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ただのにっき


2013-08-15(木) [長年日記]

終戦の日に「艦これ」を遊ぶ

[スクリーンショット]横須賀鎮守府にある我が部屋と秘書艦の霧島ちゃん

みなさん艦隊これくしょんやってますか。うちの艦隊*1は横須賀鎮守府所属のくせに*2いまだに2-4に手こずってるわ、ソナーも爆雷も出ないおかげでE-1もクリアできないアリサマですよ。というのもアメリカ出張中はぜんぜんできなかったからだけどさ! ちゃんとSurface RTでも艦これが動くの確認しておいたのに、まさかアメリカからプレイできないとは思わなかったよ、DMMのばかー!

それはさておき、やっぱり終戦記念日の今日こそ、艦これを遊ぶべきだと思うわけです。

艦これが盛り上がってきたここ数ヶ月で、先の大戦に関するわれわれの知識はびっくりするほど増えている。主に海軍に関することに偏ってはいるものの、誰に強制されたわけでもなく、単に自分が贔屓にしている艦娘が実際はどんな活躍をしたのだろうかとググってみて、芋づる式にさまざまな情報に触れ、日々驚嘆の声をあげている。ネットの世界にとどまらず、元駆逐艦乗りとの交流に発展というような話は他にもあるだろうし、これがまたネットでまとまったものが読めるのだから、インターネット万々歳だ。

言うまでもなくそういった調べ物の行き着く先は、ほとんどの艦船が撃沈という悲痛な最後を遂げていることを知ることなわけだが、ゲームの中でも手塩にかけて育てた艦娘たちは実際あっけなく沈むわけで*3、その悲しげな最後のセリフとともに訪れる喪失感が現実の歴史に重なって、けっこうマジで「(本物の)戦争なんてやるもんじゃない」という気になる。

だいたい、燃料、鉄鋼、アルミニウムという資源をすべて遠方から運んでこなければならないという(現実を元にした)設定に誰もが苦しめられるものだから、よけいに日本が資源のない国であることを身につまされるわけで*4、太平洋戦争がいかに無茶な戦争だったかわかるというものだ。

そういえばちょっと前に朝日新聞にわざとゲーム機壊して憲法9条を学ばせようというふざけた記事が載ったそうだが、艦これ遊ばせた方がずっといいって。いい感じに現実と虚構の区別がつかなくなってる艦これプレイヤーは、きっと平和についてよく考えるようになると思うよ。

とまぁそんな堅苦しいことを言わんでも、終戦の日に艦娘たちを愛でるというのは、ちょっとシュールで趣きのある行為ではないかと思うわけです。いま新規ユーザ登録できないけどね(←古参面)。それにしてもソナーが出ねぇよ、クソー。

Tags: game

*1 秘書艦はもちろん霧島。

*2 横鎮サーバは艦これ最古のサーバ群で、ユーザ増に合わせて追加された他の鎮守府提督に対して古参面をできるらしい。どや。

*3 復活の呪文のたぐいはなし。艦これは極めて冷酷なゲームでもある。

*4 資源小国でも勝てる可能性があるのはサイバー戦争だけだと思うが、それすらも日本はだいぶ遅れている。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

Before...

いぐ [ゲームのURLを直接入力するとアメリカからでもつながるようですよ。]

ただただし [いや、ゲーム本体への直URLは試したけどダメだったんですよ。ただ、実はIPアドレスではなくタイムゾーンを見ていただけ..]

muneda [それはぜひ試してみたいです>タイムゾーン 直URLは http://defr4gment.blogspot.com/..]

ただただし [それですね >app_id付きURL そうですか、TZ変えてもダメでしたかー。帰国後TZをアメリカ太平洋時間にしたま..]

yoosee [米国からアクセス出来ないのでしばらく耐えてたんですが、各方面でのあまりの記載の多さに観念して日本のサーバにProxy..]

ただただし [やっぱIPアドレスかー。 ちなみに今日も17:00(日本時間)から新規着任(抽選)だよー。]


2013-08-14(水) [長年日記]

グスタフ、(そろそろ)満4歳

[写真]スーツケースにすっぽりおさまったグスタフ

(拾われた日から逆算して)だいたい今日あたりがグスタフの誕生日。満4歳。夏の体重は7.4kgで変わらず、その他も去年とほぼ変わりなく、しごく健康に過ごしております。

そうそう、おれがアメリカから帰ってきてからだと思うのだけど、夜中にとつぜんベッドにあがってきて、おれの懐のあたりで寄り添って寝ることが増えたような気がする。しばらくなでてやると満足するのかまた涼しいフローリングに戻っていくという。やっぱりしばらく留守にしていて寂しかったんですかね。正直、冬はいいけど夏にこれをやられると暑いんだが(笑)。

写真はアメリカ出張前、荷物を詰めようと取り出したスーツケースにおさまったところ。機内持ち込みできる最小サイズのスーツケースとはいえ、やはりデカい。

Tags: gustav

2013-08-11(日) [長年日記]

「ワールド・ハピネス2013」に行ってきた

(これを書き終えれば日記の遅延が解消されるはず!)

[写真]メインステージ(一部)

ここのところ毎年、かみさんが野外フェスの「ワールド・ハピネス」に行っていて、楽しかった楽しかったと言っているので今年は一緒に行ってみることにしたのだが、とにかく今年は異常な猛暑。8月の中旬に屋外で、しかも夢の島陸上競技場つったら日陰ゼロだよ。出演者の顔ぶれをみれば誰もが「お願いだからもう真夏の野外フェスなんかに出ないでください!」と頼みたくなるほどの高齢者ばっかりで、とうぜん客の年齢層も高いわけだからもう死人が出てもおかしくない。実際、開演前の待ち時間ですでに「もうダメかも……」と思ったくらいだ。

もっとも人間不思議なもので、演奏が始まると意識がそっちに向くもんだから、暑さはそんなに気にならなくなるのだが*1

個人的に白眉だったのは清水ミチコ→矢野顕子の流れ。ふたりともピアノだけあればいいというステージセッティング上の都合で出演順が並んだのだろうが、この並びで何も起きないわけがない。清水ミチコがひとりで10人分くらいのステージをこなしたあと(わかるよね?)、ステージにはしずしずと追加の電子ピアノが持ち込まれて、登場した矢野顕子とセッション! しかも曲は「丘を越えて」*2。いやー、これは嬉しかったね。

初めて聴いた中では、トクマルシューゴがリズムが面白くてちょっと気に入った。楽器の数が多くてバンドの人がすげー忙しそうだったけど(笑)。Amazon MP3に入っているからなんか買ってみようかな。

で、ラストの「The おそ松くんズ」は出演者が入れ替わりつつの混成バンドなんだけど、事前の噂にあった「スネークマンショー復活」が実現して、MCに小林克也と伊武雅刀、しかも(出演予定になかった)細野さんと教授が加わるという贅沢な演奏で、年寄りは大喜びですよ。YMOの演奏は去年のワーハピが最高だったと言われているけど、今年の顔ぶれも金輪際実現しそうにないという点では貴重なものだったのでは。

けっきょく水分を3リットルくらい飲んで、トイレには一回しか行かなかったというハードなイベントだった。お願いですから次からは屋内でやるか、時期を秋ごろにしてくださいよ、ほんとうにもう。


関係ないけど、配られた首掛け式のパンフレット(?)に工夫が凝らされていてとてもよかった。ITカンファレンスでも応用できそう。紙製、数cm角の小さなもので首からかけられるのだけど:

[写真]畳んだ状態

パカっと開くとシンプルなタイムテーブルが確認できる:

[写真]上下に開いた状態

で、それを横にさらに広げると、アーティスト紹介と、裏面には各種インフォメーション(会場案内、グッズ紹介、注意事項と交通機関の時刻表):

[写真]最大に広げた状態

これはべんりで良い良い。同じ情報はスマホでも確認できるけど、屋外だから液晶が見えにくく、こういう場面では紙に軍配があがるのだな。

Tags: music

*1 おまけに矢野顕子が雲を呼んでくれたので午後からだいぶ楽になった。

*2 古い友人ならご存知のとおり「丘を越えて」はおれのカラオケの十八番である。


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