2019-09-06(金) [長年日記]
■ Jリーグチケットは正当なメールアドレスを受け付けない
(この日記を書いているのはなんと10月1日という……日記ビハインドが一ヶ月近いなんてひさびさだ)
わが川崎フロンターレも後期からついにシーズンチケットがデジタル化されて、ICカード1枚が郵送されてくるだけになった。めでたい。いっそアプリ化してくれてもいいんだけど。
で、その余波として行けない試合のチケットを譲渡ないし転売できるようになった。リーグ2連覇していまや毎試合チケット完売しているありさまなので、無駄な空席が出ないのは助かりますな。チケット譲渡・転売の手続きをするにはJリーグチケットのアカウントが必要なので、さっそく登録……しようとしたらエラーになった:
おれは訓練されたインターネットユーザなので、この時点でピンときてはいるんだけど、いちおう念の為サポートに連絡してみる。翌日届いた返信がこう:
Jリーグチケットでは、@前の1文字のみの登録は許容しておりませんので、別のメールアドレスでご登録いただけますでしょうか。
「@の前」ってのはローカルパート(local-part)つって、最大64文字という制限はあるが、空でなければ小さい方の制限はない。1文字でも立派なメールアドレスである。それってインターネット標準に則ったメールアドレスを拒否するってことでしょうか? と念のためもういっぺん聞いてみた:
Jリーグチケットにて提供しているサービスにおきましては@前のご登録は2文字以上とさせていただいております。
(ため息)
そんな変態メールアドレスを使っている方が悪いという指摘もあるだろう*1。そのとおり!(笑) 独自ドメインなのでもっと長いアドレスは好きなだけ作れるし、今回はGmailのアドレスを使ってサクっと登録しなおしたので、当面の用は足りている。
それでもこんなメールアドレスを使っているのは、いわば炭鉱のカナリアみたいなものである。ちゃんとRFCを読んで実装するサービスであればこんな妙な制限がつくわけはないし、RFCを読んだり準拠したりする習慣がない組織は、往々にしてその他のガイドライン──例えばIPAのセキュリティガイドラインとか──にも従っていない可能性が高いだろう*2*3。
そういうヤバい臭いのするサービスには、できるだけ本物の個人情報は預けないとか、クレジットカード情報を保存しないとか、どうしてもカードを使わなきゃいけないときには限度額の低いものを使うようにするなどの自衛策がとれる。そういう臭いを感じ取るために、こういうメールアドレスを使っているのである。あ、もちろん「短いメールアドレスかっこいい!」というのが一番の理由だけど。
*1 なお、この手のメールアドレスを使うようになったのは、いまはなきLinuxディストリビューション「Kondara」の開発チームの真似である。あと、セキュリティ界隈でときおり見かけるSQLインジェクションを誘発させるメールアドレスに比べればぜんぜんかわいい方ですよ。
*2 ちなみにJリーグチケットの運営元はJリーグのオフィシャルチケッティングパートナーであるぴあなので、ぴあがそういうカルチャーなのだと思われる。怖いので来年からは別のベンダーにして欲しいですね。
*3 なお過去にこれと同じ制限にひっかかったサービスで覚えているのはForkwell。問い合わせにすら梨のつぶてだったので、もちろんすぐに退会した。なのでいまも制限が残っているかどうかは知らない。
2019-09-04(水) [長年日記]
■ THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops! DAY2のLVへ行ってきた
昨日に引き続きTOHO日比谷でLV参加。
昨日セクシーギャルズの新曲サプライズ発表があったことから今日もなにか仕掛けてくるんじゃないかと疑心暗鬼(?)になったPたちの、もっぱらの予想は「かりりんサプライズゲスト & ワンステップスに新曲」である。たしかにかりりん、今日はまだTwitterで発言してないし、ワンステップスはグッズまで売ってるから、状況証拠的にはアリなんだけど、セトリ的に入れる場所ないでしょ、だいたい今日はソロが1曲分多いんだぜ? ……で、もちろんそんな発表はなく*1、というか当のかりりんは別のプロデュースをしていたという(笑)。
2日分あるのは最近では珍しい、中里キリさんのレポートを参照しつつ、記憶に焼き付いてるパートだけ(これ書いてるのもう1週間たったあとなので……とほほ)。
TOKIMEKIエスカレート~DOKIDOKIリズム
なんといっても最初のトピックはこれよねー。城ヶ崎姉妹+久川姉妹ユニットによる姉妹ソロ曲メドレー。うひゃー。なんか曲の途中で「TOKIMEKI」コールが来て混乱してたら耳慣れたイントロが流れてメドレーだと気づく仕掛けも良き。こんなに早く姉妹対決(?)が見られるのも良き。花道を手をつないで駆ける久川姉妹とか、負けじと(?)電車ごっこをする城ヶ崎姉妹とか、オモシロかわいいシーン満載だった。
なおその後のラジオで「TOKIDOKIエスカリズム」と内輪で呼ばれていたことが判明している。
谷の底で咲く花は
今日イチの注目株だったほたるのソロ初披露。発声の難しいほたるの声でおまけにリズムでごまかせないバラードというだけでなく、さらにダンスというよりは舞いとも言うべきゆったりした振り付けの三重苦。おいおい新人に任せる曲かよ……という。スパルタにもほどがあるでしょ、アイマス……。
案の定、声は震えて音程も外れ、ダンスはぎくしゃく(涙声で床に座り込んだときはもうダメかと思ったがあれも振り付けだったようだ)。だがね、最後まで折れることなく歌いきり、前を向き続けたというだけでも立派。誰もが感動するパフォーマンスで、クオリティだけがアイドルの評価基準ではないということを身を以て示したと思う。なによりここがスタート地点。これから幾度となく歌うことになるこの曲が、どんなふうに変化していくのか楽しみだ。
でね、そのあと1曲おいてミス・フォーチュンの2人で「キミのそばでずっと」なわけだけど。トロちゃんは当然まだ動揺を抑えられてないから、途中でまた涙声になるわけ。そこで隣にいるらなちゃが、つられてもらい泣きをしそうになるも、ぐっとこらえてトロちゃんを引っ張る。いやもう、ほんの1年ですっかり先輩になったらなちゃをみて、見てるこっちが泣く番だよ。今日イチ感動的なシーンだったね。
MC
途中のMCはるるが回していたんだけど、歌唱メンバを紹介するときにいちいちそのユニット名を添えるだが、これがもう、ほぼ聞いたことのないユニットばっかりで笑った。いやもちろん見てるはずだし、担当Pなら知ってて当然なんだけど、なにしろイベントのたびに無節操にライバルユニットを出してきたモバマスのこと、全部を覚えておくことなんてできないわけ。これはなかなかオモシロ体験だったので今後もやって欲しいね(笑)。
最後のMC、昨日は「初登場組」、今日は「今公演かぎり」のキャストのみが行うという変則運用。もう、毎回30人近くの出演者からコメントとるのは不可能なんだよなぁ。寂しいけど、最近はほぼ全員がTwitterをやっているので、ほぼ即日でコメントやオフショットがもらえるからいいとはいえ……。
で、そうなるとベテラン勢がほとんどいない顔ぶれになるので、わりと湿度高めなMCになる(笑)。ひーちゃんが何か口に出すたびにリカチマルの顔を見るの、尊すぎてめまいがした。あと柚はぜったい泣かないと言いつつ、「TAKAMARI☆CLIMAXXX!!!!!」でセンターを任された喜びをボロボロ泣きながら感謝していたらりとか(スイカに塩という謎名言付き)、なんだかんだ言っても「今この瞬間を切り取る」こういうシーンは、ライブに必要だよなー。
etc...
- 最初の挨拶でふーりんの背後でピントの合ってない謎の動きをしている影があって、それがもうひと目で「あ、らりだ」ってわかるのがオモシロすぎる。存在自体が柚だよあの子。
- 昨日書き忘れたけど「Halloween♥Code」が全員ネコミミ装着!! オリメンに欠けるみくのことを、ネコミミを身につけることで表現するの嬉しいねぇ。このときばかりはウサミンも耳を付け替えていたのが最高に面白かったし、リスペクトがあってとても良い。
- 初披露の「ヒカリ→シンコキュウ→ミライ」良かったですなー。しのしー、ついつい4thの印象で記憶しがちだけど、実際はめっちゃ上手いので、実力を発揮できるととても聴き応えがある。
- 「ましゅまろ☆キッス」がきらり&のり子デュオなのは良かった! 例の☆付き棒のかわりにちよちーが持っているのはドーナツの付いた棒で、しかも最後にはそれぞれがマシュマロとドーナツを頬張るというね! 大坪社長がいなくても食うのかw
- しまゆきの「追い風Running」、すでに何回か見てるけど、あいかわらずの「ザ・アイドル」で感心してしまう。最後の投げキッスはだいぶ死人が出たと思う。
- 凛のソロがなかった!! ふーりんは今回「全通」だからきっとどこかで歌うし、そもそもソロ曲がポップス枠じゃないからということだろうけど、大胆セトリだわ。
隣がだいぶ若くて元気いっぱいな人だったんだけど、「ましゅまろ☆キッス」の振りコピを知らないとか「小さな恋の密室事件」で最初から赤を振ってるとかなので「お、新規参入か、いいぞいいぞ~」って思いながら見てた。アニメ放送後にも順調にP人口が増えてる感があって良い良い。
MCが長引いたので今日は4時間超えたかな? 打ち上げがないのですぐに帰れたけど、さすがに翌日ふつうに出社するのは厳しいな(笑)。今日も代々木上原の松屋で丼ものをかっこんで帰宅。
*1 新イベントの発表時に出たシルエットは明らかにワンステップスだったので良しである(まぁそこは予想の範囲内だしね)。
2019-09-03(火) [長年日記]
■ THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops! DAY1のLVへ行ってきた
この業界(?)には「推しは変わるものではなく、増えるもの」って便利なことわざがありましてな。アイマス的には「推し」じゃなくて「担当アイドル」なわけだけど。シンデレラのPaには長らくこれといって担当がいなかったんだけど*1、久川凪がねぇ、いいんだわ。よっしゃ颯と姉妹まとめて面倒みたろうかい!ってところに、今日の初ステージ。千葉公演には他に担当が出てないから、当面の目標は定まった。
デレステ4周年の記念日に合わせたのか、それとも本当に都内の大型イベント会場は押さえられなくなってきているのかわからんが、平日夜というハードルの高さをものともせずに行ってきた。といっても職場から比較的近いTOHOシネマズ日比谷だけど。初めて行ったけど、スクリーンによって建物が違うとか、シネコンとしてはなかなかひどい構造であった。あとやっぱりバルト9とかと比べると客の熱量が一段落ちる。
今日の分もいつものように中里キリさんのレポートが出ております。現地組から「サイドステージがある」って情報が送られてきたとき、即座に「舞踏会!?」って思ったよね。縦に長くて全面フラットな国際展示ホールだと、こういう構成はかなり活きると思う。
miroir (久川凪・颯)
登場したときから目を奪われる。「かわいい」以外の語彙がない。とくにひーちゃん、顔立ちがあどけないから、本当にそこになーがいるかのよう。二人ともちゃんとヘアスタイルをキャラに合わせてきてるだけでなく、なにより今回の千葉公演専用衣装がスカイブルーのストライプにピンクの縁取りで、まんまmiroirのカラーなのがまるで専用衣装のようでかわいさマシマシ。
今公演の「Comical」部分は「リアルシンデレラガールズ劇場」と銘打ってのステージ上でのコント集なんだけど、そこも自己紹介っぽく二人で登場。凪のとぼけた表情、テンション高めの颯の立ち振る舞い。雰囲気たっぷりで「よしよし」と謎のP目線。
そしてお待ちかね「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」。実のところ、あまりにすばらしくて逆に記憶が怪しい。あの難しい曲、シンクロ率高めのダンスをよくぞここまで。どれだけ練習積んだんだ。どこをとっても「これがおれの見たかったmiroir!!」。最後のMCで「エモい感想ははーちゃんに」と無茶振りするところまで含め、今日の久川姉妹はカンペキだったよ。はぁ、すぐにでもまた見たい(明日もあるけど)。
Gossip Club
まったく聞き覚えのないイントロに乗って三人のシルエットが浮かんだとたんに「セクシーギャルズだ! 新曲だ!!」ってわかったのは、たぶんセンターのななみんのポーズがあまりにキマっていたからだと思う。今のアイマスで、ポージングに関して彼女の右に出るものはいないのでは。自身の魅力を完全に把握してるよね、おそるべしアイドル力。
サプライズ新曲は予想してたけど、それはたぶん来週リリースされる唯のソロ曲だと思っていたんだよね。そっちは結局「Radio Happy」だったので空振りだったんだけど*2。それにしても、ギャル成分よりセクシー成分多めのけっこう大人っぽい曲だった。かなり好き。そもそもセクシーギャルズが大好きだし。たぶん次のイベント曲だろうなぁ。楽しみすぎる。でも曲名はちょっとチアキングみがある(笑)。
LOVE☆ハズカム
今回楽しみにしていたソロ曲。自己評価低めでたくみん頼りになりがちな里奈にとって「アイドルになるための触媒」みたいな曲なので。じっさい今公演にははらぼぅがいないので、たくみんのいないソロステージで頑張る里奈を描いたデレステのコミュとまったく同じシチュエーションなのも良いじゃないですか。
MCでは(初めての一人で)怖かったと言っていたけど、実際のステージはそんなことをぜんぜん感じさせない堂々としたもので、4thから知らぬ間に成長していたんだなぁと感慨もひとしおだ。
Orange Sapphire
今回、しんげきの新EDはできるだけオリメンを保ちつつ、他の属性曲は越境をばんばんやって面白かったんだけど(もっとやって!!)、中でもOrange Sapphireは「おっ」というメンバで実に良かった。5人がすべて昨年以降に加入した「新入りのみなさん」で、しかもセンターステージ。これはつまり新人にオレサファの山火事を体験させるって体裁じゃないか。なんかこう、儀式というか通過儀礼っぽい。
タブー度外視、遠慮会釈なしに新しい挑戦をやりつつ、こういう「カルチャーの伝承」みたいなこともシレっと入れてくるバランスが好きだね。もしおれが現地にいたら、いつもよりUO多めにへし折って「これがシンデレラ自慢の山火事じゃい!」って見せつけてやったと思う。
etc...
- キャストのヘアスタイルを見るのが楽しみ。さーやんがおでこを出さないのは「出さなくても関裕美を表現できる」という自信の表れか。るるはピンクのツインテールをやめたけど、これ「家でくつろいでるときの美嘉」じゃん。亜美菜は最近ショートになったはずなのに長い髪(ウィッグ)でびっくりした。麻夏は逆に長い髪をきっちりまとめて千枝らしさをしっかり表現。
- ソロは2曲目を過去複数回演ってる組は1曲目をデュオないしトリオで歌う構成でこれも楽しかった。「あんずのうた」で杏とウサミン夢の共演!!(笑) 明日の凛はどうするんだろ? ネバネバのデュオとか面白いと思うけど相手が思いつかん。
- ソロ初披露曲もどれも良き。「to you for me」は亜美菜まさかの落涙で動揺したけど、それでも最後まで途切れることなく歌いきって立派。ありすの心へダイレクトにくる曲だもんねー。
- 最終ブロックの7連続ハイテンション曲はさすがに死んだ。というかその前だって(リアルしんげきを挟むとはいえ)24曲ノンストップだし、年寄りにはきつい……まぁ楽しいからいいんだけど。「LOVE & PEACH」にはびっくりした。カバーをやるのすごい久しぶりでは。
現地組と合流もできないので、LV組は今公演打ち上げなし。さすがに空腹で死にそうなので、途中代々木上原で降りて松屋のごろごろバターチキンカレーを食べた。評判どおり美味いねこれ。食べながらネットごしにみんなで感想戦。
◆ tSU_RooT [>なお、この手のメールアドレスを使うようになったのは、いまはなきLinuxディストリビューション「Kondara」の..]
◆ ただただし [え、「そういう」ってどういう理解!?]
◆ tSU_RooT [>え、「そういう」ってどういう理解!? ディストリビューションの開発以外にも、ちょっと尖った事をやって啓蒙してみ..]
◆ ただただし [尖ってたのは確かだけど、1文字メールアドレスは単に短くてクールだったからだと思いますw]
◆ とおりすがり [でんすけがどこぞの外国人の真似してd@で垢申請したらみんな真似ただけ。]