2019-02-23(土) [長年日記]
■ 川崎 0-0 FC東京@等々力陸上競技場
J1開幕。
フロンターレもリーグ2連覇ということもあって後援会の会員数がスタジアムのキャパを大幅に超えてしまい、なんとシーズンチケットが抽選制になるという異常事態。いちおう以前のシーチケオーナーは席種が現状維持ならキープという優遇策が取られているが、我が家の選択はメイン指定席へのアップグレードだった。いやもう、等々力は混みすぎて、自由席を確保するために3時間も前からスタジアム入りするのはつらいんよ。
で、運良く抽選にも当たったので、今年はずっとこの席からの観戦になる。武蔵小杉の摩天楼がよく見える。2F席のわりと端の方だけど、雨風は(たぶん)しのげるし、なにより1時間前くらいに来ればいいから気が楽で良い。もっとも今日みたいにイナゴ軍団が来る日にはフロンパークの食べ物はあらかた食い尽くされているのだけど。とほほ。
試合は終始攻めてはいたものの勝ちきれずドロー。まぁ序盤は負けなければ良い良い。ダミアンもマギーニョもXEROX杯のときほど走りまわらず、長いリーグ戦ではちゃんと体力消費を計算して動くんだな(笑)。チーム全体に大きな欠陥もないし、地に足の着いた試合をしてくれればいいですよ。個人的に応援している登里がまだ出場機会がないのだけが気にかかるけど。
2019-02-22(金) [長年日記]
■ はやぶさ2、リュウグウへのタッチダウンに成功
ゆうべの帰りが遅かったものだから、予定時刻の8時直前に起き出してPCを付け、中継を見始めたらすぐに管制室で拍手が起こってどうやら成功したようだとわかる。初号機のときとはずいぶん違ってあっさりだなぁ(笑)。……とか思っていたら、管制室内で上のような紙が掲出されて、笑ってしまった。まぁ先代の大きな肩に乗ってるんだもん、これくらいスムーズじゃなきゃ困りますよ。
というわけで、はやぶさ2が無事リュウグウへのタッチダウンに成功。どうやら「弾丸」の発射もされていたようで、先代と比べて採取できた試料の量もだいぶ多そうだ。
といっても決して楽な旅ではなかったわけで、先代のような故障こそなかったものの、リュウグウがあまりに岩が多くて平らな着陸可能地点がほとんどないことがわかってから、昨年中に行う予定だったタッチダウンを延期して地表調査とシミュレーションを続け、ようやく決まった着陸地点がなんと6m四方。野球のマウンドくらいの広さらしい。
のちに公開された写真によれば、ほぼずれなくドンピシャな場所に降りたらしくて、とんでもねぇ精度だよ。光の速さでも10分以上の距離だぜ?
ともあれ、あとは無事に帰ってきてくれることを祈るばかり。
■ 駅メモが猫の日にはっちゃける
猫の日なので我らが前川みくの誕生日なわけだがそれはそれとして。なぜか駅メモもやたらと猫の日推しで、ニャッシュの経験値が普段の「2222%」になるというキャンペーンを開始。まぁ猫キャラではあるが、こんなにフィーチャーされるでんこって、他にいるの? 新参マスターなのでなにがなにやら……。
ともあれ、ニャッシュは電友枠を増やすという特殊スキル持ちなので、Lvを上げると電友からのボーナス獲得数が上がる。せっかくなのでメいっぱいあげさせてもらいましょう。
ってことで朝の出勤時間帯からせっせとアクセスしまくった結果、帰りを待たずにカンストしてしまった。これで電友枠は21になった。いまでも使い切れないほど電池があるのにどーすんだ(笑)。
2019-02-21(木) [長年日記]
■ OSSライセンスMeetup Vol.2「実録:GPL違反とその対応を振り返る」へ行ってきた
つい最近、仕事でGNUライセンスがらみのインシデントがあって疲弊していたところ、タイムリー(?)にこんなイベントが目に入ったので参加。初回はぜんぜん気づかなかったなー。
ライセンス話だとよく見かける人たちも多数参加していて、ライセンスみたいな汎用的な話題でもコミュニティに偏りが発生しているのは興味深いです(良くはない)。場所は以前OSS Gateでもお世話になったサイオス。さほど駅近じゃないので移動がけっこう大変だけど、開始時間を遅くされると早めに帰らなきゃいけなくなるから難しいところだ。
イベント説明に「2002年のGPL違反」と書いてあったので予習しようと思ってググったら、Sigma Designの件とエプソンコーワの件*1が出てきたけど、講演者の経歴からいって後者かな(←あたり)。かくして当時エプソンコーワの現場にいた人の口から、17年の歳月をこえて数々の証言が語られたのだった(めっちゃ面白いオフレコ話もけっこうあり)。資料はこれ。
騒動の概略は上のスライドのとおり、ソースコードを公開したくないライブラリとGPLのモジュールをリンクして公開してしまったところにあるのだが、GPLだったgettextをLGPL版に差し替えて、全体に独自ライセンスを設定して再リリースすることで回避した……というのが技術的な話。gettextがGPLのままだったら確実に死亡していた案件なんだけど、初期のGPL版を入手したユーザからソースコードの要求はなかった、というのがこの件の本質じゃないかと思う。
当時のLinux(とりわけデスクトップ)界隈の雰囲気としては、盛り上げてくれる企業の参入は基本的に歓迎していて、OSSとの付き合い方におっかなびっくりの企業を温かく見守ってる感じがあった。なかでもエプソンはOSSへのコントリビューションも少なくない「優良企業」で、そういう会社がプロダクトレベルの製品をなんとかLinuxデスクトップに送り込んでくれた感謝みたいな気持ちと、すばやく対処してライセンス問題を解消してくれた行動力への賛辞が、彼らを窮地に追い込まずにおいたのではないかと思う。技術的な話ではなく「OSSコミュニティに真摯に向き合い、誠意を持って付き合え」という非常に情緒的な話であるし、これってけっこう今でも通用する話だと思う(とくに最近批判が高まっているクラウドベンダーのフリーライドっぷりをみるにつけ)。
後半は講演への質問タイムと、OSS(ライセンス)との付き合い方に関するディスカッション。けっこう参加者が多くてディスカッションをまとめられる感じではなかったのが残念。こういうのをやろうと思ったらMax 10人だよねぇ。それでもいろんな知見が語られて、刺激は多かった。
中でも盛り上がったのが、Contributor License Agreement (CLA)をどうするかという話。とくに企業が公開するOSSでは避けて通れないCLAだが、FSFみたいに厳密な契約書を交わすタイプから、READMEにチョロっと書くレベルのものまで、さまざまなものがある。「途中でライセンスは変更しない前提」なんてプロダクトもあった。法的拘束力を重視するとコントリビューションの敷居が際限なく上がってしまうし、落とし所が難しい。法務部門と協議してバランスとるしかないねぇ……という感じだ。
このイベントは少なくとも次のVol.3まではやりたいという関係者の話を聞いたので、次回もできるだけ参加したい所存。
あと宮田さんはいまCloudGarageの中の人ってことなので、こないだ作ったgemの話などをしつつ、DAP制度へのお礼なども直接できたので良かった。
*1 どっちも/.Jのページが出てきてさすがという感じである。当時の他のニュースサイトはほぼ死んでる。