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ただのにっき


2017-10-09(月) [長年日記]

映画「Hidden Figures」を観てきた

マーキュリー計画を扱った作品に「アポロ計画」の副題をつけてしまった大失策を仮になかったことにしても、「ドリーム」なんてタイトルはワースト邦題オブ・ザ・イヤー間違いなしなんだけど*1、とはいえ邦題が作品の出来を決めるわけではないし、せっかく宇宙計画を扱った映画を観ないわけにはいかない。まぁ、アポロとマーキュリーの区別もつかないような人たちをターゲットにした作品だと思わせてしまった配給会社の罪は重いが。

映画の出来としては「まぁまぁ」かなぁ。史実を元にしたフィクションだと断っているが、あまりにタイミングよくいろいろと起きるし、予備知識なしで観てもかなり脚色が入っているのはわかる。おかげで印象としては「TVドラマみたい」。ザッピングされないように頻繁にイベントを起こす。黒人カルチャーが色濃い場面だけで黒人音楽をかける。主人公たちは悪役ともかならず仲直りする。わかりやすい。あれれ、配給会社のターゲッティング、それほど間違ってなかったのでは(笑)。

調べてみると史実とは相当異なっているらしく(WikiPedia調べ)、そもそもあの時代のNASAにはあそこまでの人種差別はなかったという点においてはかなり脱力。ジョン・グレンがかっこよすぎだなぁと思いながら見てたけど、アメリカ人がライト・スタッフを毀損するような描写をするわけがないし、そういう点でいかにもアメリカ人の心をくすぐりそうな作りなのかも(と想像)。

宇宙モノとしてはなかなかよく描けていたと思うし(風洞実験室のカプセルとか実際に作ったんだよなぁ?)、こんなに軌道屋が活躍する映画はそうないのでは。数式バリバリの黒板とかも臨場感は高かった。もっとも、打ち上げや着水の映像は当時のままのものを使っていたりして、その落差にはちょっとシラケた。ああいうシーンはもう、現在の映像化技術でばりばり作り直しちゃう方が好きだね。

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Tags: movie

*1 かみさんから「ドリームを観に行こう」と言われて「お、そうだな」とすぐにスマホで検索しようとしたそのときにはもう邦題を思い出せなくなっていたくらいに薄い印象しかない。


2017-10-08(日) [長年日記]

THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! Day2のLVへ行ってきた

パンフと会場限定CD

今日はバルト9で。昨日のLVをみて「あー、現地に行きたかったぁぁぁぁ!」と悔しくてしょうがないけど、武道館の座席は有限の資源だからしょうがない。でも悔しい。

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今日は冒頭からきましたね! 若林神の隣にはメガネをかけたべーせん!! 似合う! かわいい!! で曲は「いっぱいいっぱい」と思いきやまさかの「MEGARE!」……ってダジャレかーい(笑)。いや、実は「MEGARE!」はアイマス曲の中でも十指に入るほど好きなのでぜんぜんおっけーなんだけど。紗代子は自身の劣等感からメガネを外してステージにあがっているけれど、それが律子の隣ならメガネをかけたまま立てるって演出がいいじゃありませんか。はー、ありがとう、ありがとう……。

「リフレインキス」でこっこだけ半拍ほどずれているのに気づいて「あ、イヤモニのトラブルだ」とわかったけど、次第にずれがなくなって、終盤の諏訪ちゃんとのユニゾンはきっちり揃っていたから「直ったのかな?」と安心したが、その後のMCで先輩なら諦めずに歌い切ると思ったこと、客席のサイリウムの動きをみてリズムを取ったことをが語られてびっくり! なんだよそれ、マンガかよ!! ドラマだなぁ。会場のおれら、知らず知らずにいい仕事してるじゃん。こりゃ泣くわ。うえーん。

「マリオネットの心」はなかなか面白かった。両チームの中心ユニットの奔放な末っ子、美希と翼のデュオ。最初、あっきーはあまり声量も迫力もなく「ブランク長いし、Machicoとの差は大きいかな」となかばあきらめていたけど、Machicoの遠慮なしの全力にあてられたのか次第にエンジンがかかってきて、中盤以降はガチのぶつかり合い。最初はなめてかかってた美希が後輩にあおられて本気になった……みたいな展開で熱かったね! キャラクタ性を背景に、勝手にいろいろ想像できる、アイマスならではのライブの楽しみ方。

「arcadia」。ミンゴス、天、こっこという実力派ユニットに放り込まれた新人こーりーという固唾を呑んで見守ってしまうような展開だったが、彼女はライブの冒頭からずーっと「楽しくてしょうがない」という笑顔でまったく固くなる様子もなかったから、心配することは何もなかった。まさに歌織らしいのびのびとした歌声で、先輩たちにまったく臆することなく実力を発揮。こんどの新人たちはほんとすごいし、新人を楽しませて初舞台から実力を発揮させてしまうチームワークがまた素晴らしい。

「Eternal Harmony」のユニットに、ついにオリメンのミンゴスが入った! この曲は大好きだから、これはほんとに嬉しかった。人数多すぎてやや大味になってしまった感はあったが。

うーん、今日のセトリはどの曲にも触れたくなってしまうな。「メリー」のユニット、イントロで曲がわかって、手元のペンライトを灯してはじめて意図がわかるのは面白かった*1。予告されていた大人組のユニットで「おとなのはじまり」というのは予想していた人も多くてそのとおりだったけど、こういうクスクス笑ってしまう系の遊びが随所にあるのもお祭りらしくて良い。

「ジャングル☆パーティー」最高に楽しかった。若林神が神と呼ばれるゆえんがわかるというか、彼女のダンスは芝居の動きなので、ただの踊りにとどまらないからこういうステージでは抜群に映えるんだよなぁ。今日のキャストの中で、いちばん動きが大きくて目立ってたんじゃないかな、最年長なのに。やっぱり神はすごい。

そして「アライブファクター」。昨日「ハルカナミライ」をやったので、今日これがかかるのは確定だったが、いやー、すごかった。すごかったし、「マリオネットの心」との対比でも面白かった。こっちは逆に、冒頭からミンゴスがフルパワーの本気で煽りまくる。先輩だから余裕をかますとか、そういう手加減はいっさいなし。ころあずも決して手を抜いていたわけじゃないけど、対象的に大人しく感じられてしまう導入だったのが、ミンゴスに「もっと、もっと!」と煽られ続けてどんどんテンションがあがっていくのが目に見えてわかる。結果的にとんでもない「バトル」になって、聴いてるこっちは大満足だ。というか、歌い終えたときのミンゴスの満足そうな顔ったらなかったよ。歴史に残るセッションだった。


全体的に「そうそう、こういうライブが見たかったんだよ~」という感想で、数日後にこれを書いてる時点の飢餓状態がひどい。こんな企画、そう頻繁にはできなさそうだし、次に見られるのはいつになるのやら。

今回は765プロに閉じた企画だから自然だったけど、別に765+シンデレラとか、765+315とか、315+876(!)とか、「フェス」という体裁ならプロダクションをまたいでもなんの問題もないわけで、どんどんやって欲しいよなぁ。全コンテンツ合同となるとかえって薄まってしまうから、2コンテンツくらいがちょうどいい気がするよ。

「今日は鍋の指定なかったねー」といいつつ普通の居酒屋で打ち上げ。もやし炒めがあるときは無条件で注文するのです。やよいが出てたのは昨日だけど。

もやし炒め

*1 律子・雪歩・ひなたで緑・白・赤のクリスマスカラーになる。


2017-10-07(土) [長年日記]

THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! Day1のLVへ行ってきた

「765ALLSTARSとMILLIONSTARSが合同で武道館2Daysライブ」という夢のようなイベントだが、現地チケットも(当然)夢のようなものになってしまい、わさますでも1組しか現地に行けてない。それどころかいつものバルト9の席も十分に取れなかったので、今日はおれだけTOHOシネマズ新宿だ。

でもいいんだ、このフェスは、当日に同じ時を共有するだけでも十分以上の価値がある。こんなすごいライブはもうしばらく見られないのでは。というくらい感激した。はー、数日たってこれを書いてる時点でもまだ夢みたい。

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しょっぱなの「神SUMMER!!」からしてもうすごいし、「アニマル☆ステイション」のかぶりものが3人とも超かわいかったんだけど(特に響 with ハム蔵)、個人的には「スタ→トスタ→」でやられた。亜美・真美が歌う曲が「双子として」ライブで歌われることは決してないが、百合子と杏奈というミリオンの仲良しふたり組がそれをかなえてくれた気がして、この時点で「このライブはとんでもないものになる」と確信しつつ、はやくも感極まってしまった。

そして「I Want」。ジュリアのギターを伴奏にするなんて、想像もしてなかった! 春香自身による「I Want」自体もすごい久しぶりなのに加えてこのサプライズ。7曲目にしてこのライブの白眉だよ。死ぬ。死んだ。あーもう、すごすぎる。

この調子だとまた全曲コメントしそうになるのでグッと飛ばして響 & 紬の「shiny smile」。ぬーにしっかり付いていって、きっちりこなす新人ばなれした南ちゃんすばらしい。ついでにあんなに美人で歌も抜群に上手いのに、全先輩を押しのけてダントツのポンコツぶりもまた良い(笑)。

仁後ちゃんいるし、やるだろうとは思っていた「キラメキラリ」が、ぽぽちゃんとのデュオ。あの弾けるようなダンスのぽぽちゃんは仁後ちゃんの後継にまさにぴったり……と親のような気持ちで眺めていたらギターソロの愛美乱入で卒倒するかと思った。いやそうだよ、ここでやらずにどこでやるという演出だけど、まったく予想してなかった。そもそも今日2曲目、そればかりかかなり難易度の高い演奏で、もう「仰天」としか言いようがない。心のなかで「バンドリありがとう、ありがとう」とつぶやいていました*1

「Raise the FLAG」を765ASで。オリメンが2人もいる今日のメンツで、あえて先輩たちだけに歌わせてその表現力の差をまざまざと見せつける、ある意味残酷なセトリなんだけど、そのあとの「ザ・ライブ革命でSHOW!」でがっちり若さを見せつける演出の妙にうなる。

そして「Beat the World!!」はね、戸田ちゃんが宏美さんが出てくる夢を3回も見たとTwitterで発言していたせいで、まったく隠せてなかったよね(笑)。まぁこの2人がいてやらなかったら暴動ものだ。それほどにこの曲にかける戸田ちゃんの不安と意気込みは、途中で感極まって泣きそうな顔になっていたけどきっちり最後まで歌い切って、真の背中をあずけられる頼りになる後輩の誕生を見られた。真Pの一人として嬉しいよ。

あとね、今回は衣装がすごくいい。同じデザインベースで、765が青系、ミリオンが白系。パンツやスカートの丈はまちまちで、ブーツも黒と白。明確に違うけど同じチーム感はばっちり。それぞれのチームのブローチが襟にあしらわれていたり、ブーツの紐がキャラカラーだったり細かい気配りもいい感じ。いつも765ASの衣装はキャラカラーの主張が強すぎて「お遊戯会」みたいになりがちで好きじゃないんだけど、それがないだけでも嬉しい。なおキングだけなぜか(?)胸元が大きくあいていてぜんぜん別デザインになってたのは笑った。いつもなら「あずささんはもっと清楚だから」とか言いそうなところだけど、今回は変えたんだな。さすが大勢の中でもちゃんと目立つ心得があってすごい(笑)。

最後になるけど、今回びっくりするほどダンスが上手くなっていたぜっきーに触れたい。いまだに1stライブのときのことをいじられるけど、もうそんな片鱗はいっさいないばかりか、誰よりもキレのあるダンスを魅せてくれる。何年も継続的に見ていて、突然「化ける」人をみるとほんと嬉しくなる。明日は誰が化けるだろう。

全体的には「古参に優しい」セトリだったという印象だけど、こうして眺めてみると曲もメンバも新旧バランスよく、凝りに凝ったものだとわかる。


モツ鍋

最後のMCでもちょがモツ鍋が好きと発言したので、現地&バルト組と合流しての打ち上げは、必然的にモツ鍋となりました(笑)。

明日はバルト9、わさます勢8人で! 事実上このライブは「足掛け2日間にわたる合計8時間のライブ」なので「続きはまた明日」という気分である。

*1 愛美は最近バンドリの武道館ライブなどを経て、かなりの数の曲を短期間で入れる訓練を積んでいて、それが今回の演奏につながっていると思う。かつてディレ1は声優たちに「アイマスの仕事を優先するな」と告げていたそうだけど、結果としてよその仕事がちゃんとアイマスに返ってくるって知ってたんだろうなぁ、ディレ1は。


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