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ただのにっき


2015-03-24(火) [長年日記]

ドーラ、散歩の味をしめる

[写真]玄関ドアの前で出撃待ちの二匹

帰宅するとすっ飛んできたグスタフが散歩をねだる、というのが日常風景になっているのだけど、最近はそこにドーラが加わるようになってしまった。以前は外に出るのもいやがるくらいの内弁慶だったのに、どういうわけか散歩の味をしめてしまい、グスタフといっしょに出かけたがる。

とはいえ一緒にリードをつけて連れ出しても同じコースを回ってくれるわけもなく──グスタフは家のあるブロックを一周するくらいの「遠出」をするけどドーラは庭の草を噛んだり匂いをかいで回る程度──けっきょくは別々に連れだすしかない。先住猫優先の原則は絶対なので、まずはグスタフを連れ出していつものコースを回ったあと、リードをつけかえてドーラを連れ出す。

最近は暖かくなってきたから良かったけど、今日みたいに寒い日は熱心に縄張りを見まわっている猫に「寒いからはやく中に入ろうよー」と話しかけることになる。二匹分。変だよなー、散歩のいらない猫を飼ってたはずなのに……。ちなみにどういうわけか、かみさんに散歩をねだることはない。

おまけ。こちらはグスタフの新しい「習慣」。おれがPCに向かっていると突然飛び乗ってきて、胸のうえで香箱を組んでくつろぐの図。超近い。

[写真]人の胸の上に乗ってご満悦のグスタフ

Tags: dora gustav

2015-03-22(日) [長年日記]

映画「イミテーション・ゲーム」を観てきた

(開くといきなりYouTubeの予告編が始まるような危険な公式サイトへのリンクはしません。あと「泣けるミステリー」なんて俗っぽいコピーをつけんなコラ)

週末は映画でも観ようということになって、評判の良い「アメリカン・スナイパー」がいいねという話になったものの、夜のフロンターレの試合にかぶる時間しかなくて、次善の案としてあがった「イミテーション・ゲーム」を観てきた。映画の存在そのものを知らなかったけど、コンピュータに関わる者にとっては最大のヒーローのひとり、アラン・チューリングの生涯を描いた(史実をベースにした)フィクションである。いやー、観てよかった。この作品を教えてくれたかみさんに感謝。

フィクションだというのは、たとえばロマンスのあたりはおそらくかなり美化されてるだろうし、そもそも暗号解読器に初恋の人の名前をつけるなんてロマンチックな話は史実にはないのである*1。それでもチューリングのもとに集まった研究者たちによるエニグマ解読のドラマはなかなか雰囲気があるし、3つの時代が入り乱れるストーリーは少しややこしいもののメリハリがあって最後まで飽きなかった。

……という話であるにも関わらず、暗号の仕組みについていっさい説明がないのが潔い。普通だったら簡単な換字式暗号あたりを使って暗号化・復号化と鍵の説明をしがちなところを「なんだかわからないけどすごいもの」という雰囲気だけで押し切ってしまう(笑)。実際に稼働するbombe(っぽいもの)がレトロな「機械」らしさを持っていて迫力があるので、それでいいやという気分になってしまうのは、一般向けの割り切りとしては悪くない。

そういえばチューリングがホモセクシャルだったというのは普通に知られてると思ってたけど、かみさんは知らなかったので、この映画は腐女子向けにもっとプロモーションすべきかも知れません(やめとけ)。でも恋に目覚める幼少時代のチューリング役の子の演技はなかなかの「怪演」だったよ。

ともあれこの映画のおかげでチューリングに対して十分に感情移入できるようになったので、サイモン・シンの「暗号解読」を読み返してもいいかも。あとWikiPediaの項にある生誕100周年の記述が古いので何か知ってる人は直したらいいと思う。

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 [Blu-ray]
ベネディクト・カンバーバッチ
ギャガ
¥1,400

Tags: movie

*1 実際の名前はポーランドで先行して行われた解読手法にちなんだ「bombe」。でもその初恋の人を復元するために人工知能の研究をしていたという話は読んだことがある(けど本当かどうかは知らない)。


2015-03-21(土) [長年日記]

墓参り

彼岸なので墓参りへ。どうせ来週は一周忌なんだからまとめてやればいいじゃん、ムダじゃんと思うのだが、そういうものではないらしい。宗教は理屈じゃないので面倒だ。ほんと理解できない。

もっとも来週は親戚も集まるので、その前に親族で集まって来週のイベントのすり合わせをできたのは良かったけど。寿司もごちそうになったし。


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