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ただのにっき


2008-06-02(月) [長年日記]

超人類カウル (ハヤカワ文庫SF ア 8-1)(ニール・アッシャー)

いかにもB級SFといったタイトルだったので、買ったはいいけどしばらく手をつけずにおいたんだけど、ぜんぜんまともなSFじゃん。タイトルが悪すぎるよ、もったいない! もっとも原題も「COWL」なので、わけわかめ度に変わりはないけど。ちなみに「カウル」は個人名なので「超人類」って言い方がそもそもおかしい。

22世紀の殺し屋と、その殺し屋に狙われる少女の2人の主人公が、物語のかなり早い段階で別々になり、結末にはまったく別の立場でふたたび出会うストーリー展開がいい。登場人物は少なくないが、フォーカスがこの2人からずれないので、明快でわかりやすい。

小道具もいい。特にバイオ・タイムマシンとでも言うべき主役級ガジェットが斬新で、それに付随する時間理論が輪をかけて怪しげなのが面白い。ちょっと世界を理解するまでに時間がかかるけど、なかなか味があるエンターテイメント系イギリスSFだった。他の作品も読みたいな。

Tags: book

2008-06-01(日) [長年日記]

伊豆〜箱根〜ヤビツ峠〜宮ヶ瀬

網代のマクドナルドにて おれがニコ動ばっかりしてると思ったら大間違いだぜ! まるで冬に逆戻りしたかのような昨日から一転、今日は晴れて25℃くらいまであがると聞いたので4:30起床、5:00出発、おおむねいつもの伊豆スカコースを目指す。梅雨入りする前に少しでも走っておきたいね。

最初は雲が残っていたけど、網代のすかいらーくで朝食をとる頃にはいい感じに晴れてきた。やや寒いけど。朝のファミレスは近所のジジババのデートスポットになっているので、かなり疎外感。とっとと食べて、伊豆スカの南端から北上する。
伊豆スカイライン玄岳にて

久々に亀石PAでトイレ休憩。いい陽気なので走り屋さんが多いが、空気の読めないサンデードライバーも多いのでそれほどハイペースではない。ハーレーのサイドカーばかり6台というチームがのんびり流していたけど、1台もパッセンジャーが乗っていなくて物悲しかった。

いつもなら芦ノ湖スカイライン、箱根スカイライン、富士山スカイラインと走るところだが、10時から予約している床屋に遅れそうになったので途中で切り上げ、箱根新道へ。小田原厚木道路で平塚IC下車。ICの出口が変形四差路で少しわかりにくかったので、間違った道に入ってしまい(ナビがあっても間違える男)、まぁ、すぐに別ルートを教えてくれるからいいや……と軽い気持ちで流していたら、前の路地で旗を持った人が呼んでますけど……あれぇ!?

いやいや、おれは流れに乗ってただけだし!(否認) つか、お前ら今日は箱根新道でもやってたじゃねーか、なんでまたこんなところで網張ってんだよ!(怒り) ほらおれ、ゴールド免許だしさぁ、もう何年も違反してないんだから見逃してくれてもいいじゃん?(取引) そもそも、道を間違えなければ捕まらなかったのでは……つまり方向音痴がすべての元凶?(抑鬱) まぁ、29km/hオーバーじゃ、何言っても無駄だよなぁ、とほほ(受容)。*1

反則切符

それにしても、ネズミ捕りにやられるなんて、何年ぶりだろ。最初は学生のとき、DT125で39km/hオーバー、一発免停。そのあとが思い出せないな。まさか20年ぶりってことないよなぁ? しっかしこの時期に15,000円とかあり得ん。今月は2万km点検と12ヶ月点検と保険の更新が同時にあって、いくらかかるのか見当も付かない状況だというのに。

傷心のまま髪を切ったあと、ヤビツ峠から宮ヶ瀬に抜けて帰宅(←ぜんぜん懲りてない)。宮ヶ瀬からの帰路をナビに任せたら、自分では絶対に選びそうにないルートを指示されて面白かった。けっこう早いルートだと思うけど、交通量が多くて想定よりは時間がかかってしまったが。

*1 「死の受容への五段階」より。って死んでねーし!

百均でステンレスのトレーを買ったんだが

これで小物を整理

ちょっと用があって百均に寄ったので、デスクの上に散らばっている小物を入れておくトレーを買った。いわゆる文房具系にはいいのがなかったので、キッチン用品にあった、オーバル形のステンレス製をチョイス。なぜか黒いものばかりなのでいい感じだ。

が、貼ってあった説明書にこんな記述が:

この製品はキッチンなどで食品の調理用として使用するものです。他の用途には使用しないで下さい

えぇぇぇ。

LL Futureのチケット購入

今年のLL、Lightweight Language Futureのチケットが販売開始になっていたので、買って来た。今年のTシャツには自信があるらしいのだけれど、本日付で急遽貧乏になってしまったので、シャツなしVer.にした。とほほ。まぁ、サンプルもない状態で選べと言われても困るよな。

ところでLL Futureのブログは、(今どき)なんでfeedに全文入ってないん?

Tags: llfuture
本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

パイプ喫いの中川 [他の用途とは、スパイ映画の真似をしてふちを研いで、相手の喉を掻き切ったりするようなものを想定しているのではないでしょ..]

woods [マジレスとしては「兼用するな」って意図ではないかと。]

ただただし [さすがに「兼用するな」とは読めないと思うけど……。中川さんのおっしゃるような(というほど極端な話じゃないにせよ)意図..]

lapin [覗きをするなってことでは?]

ただただし [ミラーマンかwww]


2008-05-28(水) [長年日記]

リアル書店で"タグ付け"を敢行する「COMICS JUNKUDO」に行ってきた

フェア棚 町田のハンズ跡地にユニクロが入ったのは広告などで知っていたが、昨日かみさんからジュンク堂も入っているという情報を聞いて驚いた。アンテナ低すぎだ。しかもコミック専門店とのこと。これは覗いてみなくては……ということで、会社帰りに寄ってみた。

コミック専門なのにやたらと広いとか、新刊以外はシュリンクラップがかかってないとか、いろいろ特色はあるものの、なんといっても驚くのがそのジャンル分けだ。まぁ、これがあるからこそのジュンク堂なんだろうけど。

作家別の棚 レガシーな分類手法とも言える「出版社別」の棚が最大なのは当然として、出版社ごちゃ混ぜの作家棚がある。しかも、作家もカテゴリ別になっているので見つけやすい。写真はギャグ漫画家の棚で、「天才バカボン」がずらりと並んでる。

グルメ棚 さらに、作品のカテゴリ別の棚がある。写真はグルメ関係の作品だが、「歴史」とか「政治経済」なんかもある。「馬」という棚が単独で成立していたりしてちょっとおかしい。

バイク棚 個人的には(車と自転車が同居しているとはいえ)バイク棚が存在していたことが嬉しいね。

こういう、いわば「タグ付け」された書店というのは、本来オンライン書店でこそ実現可能になるべきもので、Amazonでもいちおう作家で探したりするのは簡単になっているが、カテゴリ別検索は人為的な判断が必要なので実現していない。代わりにユーザによるリストマニアがその役割を担っているわけだが、実用的でバランスのとれたリストを探すのはひと苦労だ。

それをジュンク堂はやってのけている。もちろんスペースに制約があるリアル書店では、すべての読者の要求を満たす分類は不可能だが(バイク棚の充実度は期待したほどではなかった)、それでもやろうという心意気はすごいね。さすがジュンク堂。

というわけで、ここ数年探し歩いていた『SF/フェチ・スナッチャー』と『同2巻』をついに発見、保護した。よりによって西川魯介かよ! ……って、いま見たらAmazonでもいつの間にか買えるようになってるじゃん、なんだそれ!!

ボークス、初音ミクをフィーチャー 同じフロアにはボークスが入った。近所にはGamersやアニメイトもあるし、線路の反対側にはヨドバシ。町田が目指しているのは小秋葉原か?


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