れるようになってからというもの、目覚ましよりも猫に起こされるようになったからである。

この猫アラームがまた、じつに絶妙でありましてな。

夜中に寝てる間はだいたい、掛け布団の上で丸くなっているんけど、おれが起きる予定のおよそ30分前くらいに起きだして、おれの頭のあたりをうろうろし始める。そこで布団をちょっとめくってやると入ってきて、ゴロゴロ喉をならしながらしばらく大人しくしている(おれも半睡状態)。その後、腹が減ってまた活動し始めるのが約30分後……ということで、ちょうど目覚ましが鳴るあたりのタイミングで起こされるのである。

これぞSleep Cycleに期待された動作そのもの。というわけで、Sleep Cycleが不要になってしまった。というか、Sleep Cycleが期待どおりに動作したことなんてないんだけど。

もっともこの猫アラーム、寝る前にひと騒ぎあるというのが難点なんだが。なんで猫って夜行性なんですかね……。

Tags: iphone gustav

2010-01-11(月) [長年日記]

パスワード管理にKeePass Password Safeを使い始めた

KeePassのスクリーンショット 記憶に頼るパスワード管理が破綻する運命にあることが指摘されてもう長いですが、勤務先のセキュリティポリシーには「ブラウザにパスワードを覚えさせてはいけない」という条文があります。おかげでみんな超覚えやすいパスワードしかつけてないわけで……かえって危ないだろ、それ!

それはさておき、先日のTwitter DNSハイジャック事件の結果、Twitterのパスワードを変更しないとまずくなったわけだが(まぁ別に変えなくてもほとんど問題ないと思うけど)、もう歳を取りすぎて新しいパスワードを考えるのがおっくうになってしまったので、KeePass Password Safeを導入し、機械生成した強固なパスワードをPCに覚えさせて使うことにした。

どういう風に使うのが効率的なのかまだ試行錯誤中なので、まだ一部サービスのパスワードを置き換えてみた状況。エントリを選んでCtrl+Cすると一定時間だけパスワードがクリップボードに入るからそれをコピペして使うのが基本だと思うけど、「自動入力」とかいう設定があって、どう使うのかまだよくわからん。

さらに、パスワードDBをDropboxに置いておくという技を知ったので、これで複数マシンでの運用も楽になった。ただ、iPhone用のアプリがある……と知って導入したのに、iKeePass in AppStore (USA and Canada)って! 例の輸出規制か! KeePassはフリーソフトウェアだぞ、もー、アホかい。

なお、最初「KeyPass」だと思っていたので、インストールディレクトリ名が「keypass」になっちゃったのはナイショ。

関連する日記: 2010-01-13(水)
本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

こっそり [エントリのタイトル=自動入力するターゲットにするウィンドウになっています。 Ctrl+Alt+Aで自動入力を実行。 ..]

ただただし [あー、続報書いてなくてすみません。自動入力は活用できるようになってます。 エントリの「自動入力」タブでウィンドウタイ..]

jun.o [iPhone用のmykeepassというのがデータを共有できるようです。]

ただただし [本当だ! 前に探したときはなかったのに……と思ったらつい最近リリースされたものみたいですね。 MyKeePass作者..]

jun.o [確かにこのテのソフトウェアはソースが公開されないと心配ですよね。と、思ったら公開されてました。 http://myk..]


2010-01-09(土) [長年日記]

More Joel on Software(Joel Spolsky)

積読消化月間は続く。

4年前に出た「Joel on Software」の続編……なんだけど、「ソフトウェア開発者採用ガイド」とかなり内容がかぶっているような。これはちょっとないんじゃない?

とはいえ、まぁそれなりに楽しんで読んだわけだけど。半分は示唆に富んだソフトウェア開発エッセイとして、半分はファンタジーとして。

ファンタジーというのは、やっぱ少し現実から乖離してるよなぁ……と思うからで、特にJoelのキャリアのかなりの部分がパッケージソフトウェアの開発であって、そうとう偏っているのがひとつ(おそらく彼は受託開発の楽しさ・面白さを知らない)。さらに彼の求める「優秀なソフトウェア開発者」だけでは、社会が求めるソフトウェアをすべて作れないことに起因している*1。そういう、彼の体験に根ざした部分は面白いが、知らない部分や関与しない(する気のない)部分に関してはバイアスがかかっていてリアリティに欠ける、つまりファンタジーなのである。

ファンタジーならファンタジーとして楽しめばいいんだけど、これを読んだ「普通のプログラマ」が変に影響受けちゃって、マネージャをコケにしたり、他の職種の人を見下したりしないといいなぁと思う。いや、若い人が感化されて、Joelのお眼鏡にかなうレベルの開発者を目指すっていうなら、それは素晴らしいことだけど。

Tags: book

*1 本当に作れないかどうかは議論の余地がある。


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