2005-07-02(土) [長年日記]
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みんなのブログ Vol.4 (2005 Summer) Impress mook(松永 英明)
作り笑いの女の子の表紙はやめたのかな。
ゆうべなぜか家に届いていて、「なんでだっけ?」と悩んだが、付属CD-ROMにtDiaryが収録されているからか、と思い至った(ですよね、あんどぉさん?)。ちゃんと最新安定版の2.0.1が入っている。しかし、収録ツールの実装言語はPHPとPerlばっかりで、Ruby製はtDiaryとlilyだけだよ。寂しいなぁ。COREBlogだけのPythonはもっと寂しいけど(笑)。
そういえば、最近HOTなTrackBackに関して何か書いてあるかな〜、と探してみたら、二箇所ほど初心者向けの解説があり、けっこうまともなことが書いてある。先日書いた記事にもこういう啓蒙活動はマスコミやレンタル業者がやってくれないとダメだよね、という反応があったけど、少なくともインプレスはそういうことをやろうとしている(レンタル業者による座談会の中でも問題意識はあるような発言があった)。
で、こういう記事を書いているのは誰かな〜と確認すると、どっちも
text:松永英明
だったりして、がっくり。いや、松永さんは何も悪くないんだけどね……他の書き手はいねぇのかよ! まったく、最近のモヒカン族は声が小さすぎるんじゃねぇの。このままじゃ、サザンクロスシティは住みづらくなる一方だよ。
関係ないけど関連情報: はてなグループにできたモヒカン族の砦。「モヒカン族バナー」とか欲しいかも、と思った。
2005-07-01(金) [長年日記]
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ヒューマン -人類- (ハヤカワ文庫 SF (1520))(ロバート・J・ソウヤー)
三部作の二作目。偶発的なファーストコンタクトだった前作に対し、今作は少し計画的になり、ますますファーストコンタクトSFの様相を呈してくる。まぁ、そのつもりで読めばいいのだが。
ベトナム戦没者記念碑前のシーンはなかなか感動的だし、それに続く議論は、迫力もあり納得もいく。ネアンデルタールの世界観は、理性的で論理的。おれの趣味に合うなぁ。あっちの世界に住みたいかと聞かれれば、ちょっと躊躇するけど。樹の家には住んでみたいが。
次作に続く謎(というか大問題)や、波乱の予感を含ませて終わるので、できれば次作が出てから読みたかったところ。早く出ないかな〜。
2005-06-30(木) [長年日記]
■ 言及リンクのないTrackBackの何がいけないのか(2)
こんにちは、モヒカン族のただただしです。ぐへへへ(←自覚はあるらしい)。
こないだの記事では案の定、最後に入れた例え話に非難が集中しているが(と覚悟した程でもなかったな。相変わらずotsuneさんにはチクチクいじめられているけど)、いいじゃん! それでも例え話が好きなんだ!(ガリレオ・ガリレイの声で)。ま、あの例え話はその直後の「技術の応用にはもっと頭を使って……」の前振りに過ぎないのだから、あそこで瞬間湯沸かし器のスイッチが入っちゃうような人は、見当違いの反応を書く前に、もうちょっと落ち着いて文章を読む習慣をつけた方がいいよ、うん。
あと、あれをマナー論だと認識している人が多かったが、元の文には「マナー」という言葉も「常識」という言葉も含まれていない。注意して排除したからだ。あれを「マナー」と言ってしまうと、「マナーや常識は時代とともに変化するものだ」という反論が成立してしまう。あれは、技術を使うときは自分の利益だけを考えるのではなく、「幸せの総量が最大になるように」考えて行動すべしという、普遍的な原則の提示だと考えて欲しい。
つまり、3つのセクションでそれぞれ以下の弊害を例示して、リンクのないTrackBackが幸せの総量を減らす方向に働くことを示したのだ:
- 有用な情報を受け取る読者の数が減ってしまう
- 情報ハブのページランクが上がらない
- 受信者が無用なTrackBackを削除しなければならなくなる
あくまで「原則」だから、レアなケースでは言及リンクが不必要になるという反証をあげてもあまり意味がない。原則から外れた事例というのはどんな場合にもあるからだ(以前お返しTrackBackの記事でFriday5の例をあげた)。重要なのは、そのTrackBackがより多くの人にとってメリットになるように頭を使おう、受信者のデメリットになるようなTrackBackを送るのはよそう、という点だ。キーワードでぐぐって、見つかったウェブログにかたっぱしからTrackBackを送るつけるような、頭の悪い利用はもうやめようよ、そういう提言なのである。
追記
この記事のはてなブックマークでotsuneさんが『「モヒカン族」は説明なしで使うジャーゴンになったか!?』とコメントをつけていたけど、すでにぐぐると2番目に出てくるし、いいんじゃないの(笑)。だからと言って、tagに「モヒカン族」と入れるのはどうかと思いますが、tsupoさん。あと、まだはてなキーワードになってないのもよろしくない。誰か書くべし。
追記2
そう言えば、マイぷれすのすばやい対応にはちょっと笑った&感心した。どうせなら選択性じゃなくて、はてなみたいに一律受け付けないようにすべきだと、モヒカン的には考えますが。
このリクエストをしたユーザはたぶんこの人なんだけど、肝心のTrackBackをこの日記に打てなかったとのことで、心苦しい。こんな例は初めてなので、マイぷれす側の実装が特殊なんじゃないかと想像するが、どうだろう。
それはそれとして、一連の記事で理論武装(笑)はできたので、tDiaryでも言及リンクチェックをするフィルタの開発にとりかかろうと思う。もっとも、以前書いたようなタイムアウトの問題や、TrackBack元URLとして(いたずらで)巨大なファイルを指定されたらどうするとか、安全なシステムにするには考えなきゃいけないことは多い。ちなみに、実験台には第一tDiary.Netのみなさんになっていただく予定です;-)
■ tDiary: ツッコミspam対策
supercub.netの方に、aタグ抜きのURLじか打ちツッコミspamがきて、かなり大規模にやられてしまった。不覚。
そこで、樂水開発日記にあった「httpの数」を閾値にするフィルタを導入。これは賢いね! 正規表現なんかをちょっと整理して、閾値は「5」に、こんな感じ:
return false if comment.body.scan( %r|https?://| ).size > 5
第一tDiary.Netなどにも一括して導入した。閾値はもっと減らしてもいいかも知れないけど、まぁスタートとしてはこんな感じで。
◆ TrackBack [http://taka.no32.tk/diary/20050704.html#p02 32nd diary [Di..]
◆ TrackBack [http://pon-s.tea-nifty.com/blog/2005/07/happy_trackback.ht..]
◆ TrackBack [http://www.mypress.jp/v2_writers/reiko_kato/story/?story_i..]
◆ Reiko Kato [今回はちゃんとトラックバックが受け入れられたようですね。ご心配をおかけしました。]
◆ ただただし [安心しました:-)]
◆ TrackBack [http://memo.officebrook.net/20050722.html#p01 めも [tDiary] ..]
◆ とみた [「自作」→「次作」]
◆ ただただし [ども。]