1999-12-14(火) [長年日記]
■ TrueTypeフォント
そういえば、TrueTypeフォントが使えていないことに気がついた(今ごろ)。これもkondara.orgに既知の問題として掲載されていたので、以下のようにして設定した:
# /usr/sbin/chkfontpath --add /usr/X11R6/lib/X11/fonts/DynaLab-Kondara
xfontsel
でちゃんとDynaLibのフォントが表示されることを確認。よかった、これでやっと人並になったぜ。でもNetscapeでこれを使う方法がわかんないぜ(笑)。
■ IMAP
さて、あんまし時間がないけどIMAPの続き。ちょうど今読んでるUNIXマガジンに、IMAPのプロトコルの解説が載っていたのでどんなものかはよくわかった。まぁ、深く考えずに、NetscapeのMessengerをIMAPを使うように設定してみた。特にエラーも出ずに動いているようなので、たぶんいいんだろう。問題は、メールボックスに新着メールを届ける方法がわからないってことなんだよなぁ。
そうだ、もっとも原始的なmail
コマンドってもんがあったじゃん。……と思って、
$ mail sho
てな感じでメールを書いてみたら、sendmail
がないと言われてしまった。そうか。ローカルマシン内でも、メールの配送にはsendmail
がいるのか。うぅ、なんかsendmailってよくわかんないから入れたくなかったんだよなぁ。でも、たしかESRも『伽藍とバザール』の中でfetchmail
もメールの配送はMTAに任せてしまったみたいなことを書いていた覚えがあるので、最終的には必要になるんだろう。しょうがないのでrpm
でsendmail-*
を3つとも入れる。本体と、cfと doc。
これでローカルでメールが送れるようになったはず。mail
コマンドでメールを送ってみたら、今度はエラーが出ない。「やった」と思ったけど、なぜかISDNルータの自動接続がONに。うーむ、怪しい。実験のたびに10円払ってたらたまらんぞ。
ともあれ、ちゃんと送れたことを確認するために、Messengerを使って確認してみる。IMAPの設定をしてみると、おお、ちゃんとinbox
にメールが見えるよ。フォルダを作ってメールを移動させてみると、ちゃんとできる。同じメールボックスをWindows上でMessengerを立ち上げて読むことができるのも確認した。でも、両マシン間の見え方がなんか同期してないような気がする。設定が悪いのか。
さて、問題はこれらのファイルがどこにできているのかわからない点なんだけど(笑)、作ったフォルダ名と同じファイルを検索してみると、な、なんと。$HOME
直下にファイルがゴロゴロしてるやんけ〜。ダメだこりゃ。設定を見直してみないと。とりあえず今日は寝る。
1999-12-13(月) [長年日記]
■ automount
忙しくてKondaraをいじってる暇がない。今日はまず、いろいろと誤解していた部分があったのを訂正。/mnt/cdrom
がautomount
されていたように見えていたのは嘘で、/etc/fstab
の/dev/cdrom
のところを何かのはずみでautoにしてしまっていたのが原因(元はnoauto)。つまり、automount
なんて働いてなかったの(爆)。noautoに戻してrebootしたら、ちゃんと/misc/cd
でアクセスできるようになった。自動的にumountされることも、mount
コマンドで確認可能だ。
■ shutdown
次。shutdown
にはrootにしか実行できない/sbin/shutdown
と、一般ユーザにも実行できる/usr/bin/shutdown
がある。おれが今まで使ってたのは/usr/bin
にある方で、これはそのユーザのパスワードを聞いてくるようになっている。Xにも対応していて、X上で実行するとパスワードを求めてくるウィンドウまで開く。てことは、sudo
入れる必要はなかったんかいっ。でも、なぜか他の端末からtelnet
して/usr/bin/shutdown
を実行すると、正しいパスワードを入れても実行してくれない。新たな謎だけど、sudo
の使い道ができたのでいいとするか(笑)。
■ IMAP
さて、今日はIMAPサーバとfetchmail
でも入れて寝るか。設定はあと。むぅ、fetchmail
とfetchmailconf
がある……入れておくか。……と思ったら両方ともすでに入ってるし。つーわけでIMAPだけ。rpm
でimap-4.5-4.i586.rpm
を入れて、inetd.conf
のimap
のコメントを外し、inetd
にHUPを送る。
$ telnet localhost imap2 Trying 127.0.0.1... Connected to localhost.localdomain. Escape character is '^]'. * OK localhost.localdomain IMAP4rev1 v12.250 server ready
となったことで、動作していることは確認できた。けど、さすがにIMAPのプロトコルは覚えてないのでこれ以上は確認できない。POP3はそらで喋れるんだけどなぁ。次なる問題は、メールボックスにメールを突っ込む方法がよくわかってない点だな。これじゃぁ、いくらIMAP対応のメーラーを入れても何も試せないよなぁ。そこでfetchmail
が登場なんだと思うんだけど、そもそも実験用のメールアカウントがない……。近々、どっかのフリーアカウントを作って遊んでみよう。
1999-12-08(水) [長年日記]
■ sudo
……とかいいながら、今日はsudo
を入れた。Vineの時に入れてみたら便利だったので。CD-ROMからsudo-1.5.9p1.intl-1.i586.rpm
を入れて、/etc/sudoers
を編集。rootにさえも書き込み属性が付いていないので注意。ファイルの中身はこんな感じ。別に外部から侵入される可能性のあるマシンじゃないから中身を公開してもよかんべぇ。
# Host alias specification Host_Alias TREETOP=spc01 # User alias specification # Cmnd alias specification Cmnd_Alias MOUNT=/bin/mount,/bin/umount Cmnd_Alias SHUTDOWN=/usr/bin/shutdown # User privilege specification root ALL=(ALL) ALL sho TREETOP=ALL
雑誌か何かで読んで真似したものなので、はっきりいってどういう意味なのか完全にはわかってないのであった(笑)。
■ カット・アンド・ペースト
それにしてもなんだ、rxvt
からkedit
にカット・アンド・ペーストできるんだねぇ。こういうことって、KDE専用のアプリ間でしかできないんだと(根拠もなく)思いこんでたわ。ちなみに、rxvt
ではマウスの左ドラッグで文字列を選択すると、その領域がクリップボードに入るらしい。そして、中ボタンで好きなアプリにペーストができる。へー、ふ〜ん。おかげでけっこう便利になったよ。でもなんで逆はダメなの?